(テイク2)
ごめんなさい。いつまで本編を書けない作者の文才のなさが悪いのです。
前回の後日談。ホワイトデー編です。
ふたたびヤンデレ注意
3月初頭
『やはり、チョコレートを貰った以上、お返しをしないといけないよなぁ』
先月、バレンタインデーに鎮守府のみんなからチョコレートを貰った。もうすぐホワイトデーなので、お返しの品を用意したいのだが、
『何あげたらいいか、さっぱりわからない』
とりあえず、みんなの欲しい物をリサーチすることにした。
島風の場合
「欲しい物?」
「ああ。福利厚生の一環で、アンケートをとっているんだ」
まさか、ホワイトデーのお返しとは言えないので、そういうことにした。
「欲しい物?外付けジェットエンジン!」
「???」
「知らないの?ブースターの力ですごいスピードが出るんだって!これでもっと速くなるよ!」
「それは無理かな?」
「そう。なら、新型高温高圧缶!」
急に現実的なアイテムになったな。
「残念だが、ウチの鎮守府にはそんなものはない」
みるみる落ち込む島風。
「えっと、何か速くなるアイテムを考えておくよ」
島風を励ます為にそう答えた。
望月の場合
「欲しい物?大学生並みの春休みかな?」
「おまえなぁ、7人しかいない鎮守府で2ヶ月も連続休みを取ったら他の子が大変だろうが!」
「わかってるよう。言ってみただけ」
相変わらずやればできる子なのにやろうとしないタイプだな
「なら、何が欲しいんだ?」
「座椅子かなぁ。アレならオコタにも使えるし」
座椅子か。候補に入れておこう。
夕立の場合
「フリスビーが欲しいっぽい!」
フリスビーか。安上がりだが、そのくらい自分で入手できそうだが。
「提督さんがぽーいって投げて、夕立がぽーいってとってくるの楽しそうでしょ?」
女の子というか、どっちかと言えばイヌ扱いなのだがいいのだろうか?
「まぁ、考えておくよ」
漣の場合
「一日中ヨウツベ見てても大丈夫な通信環境」
オレも欲しいが、そんな予算はどこにもない
「なら、極レア絶版やおい本!」
「極レアぜ?パン屋?おい本?」
この子は何を言っているのだろう。日本語でぉk。
「うーん。よし!そのあたりをご主人様に理解してもらうためにお盆に一緒に有明に行きましょう!」
「やだよ!お盆の内地なんてどこも混んでるじゃないか!」
「まあまあ。慣れると行列に並ぶことに使命感を感じるようになりますよ?鹿島さんがいっぱいいますよ?」
そんなことで使命感を感じたくない!
「とにかく却下!」
曙の場合
「欲しい物?み、水着・・・」
「水着?泳ぐにはまだ早いと思うが?」
「こんな僻地なんだから、早めに頼まないと夏前に頼んだら秋になっちゃう」
「べ、べつにクソ提督に見て欲しい訳じゃないんだからね!」
ぼのたんはかわいいなぁ。
雷の場合
「司令官との子供!」
雷に欲しい物を聞いたら返答がコレである。
「最初は女の子で次が男の子。小さくてもいいから、赤い屋根の庭付きのマイホームで、ペットに白い犬を飼うの!・・・」
雷の妄想を垂れ流している間にオレはさりげなくフェードアウトすることにした。
どう見ても小○生の女の子とケッコンカッコガチするとか、トジョーレーで捕まってしまう。
「そして、日曜日には家族でドライブに・・・って司令官?もう!司令官ってば照れ屋さんなんだから!」
時雨の場合
真面目でしっかりした子なのにオチ担当になりつつある時雨。正直一番怖い!
プレゼントはケッコンユビワカッコガチが欲しいとか言われたらどうしよう?
「欲しい物?欲しいモノかぁ」
時雨はうつむき、前髪で顔が隠れるくらいの角度で、
「提督・・・かなぁ。まったく、ボクという者がありながら、他の娘に色目を使ってばっかり!今すぐ拉致監禁してボクのことしか考えられないように調教してもいい?ねぇ提督?」
提督は時雨のヤバさに逃げ出した!
時雨は狂気を微塵も感じさせない笑顔で、
「なーんて。冗談だよ?ホワイトデーのお返しはクッキーでももらえたら嬉しいかなって提督?」
提督がいないことに気づいた時雨の眼からハイライトが消える。
「まったく。後できちんと冗談だったと伝えておかないと。提督にヘンな子だって思われちゃう。でも・・・」
「おイタが過ぎると、本当に・・・ねぇ提督?フフ、フフフフ・・・」
時雨以外誰もいない部屋に虚しく笑いが響くのだった。
ホワイトデー当日
オレはみんなにクッキーをプレゼントした。
『彼女と俺と恋人と』
プルトップラテのゲーム。メインヒロインルート以外メインヒロイン公認で二股をかけるゲーム。でも面白い。結構オススメ。