ご~るでん☆れとりば~ず!   作:カール・ロビンソン

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追記7:のーさつG41

 G41は思いつきました! ご主人様をのーさつするのです!!

 最近G41は月10日ぐらいしか副官をやってません。しょんぼりです。

 G41はもっとご主人様を独り占めしたいです。なので、ご主人様をのーさつして、もっと好きになって貰うのです。そうすれば、副官の日が15日とかになるかもしれません。これは名案です!

 

 というわけで、G41はご主人様の部屋で待ち受けます。ご主人様はもうすぐ仕事を終えて部屋に戻ってくるはずです。G41はご主人様のベッドでまるまるしたり、机に置いている瓶をペロペロしたり、吊ってある服をクンクンしたりしてご主人様の帰りを待ちました。

 

 やがて、部屋のドアが開きました。G41は咄嗟に読んでいたエロ本をベッドの下に放り込んで立ち上がります。ご主人様が帰ってきたのです!

 

「ご主人様~!」

 

「おっ、G41。甘えに来たのか?」

 

 突撃するG41を、ご主人様が受け止めようと両手を広げて待ってくれます。嬉しいです。思わずその手の中に飛び込んでいきたい、と思いました。

 でも、今日はダメです。G41は手前で止まりました。そして、ご主人様の前で必殺の台詞を言うのです!

 

「ご主人様、ご飯にする? お風呂にする? それとも、G41?」

 

「こらっ、G41!」

 

 必殺の台詞を言ったG41の頭をご主人様がぺちっしました。とっても優しいぺちっだったので痛くはないですが怒られてしまいました。ごめんなさい、ご主人様。

 

「全く、そんな台詞をどこで覚えてきたんだ?」

 

 ご主人様はそう言って、G41を抱えてベッドに座り、G41をお膝に乗せてほっぺをむにむにしました。怒られてしまいましたが、本気で怒ってるわけではない。そう判断したG41は素直に答えます。

 

「はい! ご主人様のエロ本です!」

 

「…勝手にそんな本を読んだらいけないって言ってるだろ? 悪い子だなぁ、G41は」

 

 答えたG41のほっぺを横に引っ張りながら、ご主人様は言います。とっても優しいので痛くはないです。むしろ構って貰えるので嬉しいです。ご主人様は本気では怒っていません。なので、G41は安心してご主人様のお膝を堪能します。気持ちいいです。G41は幸せです。

 

 はむっ。

 

「うわぁ!」

 

 G41はびっくりして素っ頓狂な声をあげてしまいました。ご主人様がG41のミミをはむっとしたのです!

 

「こうなったら、お仕置きとしてはむはむ地獄だ。観念しろ」

 

「あうぅ~、だめぇ、ご主人様」

 

 というわけで、G41はご主人様にいっぱいはむはむされてしまいました。今回はお仕置きなので文句は言えません。G41はしょんぼりです。

 

 翌日、G41はFALさんに相談しに行きました。FALさんならきっとご主人様をのーさつする手段を知ってると思ったからです。

 

「FALさ~ん」

 

「ん? どうしたの、G41?」

 

「あら、G41ちゃん。今日も可愛いわね」

 

 FALさんのところに飛んでいくと、Five-sevenさんも傍らにいました。これは僥倖です。FALさんは非常に賢い戦術人形ですが、Five-sevenさんは違う切り口で物事を見ることができます。二人がそろっていると、時と場合によっては部分的にご主人様さえ上回る作戦を考えることができることができるのです。とっても心強いです。なので、G41は遠慮なく相談します。

 

「なのね、FALさん、Five-sevenさん。どうしたら、ご主人様をのーさつできるの?」

 

「ええぇ… 指揮官を悩殺って…」

 

 あう。G41の問いにFALさんが顔をしかめてしまいました。思ったより難問のようです。ご主人様は可愛い人形が好きなので簡単だ、と思っていたのですが…

 

「…う~ん、指揮官って、G41ちゃんにはもう既にメロメロだとしか思えないんだけど…」

 

「うん。G41より好かれてる娘っていないと思うわ…」

 

 もうすでに目に入れても痛くないぐらいの勢いだし。二人はそう言います。

 G41は困ってしまいました。FALさんやFive-sevenさんが言うぐらいなので、ご主人様はG41のことがとっても好きなのだと思います。

 でも、G41はご主人様にもっと好きになって欲しいです。もっとご主人様を独り占めしたいです。もっと副官の日が増えて欲しいです。どうしましょう…

 

「もしかして、G41はもっと副官の日が増えて欲しい、と思ってるの?」

 

「はい、FALさん!」

 

「こらっ、G41」

 

 G41が素直に答えると、FALさんはG41の頭をぺちっしました。とっても優しいぺちっなので痛くはないですが怒られてしまいました。

 

「あのね、G41。最近新しい娘が色々入ってきてるでしょ? G41と一〇〇式(モモ)ばっかりが副官だと、その娘達も寂しいでしょ?」

 

 今でさえほとんど二人ばっかりなのに、とFALさんが言います。

 考えてみれば、G41と一〇〇式(モモ)ちゃんは共に月10日ぐらい当たっています。月の三分の二です。なんと、G41と一〇〇式(モモ)ちゃんは既にご主人様をほとんど一人占めしているのです。

 というわけで、G41はこれ以上副官の日を増やしてもらうことを諦めました。第一、FALさんやFive-sevenさんでさえそこまで多くないのです。序列が上の二人よりも優先して貰っているのですから、これ以上言うとわがままになる、とG41は思いました。

 

 というわけで、G41は指揮官室に行きました。今日の副官はTMPちゃんです。TMPちゃんは大事な後輩です。二人が仲良くしているかどうかを確かめに行くのです。

 

「指揮官、あの…どうですか?」

 

「ああ、気持ちいいよ。TMPは肩たたきも上手だなぁ」

 

 指揮官室のドアの陰から覗いてみると、TMPちゃんがご主人様に肩たたきをしているところでした。ご主人様も気持ちよさそうで、TMPちゃんも褒められて嬉しそうです。

 G41はにこにこです。TMPちゃんは可愛い後輩なので、ご主人様と上手くやっているのを見ると嬉しいです。G41はTMPちゃんが大好きです。

 

 でも、その様子を見ていると、ちょっともどかしい気持ちになってきました。TMPちゃんは肩たたきにはあんまり慣れていないようです。

 見ているとTMPちゃんはご主人様の肩ばかり叩いています。それも一本調子です。それはよくありません。肩もみや肩たたきは心臓に向かうようにしていかないといけません。あまり同じ場所だけを揉んだり叩いていると揉み返しが来てしまいます。

 G41ならもっと上手にできるのに。そう思いますが、邪魔してはいけません。TMPちゃんが可哀想です。でも、やっぱりもどかしいです。

 G41はつい自分がとんとんしているつもりで、空中に向けてエア肩たたきをしてしまいます。自分ならこうするって、TMPちゃんにして見せてあげたいです。でも、邪魔をしてはいけません。G41は我慢します。

 

「そういえば指揮官、この前のロボット凄くかっこよかったです!」

 

「おお、TMPは目が高いな。いやぁ、頭部バルカンを付けるのに苦労してな。バックル型拳銃を応用する形で付けたのに、みんな分かってくれねぇんだよなぁ」

 

 とんとんとんとん…

 うずうずうずうず…

 

「あれ、凄いって思いました! 後、ワイヤードフィストとか付いてるのもよかったです!」

 

「だろ!? せっかくアダマンチウム製のバネ戦略研究所から貰ってきたのに。FALとか無駄なことするなって言うんだぜ?」

 

 とんとんとんとんとん…

 うずうずうずうずうず…

 

「後、今度目からビームが出るように改造したいです!」

 

「おお! 光〇力ビームか!! いいなぁ! 今度一緒にやってみるか!」

 

「はい!」

 

 とんとんとんとんとんとん…

 うずうずうずうずうずうず…

 

 てててててて…

 とんとんとんとん…

 

「あれ? G41さん?」

 

 はっ! TMPちゃんの声で我に返りました。なんと、G41はつい出て行ってTMPちゃんの肩を叩いてしまっていたのです!

 

「ごめんね、TMPちゃん…」

 

「いえ、G41さん! 一緒に肩たたきしましょう!!」

 

 謝るG41にTMPちゃんは嬉しそうにそう言いました。

 

「そうだな。G41は肩たたきがとっても上手だから、TMPにもコツを教えてやってくれ」

 

 ご主人様もそう言ってくれました。輪の中に入れたのでG41は嬉しいです。G41はご主人様とTMPちゃんが大好きです。ご主人様とTMPちゃんもG41が大好きです。みんな相思相愛です。えっへん!

 というわけで、今日はTMPちゃんと一緒にご主人様の肩もみをして、いっぱいお話をして過ごしました。とっても楽しかったです。のーさつできなくても、G41はご主人様やお友達にいっぱい愛されているのでした! まる!

 

 


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