転生したらリムルが作成した分身体だった件   作:飽き性boy

6 / 9
高熱+ダラけでちょっと開いてなかったんですけど、いつのまにか、お気に入りが260ぐらいになってました。
びっくりしてます。
それと、評価してくれた人も15人になり、感想の数は7です。

…びっくりしてます。
最初の方に比べればなかなかの進歩。
本当にありがとうございます。

それと感想の方で、やはり色欲は生死を操る能力なので、レジストされなければ即死させれるらしいです。
そんな気がしてたんですが、よくわからず、能力のところに書きませんでした。

ですが、実際あるのに無いことにするわけにはいかないので、独自設定で今回のところに書く予定です。
不愉快に思われましたら、ほんと申し訳ございません。


それでもよろしい方は是非楽しんでいってください!




初めて戦闘をしてみる件

さあ、冒険だ。

 

そう、ちょっとカッコつけて家を出たものの、まずはこの身体のスペックや、進化したことでの変化の確認から。

 

まだリムルと2km離れていないので、使える大賢者によれば、この辺りの森なら異常事態がない限り、確認していない状態でも対処できる、と言っているが、遅かれ早かれ、確認するのには変わりないのだから、早めに確認しといて損することはないはずだ。

 

それに。

 

「大賢者、変質者でリムルが以前捕食した魔物と融合出来る、そうだな?」

《解。はい、そうです》

 

 

今大賢者に確認した、融合出来る、という事実。

これはスキルを確認した時、元分身体だから制限がかかる、と大賢者が言っていた。

そして大賢者が言っていた制限の中に、変質者は他の魔物と融合できるのは一体までになる、というのがあった。

 

言い換えれば一体までなら融合出来る、ということだ。

 

 

 

「変質者で黒狼と融合」

そう唱えた瞬間、俺の魔素が黒い霧となり、身体を包む。

 

晴れた先にある俺の身体は、髪を黒く染め、まるでアニメや漫画に出てくる獣人のように、狼の耳と尻尾を生やし、あほ毛のようなくせ毛が二本、可愛く頭に乗っかっていた。

 

これが融合か、と頭の耳や貰ったズボンを突き破り生えている尻尾を触りながら、初めて自分が使うスキルに感動する。

本当はしばらくこの感動に浸っていたいが、そんなことをするために擬態したんじゃない。

 

本来の目的である、あることを確認するために、思いっきり鼻から空気を吸った。

 

 

土、木、草、藁、金属、水など。

家の中の祭壇で祀られるように置かれているリムルの匂いまで。

周りにある全ての位置を匂いで把握してくれる。

 

そう、黒狼が所有しているスキル、超嗅覚の効果だ。

ホブゴブリンの体臭がして、少し嫌な思いになるが、そんなこと気にならないぐらいのメリットがある。

 

これさえあれば、例え森の中でも自分の残り香を追って帰れるので迷うことはなく、しかも魔物などの居場所を知る、所謂索敵にもなる。

これがあるだけで森の冒険を少しは安全且つ効率的にすることができるだろう。

魔物と融合出来ると言うことを知らなければ、出来なかったことだ。

 

 

何が言いたいかというと、事前に確認しておくことで安全性と効率を手に入れれることもある、ということだ。

 

 

てことで森に探索に行く前に身体のスペックや進化したことでの変化を確認する、と決めたのだが…

 

なんだろう、こう、周りにいるホブゴブリンや嵐牙狼の俺を見る目に怯えが見えるというか…

 

《解。進化したことにより上昇したエネルギーが溢れ出しています。そのエネルギーに恐れているのでしょう。対処方法としては捕食者で体外に出るエネルギーを全て保管する方法が挙げられます》

 

 

なるほど、漫画とかでいうオーラみたいなやつ、かな?

それが溢れ出して居るようだ。

対処法はそれを捕食者で食らうことで、胃袋にしまうこと。

しかし、俺は元分身体だからスキルが制限され、しまったエネルギーを取り出すことが出来ないはず。

それをリムルが使うことで恩返しになるならそれでいいが。

 

《進化により、『大賢者』の制限が2km離れた場合に世界の声を借りた質疑応答が出来なくなる、に変化し、『捕食者』の制限が胃袋の大きさが10分の1になる、に変化しました。『変質者』の制限は完全に消失しました。これにより、捕食し胃袋に収納したエネルギーを使う事が可能です》

 

 

お、おう。

大賢者が教えてくれた内容は、十分驚愕に値するものだった。

それだけの情報で、進化がどれだけ有益かわかる。

 

おそらくだが、制限されていた理由は、元の分身体の性能では、ユニークスキル以上の性能を持つスキルを完全に反映することができなかったからだろう。

その根拠に、ユニーク未満のスキルは普通に分身体に反映出来ていた。

今回、進化する事でこの身体の性能が上がり、ユニークスキル以上のスキルも反映出来る範囲が広くなった、と言うことだろうか。

勝手な憶測でしかないが、あながち間違っていない気もする。

 

大賢者に、大賢者、捕食者、変質者のように効果の変わったスキルがあれば教えて、と尋ねると、色欲者も変わった、らしい。

 

それは、相手がレジスト出来ない限り、即死させられる、という能力。

 

…凶悪すぎないか?

というか、何故他のスキルは変わらなかったのに、色欲者だけ変わったのだろうか。

大賢者によると、スキルを作る"何か"が一部かけていて、それを進化する際に得られる力で埋めたらしい。

 

 

スキルを作る何か、とは何だろうか、と考えてみる。

俺が考えた仮説は、魂の力的なものではないか、ということ。

 

リムルが転生する際に手に入れたユニークスキルの数は2つ。

俺が手に入れた数は4つ、つまり2倍だ。

 

おかしくないか?

この世界の話を聞く限り、ユニークスキルっていうのはそう易々と手に入るものではないらしい。

それを2つも多く?

 

運がいいだけかもしれないが、もし運じゃないとしたら、おそらく個人によって持っている量が違うものを使ってスキルを手に入れているのではないか。

 

そこで思いつくのが転生に大きく関係しているだろう魂という概念。

その魂が持っている力に応じて、スキルの量が違う。

 

そして俺が持っている魂の力がユニークスキル4個分より、少し少なかったのだろう。

だから、色欲者を構成するものが少しかけていた。

 

と、まあ、何か、という曖昧なものが気になったので、ない頭を振り絞って考えてみたものの、結局根拠も何もない仮説しか生まれなかった。

 

とりあえず、今は置いておこう。

そのうちわかる日が来るかもしれない。

 

 

そこであることを思い出す。

そんな考え事している間も、周りのホブゴブリンや嵐牙狼を怯えさせているんだった。

 

急いで使いやすくなった捕食者で身体の外に出ている妖気や魔素というエネルギーを捕食し、胃袋に保管しておく。

こうすることで融合を解けば、ただの人間に見えるはずだ。

 

周りのみんなもホッとしたのか、こちらに怯えた目ではなく、好奇の目を向けてくる。

 

自分達の主人であるリムルと同じ顔をしていれば、仕方ないだろう。

これから一緒に住む仲間だ、一人一人挨拶したいが、それは後からでも遅くない。

 

それにあのリムルのことだ、みんなを集めて紹介ぐらいしてくれるだろう。

 

だから今はするべきことをしよう。

 

 

進化して、スキルがどれだけ変わったか、はもう確認した。

次は魔素量と妖気の大きさを確認しよう。

 

と思ったが、基準が分からないため、どちらも上がっている、としか言いようがない。

 

まあ、上がっていることが分かっただけいいか。

 

 

次は運動能力だ。

ささ、と周りに迷惑にならないぐらいの速さでリムルの村から出て、森の奥へ進む。

森に入る前に確認したかったのに、周りの迷惑になりそうだから森に入らないと確認できないという、無限ループに陥ってしまったので、仕方なく森に入ることにしたわけだ。

 

場所は、ヴェルドラが封印されていたという洞窟の近くでいいか。

あそこなら、元々ヴェルドラがいたこともあり、誰もいないはずだ。

 

行ったことがないので、洞窟への行き方が分からないが、大賢者に方角を答えてくれた。

 

リムルが以前、洞窟からゴブリンの村まで来ているので、大賢者の知識の中にあったのだろう。

 

 

よし、と気合いを入れて森に一歩踏み出す。

日本では感じることが少なかった自然を間近に感じた。

空気が美味い、とはこういうことを言うのだろうか。

 

生い茂る木々を見ながら、出来るだけ真っ直ぐ走る。

進化した影響もあるのだろう、風を切るように進む俺の身体は、走っているとは思えないほどの速度を伴って進んで行った。

 

しばらく経った頃、超嗅覚がある匂いを捉える。

 

まだ嗅いだことのない匂い。

しかし生物だということは、動いている点からわかる。

幸いなことに一匹だが、その身体の大きさがただの動物ではないことを悟らせる。

 

まだそいつとの距離はあるが、進行方向だ。

どっちみち行かないといけない。

それにそいつは、何かでこちらを感知したようで、素早い速度で近づいてくる。

 

初戦闘になるかもしれない。

というか、かなりの確率でなるだろう。

覚悟を決めとこう。

 

目を閉じて深呼吸。

スライムになったので深呼吸など意味ないかもしれないが、気持ちの問題だ。

 

 

閉じた目を、ゆっくりと開けた。

100m程奥にいたのは木と同じぐらいの高さもある、赤いアリだった。

その目は明らかにこちらに敵意を向けている。

 

 

初戦闘を迎える前にもっと確認したいことがある。

出来るかはわからないが、全力で逃げてみるのもいいかもしれない。

 

 

しかし、と少し笑っている頬に触れる。

戦闘、日本で生活している限り、なかなか触れることのない体験に、俺はどうしようもなく楽しんでいた。

 

それにアリから溢れ出す妖気は、正直俺と比べるとかなり少ない。

つまり俺にとって、力量差があるわけだ。

初戦闘としてはいい状況だろう。

 

 

戦うしかない。

そう考え、俺は色欲者の能力で相手のエネルギーを見た。

 

 




独自設定ぶち込んでやりました。
反省はしてます。後悔もしてます。
色欲、ちゃんと確認しとくんでしたね。
それと能力の制限を緩めたのはそのままだと進行しにくいかったからですね。
大賢者の能力全て使えないのだとすると、思考加速的なやつまでダメになってしまうので、ちょっときついかな、と思いまして。



不愉快に思われた方はほんとすいません。
ちゃんとした設定に則った上で、解決できる方法があればご教示くださいませ。




えっと、ウェブ版を部分的に読み直した時に、洞窟まで徒歩で1日ほどかかる、と書いてあったので、走っているという風に書き直しました。
ごめんなさい。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。