side優人
俺が転生してから五年が過ぎた。とは言っても俺は五歳児というわけではない。
今俺は小学4年生なのだ。いや、言い方が間違っているのだろう。この俺の意
識の中では五年たっているといった感じだ。
その時の感覚は今でも覚えている。学校に着いた時に忘れ物に気が付く「なんで忘れていたんだろう」
と思ってしまうような感じだった。
記憶が戻ってすぐのころ俺はこの世界について必死に調べた。この世界がどんな世界かを知らねば
生き方を決められないからだ。
この世界は俺がいた時代より少しハイテクであること意外は全く同じだった。
アポカリプスウィルスもアンブレラも宇宙コロニーや学園都市、空間振もない世界だ。
しかし、その二年後に俺は世界の正体を知ることになる。『白騎士事件』だ。
インフィニットストラトス略してISと称されるその兵器は俺の知るその世界を
女尊男卑へと変えたものだった。
それから三年後、世界は俺の知るとおりの世界になった。女尊男卑は確実に進み、そして狂い始めた。
今の俺はというと…
「では優人君、この問題の答えは?」
「24を3で割った8です。」
小学校で勉強をしていた。
「よくできました。では次の問題に移りましょう。」
先生はチョークを使って黒板に新しい問題を書き始める。
ていうか小学校の黒板はそのままなのか。原作ではIS学園の黒板(?)は電子黒板だったような…
まああそこは特殊だからここが普通なんだろう。
しかし暇だ元高校生の俺からしたら暇でしかない。
襲ってくる眠気と必死に戦うこと25分。やっとチャイムが鳴り本日の授業は終わりとなった。
「ではみなさん。さようなら~~。」
「「「さようならー!」」」
元気な声であいさつをしてみんな家に帰ったり友達と話をしている。
俺は大した用事が学校にないので帰ることにする。
靴をはきかえ校門を目指す。その途中、校門前で「あの感覚」が自分に危機を知らせてきた。
(真横………パンチかII)
すぐに足を止め、数歩後ろに下がる。直後、
ヒュン!
アニメや漫画でしかありえない音と共に俺の顔があった位置を拳が通過した!
危なっ!あんなの冗談でも当たったらメチャクチャ痛いぞ!
「何するんだよ姉さん!」
「おお~。今回もよけたな弟よ。姉さんはその反射神経がうらやましいぞ~。」
のんきなことを言いながらも俺へ謝罪すらしてこないコイツは俺の姉、十六夜 優花だ。
剣道を習っているためかもともとなのか俺への接し方がものすごく過激なのだ、この人は。
「僕はそのところ構わず殴りかかってくる姉さんが憎いよ。」
「どうやったらそんなに早い反応できるの?」
「人の話を聞け!」
まあ、反射神経じゃなくて直感だけど。
俺が神様からもらったこの能力「直感」はfortissimoの「対人戦略予知視」に近いことが分かった。
今起こったのもその例だ。優花のパンチを最初に予知したときは当たる一瞬前に予知が来るくらいで
よける暇などなかった。しかし、それが続いた今ではよけるには十分なくらいまでの時間になっている。
「待っていてくれたの?」
「まあね。愛する弟を一人で歩かせるなんてこと私にはできないよっ!」
「愛する」を強調する姉。だったら殴らないでほしい。
「もう今年受験なんだよ?俺ん事なんて気にしなくていいのに。」
「先生から合格確実って言われてるからね。大丈夫だよ。」
そう、この姉優花はその変な性格を持っているにも関わらず凄まじい頭脳の持ち主なのだ。
それも中途半端なものではなくまさに「天才」だった。
「じゃあ、帰るとしますか!」「はいはい。」
家は学校から徒歩で5分の場所にありかなり近い。
俺の家は4人家族で父と母と俺そして姉の優花だ。父と母はよく海外に仕事へ行くことが多く、
月に一回帰ってくるくらいだ。俺も優花もそこまで気にしておらず、またお金も2人が十分なくらい置いて行ってくれるから安心だ。
「「ただいま~~」」
玄関に入り靴を脱ぐ。
「それじゃあ姉さんはへやにいっとくね~」
優花が自分の部屋に行く。俺も自分の部屋へ行くことにした。
「疲れた~」
あまり小学生の言わないセリフと共にベッドにダイブする。
しばらく仰向けになりボ~っとすることにした。
それにしてもかなり女尊男卑が強くなってきたな……。転生するときに「ISにのれるように」なんて
言わなかった自分は当然ISには乗れない。俺にあるのは結構便利な「直感」だけだ。
それだけではこの世界を平穏に過ごすのは少し難しいだろう。
真剣に考えていたら眠くなってきた。………昼寝するか。
俺は目を閉じ布団に入る。意外と簡単に寝ることができた。
sideロキ
「予知」の成長は順調だな。しかし優人よ、どうやらお前はこの世界を「どこかで自分の知っていることが起こるだけ」なんて考えている様だな。そんな考えは捨てたほうがいい。何のために私がお前をその世界へ送ってやったんだと思っているんだ。
言ったじゃないか「仕事を手伝ってもらう」って。安心しろ今はその時じゃない。今は未来に必ず訪れる
戦い、お前にとってのラグナロクに備えておけ。間違えても死ぬんじゃないぞ。
side優人
?あれ?今神様の声が聞こえたような………まあいいか。
夢でも見てたんだろう。俺はまだ残っている眠気に身を任せ二度寝を開始することにした。
地の文がうまくかけないロキです。
今回は転生した主人公のその後を書いてみました。他の作品では飛ばされることもあるこのあたりの話ですが僕はこういうのを書くのが初めてなので説明足らずにならないように書いてみました。
初めのほうは「もし自分が同じ立場だったらどうなのかな~」なんて考えつつ書いていきました。最後のほうは次につなげやすいように。
オリISのほうはもう完璧に設定が決まっています。早く出したいです。
最後にこんな駄作ですが感想・意見などありましたら是非是非よろしくお願いします。