ご~るでん☆れとりば~ず!   作:カール・ロビンソン

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7・ご奉仕G41(その1)

 突然ですが、G41はいいことを思いつきました!

 

 いつもご主人様に撫でてもらったり、褒めてもらってばかりでは不公平です。なので、G41もご主人様に気持ち良くなって貰おうと思います。

 というわけで、G41はこの前から一〇〇式ちゃんにある技を習ってました。そして、もう免許皆伝の腕になりました! えっへん!

 

 後、Five-sevenさんから貰ったご奉仕用の服も着ています。紺色のワンピースとその上に白いエプロンドレスとヘッドドレスを着けてます。白い手袋と黒いストッキングも身に着けました。なんでも、これはメイド服って言って、昔からご奉仕するときに着る服だそうです。これを着ていくとご主人様が大喜びするって言ってたのでこれで完璧です!

 

 というわけで、今日はその技のお披露目です。G41は早速指揮官室に行きました。

 

「G41入ります!」

 

 ノックして、そう言ってお部屋に入りました。ご主人様はIFN通信で誰かとお話し中です。

 

「うちの一〇〇式はいささか忙しくてですね。それに彼女も人前に出るのは少々苦手な性格でして…」

 

『そこをなんとか』

 

 あう。交渉事の最中でした。ご主人様は交渉中にG41達を近づけることを嫌います。返事があるまで待てばよかったです。ご奉仕するつもりがいけないことをしてしまいました。

 

「ふむ。そういえば、一〇〇式は最近お腹を減らしていることが多くてですね…えぇ!?」

 

 ご主人様がG41を見た瞬間素っ頓狂な声を上げました。とっても目が大きいです。あう。もしかして怒られるのでしょうか? G41はしょんぼりです。

 

『どうしました? 天野指揮官』

 

「急用が入りました。この話はまた今度。では」

 

 ご主人様はそう言って強引に通信を打ち切って、すぐに立ち上がります。そして、G41の前に大股で歩いてきました。

 

「じ、G41!((*´Д`)ハアハア) お前はなんていけない子なんだ!((*´Д`)ハアハア) これはおしおきをするしかない…(じゅる)おっと、涎が…」

 

 ご主人様が何だか怖い目で、息を乱してそう言いました。もしかして、もの凄く大事な交渉だったのでしょうか。ご主人様のお邪魔をして、G41はしょんぼりです。

 

「ごめんなさい、ご主人様。失望させました…」

 

 G41はミミをペタンとして、上目遣いでご主人様に言います。悲しいので、つい目がウルウルしてしまいました。

 

「ぐおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!」

 

 そう言った次の瞬間、いきなりご主人様が床に倒れて横にごろごろし始めました。一体どうしたのでしょう? G41はびっくりです。一体何が起こったのでしょうか?

 

「…い、いかん、いかん。俺、正気に戻れ… G41をそんな目で見るんじゃない…」

 

 ご主人様はうつ伏せで寝ころんだままそう言って、立ち上がりました。

 

「ご主人様?」

 

「すまん、G41。取り乱してしまった。お前は悪い子じゃないからな。可愛い可愛い、俺の大天使だ」

 

 なんだかよくわかりませんが、いきなり超褒められました。怒られるんじゃなかったのでしょうか? よく分からないですが。褒められたのでG41は嬉しいです。

 

「で? G41、どうしたんだ?」

 

「はい! ご主人様にご奉仕しに来ました!」

 

「ご奉仕…だと…?」

 

 ご主人様は凄く驚いてそう言います。とってもサプライズだったみたいです。というわけで、G41はソファーの端に座って、膝をパンパンしました。ご主人様のお膝の合図の真似です。

 

「うおおおお… マジか…」

 

 ご主人様は何だか感極まった様子でそう言って、いそいそとソファーに寝っ転がって、G41のお膝を枕にしました。G41は高級モデルなので、臭くないですしお膝も柔らかいのでいい枕になります。

 

「ご主人様、どうですか?」

 

「ああ。幸せすぎる…」

 

 ご主人様は本当に幸せそうにそう言いました。ご奉仕大成功です! でも、G41のご奉仕はまだ始まったばかりです。

 

「ご主人様、横向いて?」

 

「こうか?」

 

 ご主人様が頭を右に向けました。ご主人様の耳が前にあります。いよいよ、日ごろの訓練の成果を発揮する時です。

 G41はポケットからピンセットを取り出しました。先にはゴムがついていて突いても痛くないようになっています。

 G41は精密作業が得意なので、耳かきや綿棒よりピンセットを使うほうが扱いやすいのです。

 

「ご主人様、耳掃除しますね?」

 

 そう言って、G41は耳の穴にピンセットを入れました。そして、ちょっと大きい耳垢を摘まみます。パリっていって、耳垢が取れました。

 

「おおう!」

 

 ご主人様が声を上げます。気持ちいいみたいです。ご奉仕はとっても順調です! えっへん!

 

「ご主人様、ここかゆいですか?」

 

 G41は取れた耳垢のあった場所をピンセットで優しくカリカリします。そこがほんのちょっとだけ赤くなっていたからです。

 

「ああ… めっちゃ気持ちいい…」

 

 ご主人様はため息交じりにそう言います。ご主人様が気持ち良さそうなので、G41は嬉しいです。ご奉仕はとっても順調です! えっへん!

 

 G41は丁寧に耳垢をとっていきます。ご主人様はあまり耳掃除をしないらしく、結構耳垢がたくさんありました。それを一枚一枚、ゆっくり剥がしてとっていきます。ぱりっと剥げるたびに、ご主人様は気持ちよさそうな顔をします。なんだかG41は嬉しいです。もちろん、赤い部分があったらカリカリするのも忘れません。

 

 いよいよ仕上げです。まずはふーふーをします。

 G41は口をご主人様の耳に寄せ、息をフーフーしました。

 

「うおぅ!?」

 

 ご主人様はびっくりしたみたいです。なんだか、今日のご主人様は何だか可愛いです。そんなご主人様を見られて、G41は嬉しいです。ご奉仕はとっても素晴らしいことだ、と思いました。

 

 いよいよ、最後の仕上げです。G41は耳の壁を少しピンセットの先端でなぞって、へこんでいる部分を探します。それはすぐに見つかりました。ここが耳のツボらしいです。

 そこを優しくピンセットの先端でつんつんしたり、カリカリしたりします。ここを刺激されるととっても気持ちいいらしいです。

 

「やべえ… 幸せすぎる…」

 

 そう言って、ご主人様は大きな欠伸をしました。このツボを刺激すると眠くなるみたいです。そうでなくても、ご主人様は一生懸命私たちのために働いてお疲れです。ゆっくり休んで欲しいです。

 

「ご主人様、お眠してもいいですよ?」

 

「ああ。すまん、G41」

 

 そう言うなり、ご主人様は反対を向いて別の耳をG41に向けました。寝てる間にこっちもお願い、ということだと思います。

 

「はい、ご主人様。おやすみなさい」

 

 そう言って、G41は再び耳の掃除を始めました。大きな耳垢がたくさんあります。掃除のし甲斐があります。

 そうして、耳垢をパリパリしていると、ご主人様の寝息が聞こえてきました。ご主人様の寝顔が何だか可愛くて、G41は嬉しかったです。ご奉仕は大成功でした!

 ご主人様が寝ていても、G41は手を抜かずご奉仕します。ゆっくりお休みください、ご主人様。まる。

 


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