ダンジョンにこだわらないのは間違っているかもしれない 作:カツヲ武士
何とか2話投稿
前話の続き。
オリ展開!
オリ設定!
嫌いな人は読み飛ばし!
『あーまだ腰に違和感が・・・』
流石高レベルと言うべきか?
いや、コイツだからこそなんだろうね。
アイシャは毎回こうなのか?だとしたら
大変だ。
たまには代わってやるのも主神としての
優しさってヤツかも知れないねぇ。
よし、後でシフトの調整をしとこう。
うんうん。腰を痛める心配が無くなった
アイシャの感謝の声が聞こえるようだよ!
「何か納得してるが、こんな感じでどうだ?」
あぁ、そういえば悪巧みの時間だったね。
いやはや、あの短時間で良くもまぁこんな
悪巧みを思い付いたもんだ。
『うん。それならどう転んでも私には
損が無い。私が反対する理由はないね』
むしろどう転んでも得になるんじゃないか?
相変わらず利害調整が神掛かってるねぇ。
「一応そうなるように調整してるからな。
あとはこのドワーフの背後関係だが・・・」
『ん?話を聞く限りだと、ただの小悪党に
しか聞こえないけど、何か有るのかい?』
コイツが警戒するような事が何か有るか?
「ただの小悪党だからだよ」
『?』
良くわからないね。コイツなら嵌めて
潰して終わりだろ?
「あのなイシュタル。普通に考えて、だ。
大手のカジノのオーナーがこんな小悪党に
務まると思うか?」
『・・・あぁ、なるほど』
そりゃそうだ。カジノなんて金の成る木を
バカな小悪党に任せる阿呆は居ない。
居るとすれば小悪党を使って誰かを
釣ろうとしているヤツか。
「こんな幼稚な手口で、周りから恨みを
買うような阿呆だぞ?しかも今回の女は
男神から求婚されるような女だとか?
普通ならそんな女にこんな手段で手は出さん。
どんだけ目立つつもりだよ。」
男神云々に関してはアレだけどね。
男神連中は本気とノリが半々だから、
その娘の求婚については何とも言えん。
コイツなら大丈夫だとは思うが、万が一
神が全部そーゆーノリで求婚するような
ヤツらだって思われたら私まで評価が
落ちてしまうかも知れない。
他はともかく、コイツに失望されるのは
・・・嫌だねぇ。
「どうした?何か思うところでも?」
『あぁいや、確かに不自然だね』
まったく、こうして神を当たり前に
気遣う子供がどこに居るってんだ。
「そうだな。カジノのオーナーなんて
黙ってても恨みを買うもんだ。
普通なら影武者やら代理を立てて表には
出ないもんじゃないのか?」
『そうだねぇ』
普通ならそうだ。ソレをしないってのは
後ろ楯に絶対の自信があるか、もしくは
ただの阿呆。
それでさっきの「ただの小悪党にカジノの
オーナーは務まらん」になるわけだ。
かと言って、この歓楽街で私が知らない
ような勢力があったか?
そこまで隠し通せるような組織力が
有るとすれば、他所の力を借りた闇派閥?
だがヤツらはこんな目立つような真似は
しないだろ?
ただでさえコイツに狙われてるのに、
こんなに堂々とセコい真似をするほど
バカじゃない。
「金を集めるだけならイカサマでも何でも
やればいい。だが、素人にもわかるような
杜撰な手口だし、少し調べただけで情報が
出てくるような阿呆だ。
その上、手に入れた女はコイツの愛人だぞ?
組織が絡んでるとしても何の得にもなって
ないじゃないか」
『確かにそうだ。借金のカタに女を手に
入れておきながら、ソレで商売をしてる
訳でもないし自己満足にしかなってない』
おかしいねぇ。組織が絡んでれば絶対に
そんなことはさせないよ。
大きな組織ならもちろんだが、小さい
組織は基本的にカツカツだからね。
少しでも儲けを出そうとするはずさ。
「つまり個人で馬鹿やってるだけの小悪党
にしか見えん。コレが釣りなのか、何か
の裏技でカジノのオーナーに成り済ました
小悪党なのかによって、コッチの行動も
変えていかなきゃならんわけだ」
なるほどねぇ。成り済ましってケースも
あるのか。
『つまり私は裏を取れば良いんだね?』
成り済ましだろうが何だろうが、カジノは
個人で経営できるモンじゃない。
上納金やら何やらで必ず外部へ金が流れる。
その流れを掴めば後ろに居る組織も
わかるか。流れが無ければただの
成り済ましとして処分も・・・いや
この歓楽街で私に許可なく好き勝手してる
小悪党だ。生かして自覚もさせないまま
搾り取るのが妥当か。
潰すのは簡単だが、せっかくの金の成る木だ。
まずは上納金の取り立てからやろう。
最初は・・・今までの滞納分からかね?
コレなら裏にドコの誰が潜んでても払う
ことを拒否するなんて有り得ないだろう。
まずはアイシャに行かせるか。
レベル5の冒険者からの取り立てにどんな
リアクションをするかで、ソイツの後ろに
居る奴らの質がわかる。
「そうだな。ついでにしっかりと搾り
取ってやれ」
ふふっ、本当に良く分かってるじゃないか
『あぁ、もちろんそのつもりさ!ソイツが
どこに泣き付くか・・・楽しみだねぇ』
闇派閥ならコイツの餌だし、新参の
ファミリアならガネーシャにそれとなく
情報を渡して、依頼を出してやろう。
それで問題の愛人とやらを引き受けて
もらおうじゃないか。
解放だろうが職の斡旋だろうが好きに
すれば良い。娼婦に成りたいなら私が
引き受けるのも有りだね。どちらに
しても私はカジノの経営権を頂く。
そうなると依頼はギルドを通さないで
直接ガネーシャにもって行かせるか。
ガネーシャはギルドと違って歓楽街での
影響力云々には興味が薄いからね。
ギルドが気付いた時には全部終わって
たって形にしてやるよ。
そしたらギルドからの文句はガネーシャに
行くか?それとも私に来るか?
もし文句を言われても、私もガネーシャも
正規に依頼を受けてそれを片付けただけの話。
依頼主達は何度もギルドに訴えてたって
事実も有るから「お前らが無視したから
私が動いた」で良いな。
ロイマン辺りが騒ぐだろうが、勝手に
やらせとけば良い。騒げば騒ぐだけ
ガネーシャとは疎遠になるし、
周りの市民からの評判も落ちる。
ギルドは頼りにならない。歓楽街での
問題は私たちイシュタルファミリアに
言えば解決する。
そういう既成事実を作り上げて広めて
やろうじゃないか。
いつまでも偉そうに暗躍して好き勝手
してるが、そもそも裏で私たちの邪魔を
してる奴等に上納金を払うのがおかしい。
ウラノスが【祈祷】してるからダンジョンは
小康状態だって言うけどね。
だからってアイツ等の都合で頭を押さえ
つけられたり、仲違いさせられたりする
筋合いは無いんだ。
・・・恐らく私の力が強くなりすぎてる
からこそ、フレイヤのお気に入りの子供を
ロキの人形に接触させてフリュネごと
私も釣ろうとしたり、殺生石なんてモノを
持ち出して私とコイツを敵対させようと
してきたりしてるんだろうが、逆効果さ。
ただでさえ貴重なレベル3の狐人を
使い捨てる気も、コイツと敵対する
つもりも更々無い。
むしろ共通の敵が出来て連携を深める
事が可能になったじゃないか。
・・・ついでに親睦もね
「ん?急に凭れてきてどうした?疲れたか?」
『ん・・・ちょっとね』
なんて言うか、コイツとこうしてると
色々と楽なんだよねぇ。
「あーとりあえず今のところ考える
ことは考えたからな。続き、行くか?」
『そうだねぇ。それも悪くない。
ただ、今はまだ腰に力が入らないから
今度は優しくして欲しいところだけど?』
「はいはい、わかりましたよオヒメサマ」
ふふっ。たまにはこうして甘えるのも
良いモンだね。
―――――――――――――――――――
『ん―・・・ふぁ・・・』
まったく、今日のコイツはちょっと
油断しすぎじゃないか?
半月留守にしただけでここまでストレス
溜めてるとは。
まぁ普段は歓楽街を仕切る強面の美の
女神様だから、イメージとか保つのも
大変なんだろうけどな。
このへんはヘファイストスも一緒か。
イシュタルのストレスは良いとして、
とりあえずの方針は決まった。
明日にでも交易所に行かせて借金返済
させよう。
リリルカも金を溜め込んでるからな。
その辺の一般人ができる借金程度なら
即金で支払えるし、ソーマファミリアの
信用はカジノのオーナーなんかより
ずっと上だ。
しかもレベル6でイシュタルファミリアの
お墨付き。
これに正面から逆らえるのはフレイヤくらいだ。
もしコレでも何らかの抵抗をしてくるなら
相手はイシュタルと絡まない闇派閥か、
この問題を放置しているギルドになる。
ギルドの一部が連中と繋がってるのは
レヴィスからの情報で確認済みだし、
闇派閥の連中も自白してくれてるからな。
殺生石に関しては・・・極東から来た
連中を疑わせる策か?
普通に考えれば極東の商人や冒険者だが、
極東に行って調べてきたとか狐人愛好家
からの情報だとか、色々あるからな。
偶然の線は無い。こちらが殺生石を
気にしてないし使うつもりもないと
知ったら次は・・・何だ?
狙いが春姫か俺か歓楽街の利権かで
打ってくる手は変わるんだが、一手で
全部となると今回の殺生石みたいな
俺が知らないモノを使ってくるよな。
ヘルメスなら白兎を主人公として使う
だろうが、あれはまだレベル1だしなぁ。
いや、もしかしたらレベルアップしてる
可能性もあるのか?
偉業が微妙だが、レベル1が2に成る程度の
上位経験値は十分だし、ミノと戦えるなら
ステイタスも有る。
稼ぎを見れば期間と単独での討伐数で
偉業となる可能性はあるんだよなぁ。
それに世界の意思がどうなるか。
もしアレが主人公なら、当然ご都合主義で
ミノを倒してレベルアップだろ?
オッタルだのロキファミリアの幹部連中
だの、さらに覗き見してた神も居たよな?
アレはヘルメスかフレイヤだろう。
あそこまで観客集めた演劇で、まさか
主人公が負けるなんてのは有り得んよな。
実際負けそうになったら人形が乱入したし。
しかも間違いなくトラウマは克服してる
から、今ごろ自分でミノを捜し歩いてる
可能性すらある。
そこまではしてなくても、レベルアップ
はしたと考えた方が良いかもしれんな。
レベル2になれば自然と回せる歯車も
大きくなる。
しかも白兎の歯車はフレイヤとロキと
連結してやがる。
それに主神がヘスティアってのもな。
ギリシャで唯一と言って良いくらい
マトモな神なんだよなぁ。
ギルドの去勢野郎とか都市外の強姦魔とか
水銀とも当然繋がりはあるだろう。
ナァーザが言うにはミアハやタケミカヅチ
とも仲が良くて、ヘファイストスの店で
バイトしてるって話だよな。
ふむ、微妙に俺とも関わって来るのか。
これは一度迷宮都市から離れて、絡みつつ
ある歯車を外すか?
弟子と白っ子が居ればダンジョン内部での
工作は問題ないし、地上での仕込みも
今回のイシュタルによる介入で方がつく。
俺を囮にするなら迷宮都市に食い込むか
不自然に離れるか・・・
ギリシャと関わりたくないから
離れる方が気が楽になるよな。
俺が居なくなれば連中は勝手に騒ぎ出すだろ?
別に極東とかにいく必要は無いんだ。
まずは新規販路の開拓とか言って
メレンとかラキアを見に行くか。
特にメレンは魚介類の産地だし、一度
ゆっくり海を見るのも悪くない。
それに湖の奥に有るリヴァイアサンの魔石
についても興味がある。
破壊した場合、ダンジョンから魔物が
溢れ出すって言うが、魔石に関係なく
そもそもどんな形で塞いでるんだ?
ダンジョンと繋がってる通路みたいに
なってるところにデデーーーーン!と
置いて物理的に塞いでるだけなのか?
それとも、その魔石を中心に力場が出来て
何も通さないような結界が出来てるのか?
その場合、水の流れはどうなる?
湖からダンジョンに水が流れてたなら
ダンジョンの水が無くなるし、
ダンジョンから水が流れてたなら湖の水が
無くなるよな。
いや、海と繋がってるって話だから、
そのまま塩分濃度が上がって海と同じ
ような環境になるのか?
確かダンジョンの水はクリスタルから
出てるんだったか?
そうなると排水の関係上水が溢れる
んじゃないか?
いや、そもそも穴が一つと誰が決めた?
水の中に隠された穴があってもおかしく
ないよな?
結界を作る装置を用意するか?【潜水】は
別にスキルが無くてもアイテムで代用
出来るし・・・
ん?まて。水を斬って空間を作って
から治水工事すれば良いのか。
リヴァイアサンの魔石が埋まってる
場所の近くに行って、水を抜いて、
壁を刻んでバイパスみたいな感じで
魔物1匹くらいが通れる穴を開ければ
マリィとか言う人魚は外に出せるな。
知性が無ければ開けれないような
構造の蓋を造れば尚良しだ。
ふむ、これなら水生の魔物もギルドや
闇派閥を使わずに地上に出してやれるな。
弟子や白っ子にも道具をやれば良い。
後はでかいヤツだが・・・そこまでは
まだわからんな。
居るか居ないかもわからんヤツへの
対策よりも弟子と白っ子を優先だ。
骨がどうこう言ってたし、ギルドの幽霊
は意外と各方面に影響力が有るようだが
・・・ロキに情報提供してやるか。
イシュタルやフレイヤはアレだから
ヘファイストスからだな。
素材の加工はまだだが、アイツも自分の
手足がどうなったかよりもギリメカラ印
の魔法瓶が気になってるはずだ。
元々アレは同じの有るから、先にフレイヤに
持って行かせよう。
確かもうすぐ神会だからその前に返した方が
アイツも顔も合わせやすいだろうし。
そんでもって修繕したのはアイツに
やれば良いよな。
自分のモノになれば研究でも何でも
好きに出来るし、椿が帰ってくるまでの
暇潰しにもなるだろう。
合金を使用した不壊属性に気付いて
素材を分離させようとしてきたのは
流石に驚いた。
超高温に耐える遠心分離機でもあんのか?
と思ったら、普通の炉でやったって言うし。
アイツの新技術や新素材に対する情熱は
HENTAI国家の技術者に通じるところが
ある。
ただの鍛治神で終わらせるのは惜しい
存在だよな。
まぁいいや()
とりあえず今はロキにフェルズと言う名と
骨みたいなヤツって言う情報が伝わるよう
にしないと。
そんでもって、メレンにあるギルドの
支部を潰して影響力を削ぐ。
穴云々はまだ計画段階だから
もう少し調べてからで良いな。
イシュタルにはメレンに支店を出して
もらうか?もしも既にあったら業務の
拡張を依頼しよう。
そして中立を謳うギルドが手を出せない
裏社会の治安維持をコイツに担ってもらう。
裏ギルド的なのを作れば良いかもしれん。
なんならカーリーを呼び寄せても良いな。
ギルドにしても迷宮都市の外に関しては
でかい態度も取れまいよ。
今はロキファミリアも居ないし、
フレイヤも白っ子達に興味津々だから
邪魔はしないだろう。
イシュタルは・・・少し無理させすぎか?
いくら便利だからってあんまり頼り過ぎ
ても疲れが溜まるだろう。
コイツは少し様子を見るか。
『・・・ん?』
「あぁ、すまん。寝てて良いぞ」
『そう?・・・オヤスミ』
「あぁ、オヤスミ」
・・・まったく、油断し過ぎだぞ。
さて、悪巧みの段取りは十分だ。
誰が俺に喧嘩を売ったのかは知らんが
「疑わしきは処刑」の理でもって御応え
しようじゃないか。
俺がいつまでも笑って許すと思うなよ?
褐色女神様は尊いってお話。
どんどん内容が荒くなる気がガガガガカ
オリ展開だから大丈夫!