G41は今ご主人様の部屋の掃除をしています。
ご主人様の部屋の掃除は当番制で戦術人形の有志がやってます。ご主人様の部屋を掃除し隊です。隊長はM590さんがやってくれてます。以前は
ご主人様の部屋は結構汚いです。
服は脱ぎ散らかしているし、飲んだお酒の瓶とかも机に放置しています。
ご主人様は私生活ではかなりだらしないです。困ったご主人様です。今度会ったらめっ!しないといけません。
G41は部隊結成初期から隊員だったので、今や勝手知ったるご主人様の部屋です。
なので、どこに何を片付けたらいいかはご主人様より知っています。早速お片づけを始めます。
まず机の上のお酒を片付けることにします。空の瓶とコップとお皿をお盆に乗せます。
少しだけ瓶の口を舐めてみます。なんだかとっても安っぽい味がしました。ご主人様は給料日なのにこんな安っぽいお酒しか飲めません。可哀想です。
お金を稼いだら、ご主人様にいいお酒をあげたいと思います。シャンペンというのがしゅわっとして甘くて美味しいので、それを買ってあげたいです。
次にコップをちょっと舐めてみます。やっぱり安っぽい味がしました。でも、ご主人様と間接キッスです。嬉しいです。えへへ。
続いて、服のお掃除です。
いつも着ているスーツとYシャツを回収します。Yシャツはお洗濯で、スーツはアイロンして消臭剤をかけることにします。
最初G41はアイロンが難しくて、スーツをダメにしたこともありました。でも、
なので、G41はいいお嫁さんになれます! えっへん!
回収した服をくんくんしてみます。ご主人様の匂いがしました。嬉しいです。
嬉しかったので、ついついぎゅっとしてすりすりしてしまいました。G41はご主人様の匂いが大好きです。
名残惜しいですが、それを籠に入れて、持ってきた新しいシャツとスーツをクローゼットにかけておきます。しっかりアイロンしたので、脱ぎ散らかしてしわしわにしないで欲しいものです。脱いだらちゃんとハンガーにかけるぐらいはして欲しいです。やっぱり、めっ!しないといけません。
後はお部屋に掃除機をかけて、拭き掃除をします。
掃除機をかけていると、ベッドの下に何か当たるものがありました。とってみると、それはエロ本でした。
新しい本だったのでG41は早速読んでみます。何だか
もしかしてご主人様は
エロ本をたっぷり読んで、ご主人様をのーさつするお勉強をした後、掃除機と拭き掃除を仕上げてしまいます。
部屋は綺麗になりました! G41はお掃除が得意です! なので、G41はいいお嫁さんになれます! えっへん!
ちなみに、エロ本は机の上に置いておきました。お気に入りのエロ本だと思うので、すぐに読めるように、と配慮したのです。G41は気が利きます!
後はベッドメイキングだけです。今日はシーツ交換はしないで、消臭剤をかけるだけです。
布団を持ち上げたところで、ご主人様の匂いがしました。G41はご主人様の匂いが大好きです。ご主人様の匂いに包まれたいと思ってしまいました。
なので、G41はご主人様のベッドに寝っ転がってお布団を抱っこしました。ご主人様の匂いでいっぱいです。ぬくぬくです。G41は幸せです。
何だかちょっと眠くなってきました。でも、寝ちゃいけません。まだお掃除が完全に済んでないからです。でも、もう少しだけコロコロしていたいです。
コロコロしているうちにますます眠くなってきてしまいました。ご主人様の匂いは安心するからです。でも、寝ちゃいけません。寝ちゃいけません。寝ちゃ…ZZZzzz…
…何だか、頭を撫でてくれている感触がします。ご主人様の手みたいです。なのでちょっとすりすりしてしまいました。
あれ? G41は今どうしてるんでしょうか? あれ?あれ?
あ! G41は思い出しました! お掃除の途中でした!
G41は慌てて身を起こしました。すると、ご主人様が隣に座っていました。
「おはよう、G41」
ご主人様が笑顔でそう言ってくれます。体内時計を確認してみると、もう夕方です。ご主人様は仕事を終えて部屋に戻ってきたのです。
G41はしょんぼりです。コロコロの誘惑に負けて、お掃除を最後までできませんでした。G41はダメな子です。
「ごめんなさい、ご主人様。寝てしまいました…」
G41はミミをペタンとしてご主人様に謝ります。これではいいお嫁さんになれません…
「いや、いいんだよ。いつもありがとうな、G41」
「…ふぇ? 頭、撫でてくれた…?」
でも、ご主人様はG41をなでなでしてお礼を言ってくれました。怒られるかと思っていましたが、どうやら余計な心配だったみたいです。
「せっかくだし、もう少しG41を愛でてから飯にしよう」
ご主人様が嬉しいことを言います。G41は幸せです。お掃除し隊に入ってて本当に良かったです。
ちなみに、洗濯物や洗い物は