戦いが終わって2日後、戦勝のお祝いを兼ねてハロウィンパーティーが行われる事になりました! みんなめいめいにお化けの仮装をします。
ウェルロッドさんやP7ちゃんもノリノリです。一部の仕掛けはTMPちゃんが作って動くようになってます。凄いです。
ちなみに、G41は雪女です! 青と白の着物を着て、頭に藁で作った笠を被っています。ちなみに、猫娘の
ちなみに、G41はご主人様からお菓子を受領する係りです。この格好で行くとご主人様はきっと喜ぶからです。お菓子もたくさんくれるに違いありません!
というわけで、早速指揮官室のドアをノックして申告します。
「G41、入ります!」
部屋に入るとご主人様はすでにお菓子を用意して待っててくれました! お菓子はカートの中にぎっしりです! あれだけあればきっとみんな大喜びです! うきうき。
「ぐはぁ!」
と思ったら、いきなりご主人様が呻いて机に突っ伏してしまいました。一体どうしたのでしょうか?
「ご主人様?」
「ああ、すまん…G41があまりにも可愛いから意識が一瞬飛んでしまった」
そう言ってご主人様が起き上がります。どうしてG41が可愛いと意識が飛ぶのでしょうか? よくわかりませんが、誉めてもらえたのでG41は嬉しいです。
というわけで、G41は早速ご主人様の前に走っていきます。そして、ハロウィンの定番の一言を言いました!
「ご主人様、お菓子ください! さもないとイタズラをします!」
G41はとっても得意な表情で言いました! こう言えば、ご主人様はイタズラを恐れてお菓子をくれるのです! ご主人様、どうだぁ!
「そうか。で、どんなイタズラをするんだ?」
あう。ご主人様がにこにこと笑ってそう聞いてきました。
G41は困りました。想定外です。ご主人様はお菓子をくれると思っていたのでイタズラを考えてきてないです…
「はい、時間切れ。お菓子はあげられないな」
む~。ご主人様が意地悪なことを言います。かくなる上はイタズラをしないといけません。でも、どんなイタズラをしましょう。
ぴこん! G41は思い付きました! 今のG41は雪女なのです!
「ご主人様、こっち向いててね?」
「うん? ああ…」
ご主人様に約束してもらって、G41は右側に回り込みました。そして、ご主人様の耳に口を寄せて、息をふーってしました!
「うおぅ!」
やりました! ご主人様が驚いてくれました!
雪女は男の人に冷たい息をかけて驚かせるそうです。そして、G41は体温を調節して低くしています。なので、涼しい息が吐けるのです! えっへん!
というわけで、G41は更に息を吹きかけます! ふーふーふー!!!
「ぐわああああああああ!!!!」
ご主人様がそう言って椅子から転げ落ちて、床でごろごろし始めました! 物凄く効いてます! G41は追い討ちで更にいっぱい息を吹きかけます! ふーふーふーふー!!!!
「G41、参った参った。降参だ」
そう言ってご主人様は立ち上がって、G41を抱き締めて頭をなでなでしてくれます。気持ちいいです。G41は幸せです。勝利の達成感と合わせて、G41は得意満面です。
「全く、G41が可愛すぎて死ぬところだったよ」
そう言ってご主人様が誉めてくれます。嬉しいです。でも、可愛さで人は死ぬものなのでしょうか? G41にはよくわかりません。でも、とりあえずお菓子は貰えました。任務達成です! えっへん!
その次の瞬間、急に目の前が真っ暗になりました。急に部屋の照明が落ちたのです!
G41は困りました。何も見えません。G41の狙眼にはある程度の低光量補正能力がありますが、完全な闇の中では機能しません。どうしましょう。
「やれやれ。電源ユニットが落ちたのか」
そう思っていると、明かりが灯りました。ご主人様がペンライトを点けてくれたのです! ご主人様は用意がいいです!
「通信モジュールも落ちてるな… 全く、何で毎年ハロウィンはこうなるんだか…」
ご主人様がぶつぶつ言いながら、机の引き出しからトランシーバーを出します。そう言えば、去年のハロウィンも電源ユニットが落ちたような気がします。なんだか、基地がお化け屋敷になったみたいで、楽しかったです!
『カリーナ、状況はどうだ?』
『指揮官様!? どうも電源ユニットが主、予備ともに落ちたみたいです!!』
『了解。これから修理に向かう。一応、敵対勢力の工作の可能性もある。拳銃を片手に物陰に隠れてろ』
『わ、分かりました!』
そう言って、ご主人様はベルトにトランシーバーを着けて、机の中から大型のマシンピストルとライトを取り出します。
考えてみれば、電源が落ちたのは敵の工作の可能性もあるのです。ご主人様が戦闘態勢で出向くのも当然です。幸い、G41も銃を持ってきています。ご主人様を守ることができます!
「行こうか。G41は護衛を頼む」
「はい、ご主人様!」
ご主人様の言葉にG41は元気に応じます。G41は護衛はお手の物です! ご主人様のことは必ずお守りします!
ご主人様のライトの明かりを頼りに、廊下を歩いていきます。ほとんどの娘は娯楽室にいると思うので、廊下には誰もいないです。G41はミミ立てて何かいないかどうかを確認しながらご主人様の先を行きます。今のところ何もいないですが油断をしてはいけません。
「ったく、暑いな」
ご主人様はうんざりした様に言います。確かに暑いです。この季節なのに、空調や空気循環がとまると暑いのです。
というわけで、G41はご主人様の側に寄って、寄り添うようにしました。今のG41の体温は低いので側にいると涼しいはずです。
「ああ、涼しい。ありがとう、G41」
すると、ご主人様がお礼を言ってくれて頭をなでなでしてくれます。気持ちいいです。ご主人様のお役に立てて嬉しいです。
というわけで、G41達はこの態勢のままで進んでいきます。敵が襲ってきても、動態センサーで察知できますし、すぐに戦闘態勢に移行できるからです。G41の練度は非常に高いのです! えっへん!
その後15分ほどで地下の電源室に辿り着きました。G41が警戒しながらドアを蹴り開けます。すぐに銃を構えて突入しますが、敵の気配はありません。安全を確認した後、ご主人様に入って貰います。
ご主人様はすぐに電源ユニットのところに歩いていきます。そして、腰のポーチからアーミーナイフを取り出して、電源ユニットを開きます。そして、異常がないかどうか確認します。
「ちと暗いな。G41、この部分を確認してくれないか?」
「はい、ご主人様!」
G41は前に進み出て狙眼を起動します。G41の片目が赤く染まります。G41の眼は精密にモノを見ることができます。このぐらいの光量があれば視覚に障害はありません。
ご主人様に示された場所を、G41はじっくり見ます。すぐに分かりました。回線が一部断裂しているのです。
「ご主人様、見つけました」
「でかしたぞ、G41」
そう言ってご主人様がすぐに修理にかかります。G41はその間別の場所を精査します。ヒューズが飛んでたり、回路が切れた部分もすぐ見つけました。G41とご主人様のコンビネーションはばっちりです! えっへん!
半時間の後、部屋の電気が点きました。応急修理が完了したのです。
「G41のおかげでスムーズにできたよ」
そう言ってご主人様がなでなでしてくれます。嬉しいです。G41はご主人様のお役に立てることが一番嬉しいのです。G41は幸せです。
『戦術人形各員に告ぐ。ただちに、状況を序列順に報告せよ』
ご主人様が通信モジュールを開いてみんなに声をかけます。G41達は何もなかったですが、みんなに何かあったのかもしれません。それを確認するのです。
『…こちらFAL。別に何もないわよ』
『一○○式、異常ありません。…料理を温め直さないと…』
『M4A1、異常ありません』
FALさん、
『そうか。被害はFALが尻餅ついたぐらいか』
『な!? そ、そんなことないわよ!!』
ご主人様の言葉にFALさんが反論して、みんなが笑います。今日もみんな仲良しです。パーティはきっと楽しいものになると思います。
「後は予備電源だな。G41、すまんがそちらも手伝ってくれ」
「はい、ご主人様!」
ご主人様の言葉にG41は元気に応えます! お任せください、ご主人様! ご主人様の期待に添えられるようG41はいつも何事にも頑張ります!
予備の電源を直した後、G41は
後は、身支度を整えたご主人様を待つだけです。みんなでご主人様に驚いてもらうのです。きっと楽しい一日になります。ご主人様、早く来てね? まる!