ダンジョンにこだわらないのは間違っているかもしれない   作:カツヲ武士

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黒ゴライアス降臨っっ!
黒ゴライアス降臨っっ!
黒ゴライアス降臨っっ!
黒ゴライアス降臨っっ!

だからなんだって感じですけどねっ!

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嫌いな人は読み飛ばし!


第122話

さて、マダオが来たら存分に冒険者を

巻き込んで暴れさせるとして・・・

 

その前に狐殿を避難させる必要がありますか。

 

私がお守りすれば良いのでしょうが、

先程のようなコトが有れば突発的に

ナニカしてしまう可能性もあります。

 

「アルガナ、バーチェ」

 

「「はっ!」」

 

ふむ、よく教育されています。これは

カーリーとやらが強者に対する敬意を

持つように教育しているからでしょうか?

 

「これより下から私が調教した

蜥蜴が来ます。コチラを襲うような

ことは無いでしょうが、暴れまわる

ことになるでしょう」

 

「「・・・」」

 

ふむ、途中で口を挟まないか。無駄がなくて結構。

 

「その際、狐殿が巻き込まれ無いように

守護しなさい。直接の戦闘では分が悪い

でしょうが、余波を防ぐくらいなら十分

出来るでしょうからね」

 

「「はっ!」」

 

流石にこの者たちでは勝てませんし、

勝てたとしても旦那様に見せる前に

マダオが殺されてしまっては、今まで

与えた魔石が無駄になります。

 

「アイシャは私の傍に控えるように。

なにか別命が有れば命じます」

 

「はいっ!」

 

さて、あとは狐殿ですが・・・居ませんね?

 

「正妻様!お茶をご用意しました!」

 

ほう、流石は狐殿。見事な気遣いです

 

「ありがたく頂戴しましょう」

 

・・・ふむ中々の腕前。コレは伯師妹と

違い、純粋に女として鍛えられた故の技

ですか。

 

「あ、あの・・・」

 

あぁ、普通に味わってしまいました。

失敬失敬正妻失敬です。

 

「ご馳走様です。見事なお点前でした」

 

このような場所でもきちんと茶を点てる

ことが出来るとは。流石狐殿です。

 

「は、はい!お粗末さまでした!」

 

このような方が師の子を産んでくれれば

言うことはないのですが・・・

狐殿はファミリアや身請けの関係で

結婚や出産は難しいようですが、

種族的にはどうなのでしょうね?

尻尾とかありますけど、子はどうなる

のでしょうか?

 

まぁ、今は良いですね

 

「さて狐殿、これより私が調教した

少し大きめの蜥蜴が18階層に来て、

多少暴れることになるでしょう」

 

「お、大きめのとかげさんですか?」

 

とかげさんなんて可愛いモノでは

ありませんよねぇ。

アレは蜥蜴、いえマダオで十分です。

 

ですが、まるで・ダメな・汚物を私が

調教したと旦那様に伝えられても

困りますよねぇ。

 

ヤツはマードゥオとか呼ばれて己の心を

誤魔化してましたが、それも止むなし?

いや、今は狐殿への状況説明が先でしょう。

 

「えぇ、ただ先程の宣告でも言ったように

ヘスティアのせいで我を失っていますので、

冒険者を巻き込んで暴れると思われます」

 

「な、なるほど!正妻様が調教したとは

いえ魔物ですからね!」

 

む?もしや私の力不足と評価されたりしますか?

 

いや、旦那様ならわかってくれるとは思いますけど。でも狐殿からの評価は落ちますよね。

 

・・・クソっマダオが!どっちに転んでも

ダメじゃないですか!

 

アレがダメなのはシカタナイですが、

私まで駄目にするんじゃないっ!

 

それともこれが飼い主の責任?くっ!

さっさと捨てるか殺したいのに中途半端に

珍しいから殺せないし・・・

 

「え、えぇ。アレです神のせいです。そう、

全てヘスティアが悪いのです」

 

もう全部神のせいにしましょう。嘘では

ありませんしね。

 

マダオに関しては再教育してからちゃんと

お披露目すれば、きっと狐殿も褐妹の

ように喜んでくれますよね?

 

「やっぱりぎりしゃは駄目なんですね!

これだから旦那様の敵はダメなんです!」

 

プンスカですよって言ってますが、

どうやらヘスティアのせいだと言う

ことは納得してくれましたか。

 

無駄に責任を感じたり、私に恨みを

持たれては困りますからね。

 

「それで、狐殿が巻き込まれないように

アルガナとバーチェに守らせますので、

余程のことがない限りは二人の言うこと

をよく聞いて下さい」

 

ここでどこかのお話の主人公のように

「守らなきゃ!」とか言って突貫されたら

万が一も有りますからね。

 

「はいっ!正妻様や旦那様の邪魔に

なるようなことはしません!」

 

うむ。流石は狐殿。素晴らしい決意です。

 

 

 

 

さて最大の案件が片付いたところで、

ロキファミリアはどうしましょうか?

 

布と洗剤は褐色姉妹が取りに行きましたし。

 

褐色姉妹が居ないなら別に殺しても

良さそうですが、旦那様が何かの策に

使うかもしれませんよね。

 

しかも今回は突発的な事故のようなモノ

ですから流石に証拠を残さず全滅させる

のは不可能。

 

マダオが私が調教した蜥蜴だと連中は

知ってますから、そこから旦那様に

苦情が入るでしょう。

 

私の不始末で旦那様に迷惑をかける

わけにはいきませんよね。

 

となると巻き込まれて死ぬ分には

良いですが、積極的に攻撃はさせる

べきじゃないですね。

 

ロキファミリアを避けて攻撃していた

という事実があれば、尚良しと言った

ところでしょう。

 

コレでマダオに関しては大丈夫。あとは

モンスターの群れですね。

 

烏は下に向かわせましたが・・・中々の

正妻冗談ですが、今はダメですね。

 

20階層の巣の中の狂乱を抑えて

もらうことにして、猫耳はこちらに

きますかね?

マダオがこちらに向かってることを

考えれば、伯師妹の目印が無くなる

から一度上がってくるとは思いますが、

その場合はアイシャの守護に当てて

私は私で動くのが良いかも知れません。

 

 

あぁ。もしアレならマダオを使って実験

をするのも悪く無いですね。

 

ロキファミリアの動きにもよりますが、

ソチラの方向での策も考えて起きましょう。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーー

 

『GAAAAAAAAAAAA!!』

 

出て来たっ!アレは・・・黒いゴライアス?

階層主の強化種とでも言うのか?!

 

まぁ良い、今の威圧からして勝てない敵ではない!

 

「リヴェリア!キャンプ地に障壁魔法!」

 

「了解だ!【舞い踊れ大気の精よ、光の主よ!】」

 

咆哮を使われたら低レベルで弱ってる

連中は余波だけもマズイからな。

 

「ガレス!ヘスティアを簀巻きにして

持ち運びが出来るようにしておけ!

それとレフィーヤにも障壁を張る準備

だけはさせておけよ!」

 

「おうよ!」

 

セクハラだなんだのと騒がれて

自分の罪を誤魔化されても困るからな。

 

「【森の守り手と契を結び】」

 

レフィーヤの障壁は簡易で良い。アレは

良くてレベル5か6相当。ならば咆哮が

直撃しない限りリヴェリアの障壁は貫けん!

 

「アイズ!近接戦闘で反応速度を探れ!

特に上段の反応と下段の反応、攻撃の

回転が見たい。上下左右に揺さぶりを

かけろ」

 

「・・・っ!了解!」

 

「【大地の歌をもって我等を包め。】」

 

アイズにはこうして明確な方向性を

持たせた方が良い。慣れてきたら

自分で考えて動くだろうが、今は

指示通りに動くだけで十分だ!

 

「椿!君にも参戦してもらうぞ!」

 

「おうよ。正直言って今回は何も

しとらんからな!少しは仕事をせんと

素材の分け前が減らされてしまう!」

 

「【我等を囲え大いなる森】」

 

良くわかってるじゃないか。

それにあのゴライアスはリヴェリア

よりもアイズを狙っている。

つまり魔力に反応するタイプではない!

 

「ラウル!リヴェリアの魔法詠唱が

終わったら僕も前に出る!後の指揮は

任せる!不安があればリヴェリアに聞け!」

 

「り、了解っす!」

 

「【光の障壁となって我等を守れ】」

 

レベル4有ればアレに襲われても

時間稼ぎくらいは出来るだろう。

雑魚の群れに関しても、落ち着いて

当たれば抜かれることは無い。

 

「アキ、タケミカヅチファミリアは罪人

だがベル少年とエマ少女は罪人ではない。

騒いだら気絶させる程度に抑えろよ!」

 

「了解です!」

 

「【――我が名はアールヴ】」

 

感情的になって怪我でもさせたら

ヘルメスやヘスティアに反撃の糸口

を与えてしまうからな。

 

「さて、詠唱が終わる・・・僕も行くか」

 

アイズ一人だと決定力に欠けるみたいだな。

それでも戦えてるのはアレがこちらに意識を

向けているから?

 

「【ヴィア・シルヘイム!!!】」

 

よし!コレで後はアレを潰すだけだ!

 

『GAAAAAAAAAAA!!』

 

戦力的にはウダイオス以上バロール以下と

言った感じか?

 

ヘスティアを使って注意を散漫にさせて

攻撃を当てていくか。

 

・・・しかしヤツは傷が自動回復するのか。

厄介ではあるが、魔石を見つけるか回復し

きれないだけのダメージを与えれば良い

だけの話だ。

 

「フィン・ディムナ!行くぞ!!」

 

まずは足を止めるっ!!

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーー

 

さて、標的はこの上のようだが

・・・どうしたモノかな。

 

他の魔物どものように木の穴から出る

のはナシだ。

 

かといって勢いに任せてここに穴を空けて

出た場合、上の階層に居るであろうエインに

刻まれる可能性も有るんだよな。

 

恐らく上に居るのは神だろう?

 

殺すのは簡単だが、ダンジョンの中で

殺した場合穢れし精霊みたいな感じで

変なヤツが産まれるんじゃないか?

 

そうなったらヤツの旦那の計画は間違いなく

狂うよな?

 

そんでもって、自分が調教した俺のせいで

旦那の計画の邪魔をした。なーんてことに

なったら・・・怒り狂ったヤツに俺が

刻まれるわけだな。

 

かといってこの殺意を抑えるのは、正直

厳しいモノがある。

階層を跨いでもコレだ。同じ階層に居たら

間違いなく殺意を抑えられん。

 

神は地上ではなんの力も無い一般人なの

だろう?それが俺の殺意を受けて生きて

居られるのか?

 

対抗するために神の力を使えば、俺の殺意は

更に増すし、殺意だけではなく物理的に殺し

に掛かるだろうな。

 

そのときエインのヤツはどう動く?

基本的に神は旦那の敵だからそのまま

魔物の暴走として黙認するか?

ソレとも積極的に殺すか?

もしくは表面上は俺を止めようとするか?

 

積極的に敵対はしないだろうな。よりにも

よって旦那の敵の為にアイツが動くとは

思えんし、何よりアイツは表に出る気が

無い。俺を追い払って正義の味方面しよう

とするようなヤツでもないしな。

 

例外としては俺が間違えてアイツに攻撃

した場合だろ?

 

・・・そんな間抜けな理由で殺されるのは

正直ゴメンだ

 

ならいっそのこと、ここで待機も有りか?

別に俺がここに居ることは知らんだろうし。

 

いや、だが、ウィーネにあんな風に言われて

勢いよく飛び出したは良いが、少し冷静に

なったからナニもしないで帰ってきました☆

 

なんて言ったら、送り出したウィーネや

マリィは俺の事をどう思うだろうな・・・

 

いやいや、そんなの流石に情けないだろう。

まるで・駄目な・おっさんで、まだおだよ。

 

かといって何となくイラついて、我を忘れて

暴れたら退治されましたなんてのも・・・

 

『何をしている。さっさと来い』

 

うぉ?!何だ?いきなりアイツの声が?!

 

『・・・』

 

無言だがイラついてるのはわかるぞ!

さっきのは気のせいじゃ無いと言うことか?

 

『真上の天井を破壊するように。また

18階層には人間の冒険者も多数居るので、

言葉を喋ることを禁じます。私の声はマダオ

にしか聞こえないように工夫しているので、

これからは指示が聞こえたら短く鳴くか

頷くなどの動作を行うようにしなさい』

 

いや、俺にしか聞こえないように工夫って

何だ?無線とか念話みたいなモノか?

 

まあいいや()

 

上の状況がわかったし、俺を呼ぶと

言うことはアイツも最低限の冷静さ

を持っていると言うことだ。

 

何かさせることでも有るんだろうし。何より

意思疏通が出来ると言うなら問題なかろう。

 

少なくとも俺を旦那に見せる前に殺すことは

無いだろうし。

 

『・・・』

 

わかったわかった。その「さっさと来い刻むぞ」

って感じの無言の圧力は止めろよ!

 

行くぞ?真上に穴を空けて良いんだな?

 

勢いをつけて格好良い感じの登場シーンで行くからな?!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『ぐるぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ! 』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――――――――――――――――――

 

 

あの黒いゴライアス・・・まずは剣姫と

勇者が当たり、九魔姫の魔法で潰す気

ですか?私はどうするべきでしょうね。

 

あの有無を言わせぬ威圧を感じさせる

声により、ヘスティアの罪が公表されて

しまいましたが・・・別に私には痛くも

痒くも無いんですよね。

 

ついでにタケミカヅチファミリアの連中も

罪人としてロキファミリアに捕まったし。

面倒事を持ち込んだ罰です。

甘んじて受けるが良いでしょう。

 

それで、私がどうこうされないのはナァーザ

のサポートのお陰でしょう。

 

実際私を巻き込んだのはヘルメスと灰色

だし、ヘスティアの護衛もしてませんからね。

 

「さてリューさん。私たちはしばらくコッチで

陣地防衛ですけど、神ヘスティアや他の連中

をどうしますか?」

 

「どうする、とは?」

 

罪を償わせる為に殺さないと言うのは

私も賛成です。

それに、あの声が神殺しを煽動したなら

なにがなんでも正体を探られるでしょうが、

アレの提案は罪人を捕らえることですからね。

 

罪人を捕らえて責任を取らせることに文句を

言う者など居ないでしょう。

 

「いや、一応『助ける』とか『逃がす』とか

言い出したらどうしようかと思いまして」

 

あぁ、なるほど。私は灰色に言われて

白兎を助ける為に来てますからね。

 

白兎の主神を助けると思われましたか。

 

「私としても、その辺の冒険者がどさくさに

紛れて彼女の身体を好き勝手しようと言うなら

止めたかも知れませんが、ロキファミリアが

責任を持ってギルドに差し出すと言うなら、

特に何かしようとは思いませんよ」

 

今回の魔物の狂乱の元凶かどうかは

知りませんが、実際彼女はダンジョンへの

侵入と言う法を犯した罪人ですからね。

 

裁かれるべき対象なのは確かなんです。

 

「いやぁ、それを聞いて安心しました。

何せさっきの声はエインさんの声ですからね。

逆らったり、逆らったヤツを見逃したら

私が殺されちゃいますもん。どうやって

同じレベルだけど経験豊富なリューさんを

止めようかって真剣に考えちゃいましたよ」

 

・・・なんですと?

 

「先程の声が正妻さんの声ですって?」

 

「ですね。普段の声とは少し違う感じが

しましたが、多分大勢に語りかける為の

方法みたいなのが有るんでしょう」

 

嘘では・・・無さそうですね。

つまり声だけでアレだけの威を出すことが

出来るニンゲンが彼の正妻さんと言うこと

ですか。

 

やはり今回は無礼をしなくて正解でしたね!

私はヘタレたのではなく、正しい選択を

したのですよ!

 

「それなら尚更ヘスティアは逃がせませんね」

 

元々白兎だって彼の敵が自分の話の主人公に

しようとした子供ですし、ヘスティアと

ヘルメスが罪に問われてしまえば、主人公

どころでは無いでしょう。

 

・・・悲劇の主人公にはなれそうですがね。

 

「えぇガレスさんが黒いのと戦うために

持っていきましたが、やはりアレは神を

目当てにしているようですよ」

 

「そうですね。正妻さんの宣告は正しかった

と、この場にいる誰もが認めるでしょうね」

 

ギルドの密命云々もね。

 

真実と嘘をここまで綺麗に混ぜ合わせ疑い

の方向性や信憑性を高める技量は、まさしく

彼を彷彿させる遣り方です。

 

闇派閥を黙認し、迷宮都市に暗黒時代を築いた

ギリシャのロクデナシども!我々がいつまでも

貴様らに無条件で従うと思うなよっ!

 

まずはヘスティア、次いでヘルメス!

 

貴様らは今日で終わりだっ!

 

とりあえず何時でも参戦出来るように

用意だけは・・・ん?何だ?アッチに

居る魔物が一目散に向かってきてるが、

何か有るのか?

 

 

   

 

 

 

 

『ぐるぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!』

 

 

 

 

 

 

 

何だ?!今の声、いや咆哮はっ?!

 

「リューさんっ!」

 

「あぁ、何か恐ろしいのが下から来るぞ!」

――――――――――――――――――――

 

 

 

『ぐるぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!』

 

 

 

 

 

やっと来ましたか。下の階層で何やら

まごまごしてましたが。とりあえず

掴みはあんな感じで良いでしょう。

 

後は戦闘に関してですが・・・とり

あえずは好きにさせましょうか。

 

計画が可能かどうか吟味が必要ですからね。

 

さて、マダオに指令をあたえましょうか

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『超人108技が一つ、肺力狙音声!!!』

 




弟子考える。

勇者戦う。

マダオ、冷静になる。

エロフ、非情の決断(?)をする

18階層に起こる悲劇は防げるのかってお話

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