艦隊これくしょん―艦これ―   作:ハープatハイスペック雑魚

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今回、あとがきが1000文字の大台に乗りました。


遅咲きの桜・特別編―節分―

2月3日(日) AM9:00 ―晴れ―

 

「鬼は外~!福は内~!」

 そういって春雨が皐月に向かって豆を投げてきました。早朝のことです。皐月はまだ寝ていました。ご丁寧に袋に入ったまま投げているので、床が汚れる心配も、その豆が食べられなくなる心配もありません。とってもエコです。

「・・・何してるんだい?」

 皐月は聞きました。聞かずにはいられませんでした。豆で叩き起こされたからです。人生初です。

「先輩!今日は節分ですよ!節分!せっかくの行事なんだから楽しまないと!」

と楽しそうに答えてきました。つまり...

「ボクは鬼ってことか...」

 春雨にとって皐月は鬼のような存在なんでしょう。ちょっとショックです。皐月は床に落ちていた袋を拾い上げて中身を食べ始めました。豆です。豆の味がします。

「普通の豆の味だね」

「それは...豆ですから」

 

 朝食を豆で済ませた皐月が春雨を置いて廊下に出ると、みんながワイワイやっています。駆逐艦たちが鬼のお面を付けた戦艦や空母に豆を投げています。時刻はまだ九時。皐月にとっては早朝です。朝から元気なこった。と思いながら廊下を歩いていると...

「あっ!師匠だ...!それっ!」

「皐月さん!お覚悟を!」

「鬼は外!鬼は外!」

「これでもくらえ~!」

 後ろから豆を投げられました。今度はエコじゃない方。後ろを振り向くと山風、巻雲、曙、そして文月がいました。

「・・・何で文月がいるのさ?」

 文月と皐月は同期で、今は同じ駆逐隊を組んでいます。なので皐月が投げられる側なら当然文月も投げられる側のはずで...

「えへへぇ~、何かは私はこっち側でいいって司令官が~」

 ・・・まぁ、分からなくもない。文月に鬼は似合わないし...。

 隣では鬼に扮した加賀さんが駆逐艦から投げられた豆を全て口でキャッチするというスゴ技を見せている。・・・スゴい。あれ練習しようかな?

「あっ!あっちにも鬼がいるぞ~!」

「えぇ~?どこどこ~?」

と言いながら四人は長門さんのところに向かっていきました。

 

 しばらく歩くと鬼のお面を被った羽黒と出会いました。

「あっ...!おはようございます。皐月ちゃん」

「おはようございます。大変そうだね?」

「いいえ...これであの子達が喜んでくれるなら...」

 何とも健気なんだろう...。

「ところで、皐月ちゃんはお面被らないのですか?」

と羽黒が聞いてきました。もはやボクは鬼確定か...。ボクだって駆逐艦なんだぞ。と皐月は思いましたが...

「それってどこで貰えるんですか?」

そもそもお面を持っていません。

「?執務室で配ってますよ?朝貰いにに行かなかったんですか?」

放送あったのに...と羽黒は言いますが、皐月は今、起きたばかりでした。

 

 執務室の扉は開いていました。中には一人の...否、一匹の鬼が佇んでいます。棍棒の代わりにうまい棒を持っています。

「・・・」

 朝に余った豆の袋を開けて、中身を無言で投げつけました。環境に以下略。

「イタタっ...!イタいって!」

 一方、投げつけられた鬼は情けない悲鳴をあげました。そういえば手加減するのを忘れてました。朝ですから。

「本気すぎるだろ!せめて、鬼は外くらい言おうぜ!そもそもお前は鬼だろ!」

 皐月の共通認識・鬼。以上証明終了。

「いや...鬼の格好してるのに誰にも豆を投げてもらえなくて可哀想だなって...」

「可哀想いうな!・・・確かに誰も来なかったけど!」

 あっ来なかったのか...可哀想に...

「だから、可哀想がるな!この寝坊助!」

 ムッ...それには異議があるぞ!

「司令官、今日は日曜日だ。別に寝坊じゃない」

「皐月・・・それ以前に節分だ」

「それ以前に日曜日だよ。司令官」

と謎の言い争いもほどほどに、

「はぁ、、、まぁいい。ほれ」

司令官が鬼のお面を投げてきました。

「それが欲しかったんだろ?ほら行ってこいよ」

「ボクは別に...」

そもそもなぜ鬼なんだ。と言いかけたところで、皐月は自分が鬼がやりたかったんだ。ということを自覚しました。自分でも不思議です。

「しょうがないなぁ!行ってきてあげるよ!」

そう言って執務室を飛びだす皐月。「おうよ」と司令官が皐月の背中を見送りました。その背中は楽しそうに跳ねていました。




あとがき

ハープ・・・この小説を書いてる自称小説家。艦これ大好き。現在プレイしてるゲームは艦これとのびハザだけの艦これに忠誠を誓った男。と言えば聞こえは良いが要は艦これが大好きなただのオタクである。

あおたま・・・ハープのお目付け役兼つっこみ役。ハープの頭の中だけに存在する人。艦これはよく知らない、オタクでもない一般人。ちなみに美少女という設定。

ハ「どもっす、ハープです!今回は特別企画・節分でございます。個人的には駆逐艦には童心に返って欲しかったのでこんな形になりました」
あ「つまり、お前はロリコンだったか」
ハ「あおたま君!・・・それ正解」
あ「キッモ...」
ハ「言われのない侮蔑の視線がハープを襲う」
あ「言われはあるだろ。ロリコンはキモいし犯罪起こすし」
ハ「ちょっと、待て!あおたま!それは偏見だ!報道機関の刷り込みだ!」
あ「・・・ほぉ?」
ハ「個人的にはロリコンとかロリコンじゃないとか関係ないと思うんだ。そもそも頭のおかしいようなやつがたまたまロリコンだっただけだと思うな。それが誘拐しやすいとかで別の性癖持ちより誘拐が多いだけなんだと個人的思う」
あ「個人的にを2回言ったな」
ハ「その偏見は謝罪すべき」
あ「お、おう。それは悪かった(既にめんどくなってる)。だが一ついいか?」
ハ「なんだ?」
あ「これ特別編でする話?」
ハ「・・・しまった!えぇ、ではこの続きはまた今度!作品紹介しよう!今回のテーマは皐月も駆逐艦である!ということ!」
あ「?そりゃそうだろ?」
ハ「あおたまちゃ~ん。分かってないなぁ~」
あ「あ?」
ハ「ひゃん!?つ、つまりはだね。外面的だけじゃなくて内面的にも駆逐艦...まだまだ子供ってこと!」
あ「あぁ~!それが最後のあの台詞か!」
ハ「そそ。察しがいいねぇ。皐月はいくら大人びてるとはいえまだまだ子供なんだてところを表現したかった...だからあぁなったのよ。分かりにくかったかな?」
あ「解説聞かないと分からないくらいに分からん」
ハ「そりゃ、悪かった。国語の読解文を読んでるだと思ってくれ」
あ「それは、娯楽小説としてどうなんだ?」
ハ「アハハ...さて、紙面がいい感じに埋まってきたな。では今回はこれで失礼しよう!」
あ「それ、毎回言ってるが、お前は何に縛れてるんだ?ページ規定は無いだろ?」
ハ「う~ん、強いて言うならあとがきを書かなきゃっていう使命感かな」
あ「・・・分からん。お前は時○沢先生か?」
ハ「あの人と俺を一緒にするな。○雨沢先生に失礼だろ。さてそろそろ締めるぞ?」
あ「はいはい。では、今回はここら辺で。少しでもいいな。と思ったら高評価してってくれよな」
ハ「また、コメントいつでも受け付けてます。なるべく、返信しますのでコメントしてくれるとハープの活力になります。どうかよろしくお願いしますっ!」
は・ハ「では、また会う日まで・・・!」

2019.2.3
とある舞鶴鎮守府提督・ハープ
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