おじさん達とお別れしたG41はご主人様と一緒に16Labにやってきました。
ゲートをくぐって、駐車場に車を停めて、病院の玄関みたいなところにやってきました。いつもの16Labの入り口です。
その玄関の先に立っていた人を見つけて、G41は駆けて行きました。
「
「G41ちゃん!」
突撃してきたG41を受け止めてくれました。久し振りの
「
「はい、指揮官。一〇〇式は今日指揮官達と帰られます」
「そうか。ペルシカさんのところで用事が終わったらすぐに出る。荷物を纏めておいてくれ」
「はい、了解です」
ご主人様と
というわけで、ご主人様はペルシカさんの部屋に行きました。G41は
部屋は6畳一間ぐらいで机と二段ベッドが二つ。それにテーブルと椅子と壁に掛けられたハンモックが1つありました。部屋にはM4さんとSOPMODちゃんがいるそうです。M16さんとAR-15さん、それにROさんは今は検査中だそうです。
「あ! G41ちゃん!」
「SOPMODちゃん!」
部屋に入るなり、SOPMODちゃんが駆けてきました。G41はそれを受け止めて、すりすりしたりしてひとしきりじゃれあいます。G41とSOPMODちゃんも相思相愛です。えっへん!
「
椅子に座っているM4さんがなんだか残念そうに言いました。
「はい、M4さん。お世話になりました」
「ううん、こちらこそ。貴女とゆっくりと話せてよかったわ」
M4さんと
「指揮官の用が終わるまで時間あるんでしょ? じゃあ、それまでお話ししよ?」
「うん!」
SOPMODちゃんの申し出にG41は頷きます。G41はみんなでお話しするのが大好きです。
「えへへ。じゃあねぇ、恋バナしよ? 恋バナ」
「恋バナって、SOPⅡ…」
嬉しそうに言うSOPMODちゃんに、M4さんが呆れたような口調で言います。恋バナは女の子が集まるとする定番のトークだそうです。Five-sevenさんがそう言っていました。
でも、G41は恋バナというのが一体何なのかは知りません。どういう話なのでしょう。
「ねー、SOPMODちゃん。恋バナって何?」
「えーとねー、好きな人の話とか」
G41の問いにSOPMODちゃんがすぐに答えてくれました。さすが、SOPMODちゃん! 物知りです!
好きな人の話ならG41は自信があります! G41は勢い良く手を挙げて言いました!
「はい! G41はご主人様のことが大好きです!!」
G41はご主人様が大好きです! ご主人様のことなら一日中でも話せます。G41は四十六時中ご主人様のことを考えているのです!
「えー、普通過ぎて面白くないよ、G41ちゃん」
あう。SOPMODちゃんから不評を貰ってしまいました。
「もう、SOPⅡ。無理言わないの」
M4さんがSOPMODちゃんを窘めるように言います。
「私達が親しく接している男の人は指揮官しかいないでしょ?」
「えー? じゃあ、M4も指揮官が好きなの?」
「…え? …えっと、それはその…」
SOPMODちゃんの質問に、M4さんは顔を真っ赤にして、ごにょごにょと黙り込んでしまいます。隣を見ると、
「よう。G41、来ていたのか」
扉の所からM16さんの声がしました。どうやら検査が終わったみたいです。
「はい! M16さんは検査終わったの?」
「まあな。…しかし、
G41の問いに頷いたM16さんは残念そうに言います。M16さんとトンプソンさんは
「大丈夫です、M16さん! おいしいお土産をいっぱい貰ってます」
「よっしゃ! でかしたぞ、G41! 私たちが帰るまでちゃんと残しとけよ?」
G41が言うと、M16さんが褒めてくれました。もちろん、AR小隊のみんなが帰ってくるまで残しておきます。みんなで食べる方がおいしいからです。
「で、何の話をしてたんだ?」
「恋バナだけど… あのね、M4は指揮官が好きなんだって」
M16さんの問いにSOPMODちゃんがそう答えました。何でしょう。周りの空気が凍りついたような気がしました。
「なん…だと…?」
M16さんが物凄いショックを受けてます。どうしたんでしょうか? もしかして、M16さんもご主人様が好きだからなんでしょうか。
M16さんの気持ちをG41は凄くわかります。G41も大好きな
「ちょっと! SOPⅡ…!?」
「えー? じゃあ、指揮官のこと好きじゃないんだ?」
「…そうは言わないけど…」
SOPMODちゃんの言葉に、M4さんは真っ赤になって俯きます。やっぱりM4さんもご主人様のことが好きなのです!
それはそうだ、と思います。1年前の事件でご主人様はM4さんを助けるために凄く頑張りました。M4さんもご主人様に深く感謝しています。ご主人様を好きになっても不思議ではありません。ご主人様はモテモテです!
「…悪いが、
「は、はい!」
G41にはM16さんの気持ちがよくわかります。やきもちの感情をどうしたらいいかわからないのだと思います。G41も同じような経験をしたので、よく分かります。
でも、大丈夫です! G41達は戦術人形です! そして、指揮官と戦術人形の誓約は複数でもできるのです。なので、みんなでご主人様に誓約してもらえばいいのです! でも、一番はFALさんに譲ってあげてください。
「私だって、指揮官のこと好きだもん! 指揮官と一緒に寝たこともあるし!」
なんだか対抗意識を燃やしたSOPMODちゃんが言いました。なんでしょう。また部屋の空気が凍りついた気がします。
「…な、な、なん…だと…!?」
M16さんが凄い驚いています。どうしたんでしょうか?
「ちょ、ちょっと、SOPⅡ、それはどういう…」
「言葉の通りの意味だよ。指揮官と一緒のベッドで一夜を過ごしたの」
驚いて尋ねるM4さんにSOPMODちゃんが言いました。どうしてそんなに驚くのでしょう。別にご主人様と一緒に寝るのなんてよくあることだと思うのですが…
G41はそのことを知っています。だって、G41も一緒に寝たからです。
G41はお掃除し隊の副長なので、ご主人様の部屋の鍵を持っています。なので、よくお布団に忍び込んで添い寝して貰っています。そのことをSOPMODちゃんに話したら、SOPMODちゃんも一緒に寝たいと言ったので、一緒にお布団に忍び込みに行ったのです。
ご主人様のベッドは大きくないので少し窮屈でしたが、その分ご主人様にいっぱい抱っこして貰えたので幸せでした! 多分、SOPMODちゃんはその時のことを言っているのだと思います。
「指揮官ねー、凄く優しくシテくれてね。凄く気持ちよかったんだよー」
「な…に…!?」
SOPMODちゃんの言葉に、やっぱりM16さんが物凄く驚いています。
確かに、ご主人様はG41達を優しく抱っこしてくれて、なでなでしてくれて、さらに御伽噺まで聞かせてくれました。G41達はとっても幸せでした。
「それにね、指揮官って実は凄く大きくって固いんだよー」
「嘘…だろ……!?」
嘘じゃないです、M16さん。ご主人様は割りと着痩せするタイプなのでみんな知らないですが、実は胸筋とか腕とか逞しくて大きくてカチカチです。もうG41はどきどきです!
「SOPMODちゃんが…大人の階段を駆け上がってる…」
「おい、M4。入るぞ?
ノックの音がして、ご主人様の声がしました。なんでしょう。G41とSOPMODちゃんを除く三人の顔に物凄い緊張が走っています。次の瞬間、ドアが開いてご主人様が入ってきました。
「…おい、指揮官。SOPⅡと寝たって言うのは本当か?」
M16さんがご主人様に詰め寄って尋ねます。
「ほんとだもん。ねー、指揮官?」
SOPMODちゃんがご主人様の腕に抱きついて言います。はい、本当のことです。ご主人様も忘れてないと思います。
「あ? あー、そういえば、一回そんなこともあったな…」
ご主人様の言葉になんだか部屋の空気がさらに凍りついた気がします。どうしたんでしょう。G41はよくわかりません。
「し、指揮官…」
「指揮官…ふ、不潔です…」
「指揮官…妹達に手を出すな、と言ったはずだったな…?」
「え!? い、いや、ちょっと待て。お前ら何か誤解を…」
「問答無用! M16ブリーカー!! 死ねぇ!!!」
なんと、M16さんがご主人様に物凄い勢いで抱きつきました! 凄いです! 熱烈なハグです!!
M16さんの気持ちはG41にもよく分かります。G41もご主人様がM99ちゃんをお膝に乗せたりしたら、その匂いを取るために抱きついたりします。やっぱり、M16さんもご主人様が大好きです! ご主人様はモテモテです!
「ぎえええええええ!!」
ご主人様が絶叫しています。ちょっと、M16さんは力が強すぎるのかもしれません。でも、ご主人様は凄い人なのできっと大丈夫です!
「やめて、お姉ちゃん! 指揮官がしんじゃうよ!」
「M16姉さん、やりすぎです!」
「うおおおお! はなせー!」
「し、指揮官、大丈夫ですか!?」
SOPMODちゃんとM4さんがM16さんを引き剥がして、
でも、これぐらいの騒ぎは基地では普通です。場所が16Labに変わっても、みんな元気でご主人様が大好きです!
一時間後、酔いつぶれたM16さんが寝て、
ちなみに、後でご主人様と寝た時のことをみんなに話しました。すると、