G41は分かりました!
敗因を分析するだに、G41は守勢に回ると弱いということが分かりました。
積極的に攻勢に出ないとご主人様に勝つことはできません。
というわけで、G41はご主人様のベッドの中で待ち構えています。
何故かと言うと、ご主人様がやってきたら、わっ!って言って驚いて貰うためです。ご主人様もベッドの中にG41が潜んでいるとは思わないと思うので、きっとびっくりしてくれます!
というわけで、G41はわくわくしながらご主人様を待ちます。もうすぐご主人様は部屋に帰ってくると思います。わくわくです。
それにしても、ご主人様のお布団の中は居心地がいいです。ぬくぬくです。ご主人様の匂いでいっぱいです。G41は幸せです。
ふと、眠くなってきてしまいました。ご主人様の匂いは安心するからです。
でも、寝ちゃいけません。ご主人様に勝たなくてはならないのです。
G41は頑張って起きていようとします。でも、瞼が重くなってきます。寝ちゃいけません。寝ちゃいけません。寝ちゃいけません。寝ちゃ…ZZZzzz…
…なんだか、頭を撫でてくれている感触がします。ご主人様の匂いを感じた気がしました。なので、G41は撫でてくれている手にスリスリしました。
あれ?あれ? G41は何をしているのでしょうか? 今どうなっているのでしょうか?
あ! G41は慌てて身を起こします。ご主人様を待ち受けるつもりがすっかり寝てしまいました!
「おはよう、G41」
ベッドに座ったご主人様がG41をなでなでしながらおはようの挨拶をします。
G41はしょんぼりです。これではご主人様に勝つどころではありません。不戦敗です…
「せっかくだし、一緒に飯を食うか」
しょんぼりするG41をなでなでしながらご主人様が言います。ご主人様とご飯を食べるのは楽しいです。なので、G41は幸せな気持ちになりました。
「ご主人様、ご飯作りましょうか?」
「まじか!? 悪いな、G41」
G41の申し出にご主人様はとても喜んでくれました。この前貰ったたまねぎとかをピクルスにしているので、漬物のステーキとかが作れます。卵もたくさんあるので言うことなしです!
というわけで、G41が作った漬物のステーキとコンビーフのソテーとオニオンスープと黒パンのご飯をご主人様と食べました。ご主人様はとても美味しいと喜んでくれて、俺もう絶対にG41と誓約する、って言ってくれました! というわけで、今日の戦いは引き分けでした!
次の日です。G41は廊下の曲がり角で待ち受けています。指揮官室に行くために通る廊下です。ここをご主人様が通りかかったら、わって飛び出してびっくりして貰うのです。ご主人様もこんなところにG41が潜んでいるとは思わないと思うので、きっとびっくりしてくれます!
ふと、G41の脇を走っていくものがありました。結構速いです。
G41はついそれを追いかけてしまいました。G41は走っていくものを追いかけるのが大好きです。
すぐに追いついて捕まえました。それは電動で動く車の玩具でした。結構かっこいいです。でも、誰のものでしょうか?
不意に、G41の視界が真っ暗になりました。誰かが後ろからG41の目を押さえているのです。
「だ~れだ?」
声がしました。この声と匂いと手の感触をG41が間違えるはずがありません。
「ご主人様!」
「正解」
視界が晴れました。振り向くとご主人様がいてくれました。G41は嬉しいです。でも、ご主人様にばれてしまったので驚いて貰うことができません。G41は今日も不戦敗です。
「G41、その車が気に入ったならあげようか?」
「本当ですか、ご主人様!?」
「ああ」
ご主人様はG41をなでなでしながら言ってくれました。わーい。G41はご主人様からのプレゼントが大好きです。しかも、面白そうな玩具なので超嬉しいです。
「じゃあ、動かし方を教えるから娯楽室に行こうか」
「はい! 感謝します、ご主人様!!」
というわけで、G41はご主人様といっぱい遊んで貰えました。しかも、また一つ宝物が増えました。物凄く嬉しいです。というわけで、今日の戦いは引き分けでした!
次の日です。こうなったら、指揮官室の机のところに隠れることにします。ご主人様が椅子に座ろうとしたら、わって飛び出してびっくりして貰うのです。ご主人様も机のところにG41が潜んでいるとは思わないと思うので、きっとびっくりしてくれます!
というわけで、G41はご主人様の先回りをして指揮官室に行きました。すると、副官の
「
「う、うん…」
G41のお願いを、
というわけで、G41は机の陰に隠れました。きっと今日こそ勝って見せます。わくわく。
「あの…G41ちゃん、み…」
「おはよう、
『G41ちゃん! ミミが出てるよ!』
「し、指揮官。ほ、本日はとっても良いお日柄で…」
「いや、外大雨だったぞ? 崩壊液濃度は凄く薄いようだから被害はないだろうが」
「…あう」
「全く、
そう言って、ご主人様は無警戒に机の方にやってきます。やりました!
ご主人様はどんどん近づいてきています。今がチャンスです! G41は机の陰からばっと飛び出して言いました!
「ご主人様、わっ!」
「うわあ! びっくりした~」
やりました! ご主人様が驚いてくれました! G41の大勝利です! G41は初めてご主人様に勝ちました! 今日はG41の記念日です!
「
G41はあまりの嬉しさに協力してくれた
「
「うん! やったね、G41ちゃん!」
G41と
「全く、お前達はどうしてそんなに可愛いんだ」
ご主人様がG41と
というわけで、この日はG41の大切な記念日になりました。今日もまた栄光の一〇〇式隊に勝利の1ページが加えられたのでした。とっても誇らしいです。G41は今日までも、これからも、その一員として