ダンジョンにこだわらないのは間違っているかもしれない 作:カツヲ武士
オリ設定!
オリ展開!
嫌いな人は読み飛ばし!
『はぁ?フレイヤのお気に入りとヘルメスの
ガキとヘファイストスのところのクロッゾ
がタケミカヅチの眷族に怪物進呈された?』
なんというか・・・賑やかな面子だねぇ。
「そうですね。そのまま未帰還みたいです」
そんで怪物進呈したヤツが罪悪感を感じて
救助に行きたいから同行して欲しい?
それで戦闘娼婦への要請は約束したが同行に
関しては保留にしたか。正しい判断だね。
見掛けたら助けてやってくれ。程度なら
問題ないし、フレイヤやヘファイストスに
対しても配慮した形になるからね。
『フリュネ、聞いたね?とりあえず団員に
白兎とそのパーティーを見つけたら救助を
するように伝えな』
「ん?なんでそんな面倒な……ってあぁ、
フレイヤとヘファイストスがいるからか。
了解了解」
アイツも随分丸くなったもんだ・・・いや、
外見は痩せたんだけどさ。
ま、何にせよコレで最低限の仕事は終わり。
後はコレから私が何を得るかって話になるね。
これを物語と考えるなら白兎とヘルメスのガキ
とのラブロマンスか、クロッゾとの友情物語。
いや、両立も不可能では無い、か。
あとはその罪悪感を感じてるヤツが主人公
に対してどんな感情を持つことになるやら。
アイツなら・・・乗るだろうね。
ヘルメスが主人公に何をさせようとして
いるか、何が起こるのかを見定めるはずだ。
ならコッチも本格的に動くか。タケミカヅチ
次第ではあるが春姫を行かせるなら、ついでに
正妻さまに何か持っていかせるとしよう。
護衛には丁度良くアイツらも来てるしね。
アイシャと連中を行かせればいいか。
この面子なら春姫の魔法があれば万が一
襲撃を受けても潰せるだろう。
『春姫、出立の準備をしな』
「は、はい!」
『タケミカヅチが動かなかった場合には
正妻さまへの挨拶とアイシャや連中の紹介が
目的になる。それなりに準備しな』
「せ、正妻様ですか?!かしこまりました!」
コレでよし。アイシャの存在は元々認め
られてるが挨拶させて悪いことはないだろう。
いや、普通なら不快に思うんだろうが、
正妻さまはお偉いさんみたいだから
側室や妾を認めてる。この場合はどんな
相手か知らないよりも知った方が良いはずだ。
「挨拶が無い」って言われて下手に嫌われて
アイツがここに来ることを禁止されても困る。
でもって連中は自分達で交渉させれば問題ない。
アレに関しては、下手に関与してもダメだし
黙認もダメ。
ま、これも私の仕事の1つと割り切れば良いね。
どっちにしろ連中に貸しが出来るって寸法さ。
あぁ。正妻さま繋がりで知性ある魔物に対して
も、コッチは敵対するつもりが無いことを伝え
るか?なんなら1度地上に連れ出しても良い。
大きな甕とか箱に入れて運べば普通に
ドロップアイテムとして持ち出せる
だろうしねぇ。
それでアイツの農園で働く仲間を見たら、
私たちとも敵対しようとは思わないだろう。
全員連れ出すのは・・・無理だね。
コレからも新しく生まれて来るだろうから
ソイツらを保護するためにもダンジョン
内部に拠点と戦力は必要だ。
ふむ、そうなるとこちらが準備するモノは
・・・とりあえず正妻さまに茶葉と容器。
手紙と食材?
魔物には服。というより布とかローブかね?
「イシュタル様、フレイヤファミリアの
アレンが神フレイヤからの書状をもって
来ました」
ほほう。もうきたか。いや、それだけ長時間
私も考え込んで居たってことかね?
『流石に早いな』
ま、ソレにしても早いのは事実。
お気に入りだけじゃなくヘファイストスへの
配慮とヘルメスへの牽制もあるだろう。
さてさて、一応ヘファイストスは仲間だし
ウチにしてもクロッゾを助けることに文句は
無い。何よりコッチの主目的は正妻さまだが、
フレイヤはどんな決断をしたのやら。
――――――――――――――――――――
「(# ゜Д゜)凸」
「・・・そんな「さっさと帰れ」みたいな顔されましても」
って言うかソレどうやってるんですかね?
「実際さっさと帰って欲しいですし。
てゆーか暴力しか取り柄がないエロフが
来て何になるんです?罠の漢解除役?」
「いや、私だってスカウトの経験くらい
・・・ないですけど。漢解除役って」
確かにいつも力加減とか間違えるから
罠には絶対触るなとか言われてましたけど。
むしろ逝けって言われてましたけど!
・・・漢解除役ですよねぇ。
それに私もヘルメスの子供なんか助ける
のはゴメンですよ?でも灰色がねぇ。
なんとかしてくれって頼んでくるんです。
アーニャとかクロエは行こうともしないし、
白兎のケツはどうしたケツは。
何故かミア母さんからも許可が出るし。
「と言うより、ナァーザとアスフィがいれば
中層では過剰戦力じゃないですか?」
そこにリリルカでしょ?私いらなくない?
「あ!それはそうですね!さらにエロフが
加われば下層でも安心ですよ!」
何だ?さっきはさっさと帰れって
顔してたのに。急に態度を変えてきた?
「そんなわけでリリはこのまま帰るので、
エロフは灰色の為に頑張って先生の敵を
助けてやってください!」
「おまっ!」
「そんでそのまま先生からの評価を地に
落とせば良いんじゃないですかねぇ?」
コイツっ!なんて事を?!
「き、貴様はそうやって逃げる気か?!」
流石に卑怯じゃない?!
「逃げるも何も、そもそもリリには関係ない話ですし~?」
私だって関係ないぞ!・・・とはシルの
ことを考えたら言えませんっ!
「ついでに命さんが春姫さんに頼んで戦闘娼婦
の方々に、白兎一行を見つけたら保護して
もらうように言って貰ってるらしいですよ。
しかもその場には春姫さんのお弟子さん・・・
つまりソフィアさんが居たって言いますからね。
もしかしたらフレイヤファミリアも動くかも
しれません。それにタケミカヅチファミリアが
認めたなら春姫さんも探索に加わるとか?
ならイシュタルファミリアも動きますね」
いやいやいや、やり過ぎでしょ。
「・・・私、本気で要らないですよね?」
それに春姫やらイシュタルファミリアの
娼婦がこっちに居なくて、さらにリリルカも
一緒に行けば、彼は今1人じゃないですか。
それなら私としては寂しさに襲われそうな
彼を捜索して救助してあげたいんですけど。
「その辺は未確定情報ですし~。何よりその
判断をするのは灰色とヘルメスですし~」
「くっ!」
確かにその通りなんだけどなんか釈然と
しない!何とかしてコイツも巻き込めない
モノか?!・・・はっ!コレなら行ける!
「ふふふ、そんなこと言って良いのですか?」
お前も道連れだ!
「何ですか?リリには動く理由は有りません。
第一、夜は寝なきゃ駄目なんですよ?」
私たちが夜通し働いてるのに、お前だけ
安眠なんかさせてたまるか!
「先程絶†影が、春姫に話を伝えるために
イシュタルファミリアへ向かいましたね?」
タケミカヅチファミリアの許可があれば
春姫も絶†影と一緒に探索に加わると約束
してたんでしょ?
「そうですねぇ。今頃春姫さんも準備
してるかもしれませんねぇ」
ふっ、ソレが貴様の入る墓穴だ!
「彼の・・・彼の内縁の妻に何か有ったら、
春姫が参加する事を知りながら放置した
貴女の評価はどうなりますかねぇ?」
くそっ、あの泥棒狐を内縁の妻とか口に
するのがこんなに辛いとは・・・
人を呪わば穴二つとはこの事か!
「・・・(゜-゜)(。_。)(゜-゜)(。_。)」
ふふふ、考えてる考えてる。
・・・考えてるんですよね?
―――――――――――――――――――
「は、はぁ?!」
は、春姫殿が出るなら護衛がつくのは
知ってましたが、その護衛が麗傑にカーリー
ファミリアのカリフ姉妹?!
麗傑はレベル5だし、カリフ姉妹は
二人ともレベル6でござるか?!
いくらダンジョンが自己責任で
不測の事態が起こるからって
コレはないですよね?しかも、その上で
「フレイヤ様と神イシュタルの共通の神友
である神ヘファイストスの眷族の救助と、
師匠の内縁の妻を弟子が守るのは当然だな」
しかもその上で女神の戦車って・・・
レベル7でござるぞ!サイン下さい!
「貴様程の実力者の師でもあるとはな!」
「やはりあの方しか居ない!」
姉妹は妙に気合い入ってるし!
「な、なぁ、春姫この格好で大丈夫かい?」
「うーん、アイシャ様は上に一枚羽織る
くらいでいいと思いますよ?」
あ、アマゾネスが衣服を気にしてる?
しかも上に羽織るの?脱ぐんじゃなくて?!
「あぁ、貴様らも装備の点検を急げ。
フレイヤ様の眷属としてみすぼらしい
格好は絶対に許さんぞ」
「「「はっ!」」」
フレイヤファミリアの方々まで?!
いや、美の女神の軍勢だから見た目を
気にするのかもしれないけど!
コレ、遠征に行ったロキファミリアと
戦争でもする気でござるか?!
こ、コレに拙者が同行するの?
って言うか同行出来るの?
私って邪魔じゃないですかね?!
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あぁもう!いくら考えてもダメです!
春姫さんに関しては、まぁ自己責任で
何とでもなりますが・・・わざわざ
敵の行動を目の前で見てて、面倒だから
見逃したなんて知られたら絶対に怒られますよねぇ?
「で、お前は何してるんだ?」
って言われて空を飛ぶリリが見えました!
「リリルカさん、諦めましょう」
ようこそ地獄へって?壊したい!この笑顔っ!!
「ナァーザさん。道連れが出来たって喜んでますよねぇ?」
「ははは、まさか」
クソっ!明らかに楽が出来るって顔して
ますけど、そりゃ今でさえ過剰戦力なのに
スカウトもできるリリが同行したら当然
ナァーザさんは楽になるでしょうよ!
「・・・メインの装備品はメンテに
出してるんで、一度拠点に戻って
装備を整えてきてもいいですかね?」
別に待たなくて良いですよー?
置いてかれたって言えば先生なら
笑って許してくれそうですしー?
「「ギルドの前でお待ちしてます」」
エロフまでっ!!
ですが仕方がないですよね。
こうなったら少しでも前向きな
話題を出してやる気を出しましょう!
「・・・それでミアハ様。報酬とか
どうなるんです?
流石にただ働きはゴメンですよ?」
相手は冒険者で先生の敵ですからね!
大事なことですから二度言いますが
タダ働きはゴメンですよ!
『『う”』』
頼んできたのは貧乏神だし、コイツに
何かさせましょうか?
簡単な気持ちで人を動かすと言うことが
どういうことになるか教えてやります!
『ほ、報酬か』
痴女女神と貧乏神に払えますかねぇ?
まぁ、払える限界までむしり取って
やりますが。
ナァーザさん?お仕事に私情を
挟んではいけません。
これでもリリはプロですからね!
それにヘルメスとヘファイストス様
からも貰えますよねー。ヘルメスには
遠慮なんかしませんよー?
なーにもらおっかなー。
ーーーーーーーーーーーーーー
報酬か。ナァーザがミアハに指摘した
ように、今のダンジョンはレベル4
でも安全とは言えない。
だけどそこにレベル6のリリルカが
加わってくれれば、ほぼ大丈夫って
言えるわよね。
ソレにスカウトとしての技能を持つのは
ナァーザとリリルカだけ・・・あぁ
絶✝影もあるみたいだけど、レベル2
じゃ単独行動はできないし。
ヴェルフの事を考えればリリルカは
説得したいのよね。
かといってタダ働きなんかさせたら
彼からの評価が酷いことになるわ。
労働には対価を。私も常々言ってるけど
当たり前の話よね。
『うーん友情に対価を求めるのはどうかと思うよ?』
ヘルメス!あんた馬鹿ぁ?
「いや、ダンジョンに潜るのに友情とか無いですよ?死ね」
『し・・・この子アスフィより辛辣なんだけど?!』
リリルカは彼のサポーターで杜氏!
気質は職人のソレ!
彼からの命令か仕事以外でダンジョン
になんか潜らないのよ!
そんな彼女に報酬の出し渋りや
値切りなんてしたら逆効果って
わからないの?!
「いや、そんな痴女みたいな格好した
独身眷族と一緒にしないでくださいよ」
「痴女・・・独身・・・」
ま、まぁアスフィのこの格好はねぇ。
流石にヘスティアには及ばないけど、
結構アレな格好よね
『な、なんだい?その目は!何かスゴク
不名誉なこと考えてないかい?』
ならアンタの格好が不名誉ってことね。
『他人のふり見て我がふり直せってね』
男から見て自分がどう見えるか
少しは考えなさい。この処痴女が。
けどヘルメスは一体どういうつもり?
本当にリリルカを読み違えた?
それともリリルカが邪魔なの?
・・・確かに低レベルの主人公の
冒険にリリルカなんて居たらゲームに
ならないって言うのはあるだろうけど、
事故ならまずは安全確実な確保を
求めるモノじゃないの?
それともこの一件は予期せぬ事故なんか
じゃなく、計画の内だというの?
もしヘルメスにとってリリルカが
邪魔だと言うなら、彼女を動かせば
ヘルメスの邪魔になるわよね?
それにウチからの報酬に関しては
実はそれほど難しく無いのよ。
『ウチからはソーマファミリアの団長と
副団長に装備品を作らせてもらうわ』
「・・・そうきましたか」
リリルカ個人だから大変なんであって
あくまでソーマファミリアの杜氏を
雇うって感じにすれば良いのよね。
プロだからこそ断れないし、
ある意味正式な手順。
団長はレベル3で副団長はレベル2。
第三級武装で済むから即日物納可能。
ファミリアとして断ると言う
選択肢は無いでしょ?
それに普通なら「関係ない自分で買え」
って跳ね除けるんでしょうけど
どうやら参加は決めてるみたいだし。
貰えるだけ貰おうって言うのは
丸わかり。
この辺の駆け引きはまだまだ彼には
及ばないわね。
「ふぅ。シカタナイですね。ヴェルフさんの
救助は了解です。ただしかかった費用は別途
払って下さいよ?」
それは当然よね。
『えぇ勿論。もし武装をメンテナンスする
なら料金は無料でも良いわよ』
彼の手を煩わせることはない。
私が直接メンテして上げるから、
彼が作った武装を見せて頂戴!
「引っかかるわけないでしょ!
メンテナンスは当然先生に回します!」
『ちっ!』
レベル6のリリルカに相応しい
サブウェポンとか見たかったのに!
『あ、じ、じゃあ一緒にベル君も・・・』
『「何言ってんだこの痴女?」』
世の中そんなに甘くないわよ?
『ち・・・ヘファイストスまで?!』
いやいや、リリルカに報酬を払うのは
ヴェルフの救助を口実として彼女と
繋がりを持つためって言うつもりだし。
他の眷族が文句つけてきたとしても
あくまで狙いはリリルカ・アーデ。
レベル6の冒険者、まぁ杜氏だけど。
とにかく彼女と繋がりを持つことに
不満を言う子は居ない。
これはファミリアを運営する経営者
としての私と眷族を保護したいと言う
主神としての私の意見を両立させる
ための報酬なの。
便乗されるのは面白くないわよねぇ。
『いや、報酬の二重取りはプロとしてどうなんだい?』
ヘルメス・・・やっぱりリリルカを排除したいの?
「は?冒険者なんか当たり前に
やってるじゃないですか?
その親玉が何抜かしてるんです?
さっさと死ねばいいのに」
そうよねぇ。ついでにって感じで
みんなやってるわ。
むしろ二重取りしない冒険者って
居るのかしら?
『いや、正論なんだけどさ?もう少し
敬意とか払おうよ?!』
「凸(・∀・)凸」
『『『『うぉい?!』』』』
・・・リリルカが冒険者関係に
敬意を払うわけないでしょ。
っていうか器用よね。ミアハや
今まで黙ってたタケミカヅチまで
突っ込んだわよ?
さてさてどうするヘルメス?
報酬を払わなければ貴方の子は
【尊い犠牲】になっちゃうかもよ?
ヘスティアの子は元々レベル2だから
足手まといが居なければ1人でも
なんとかなるでしょうし。
それにヘスティア。アンタは
ギルドに依頼出したでしょうが。
ソコに依頼を受けた胡散臭い神と
痴女臭いメガネが居るわよ?
この子がさっさとソレに気付けば
報酬なんかいらないんだけど・・・
わざわざ教えてあげるのもアレよね。
今回は痛い目みて覚えなさい。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
「ふむ、流石にこれ以上コイツを
連れて上には行けませんか」
『なんでだ?今まで通り普通に天井に
穴を開ければ良いだけだろう?』
これだからマダオはまるでダメなんです。
「この上は水が溢れてる階層です。
穴なんか開けたら水没するで・・・
いや、別に大丈夫ですかね?
私が水没するわけでもないし。
いやしかし水が無くなって生態系が
乱れたら旦那様に叱られます。
うんやっぱりダメですね。このマダオが」
『扱い酷くない?!』
危ない危ない。やっぱりマダオの
言うことは聞く価値ありませんね。
さっさとナマモノに魔石届けて
伯師妹に接触しなくては。
褐色女神様や猫耳としてはレベル2の
白兎よりレベル7(推定)の主人公くん
や弟子に気を使います。
まぁ当たり前の話ですね。
お色気ニンジャはそのことを
知らないので焦ってるってお話。
姉妹は狐殿から正妻様の許可を
取らないとダメなんじゃない?
って感じの指摘を受けたもよう。
リリルカは今日も元気です!