今日は最近珍しい護衛任務でした。どこかの会社の研究員さんが例の敵に関して話したいことがあるらしいので、グリフィン極東支部に護送するという任務です。
ちょっとヤバい場面もありましたが、
でも、帰ってきた
「よしっ! 嫌なことは、サワー会で忘れましょ!」
Five‐sevenさんがそう提案しました。やっぱり何か嫌なことがあったのです。そういう時は騒いで忘れるのがいいって、ご主人様も言ってます。G41は賛成です。FALさんやTMPちゃんも頷きました。
「そうね。今日は奮発するわよ!」
そう言って、FALさんが部屋からクーラーボックスを持ってきました。中には缶ジュースが沢山入ってました! さすがFALさん、準備がいいです!
「じゃあ、G41がお菓子作ります。TMPちゃん、手伝って?」
「は、はい!」
というわけで、G41はTMPちゃんと一緒に台所に行って、416さんに習ったポテトボンボンっていうお菓子を沢山作ってきました。あれはさくっとして、プシュッとするのでとても美味しいです。
大量のポテトボンボンを持って来て、一〇〇式隊でサワー会が始まりました。コーラを飲んだり、ポテトボンボンを食べたりしながら、楽しいことをお話しします。新作のVRシアターとか、ファッションとか、ご主人様への文句とかの話をして盛り上がりました。最初暗かった
「よし! じゃあ、私もとっておきを出すわよ!」
そう言って、Five‐sevenさんが冷蔵庫から大きな瓶を取り出してきました。あれは何でしょう?
「へえ…なかなかいいセンスじゃない」
FALさんがそれを見て、感心して言いました。何だか嬉しそうです。
「ふふん。スパークリング梅酒なんて、なかなか手に入らないんだから、感謝してよね」
Five‐sevenさんが得意げに言います。どうもあれはお酒みたいです。G41はシャンペンみたいなしゅわっとしてて甘いお酒は大好きです。あのお酒はどうなのでしょうか。
「はい、G41ちゃん」
Five‐sevenさんは紙コップにお酒を注いでG41に渡してくれます。
G41はくんくんと匂いを嗅ぎました。甘い匂いがします。
飲んでみました。美味しいです! しゅわっとしてて、甘くて美味しいです! しかも、シャンペンより自然な甘さです! G41はこのお酒が好きになりました。
「どう、
「はい…とても美味しいです」
Five‐sevenさんの問いに、
後は、TMPちゃんです。Five‐sevenさんはTMPちゃんの紙コップにも注いであげました。
「TMPちゃんはどうかな?」
「は、はい! いただきます!」
そう言って、TMPちゃんはコップに並々注がれたお酒を一気に飲みました。
「あーあー、もう。高いお酒なんだから、味わって飲みなさい?」
「まあいいわよ、いっぱいあるし」
窘めるFALさんと苦笑するFive‐sevenさんがTMPちゃんの反応を伺います。ところが反応がありません。
「あれ?」
Five‐sevenさんが首を傾げながらお酒をもう一杯注ぎます。すると、TMPちゃんはまた凄い勢いで飲んでしまいました!
「あ…これ、もしかして…」
FALさんが何かを察したみたいです。Five‐sevenさんも顔色を変えて下がろうとしました。でも、TMPちゃんは物凄い速さでFive‐sevenさんからお酒の瓶をひったくってしまいました。
「うぇへへへへへ~」
TMPちゃんがとろけた表情で妙な笑い声を出します。やばいです。へべれけです。何だか416さんみたいです。まさか、TMPちゃんもお酒に関するバグがあるのでしょうか。
やばいです。G41はこの前の416さんの大惨事を思い出しました。あの時はご主人様が命懸けで止めましたが、もしかして今度もそうなってしまうのでしょうか。
「TMPちゃん、暴れちゃだめだよ」
G41はそう言ってTMPちゃんに近づきました。サワー会でご主人様の負担になってはいけません。後輩のTMPちゃんはG41が止めて見せます。
「うぇへへへへ~、G41さぁ~ん~」
すると、いきなりTMPちゃんがG41に抱き着いてきました。そして、超すりすりしてきます。
G41はちょっと安心しました。TMPちゃんが暴れないのでよかったです。でも、G41はちょっと困りました。もう物凄い勢いでホールドされてます。そして、凄い勢いですりすりされてます。別に嫌なわけではないですが、くすぐったいしG41は身動きが取れません。
「あうぅ~、TMPちゃん~」
「G41さん~」
困るG41をTMPちゃんは今度はぺろぺろし始めます。ほっぺとか首筋とかを遠慮なくぺろぺろしまくりです。超くすぐったいです。
「G41さんおいし~」
TMPちゃんは物凄く幸せそうにそう言って、G41をなめまくります。そして、時々お酒の瓶に口をつけてそのまま飲みます。そして、またぺろぺろします。あう。何だか、G41がおつまみになったみたいです。
G41は困ってしまいました。TMPちゃんはG41が好きすぎてぺろぺろしてるのだと思います。G41も
G41はFALさんとFive‐sevenさんに視線で助けを求めます。
「う~ん、何というか和む光景ね」
「いいなぁ。G41ちゃん美味しそう」
でも、二人はにこにこしながらまったりとお酒を飲みながらそう言います。G41とTMPちゃんが仲良しなのが微笑ましいのかもしれません。あう。困りました。
「TMPちゃん…そろそろ離れよう」
「ふかーーーーーーー!!!!」
TMPちゃんが物凄い勢いで威嚇して寄せ付けません。G41は自分のものと言わんばかりの様子です。
「あうぅ。だめぇ、TMPちゃん~…」
「うぇへへへ~、らめじゃないれしょお~」
そう言って、TMPちゃんはG41のミミをはむはむし始めました。
「うわぁ!」
G41はびっくりして素っ頓狂な声をあげてしまいます。でも、TMPちゃんはやめてくれる気配がありません。あうぅ。変な感じになってしまいます。だめぇ、TMPちゃん…
「待てい、TMP!」
娯楽室に唐突に声が響き渡りました。ご主人様が助けに来てくれたのです! さすがご主人様です!
「TMP。G41のミミをはむはむするのは俺の特権だ。いくらお前でもまかりならんぞ」
あう。ご主人様の救助の動機が物凄い不純です。G41はそんな特権認めた覚えはないのですが…
「シャーーーーーーーーー!!!!!!」
TMPちゃんがG41を抱えたまま盛大に威嚇します。もう他の人はG41を奪おうとする敵にしか見えてないのかもしれません。今にも飛び掛かって攻撃しそうです。
「だめぇ、TMPちゃん!」
G41はそう言ってTMPちゃんを抱き締めました。ご主人様とTMPちゃんが喧嘩するなんて嫌です。TMPちゃん、元に戻って。そう心の中でお願いしました。
「…? あれ?」
その瞬間、TMPちゃんが気の抜けた声を上げます。同時に身体から力が抜けました。もしかして、元に戻ってくれたのでしょうか!?
「TMPちゃん、元に戻ったの?」
「え!? え!? G41さん!? うわわわわ!! ゆ、夢なら醒めないでー!!」
TMPちゃんはG41に抱き締められたまま大慌てです。顔は物凄く赤いですが、お酒の影響が残っている様子はありません。いつものTMPちゃんでした。よかったです。
「TMP。とりあえず、
FALさんが言いました。どんな理由があっても、隊長である
「ご、ごめんなさい、一〇〇式さん…」
「大丈夫。気にしてないよ」
頭を下げるTMPちゃんを
と思ったら、TMPちゃんは続けてG41の方を見ます。何だか今にも泣きだしそうです。どうしたのでしょう。G41は少し驚きました。
「あ、あの…ごめんなさい…G41さん…変なことして…」
TMPちゃんはそう言って、G41に謝ります。G41は理解しました。TMPちゃんはG41に嫌われてしまったのかと心配しているのです。でも、それは余計な心配です。
「大丈夫だよ。G41はTMPちゃんのこと大好きだからね」
そう言って、G41はTMPちゃんを抱き締めてあげます。G41はTMPちゃんにとても好かれているのを感じてとても嬉しいです。
「G41さん!」
TMPちゃんもまた喜色に満ちた声で言い、G41に抱き着いてきます。TMPちゃんもG41に好かれていることが分かったので嬉しいのだと思います。二人は相思相愛です。えっへん!
「ふふふ。いいわね、G41ちゃんとTMPちゃん」
「ああ。二人が仲良しなことを記念して、飲みなおすか!」
「賛成!」
「じゃあ、お摘み追加で作ってきますね」
みんなもG41とTMPちゃんの仲を喜んでくれました。嬉しいです。
というわけで、サワー会はお酒で一悶着ありましたが、無事解決したことでG41とTMPちゃん、そして一〇〇式隊の絆はますます強くなりました! そして、その後もサワー会をとっても楽しむことができたので、よかったです。
でも、酔っぱらったご主人様が超はむはむしてくるのには閉口しました。ご主人様、G41は特権とか認めてませんからね。勘違いしないでね? まる。