ご~るでん☆れとりば~ず!   作:カール・ロビンソン

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22・G41vsご主人様(その2)

 G41は分かりました!

 敗因を分析するだに、G41は守勢に回ると弱いということが分かりました。

 積極的に攻勢に出ないとご主人様に勝つことはできません。

 

 というわけで、G41はご主人様のベッドの中で待ち構えています。

 何故かと言うと、ご主人様がやってきたら、わっ!って言って驚いて貰うためです。ご主人様もベッドの中にG41が潜んでいるとは思わないと思うので、きっとびっくりしてくれます!

 

 というわけで、G41はわくわくしながらご主人様を待ちます。もうすぐご主人様は部屋に帰ってくると思います。わくわくです。

 それにしても、ご主人様のお布団の中は居心地がいいです。ぬくぬくです。ご主人様の匂いでいっぱいです。G41は幸せです。

 ふと、眠くなってきてしまいました。ご主人様の匂いは安心するからです。

 

 でも、寝ちゃいけません。ご主人様に勝たなくてはならないのです。

 G41は頑張って起きていようとします。でも、瞼が重くなってきます。寝ちゃいけません。寝ちゃいけません。寝ちゃいけません。寝ちゃ…ZZZzzz…

 

 …なんだか、頭を撫でてくれている感触がします。ご主人様の匂いを感じた気がしました。なので、G41は撫でてくれている手にスリスリしました。

 

 あれ?あれ? G41は何をしているのでしょうか? 今どうなっているのでしょうか?

 あ! G41は慌てて身を起こします。ご主人様を待ち受けるつもりがすっかり寝てしまいました!

 

「おはよう、G41」

 

 ベッドに座ったご主人様がG41をなでなでしながらおはようの挨拶をします。

 G41はしょんぼりです。これではご主人様に勝つどころではありません。不戦敗です…

 

「せっかくだし、一緒に飯を食うか」

 

 しょんぼりするG41をなでなでしながらご主人様が言います。ご主人様とご飯を食べるのは楽しいです。なので、G41は幸せな気持ちになりました。

 

「ご主人様、ご飯作りましょうか?」

 

「まじか!? 悪いな、G41」

 

 G41の申し出にご主人様はとても喜んでくれました。この前貰ったたまねぎとかをピクルスにしているので、漬物のステーキとかが作れます。卵もたくさんあるので言うことなしです!

 というわけで、G41が作った漬物のステーキとコンビーフのソテーとオニオンスープと黒パンのご飯をご主人様と食べました。ご主人様はとても美味しいと喜んでくれて、俺もう絶対にG41と誓約する、って言ってくれました! というわけで、今日の戦いは引き分けでした!

 

 次の日です。G41は廊下の曲がり角で待ち受けています。指揮官室に行くために通る廊下です。ここをご主人様が通りかかったら、わって飛び出してびっくりして貰うのです。ご主人様もこんなところにG41が潜んでいるとは思わないと思うので、きっとびっくりしてくれます!

 

 ふと、G41の脇を走っていくものがありました。結構速いです。

 G41はついそれを追いかけてしまいました。G41は走っていくものを追いかけるのが大好きです。

 すぐに追いついて捕まえました。それは電動で動く車の玩具でした。結構かっこいいです。でも、誰のものでしょうか?

 不意に、G41の視界が真っ暗になりました。誰かが後ろからG41の目を押さえているのです。

 

「だ~れだ?」

 

 声がしました。この声と匂いと手の感触をG41が間違えるはずがありません。

 

「ご主人様!」

 

「正解」

 

 視界が晴れました。振り向くとご主人様がいてくれました。G41は嬉しいです。でも、ご主人様にばれてしまったので驚いて貰うことができません。G41は今日も不戦敗です。

 

「G41、その車が気に入ったならあげようか?」

 

「本当ですか、ご主人様!?」

 

「ああ」

 

 ご主人様はG41をなでなでしながら言ってくれました。わーい。G41はご主人様からのプレゼントが大好きです。しかも、面白そうな玩具なので超嬉しいです。

 

「じゃあ、動かし方を教えるから娯楽室に行こうか」

 

「はい! 感謝します、ご主人様!!」

 

 というわけで、G41はご主人様といっぱい遊んで貰えました。しかも、また一つ宝物が増えました。物凄く嬉しいです。というわけで、今日の戦いは引き分けでした!

 

 次の日です。こうなったら、指揮官室の机のところに隠れることにします。ご主人様が椅子に座ろうとしたら、わって飛び出してびっくりして貰うのです。ご主人様も机のところにG41が潜んでいるとは思わないと思うので、きっとびっくりしてくれます!

 

 というわけで、G41はご主人様の先回りをして指揮官室に行きました。すると、副官の一〇〇式(モモ)ちゃんがいました。

 

一〇〇式(モモ)ちゃん、机の下に隠れてるから黙っててね?」

 

「う、うん…」

 

 G41のお願いを、一〇〇式(モモ)ちゃんは何も言わずに聞いてくれました。流石一〇〇式(モモ)ちゃんです。G41はそんな一〇〇式(モモ)ちゃんが大好きです。

 というわけで、G41は机の陰に隠れました。きっと今日こそ勝って見せます。わくわく。

 

「あの…G41ちゃん、み…」

 

「おはよう、一〇〇式(モモ)。G41がどうかした…ん?」

 

 一〇〇式(モモ)ちゃんが何か言おうとしたときにご主人様が来てしまいました。しかも何か怪しんでいます。ぎくっ。もしかしてバレてしまったのでしょうか? なんででしょうか?

 

『G41ちゃん! ミミが出てるよ!』

 

 一〇〇式(モモ)ちゃんが秘匿回線でG41に耳打ちしました。やばいです! G41はさっとミミを隠しました。ミミが出ていたとは盲点でした。やばいです。ご主人様にバレてしまいます。

 

「し、指揮官。ほ、本日はとっても良いお日柄で…」

 

 一〇〇式(モモ)ちゃんが頑張ってご主人様の気を逸らそうとしてくれます。流石一〇〇式(モモ)ちゃんです。G41はそんな一〇〇式(モモ)ちゃんが大好きです。

 

「いや、外大雨だったぞ? 崩壊液濃度は凄く薄いようだから被害はないだろうが」

 

「…あう」

 

 一〇〇式(モモ)ちゃんが空回ってしまいました。かわいいです。でも、これではご主人様は気を逸らしてくれないかもしれません。万事休すです!

 

「全く、一〇〇式(モモ)は可愛いな」

 

 そう言って、ご主人様は無警戒に机の方にやってきます。やりました! 一〇〇式(モモ)ちゃんの可愛さでご主人様は気を逸らされてしまいました! 流石一〇〇式(モモ)ちゃんです!

 

 ご主人様はどんどん近づいてきています。今がチャンスです! G41は机の陰からばっと飛び出して言いました!

 

「ご主人様、わっ!」

 

「うわあ! びっくりした~」

 

 やりました! ご主人様が驚いてくれました! G41の大勝利です! G41は初めてご主人様に勝ちました! 今日はG41の記念日です!

 

一〇〇式(モモ)ちゃ~ん!」

 

 G41はあまりの嬉しさに協力してくれた一〇〇式(モモ)ちゃんに駆け寄って抱き着きました。一〇〇式(モモ)ちゃんあっての勝利でした。これぞ、一〇〇式隊の絆ぱわーです!

 

一〇〇式(モモ)ちゃん、やったよ!」

 

「うん! やったね、G41ちゃん!」

 

 G41と一〇〇式(モモ)ちゃんは勝利の喜びを分かち合いました。一〇〇式(モモ)ちゃんはちっとも事情が分かってないにも拘らず我が事のように喜んでくれました。流石一〇〇式(モモ)ちゃんです。G41はそんな一〇〇式(モモ)ちゃんが大好きです。

 

「全く、お前達はどうしてそんなに可愛いんだ」

 

 ご主人様がG41と一〇〇式(モモ)ちゃんを抱き締めて、超なでなでしてくれました。G41は嬉しいです。一〇〇式(モモ)ちゃんも嬉しそうです。三人は相思相愛です。えっへん!

 

 というわけで、この日はG41の大切な記念日になりました。今日もまた栄光の一〇〇式隊に勝利の1ページが加えられたのでした。とっても誇らしいです。G41は今日までも、これからも、その一員として一〇〇式(モモ)ちゃんやFALさんと一緒に頑張っていきたいと思います! まる!


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