聖女もどきはハンターの夢を見るか   作:liol

5 / 6
5.「対念能力者戦闘」

ジャックがレティシアに念を教え始めてから三日間が過ぎた。

ジャックが知る限りの念についての知識を、レティシアは初日でほぼ完璧に記憶していた。

 

「もう、ボクからレティシアさんに教えられる事はありませんね……」

「え? そんなことは無いと思うのですが……」

 

三日にして、既にジャックの念授業は終わりを迎えようとしていた。もう彼が知る限りの事は教えてしまったのだ。

 

ジャックは彼女の地頭の良さに驚いた。聞けばジャックでも音に聞く進学校を飛び級で卒業したらしい……納得である。

才色兼備とは彼女の様な存在なのか、とジャックは自らとかけ離れ過ぎた相手に嫉妬すら湧かない心境だった。これがもう少し手が届きそうな相手なら間違いなく嫉妬していただろう。俺より太陽が輝いていると嫉妬する人間など居ないように。

 

レティシアが特殊な経緯で生まれた“発”の影響で“絶”が使えないなどの大きな弊害を抱えていることなど、天然の念能力者が陥りがちな問題こそあったものの、総合すれば極めて優秀な生徒であった。

 

念能力は、決して一朝一夕に伸びる物ではない。

ジャックが彼女に出来た事と言えば、精々「"絶"以外の各四大行と応用技を毎日欠かさず練習する時間を取ってください」と口酸っぱく言うくらいで、元々“念”の下地があったレティシアへジャックが座学以外で殊更指導すること少なかった。

 

ジャックは出来るなら少しでもレティシアと長く触れ合えたらなと夢想したが、残念な事にレティシアは教師役からすれば酷く教えがいの無い生徒だった。かといって私利私欲で授業を無理に引き延ばし、レティシアを困らせるようなことをジャックは好まなかった。

 

ジャックは依頼成功実績のドベ争いを万年繰り広げている男である。当然ジャックの素性の裏を取ったレティシアがそれを知らない筈がなかった。贔屓目に見ても容姿は平均以下で、根暗で人が好むような点など皆無。それがジャックである。

 

そんなジャックに対してまさか意味も無く好意的に接する人間などは居ない。ハンター協会事務員の業務的な作り笑いすらジャックには向けられることも少ない始末である(ジャックの依頼達成率を事務員は熟知しているのだ)。

 

ジャックのドモリ癖のある喋りは何時も人を苛立たせた。今回もどうせそうなるだろうと思っていた。自分が人に何かを教えられる訳が無い。だが幾らドモって喋っていても何時でもレティシアは楽しそうに真剣に聞いてくれる。いっそそれが作り笑いでも構わなかった。彼女の真剣さは誤魔化しようがないものだ。彼からすればそれだけが全てだ。

 

ジャックは行きたくも無いと思っていたが、キャバクラに通い詰める男達の心理が今なら分かる気がした。当然レティシアをキャバクラで働く女性達と同一視する事など許されないとジャックは思ったが、この時間を金で買えるならば幾らでも出す気持ちであった。

 

最初はそんな話を聞く彼女の態度が嘘ではないのかと疑い、ジャックが時折思いがけない問いを投げかけても、レティシアからは直ぐに打てば響くような答えが返ってくる。その度にジャックは相好をだらしなく崩した、にやにやとした笑みが零れるのを必死にこらえなければならなかった。

 

レティシアに気持ち悪いと思われたら、ジャックのメンタルは致命的なダメージを負うのだ。

 

第一長年に渡り人の悪意を浴びて来たジャックには、相手が自分に好意的かそうでないかなど簡単に判断できる自信がある……しかしそれでもなお疑ってしまうのは、自分の心が弱いからなのだとジャックは改めて自分を情けなく思った。

 

「はい。ジャックさんの分です」

「あああありがとう御座いますッッ!!」

 

そうしていると、とうとうジャックが楽しみにしていた時間がやって来る。ナイーブな気持ちなど、もうどこか彼方に放り捨てているジャックだ。

 

ジャックはこの二日間レティシアからお昼の合間にある物(・・・)をプレゼントされている。これを貰う度に、ジャックの身体はかつてない緊張を覚える。この緊張はネテロ会長に無茶ぶりされて受けた護衛任務の時と同等かそれ以上である(その依頼人はA級賞金首に命を狙われていた)。

 

ジャックは当初、レティシアから念を教えてもらうのだから授業代をお支払いますと有難い言葉を貰っていた。しかしこの仕事の報酬はハンター協会から出るからとレティシアには伝えて、ジャックは頑なに固辞していた。ジャックはこれでも規則を守る主義なのだ。

 

それならせめてものお礼にと――――ジャックは彼女に、お弁当を作って貰っていた。女の子の手作り弁当(・・・・・・・・・)である。マ?

 

「? 美味しくありませんでしたか?」

「いえいえいえいえいえめめ滅茶苦茶美味しいです!!!」

 

「ふふふっ。ジャックさんは面白い人ですねっ! どうぞ遠慮しないで食べて下さい」

「ふぁいっ!」

 

間違い無く今が人生の絶頂期であるとジャックは確信していた。

自分の手元を見れば、そこにはレティシアが膝に置いて食べているお弁当より一回りサイズが大きいキャラ弁がある。これがまた美味しいのだ。

 

弁当の中心に描かれているのは見慣れない、飛び出た目玉が特徴のサーカスの道化師服に身を包んだ男である。可愛らしくデフォルメされたキャラクターは歓喜の顔を浮かべて何かに祈りを捧げている様子で、彼女はちょっと趣味がおかしい。まぁジャックにはこれが何でも嬉しいのだが。

 

聞けばレティシアが尊敬している【先輩】らしかった。ジャックはその言葉に心中で血涙を流した。

 

妬まし過ぎる。

 

ジャックから少し離れた横では、レティシアが小さなお弁当を小さな口で少しずつ食べている。

 

ぼうっと食べ終わったジャックがちらちらと時折その姿を盗み見ていると、高い澄んだ青空に浮かぶ雲海の隙間から太陽の光が零れ落ちてレティシアへと降り注ぎ彼女の身を美しく照らし出した。

 

彼女の艶やかな金色の髪がキラキラと光を吸い、顔に差した陽光にレティシアは眩しそうに手をかざして青紫色の綺麗な瞳を細めた。まるで一枚の絵のような光景だ。

 

(綺麗だよなぁ~。なんだかお金を払わないといけない位イイ思いしてる気がする。いやもう間違いないよこれ)

 

この絵を金で買える物ならハンターとして百億ジェニーでも購入する気概があるジャックであったが、生憎と非売品である。ジャックは自分に絵の才能が無い事に口惜しい気持ちになった。

 

 

◆◆◆◆

 

 

ジャックは深く息を吐いて、努めて目を眇めて出来るだけ真剣な顔を作る。レティシアもジャックに倣い、すっと姿勢を正し彼に相対する。

 

「レティシアさん。裏ハンター試験……合格です」

「裏ハンター試験、ですか?」

 

「ええ。念は賞金首(ブラックリスト)ハンターなどを目指す方には必須技能です。念能力者とそうでない者では、実力に激しい差が生まれる……もし狙った賞金首が念能力者であれば、依頼達成は困難になりますから」

「なるほど。一般の者が知る表の試験に合格し、更に念を覚えるまでが本当のハンター試験なのですね」

 

念能力者の総数は少ないが、ゼロでは無い。高額賞金首の中には念能力者も多いのだ。どの分野のハンターでも、必ずなんらかの特殊能力を持つ念能力者と戦う場面は発生する。

 

ジャックが見る限り、レティシアは凄まじい才能を秘めている。しかし念能力者に限ってはそのような事実など関係なく、死ぬときは死ぬのだ。幾ら才能が有る者であっても、少し歯車が狂えば命を落とす厳しき世界。

 

それが念能力者同士の闘いなのだ。

 

「本当はもうこれで終了ですが……それではレティシアさんさえ良ければ、最後に僕からとっておきの授業があります」

「とっておきの?」

「ええ――実践です」

 

そう言い放ったジャックのカバンから突如、鉄球の群れが次々と飛び出て来る。それは静かに横回転を繰り返しながら、ジャックを守護するように円を描きつつゆっくりと彼の周りに滞空する。

 

「これが僕の“発”。『守玉の協奏曲(シールダーバレッツ)』です。詳しい能力は伏せますが、中々面白いと思います」

 

ジャックの背後に浮かび上がったのは合計三十二個の鉄球であった。それぞれが時折円の軌道を微妙にずらし位置を入れ替えるように動き回っている。

 

その鉄球は、ジャックが念に目覚めてから毎日オーラを込め続けて来た特別製だ。ジャックとの親和性は抜群で、今や彼の意のままに僅かな誤差も無く自由自在に動き回る。

 

「……ありがとう御座います」

 

本来裏ハンター試験で、試験官がここまでする必要は無い。ジャックの意図に気が付いたレティシアが、静かに頭を下げた。

これが今のジャックがレティシアに贈れる唯一の(はなむけ)だった。

 

「私も、本気で行きます――『旗持ちの聖女(ジャンヌ・ダルク)』」

 

そう宣言したレティシアの手には、空間から染み出すように出現した大きな旗が握られていた。変化はそれだけでは無く服装まで変化する。

紫を基調としていた軽鎧が白を基調とした物へと変化し、束ねられていた髪が解かれて風に靡いた。

 

ジャックが『守玉の協奏曲(シールダーバレッツ)』を発動した時から肌に感じていた、レティシアからの重圧(オーラ)が目に見えて上昇する。これが彼女の本気の姿なのだろう。

 

「行きますっ!」

 

先手を取ったのはレティシアだ……いや、ジャックが敢えて先手を譲ったのである。決して彼女を侮った訳ではない。『守玉の協奏曲(シールダーバレッツ)』に埋め込まれている制約は【先制攻撃をしない】だからだ。

 

明らかに場数を踏んだ(はた)捌きによって、ジャックの周りを旋回している鉄球の隙間を縫うようにその身体へと切っ先が突き出される。ジャックがクイッと手を振ると鉄球が連結して壁のようにその隙間を埋め、旗の攻撃を完璧に防御する。

 

幾らオーラが込められた鋭い一突きであっても、強い念が込められた彼の鉄球を壊すことは不可能だ。ジャックは落ちこぼれハンターだ。依頼成功率は鳴かず飛ばず。しかし、直接的に誰かにそれを罵倒されたり、喧嘩を売られることは少なかった。何故か?

 

ジャックの好む仕事は政府から依頼された要人護衛任務(・・・・・・)だ。彼の防御を抜ける人間など、そうは居ないからである。

 

「いけッ!」

「くっ!」

 

鉄球の壁はそのままに、防御に回らなかった残りの鉄球がレティシアへと高速で打ち出される。予めプログラムされたその攻撃は、ジャックが相手の姿を視認せずとも的確に目標の急所を狙う。

 

レティシアは後退して、数十個の鉄球を旗で弾き落とす。続いて壁に使われていた鉄球全てが分離して、隙の出来たレティシアの身体へと突撃する。

 

「きゃあっ!?」

(だ、大丈夫かな……!?)

 

悲鳴を上げて倒れたレティシアの様子に、攻撃していたジャックの方が狼狽した。深手を負わせる気は無かったのだが、鉄球は半自動で動く為に加減できる物では無い。

 

「あ、あれ……?」

「っ、油断しました」

(効いて無い?)

 

鉄球の群れが勢いよくその肢体を打ち付けたのにも関わらず、レティシアはまるで嘘のように軽やかな動きで立ち上がった。

 

(レティシアさんは特質系。なのにこれは――――硬すぎる!)

「! いけっ!」

 

まるで堅牢な城塞に小石をぶつけたような手応え。手加減するどころか、全力を出さなければならない相手だとジャックは直感する。

 

ジャックが手を指揮棒のように振るうと、入力された命令(プログラム)にノータイムで反応した鉄球がレティシアを囲むように高速旋回しながら、彼女を包囲する。それはさながら鋼で出来た小型台風の様である。

 

「コードΣ!」

 

そうジャックが叫ぶと、なんと鉄球からオーラで出来た輪状の刃が形成された。その円が途端にキュッと縮み、中に居たレティシアの身体をズタズタにする。

 

筈であった。

 

(ジャンヌ)の御業をここに――――」

 

我が神はここにありて(リュミノジテ・エテルネッル)』!

 

レティシアの言霊と共に、輝く光が竜巻の隙間から零れ出す。そして一瞬の間を置いて……彼女を囲む鉄球の全てが強い力で押されたかのように盛大に吹き飛んだ。ジャックは目を剥いた。

 

驚きは連続する。

 

竜巻の中から姿を現したレティシアは、なんとあの竜巻に切り刻まれたにも関わらず多少の切り傷を負っただけのようであった。更に続いてレティシアの全身が緑のオーラに包まれたかと思うと――その傷がすうっと消えていく。

何故か破れた衣服まで修復されている有様だ。

 

レティシアは口元の血を指で拭い取り、心なし不敵な笑み(ドヤ顔)を浮かべていた。ただやはり目に見えないダメージを負っているのか、唖然として隙だらけなジャックへと直ぐに走り寄る事はせず立ち止まっている。

 

ジャックが気を取り直すのと、レティシアが樹の根が張った足場の悪い地面を駆けたのはほぼ同時だった。

 

「……今度は、私の番ですっ!」

 

鉄球が辺りに吹き飛び、守りが薄くなったジャックへと動けるようになったレティシアが肉薄する。この状況で口角を上げ愉しそうに笑う彼女の姿には、普段のその落ち着いた印象を消し飛ばすだけの衝撃が有った。そしてその駆けるスピードは明らかに戦闘開始時よりも速い。

 

それに焦燥を覚えたジャックが慌てて手を振るう。

 

「戻れッ!」

 

散らばった鉄球は驚きの速さでジャックの下へと帰還すると、レティシアとジャックの間に再び大きな壁を構築した。

 

「――甘いっ!」

 

ほっとしたのもつかの間に、轟音が響き分厚い壁が大きく凹む。そして次の瞬間レティシアの突撃に耐え切れなくなった鉄球の壁が、吹き飛んだ。

正面の一番強い衝撃が加えられた数個の鉄球は大きく欠けて、残りの吹き飛んだ鉄球諸共それらが横殴りの雨のようにジャックの身体を打ち付ける。思わず手で顔を覆う。

 

「さぁ、覚悟なさい!」

「ご、ハァ!!」

 

そこに容赦の欠片も感じられないレティシアの連撃がジャックの身体へと命中した。最後の止めとばかりにバットのようなスイングで振りぬかれた旗が、ジャックの腹へ吸い込まれるようにぶち当たる。ジャックは素早く“流”をして腹部にオーラを集中させた。

 

ジャックは星になった。

 

 

◆◆◆◆

 

 

「ありがとう御座いました。大変勉強になりました」

「そ、それなら良かったです……」

 

戦いは終わった。

 

元の私服姿へ戻ったレティシアとジャックはお互いの健闘を称えて握手を交わす。身体のあちこちが痛んでいたジャックだが、それを表情に出すことはせず余裕そうな笑みを浮かべて顔を取り繕った。

男には意地が在るのだ、相手がレティシアともなれば猶更である。

 

気が昂り過ぎて、ちょっとやり過ぎたかなと思っていたレティシアは、全く平気そうなジャックに驚いた。レティシアの心配は杞憂であったのだ。

 

「流石ジャックさんですね、実は少しだけ心配していたのですが……ジャックさんに失礼な態度でした」

「エ!? い、いえいえそんな事は。レティシアさんの攻撃もその、中々でしたよ?」

「ありがとう御座います。優しいのですね」

 

レティシアにそう言って微笑まれただけで元気になった気がしたジャックは、レティシアに見惚れつつ、先程の戦闘を回想した。振り返れば、かなり気になっていた事がジャックにはあったのだ。

レティシアが竜巻から出て来た時だ。

 

ジャックの無駄に記憶力の良い頭が冴え渡り、その時の光景を鮮明に浮かび上がらせる。ジャックの記憶では、そもそも白い姿に変わったレティシアは端的に言って……エロかった。特に胸辺り。

 

(しかもあの時、レティシアさんの服が破れて…………肌色が)

 

ジャックの内心でピンク色の欲望の渦を巻く。チクチクと刺すような罪悪感が首をもたげた。

 

「?……どうしました?」

「いえ――ボボクはもうこれで! またどこかでお会いしましょううぅっ!!」

「え、あの」

 

「おお御達者でー!」

 

唐突に走り出したジャックにレティシアはぽかんと口を開けて、“練”まで使い風の如く去っていったジャックの後姿を見送った。

 

(やっぱり、痛かったんですね)

 

痛がる姿は見せたくなかったのだろうと、レティシアは察して苦笑した。彼女にもその気持ちはよく分かる。美人(ジャンヌ)に強がってしまうのはレティシアからすれば良く分かる感情だ。

 

(分類すればキャスターか、アーチャーでしょうか。ジャックさんは)

 

人間離れした動きを見せる念能力者との戦いを経験してサーヴァントを連想したレティシアは、益体も無くそんな事を思った。

 

 

ゆっくりと歩いてホテルに戻ったレティシアはまず一番に熱いシャワーを浴びて、身体の疲れを癒した。

 

「ふ――ん、うぁ」

 

レティシアは丁度いい温度の、温かいシャワーに心地よさそうに目を閉じて気を緩ませた。そのたおやかな肢体に温水が流れ落ちて、艶めかしい胸の間を通って華奢な足を伝い床に落ちる。

 

レティシアは確認の為にその透き通るような肌の上に手を当てて、指をすぅっと滑らせてみる。鏡を見るとあれだけの闘いをしたのにも関わらず、その身体には傷痕一つ残っていなかった。

 

(良かった。傷にならなくて)

 

レティシアは『我が神はここにありて(リュミノジテ・エテルネッル)』の効果に感動した。女性にとっては最高の味方である。しかも強い。

両手を組んで改めて『ジャンヌ』へと深い感謝の祈りを捧げたレティシアは、リフレッシュした心地でシャワールームを後にする。

その前にレティシアは何かが気になって、ふと首を後ろに傾けた。

 

鏡に映っていたレティシアの背中には、四枚羽の――――大きく赤い紋様が刻まれていた。




その後、色々と一皮剥けたジャックさんは順調に依頼達成率を向上させ、協専ハンターとして少しずつ名を上げていくのであった……。


着実に実力をつけている現在、レティシア(特質系)の防御力は
ウボォー>レティシア
くらいです。目指せ人間城塞。
※真面目に念修行もしてます

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。