理由はお気に入り登録を二人の方がしてくれていたから。
いやね。嬉しかったですよ。
多いとは言い難いですが、始めの方はそれこそ1人でも嬉しいものです。
本当にありがとうございます。
あの怒涛の謝罪から、数十分が過ぎた。
とりあえず、分身体を取ったことは許してくれて、なんならこのままくれるという。
まあ、返せって言われても返し方とか一切わからないから、返せないんだけど…
そしてなんと、この村で俺が独り立ちできるまで、衣食住を保証してくれるという。
それを証明するかのように、俺とリムルさん、二人分の服の作成を、先ほども来ていた緑色のムキムキ(ゴブリン・ロードのリグルドというらしい)に依頼していた。
まあ、その分働けよ?と言われたが、衣食住を保証してくれるなんていう、素晴らしい報酬がある以上、喜んで働きます。
そして目の前の子、つまりリムルさんは、転生者であるらしい。
転生してから、今までの経緯を語ってくれた。
洞窟で彷徨ったこと。
自分の能力のこと。
暴風竜ヴェルドラという、封印されている竜と約束したこと。
森を出て、ゴブリン達に出会ったこと。
そこでゴブリン達の依頼を受け、この村の主になったこと。
ランガとの出会い。
武装国家ドワルゴンに行き、そこであった出来事。
そして、井沢静江さんのこと。
まさに、ファンタジー。
俺が目を輝かせながら聞いているので、リムルさんも、得意げに話していた。
…子供っぽいな、と思った。
最後は悲しかったけれど、どれもまるで物語のようにワクワクさせてくれるようなものばかりだった。
「リムル殿、お二人方が衣服をお召しにならないのはどうかと、頼まれた衣服が出来るまでの間、代わりとなるものをご用意いたしました。」
そうして話を聞いていると、リグルドが部屋の外から呼びかけて来た。
先程、リムルさんが頼んでいた衣服が出来上がるまでの代わり。
それでも異世界でのはじめての衣服だ。
胸が弾むものがある。
そうして渡されたのは、リグルドも着ている服をそのまま小さくしたようなもの。
異世界っぽい、大した特殊能力などはなさそうだが、着心地は前世の服と同じぐらいで、満足のいくものだった。
ありがとうございます、と礼を言い、これからのことを考えていく。
リムルさんの言っていたことによると、他の世界からこっちに来たものは、その時に想っていたものがスキルとして発現するようだ。
確認しよう、としたところで方法がないことに気づく。
ステータスと唱えるなどの確認方法は、リムルさんからその話を聞いた瞬間に確認したが、全部ダメだった。
なのでリムルさんに相談すると、大賢者を通じて分かるかもしれない、とのこと。
「大賢者、聞かれるの嫌だろうし、俺には聞こえないように持ってるスキルを教えてやることは可能か?」
どうやらリムルさんは自分と同じ姿の俺のことを、兄弟のように思っているらしい。
そのおかげか、俺に最大限の配慮をしてくれた。
もしかしたら、兄弟、というものに憧れていたのかもしれない。
《解。出来ます。今すぐ表示しますか?》
出来るらしい。
話には聞いていたが、リムルさんが持っている捕食者も大賢者も、チートすぎないか。
若干嫉妬しつつ、俺の所持スキルを教えてくれ、と返す。
《解。固有スキルは『溶解,吸収,自己再生』の三つです。
ユニークスキルは『大賢者』『捕食者』『変質者』『狂乱者』
『自愛者』『色欲者』『嫉妬者』の七つです。但し、元分身体
故に持 っている『大賢者』『捕食者』『変質者』の三つは制限
がつくようです。
エクストラスキルは『水操作』『炎熱操作』『魔力感知』の三
つです。
獲得スキルは黒蛇『熱源感知,毒霧吐息』,ムカデ『麻痺吐息』
蜘蛛『粘糸,鋼糸』,蝙蝠『超音波、吸血』,トカゲ『身体装甲』
黒狼『超嗅覚,思念伝達,威圧,影移動,黒稲妻』
炎巨人『分身体,炎化,範囲結界』です。
耐性は熱変動耐性ex,物理攻撃耐性,痛覚無効,熱攻撃無効,電流
耐性,麻痺耐性の六つです》
頭の中を駆け巡る情報を一文字も逃さぬように、集中して聞く。
大賢者に質問して確かめたところ、本来この分身体が所有していたスキルと俺が転生した際に獲得したスキルの総合になっているらしい。
つまり、強さ的にはリムルさんより俺の方が上…?
と勘違いしそうになるが、色々制限があるらしい。
『大賢者』
半径が1km以内に同時に居る場合は、使用可能である。
つまり、それより離れすぎると使用不可、ということだ。
『捕食者』
胃袋が共通で、本体しか出す事が出来ない。
捕食や保管は可能なのだが、取り出しは出来ない。
普通の分身体だと、捕食で得た能力はリムル本体にフィードバッ クされるらしいが、俺が入った影響なのか、フィードバックは出来なくなったらしい。
『変質者』
融合可能なのは、一体のみ。分離は、普通に行える。
だそうだ。
つまり、その三つは所詮リムルさんの劣化版。
しかも、この分身体はスキルの試運転のようなもので、大した魔素と妖気が込められていないらしく、俺の魂が憑依されたことによって莫大に増えてはいるが、リムルさんには及ばないらしい。
まあつまり、これから増やしていくしかないということだ。
続いて、俺が獲得したスキルの効果を聞いてみるとリムルさんの『捕食者』と『大賢者』のように相性が抜群に良いわけではないが、チートと言っても差し支えないほどのスキルだった。
まず『狂乱者』。
これは理性を対価に身体能力と保有魔素量などの戦闘に関するものに補正をかけるというもの。
これは正直あまり嬉しいとは思えないが、それでも持っていて困るものじゃない、喜んでおこう。
次に『自愛者』。
これは自分のために他の生物を殺した場合、保有魔素や妖気が増えるというものだ。
話を聞く限り、この世界では魔物という生物がいるらしく、(リムルさんと俺の種族であるスライムもそれに該当する)中でも知性のないものは、襲いかかってくるし、人間同士の戦争も絶えず、命の取り合いは、そこら辺でもありふれているらしい。
弱肉強食。まさにその通りなのだと。
つまり、俺がこの世界で生きて行く中で、誰かの命を奪わないといけない時が来るわけで、その時に効果を発揮するだろう。
次に『色欲者』
これは生と死を司る能力らしい。
明らかにやばいが、生物の蘇生は死亡してから5秒以内、魂も身体も無事な状態、というめちゃくちゃな条件の中でしか成立しないらしく、蘇生を使う機会はなさそうだ。
しかし、エネルギー量というものが目に見えるようにすることができるらしく、それで相手の力量を測れるようだ。
次に『嫉妬者』
これを使うと戦っている相手からエネルギーを吸収することが出来るらしい。相手の弱体化と、自身の強化。両方とも行われるというわけだ。
うーん、なかなか強い。
異世界に来てすぐにこれなのだ。
まだ強くなれるだろう。
そう思い、まだ見ぬ未来に想いを馳せた。
なんか、もうあれです。
転スラ設定が凝ってる上にスキルとか多すぎるんでもう、頭の中がぐっちゃぐちゃですよ。
眠い+低脳+転スラ=駄作です。
また気になったこととかあったら書いていきます。
後書きに。