1月17日(木) PM3:00 ―晴れ―
今日はよく晴れている。おまけに風も無いので暖かい。
「・・・昼寝でもするかな」
と言って皐月は屋上へと向かう。今日は春雨の練習は休みだ。
あの後、春雨はちょっとした有名人になった。何しろ、砲弾を撃ち落とすなんてことやったんだから当たり前か。最も本人は「ぐ、偶然ですよ!偶然!」と言っていたが...。きっと今日もどこかで取り囲まれてるはずだ。艦娘は噂に飢えているから。
屋上には誰もいなかった。好都合だ。皐月は自前の枕(常備品)を敷いて、横になった。うん、よく眠れそうだ。
「作戦は失敗!撤退!撤退!」
「先輩早く撤退しましょう!私が先導します!」
「・・・ダメだよ。ボクにはまだやるべきことがある」
「ッ!先輩それって...ダメです先輩!それは...」
「ここでボクが退いたら日本は負ける・・・どのみちこれじゃあボクは戻れないよ」
「それは...ッ!・・・分かりました。撤退・・・します」
「うん、それでいい」
「・・・それでいい」
外が騒がしいので目を開けると春雨、曙、山風、巻雲がいた。
「あ...!先輩、やっと起きましたね!」
「全く、とんだ寝坊助ね!」
「し、師匠!ぜひこの山風にご教示を!」
「そんなことより姉様!あっちで巻雲と遊びましょうよ!」
三者三葉・・・いやこの場合は四者四葉と言うべきだろう。
「こんなところで何をしているんだい?」
皐月は時計を見る。もう一時間も経っていたのか。
「先輩を探していたんですよ!こ、これからご飯を外に食べに行こうと思うんですが、先輩も一緒にどうですか?」
春雨が言った。
「皐月さん!姉様は今日も練習があると思っていつもの場所で皐月さんを待ってたんです!・・・半泣きで...それはもう可愛くて可愛くて」
「ちょ、ちょっと、巻雲!それは言わないでって・・・ち、違うんです!先輩!今日は特訓が無いのは知っていましたけど行ったらいるかなぁ~って思っただけで...」
「うんうん、分かってる」
と答えながら、何とも春雨らしいミスだろうと思う。彼女はかなりおっちょこちょいさんだ。そこが可愛い。「絶対に信じてませんね!?」と言う春雨の文句を無視して、
「確かにお腹空いたな。ボクも一緒に行くよ」
と答えた。
ここはショートランド泊地。今日もここの艦娘は元気に動き回っているのであった。
・・・ウッソろ。文字数が48文字足りないじゃん。てなわけでハープです。皐月の過去が垣間見れる幕間・・・ちなみにこれ幕間(まくあい)って読むんですね。いままで「まっかん」って読んでたわ恥ずかしい。おっと話が逸れた。この幕間は最初は書くつもりはなかったんです。というのも、皐月の過去にあまりに触れすぎているから。
しかし、とある敬愛する先輩の「入れた方が分かりやすいんじゃね?」という言葉で入れました。そう入れたのです。これのおかげで皐月に何があったのか大体察してもらえると思います。
でも・・・読むのを止めたりしないでね?
てなわけで字数も越えたので今回はこの辺で。ではまた次回お会いしましょう!以上ハープでした。