IS〈インフィニット・ストラトス〉 剥奪人形の選ぶ道 作:エヴァンジル
合宿二日目。
今日の日程は午前中から夜まで丸一日ISの各種装備試験運用データを取る事になっている、それは専用機持ちの響達も同じで専用スペースとして設けられた海岸の一角に集合する事になっていた。
「ふわぁ~……今日は一日ISに乗ってなきゃいけないから大変そうだね~」
「ああ、そうだな。それに響は俺達と違って訓練機を専用機に変えたから……他にも何かやるんじゃないか?」
「やっぱりそうだよね~」
一番最初に集合場所へ到着したのは響と一夏だった、既に千冬が到着していたが授業の準備の為に機材のチェックに入っており二人の会話に混じる事はなかった。
他の面々はまだ集合時間まで余裕があるためかまだ姿を見せては居なかった。
「でも、昨日の夜は恥ずかしい事言っちゃったな~」
「昨日? ああ、シャルロットを助けるって言ったやつか。全然恥ずかしくないと思うぜ、むしろ格好良かったくらいだぞ」
「そう言ってくれるのは嬉しいけど……おれって一年の専用機持ちの中で一番弱いからね~。シャル達が帰ってくれててほんとによかったよ~」
自分としては約束を果たしたい一心で彼女の助けになりたいと口に出た言葉だったが、今のところラウラとの試合で負った傷の事もあり傷が治る間、つまりタッグ戦から今日まで一夏達と模擬戦はしなかった。
(みんながやってるのを傍で見てただけだし、それに織斑先生には生身で負かされちゃったし……)
響は待機状態の『打鉄』にそっと手を触れため息を付く。
(ボーデヴィッヒさんに勝てたのも打鉄のお陰でまぐれがちみたいな物だったし……ちゃんと強くなれてるかは微妙だよね~)
確かにラウラとの試合は自分が勝利を収める事ができたがあの闘いの中でラウラは自分と『打鉄』の単一能力『一騎当千』の常時瞬時加速に対応しかけていた。
あの試合が彼女のISが暴走しなければもっと過酷な試合となっていたかもしれない、それこそ高速で動く自分の動きになれAICを的確に使用されたら性能の向上があったとはいえ負けていたかもしれない。
響は自分の成長を実感できず肩を落とす。
一夏もそんな響の心境を何となくではあったが感じ取る事ができたのか響の肩に優しく手を置く。
「そんな顔するなって、響は間違いなく強くなってる。ち――織斑先生も言ってたぜ!」
「ほんと~?」
「おう、うかうかしてたらすぐに追いてかれるぞってな」
「……それって今のところ変わらずおれが一番弱いって事と同じだよね~」
「………………少なくとも俺とは良い勝負だ」
「はは……微妙なフォローありがと~」
今のところ響の実力を正確に把握できているのは千冬と真耶だけである。
とはいえ響はあれから模擬戦をしていない、データの上では代表候補生に迫る結果を出したとは言え実戦経験の少なさを考えれば一夏と同等か少し下くらいだった。
最もそれは『一騎当千』を使わなければである。
『打鉄』とのリンク率が高まれば発動する単一能力を使用すれば現在一学年最強のラウラとの実力差を埋める事も可能だが使いこなせていない事も考えれば響の実力は非常に不安定な物である。
「……いつになったらみんなに追いつけるのかな~」
「今は地道に訓練するしかないと思うぜ、お互いに」
響は一夏と一緒に苦笑をもらす。
「あ、そう言えば響に教えるの忘れてた」
暗い雰囲気が流れる中、一夏が不意に話題を変える。
「教えるって何を~?」
「シャルロットの事だよ、響がプレゼントしたブレスレット。あれすげぇ大事にしてるみたいだぞ、嬉しそうにしてたし」
「シャルがあのブレスレットを付けてきてたんだ……気づかなかったよ~」
響がシャルロットが付けていたブレスレットに気づかなかったのも無理はない。
あの時は着ぐるみを着ている恥ずかしさと女子の面々に抱きつかれるという羨ましすぎる状況の中にいたのだから。
「うん、ちゃんと付けてきたよ」
「わぁっ!」
そしてシャルロットが自分の背後にいた事も気づかなかった響は撥ねるように肩を揺らす。
「お、驚かせるつもりはなかったんだけど」
「う、ううん。今のはおれが勝手に驚いただけだから~」
響は胸に手を当て深呼吸を繰り返して何とか落ち着きを取り戻した。
「そ、それでシャルはブレスレット付けてきてたんだね~」
「そうだけど……あっ! 僕が響からの贈り物をすぐに無くしちゃうと思ってたの、それはちょっと酷いんじゃないかな?」
「ううん、そうじゃなくてね……あんまり高い物じゃなかったから飽きちゃうかなって~」
「そんな事ないよ! これをくれた時、凄い嬉しかったよ。これからもずっと付けるし大事にする、響がくれた贈り物だもん」
「そ、そ~……喜んでくれてるなら良いんだ~」
「おかしな響」
シャルロットは何処か慌てた様子の響を見て小さく笑みを浮かべる、響もそんな彼女につられて笑って見せた。
端から見れば互いにのろけ全開のカップルにしか見えないのだが当然の事ながら響がその事に気づく事はなかった。
「まったく、朝からイチャついてるんじゃないわよあんた達は」
「まったくだ、これから訓練だというのに」
「でも、仲むつまじい事は悪い事じゃありませんわ」
「そうだぞ、一夏はともかく皇はもう少しシャルロットと――もごっ!?」
「ラウラは黙っててね、箒達も、ね!」
ラウラが何を言おうとしたのか判らなかったがシャルロットはさっきまで響に見せていた笑顔を真っ赤に染め彼女の口を手で塞いだ。
「シャルとは仲良いよ~?」
「うん、そうだよね! 響も少し黙ってようね!」
(……なんで~?)
響は急に怒り出したシャルロットの態度に首を傾げる。
そんな中、箒を除く専用機持ちがそろった事を確認した千冬が響達の元に歩み寄る。
「よし、専用機持ちは全員揃ったな」
「「「「「はい」」」」」
響達は今、一般生徒の実習場所から少し離れた場所にいる。専用機持ちだけのテスト稼働を行うためだ。
しかし、そこにいた全員がひとつわからないことがあった。
それは……
「ちょっと待ってください。箒は専用機を持ってないでしょ?」
鈴が先だって疑問を口にする、響達が疑問に思っているのは、鈴の言う通り、なぜか箒がいるということだ。
「そ、それは……」
「私から説明しよう。実はだな――」
「ちーーちゃーーん!!」
(………………っ!)
響は千冬の名を叫ぶ声を耳にした瞬間、心がざわつき白い髪が総毛立つような感覚に襲われた。
しかし、そんな響の変調に誰も気づかず千冬の名を叫んだ女と千冬のまか不思議な会話は続けられていた。
「やあやあ! ちーちゃん! 会いたかったよ! さあ、ハグハグしよう! 愛を確かめよ――」
崖を駆け下りてきた女は千冬の元に駆け寄ると同時に飛びかかるが、片手で顔面を捕まれる。それでも構うことなく、千冬に抱きつこうとしている彼女の姿に響を除く全員が戸惑ったような表情を浮かべていた。
(な、何だろ……あの人を見てると身体が震える)
響だけは歯を食いしばりまるで自分を抱きしめるかのように両腕で身体の震えを押さえ込んでいた。
「うるさいぞ、束」
「相変わらず容赦のないアイアンクローだねっ! でもこの感じが気持ちいい!」
「黙れ変態」
束はすっと拘束から抜け出し、今度は隠れるようにしゃがみこんでいる箒に話しかける。
「じゃじゃーん! やあ!」
「……どうも」
「えへへ、久しぶりだね。こうして会うのは何年ぶりかなぁ。大きくなったね、箒ちゃん。特におっぱい――」
「ふんっ!!」
「ぶっ!?」
ISスーツのどこに隠していたのかも問題だが箒はどこからともなく木刀を取り出して、思いっきり束を殴った。
「殴りますよ」
「殴ってから言ったぁー! 箒ちゃんひっどーい! ねぇねぇ、いっくん! ひどいよね!?」
「俺に振らないでください……」
「束、自己紹介くらいしろ」
「えー、めんどくさいなぁ。私が天才の束さんだよ、はろー。終わりー」
(……この人が、あの篠ノ之束……ISを作った天才科学者の?)
空のように真っ青なブルーのワンピース。それはさながら童話『不思議の国のアリス』のアリスと同じ姿。そこにエプロンと背中の大きなリボンが目を引く。
それ以上に眼をを引くのは、頭のウサミミのカチューシャ。
あんな個性的な格好をしていても学園の授業では幾度となくその名を耳にした最高の頭脳を持った人間、しかしISの存在が発表されてからもとくに『見る事も知る事もなかった』彼女の姿を眼にしたときから今の自分は何かがおかしい。
響は自分が何故震えているのかも分からないまま黙って束の姿を見つめる。
「うっふっふっ。自己紹介はさておき……さぁ! 大空をご覧あれ!」
短い沈黙を破り、ビシッと直上を指す束。全員がそれに従って上を見上げる。
すると突然、金属の塊が響達の前に落ちてきた。かなりの大きさだが、着地の瞬間になにか見えない力がそれを支えるかのように減速し、地面にめり込むことなく制止した。
「じゃじゃーん! これぞ箒ちゃんの専用機、紅椿! 全スペックが現行ISを上回る、束さんお手製だよ~!」
束がリモコンらしきもののスイッチを押すと、金属の塊が消えた。代わりに、その中身であろう、真紅の装甲のISが目の前に現れた。
「なんたって紅椿はこの天才束さんが作った『第四世代型』ISなんだよ!」
「第……四……?」
「各国でやっと第三世代機の試験機ができた段階ですわよ……?」
「それを……開発したというのか……?」
「そこがホレ、天才束さんだから。さあ、箒ちゃん、今からフィッティングとパーソナライズを始めようか~」
「は、はい」
間髪入れずに箒を紅椿に乗せ、嬉しそうに空中投影型ディスプレイを呼び出す束。
始めのうちは疑うように紅椿を見ていた箒だが、調整している間に表示されたスペック情報に目をキラキラとさせていた。まるで信じられないものが自分のものになった、とでもいうかのように。
ピッピッ、ピッ……。
キー操作の音はたった数回だというのに、束の手は数えきれないほどの操作を同時進行でやっていた。その天才っぷりへの驚きを全員が隠せないなか、束は声高らかに叫んだ。
「ほい、フィッティング終了~! ちょー早いねさっすが私! んじゃ、試運転もかねて飛んでみてよ。箒ちゃんのイメージ通りに動くはずだよ」
「……ええ。それでは試してみます」
箒がまぶたを閉じて意識を集中させる。
ふわりと紅椿が浮いたと思うと、次の瞬間にはもの凄い速度で飛翔した。
「なにこれ……速い……」
「これが、第四世代の加速……」
「………………」
鈴とシャルロットが驚きの声をもらす。一夏に至っては驚き過ぎて、声すら出なかった。
「どうどう? 箒ちゃんが思った以上に動くでしょ?」
『ええ、まぁ……』
ISのオープン・チャネルでの会話が飛んでくる。
「じゃあ刀使ってみてよー。右のが『雨月』で左のが『空裂』ね。武器特性のデータ送るよん」
データを受け取った上空の箒が、しゃらんと二本の刀を同時に抜き取る。
そして箒が雨月を振ると、周囲の空間に赤色のレーザー光がいくつもの球体として現れ、そして順番に光の弾丸となって漂っていた雲を穴だらけにした。
(使い方はおれの……『断空』に似てる……でも、威力が桁違いだよ)
『おおー……』
箒の感嘆の声が響の耳に届く。
「うんうん、いいねー! じゃあ次はこれね」
束も箒が見せる『紅椿』軽やかな動きにご満悦なのか言うなり、いきなり16連装ミサイルポッドを呼び出す。光の粒子が集まって形を成すと、次の瞬間一斉射撃を行った。ミサイルが箒に向かって飛んでいく。
今度は空裂を箒が振ると、帯状の赤色のレーザーがミサイルを撃墜した。
「いつもの事だけど……ほんと束さんには驚かされるな、響もそう思うだろ?」
「………………」
「響?」
響の表情は硬く、一夏の言葉は耳に入っていないようだ。
(……どうして嫌な感じがするの……胸がムカムカするの? 何でおれはこんなにあの人が怖いの……)
響が感じた嫌悪感、それはラウラのISが暴走し千冬の姿を形取った時と同じ物だった。
しかし、今ここで彼が見ているのは暴走状態のISではない。まして異形な変化を見せたわけでもない。
(『初めてあった人』なのに、初めて見たISなのに……こんなに……っ!)
響の中に覚えのない嫌な予感が過る。そんな響の不安を知らずに束はなおも作業を続ける。
「うんうん! いいね、いいねー! あははは!」
嬉しそうに笑う束を見つめている千冬の表情も硬い。
(響もそうだけど千冬姉も一体どうしちまったんだ?)
まるで敵を見ている様な表情に一夏は声を詰まらせる。
「さてさて、箒ちゃんの方はこれで大丈夫!! いっくん、白式見せてくれないかな?」
「え? 良いですけど」
一夏が白式を呼び出すと束はその装甲にケーブルを差し、ディスプレイを見つめる。
「ん~~、不思議なフラグメントマップだねえ。見たことないパターンなのはいっくんが男の子だからかな。これは私も予想外・・・・・・・・――」
「束さん。その事なんだけど、何で男の俺や響がISを使えるんですか?」
「ん? それは――おっとと、いけないいけない。それでISを使える理由なんだけど私にも分からないんだよねえ。自己成長するように作ったからそのせいだとは思うんだけどね。ナノ単位まで分解して解剖させてくれればわかるかも。いい?」
「いい訳ないでしょう……」
「にゃはは。そう言うと思ったよ。そうなると『ひーくん』も同じだよね!」
「っ!」
笑顔のまま束が響に歩み寄り顔を覗き込む。
「それにしても久しぶりだねー! 何年ぶりかな? 束さん、ひーくんに会えなくてすっごくさみしかったよ。ひーくんも束さんに会えなくて寂しかったでしょー!」
「えっ……と、おれ……束博士とは初対面……ですよ~」
「………………」
響は親しげに話しかけてきた束に驚き思わず後ずさる、千冬もそんな響の姿を見て表情を更に険しくさせる。
「えー? そんなはずないと思うけどなー」
束は後ずさった響に歩み寄り優しげな笑みを浮かべる。
だが、響の顔色は少しずつ悪くなっていく。そして身体の震えも大きくなる。隣にいる一夏が分かるほどに。
「いえ、ほんとに……束博士とは今日初めて……会ったはずですよ……」
「ふーん? じゃあ名前言ってみてよー」
「す、皇響です」
響はガチガチとかみ合わない歯を鳴らしながらも何とか自分の名前を口にした。
「皇? あれぇ、あれれぇー? 束さんもしかして勘違いしてたー! 私が知っているひーくんはそんな名字じゃなかったよ」
「そ、そうですか~」
「いやー、束さんうっかり♪ それじゃ初対面のひーくん、勘違いをこれで許してねー!」
「っ!」
「ぎゅ~う♪」
束は原因が分からない怯えに震える響をいきなり抱きしめる。
「た、束さん!?」
「なっ! 何をやってるんですか姉さん!?」
「ちょっとちょっと!」
「ここ公衆の面前で男性に抱きつくなんて!」
「天才の考える事は凡人には分からない……と言う事か」
「……ず、ずるいなぁ」
それを見ていたシャルロット達はおのおの感想を洩らしながら固まっている響を眺める事しかできなかった。
(……やだ……いやだ……離れたい、離れたい! 早くこの人から離れなきゃ駄目だ!!)
コスプレとしか思えない服を着ているとは言え豊満な胸と千冬に並ぶ美貌をもった束に抱きつかれればどんな男でも思わず頬を緩めるであろう状況に響はいつもとはまったく正反対の反応を見せていた。
自分を抱きしめる束の柔らかな感触と甘い匂いに不快感を感じ、伝わってくる温かな体温に身体が震え心が拒絶を唱える。
(力……はいんない。でも、早く……離れ……離れないと……)
響は震える腕で束を引き離そうとしたがそれよりも早く束を響を更に強く抱きしめそして耳元で甘い吐息と囁くような声を溢す。
「私が知ってるひーくんは『まだ』髪が黒かったもんね」
「―――――――――――――――――――――――――――――――――――――!?」
束の言葉に響は裂けんばかりに眼を見開いた。
「あなた、は……何を言って……」
「あはは、単なる見間違いだから気にしないでねー♪」
束は響の弱々しい問いかけに答える事なく響から離れる。
響も今までに感じた事のなかった悪寒にから解放されたせいなのかその場に崩れ落ちる、周りから見れば魅力的な女性の抱擁に放心しているようにも見えたが響は混乱のあまり動けないでいた。
(小さい頃髪が黒かったって何で知ってるの? 何で『まだ』って言ったの? だって、だってそんな事言うって事は……おれは、束博士と会っていた……??)
響は動揺が滲む緋色の瞳を束に向けるが束はすでに作業に戻っていた。
(髪が白くなったのはおれを捨てた親から虐待を受けたから……それも、知ってるの? ? どうしてどうして!?)
「響、大丈夫か?」
「い、一夏……」
響は自分の目の前で手を差し出している一夏に気づき彼の手を握りしめ立ち上がる。
「災難だったな。でも、凄い事だぜ。いつもなら俺や千冬姉に箒や叔父さん達以外は絶対にあんな事しないしそれにあんなにこやかに話す事だってしないんだからな」
「そ、そうなんだ~……変わった人なんだね~」
「ああ、そんな束さんに気に入られたお前も凄いけどな」
「はは……そんな事ない、よ」
響は一夏に苦笑いを浮かべなんとか返事を返した。
本心としては今すぐにでも束に詰めより何故あんな事を言ったのか、自分の事を知っているかのような態度を取ったのかそして自分が忘れてしまった過去の出来事を変わってしまった髪の色の事を口にしたのか……問い詰めたい衝動に駆られる響。
響は空で『紅椿』を操縦する箒を見つめる束に恐る恐る声をかける。
「た、束はか――」
「た、たたたた、大変です! 織斑先生!」
だが、胸の中で強くなる疑念を問いかけようとした響の声を遮ったのは真耶の叫び声だった。小型端末を持ちながら、慌てた様に千冬に駆け寄るその姿は尋常では無い。
「どうした?」
「こ、これを!」
真耶が千冬に小型端末を見せる。その画面を見た途端千冬の表情が曇る。そのまま二、三、真耶と話をすると響達に向き直った。
「専用機持ちは集合しろ! 織斑、鳳、オルコット、ボーデヴィッヒ、デュノア! それと――皇と篠ノ之もだ!」
「はい!」
響は突然の招集に戸惑う、しかしその戸惑いは『紅椿』を、自分だけの専用機を手にして喜びを隠せないような声で返事を返す箒の姿に一層強まり言い表せない不安が彼の心を包み込んでいった。
今回は短めになってしまいましたが束さん登場のお話です!
次回から福音編になりますが構想を練っているとキャラ視点がとびとびになりそうで書くのが大変になりそうです(-_-)
また更新期間が空いてしまうと思いますが何とぞ何とぞ! お待ちくださいませm(_ _)m