新しくM14隊が設立されることになって、ウェルロッドさんとドラグちゃんがG41隊から抜けることになりました。G41隊は再編されることになり、メンバーが決まるまで一時的に解散になっています。
というわけで、暇になったG41は今日もご主人様に甘えています。
ご主人様も今日は暇みたいで、朝からご主人様のお膝を堪能しています。気持ちいいです。G41は幸せです。
「G41は今日も可愛いな。お前がいるととっても癒されるよ」
ご主人様がG41を褒めながらなでなでしてくれます。嬉しいです。今日もご主人様がいてくれるので、G41は幸せです。ご主人様も幸せです。二人は相思相愛です! えっへん!
「ご主人様~」
G41はご主人様を呼んでみました。
「ん? どうしたんだ、G41?」
ご主人様がG41の顔を覗き込んで質問してきます。もちろん、別に用があったわけではありません。
「はい! 呼んでみただけです!!」
G41は笑顔でそう言います。G41はご主人様が好きすぎるのでとっても甘えたいのです。
「そうか~。じゃあ、G41~」
「はい、ご主人様!」
「呼んでみただけ~」
「わ~い!」
G41は諸手を挙げて喜びます。もう二人は相思相愛を越えてらぶらぶです。嬉しすぎます。
「G41? G41はどうしてこんなにも可愛いんだ?」
ご主人様がなでなでしながらG41に尋ねてきます。どうしてなんでしょう? G41は少しの間考えて、そして思いつきました!
「はい! それはご主人様が褒めてくれるからです!」
いつか
きっと、G41もそうであるに違いありません。なので、G41はそう答えました。
「そうか~、G41は褒めると可愛くなるのか~。じゃあ、もっと褒めよう」
すると、ご主人様がとっても嬉しいことを言ってくれました。
「G41は愛くるしいな。お前は俺の天使だ。宝物だ」
ご主人様がなでなでしながら超褒めてくれます。嬉しいです。G41は幸せすぎます。今日も一日幸せが続くと思うと、G41はうきうきです。
「ただいま、指揮官! ハグして~」
すると、扉を開けてFive-sevenさんが入ってきました。手には報告書を持っています。どうもご主人様からお使いを頼まれていたようです。
「ご苦労様、Five-seven。おいでおいで~」
ご主人様もFive-sevenさんを迎えるように両手を広げました。G41が座っていると邪魔になります。序列が上のFive-sevenさんがご主人様に甘えるのを邪魔してはいけません。そう考えたG41はご主人様のお膝から降りようとしました。
「あ、いいのよ、G41ちゃんはそのままで」
Five-sevenさんが近づいてきながらG41を制止しました。なので、G41はそのまま座ってました。
次の瞬間、G41の顔が柔らかいものに包まれてしまいました。なんと、Five-sevenさんはG41ごとご主人様にハグしたのです。なんと、G41はFive-sevenさんとご主人様のサンドウィッチになってしまいました!
G41は柔らかい感触とFive-sevenさんの匂いを堪能します。気持ちいいです。Five-sevenさんは大好きな先輩なので、G41は嬉しいです。
「さて、とりあえず今日の昼、この娘が入ってくるわ」
そう言ってFive-sevenさんはご主人様から離れて資料を手渡します。新しく入ってくる娘のプロフィールのようです。
「そうか。ついにPA-15が来てくれたか。いやぁ、前々からスカウトしてたんだが、ついに実現したか」
「もう、指揮官たら鼻の下伸ばして」
「お前だって可愛い娘が入ってきてくれると嬉しいだろ?」
「まあね。優秀ならなおいいわ」
会話を続けるご主人様の手の中にある資料を見て、G41はむっとしました。これはいけません!
なんと、PA-15さんは
む~。このままではご主人様が取られてしまうかもしれません。G41は物凄く面白くないです。
「新しい仲間…安っぽい…」
G41は思わずそう呟いてしまいました。PA-15さんはハイエンドモデルなので安っぽいわけではないですが、ご主人様を取ってしまいそうな後輩につい苛立ってしまったのです。
「こら、G41!」
すると、ご主人様がG41の頭をぺちっしました。
とっても優しいぺちっだったので痛くはないですが怒られてしまいました。ごめんなさい、ご主人様。
「新しい娘にそんなこと言ったら駄目だろ?」
「でもご主人様。G41はご主人様を取られたくないです」
G41のほっぺをむにむにするご主人様にG41はそう言います。G41はずっとご主人様に好かれていたいです。可愛がって貰いたいです。なので、新しい娘に取られてしまうのは嫌です。
「う~ん、G41ちゃんから指揮官を取るとか無理だと思うけど…」
すると、Five-sevenさんが苦笑してそう言います。そうなんでしょうか。G41はご主人様を見上げます。
「大丈夫だ、G41。そりゃ、最初は仲良くなるために重点的に構うが、最終的にG41より好きになることはないさ」
何せ、G41は俺の天使だからな。そう言ってG41をなでなでしてくれます。そういえば、M99ちゃんが来た時もご主人様を取られてしまうと思ってましたが、ご主人様は結局G41の方を可愛がってくれています。ご主人様とG41は相思相愛なのです! もっと自信を持ってもいいのかもしれません。
「そうだな。一通り訓練が終わったら巡回に行かせるが、その時はG41が連れて行ってくれるか?」
「はい! ご主人様!」
ご主人様の申し出にG41は喜んで応じます。巡回に連れて行く、ということは新生G41隊の新しいメンバーになるのかもしれません。そうでなくても、後輩のお世話はしっかりやらないといけません。
というわけで、G41はご主人様と一緒にPA-15さんを待ちました。
PA-15さんは奇矯な発言こそ多いですが、とってもいい人でした。なので、G41ともすぐ仲良くなりました。
そして、PA-15さんが来て3日目のことです。G41は肩を落として巡回から帰ってきました。PA-15さんに大怪我をさせてしまったのです。
「次からはもっと慎重に戦う……ごめん、指揮官」
「いや、PA-15はよくやってくれた。名誉の負傷だ。ゆっくり傷を癒してくれ」
ヴィーフリちゃんに肩を貸して貰いながら謝るPA-15ちゃんに、ご主人様は言います。その通りです。PA-15さんはとっても頑張ってくれました。
巡回に出たG41達は鉄血の結構大きな部隊と遭遇しました。BOSS級も2体程いたので、かなりの苦戦を強いられました。部隊のメインアタッカーはG41とヴィーフリちゃんでした。なので、ヴィーフリちゃんを消耗させてはいけませんでした。そんな訳で、G41はPA-15さんに単騎での攪乱をお願いしました。HG型の人形は他にコンテンダーさんがいたので、火力に乏しいPA-15さんが適任だったのです。PA-15さんも喜んで引き受けてくれました。
PA-15さんはこういう事がとても得意らしく、敵を散々ひっかきまわしてG41達が反撃するきっかけを作ってくれました。そして、見事敵を撃滅することができました。
でも、お陰でPA-15さんは大怪我をしてしまいました。仕方がなかったとはいえ、本来、新入りに単独任務、しかも最前線を任せたりしてはいけません。他にどうにかできなかったのか。G41はボロボロのPA-15さんを見てずっとそう自問自答していました。
「G41さんの指揮は間違っていませんでしたよ」
「は、はい! だから、元気出してください」
コンテンダーさんとTMPちゃんが励ましてくれます。でも、G41は悲しいです。守るべき後輩をボロボロにしてしまうなんて…これでは隊長失格です。
「気にしないで、G41。とっても面白かったから!」
落ち込むG41にPA-15さんはとっても嬉しそうにそう言ってくれました。G41は思わず顔を上げて、PA-15さんを見ます。とっても綺麗な笑顔でした。
「私、一番刺激的な任務を求めてここに来たんだし、重要な仕事を任せてくれて嬉しかったよ!」
「本人もこう言ってるんだし、落ち込まなくていいよ、G41」
二人はそう言ってG41を励ましてくれました。嬉しいです。G41はやきもちを妬いて、新しい娘をやっかんでしまうこともありますが、それでもみんな仲良くしてくれます。優しくしてくれます。こんなにありがたいことはありません。G41はそんなみんなが大好きです!
「うん! ありがとう、PA-15さん!」
「アハハ……くすぐったい! こっちにもして~」
「ちょっともう! じゃれるのは手当てしてからにしなよ!」
PA-15さんに抱き着いてぺろぺろするG41とそれを窘めるヴィーフリちゃん。そして、それを笑顔で見守ってくれるご主人様達。素敵な皆に囲まれて、G41は今日も幸せでした! まる!
なお、新生G41隊には結局PA-15さんは加わらず、代わりに89式さんが加わることになりました。89式さんとも仲良くして、G41隊を良い隊にしていきたい、と思います。