ダンジョンにこだわらないのは間違っているかもしれない   作:カツヲ武士

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原作介入!!(リリルカが)
前の話から一年経ってます

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嫌いな人は読み飛ばし


お知らせ

拙作は単品でも楽しめますが、
同じ作者の作品である
とある策士の外史旅(仮)を
読んだ後だと、登場人物に対する
理解が深まる可能性があります

・・・ステマじゃないですよ?


第14話

「正直、リリは納得してませんよ」

 

「もう諦めよ、フィンのヤツが

泣きそうになっとるぞ」

 

そんなの知りませんよ。

大手ファミリアに探索の義務がある

とか言われても、ウチは生産系ですよ?

ちゃんとお酒の売上で税金払ってますよね?

 

それに他は足手まといになるから

リリだけで良いって明らかに

勇者さんが何かやってますよね?

 

リリが深層を見て団員に教えて

次回からの探索に役立てるとか

言ってますけど、ソレは団長の

ザニスさんの仕事ですよねぇ?!

 

先生が「深層をタダで見れる機会

だから行ってこい」っていうから

来ましたけど、本来なら罰金払ってでも

お断りですよ?!

 

更に普段から接触の機会を狙ってる

剣姫さんとか、こっちをメチャメチャ

見てますし。

 

更に更に常識人っぽいガレスさんだって

 

「いやいや、貴方もお土産に持たされた

お酒狙ってますよね?」

 

「うむっ!今日のは新作か?」

 

「普段のも見てないはずなのに

なんでコレが新作だってわかるん

ですかねぇ?!」

 

まぁ新作と言うよりは、ロキファミリアと

一緒に行くってわかったソーマ様が

持たせてくれた、贈答用セットですが。

 

肉料理用の赤、野菜料理の白、

食前酒の三種類。

神ロキに渡したら跳び跳ねてましたよ。

アノ分だと感想は『旨かった』で

終わりですね。

 

「・・・」

 

あぁ、ティオネさんが見てる

この人もいましたよね。

メッチャ隣でガン見してますけど、

アイサツした方が良いんですかね。

年上でレベル5の先輩ですし

 

「・・・悔しいけど、今はアンタを

応援するわ」

 

「はぁっ?!」

 

このアマゾネス、今なんと言いました?

応援?暗殺とか闇討ちではなく?!

片想いを拗らせてイカれました?

 

「あ~リリルカさん」

 

「あ、ティオナさん、お早うございます」

 

ロキファミリアの幹部でまともなのって、

この人くらいですよね。

何だかんだでリヴェリアさんは王族で

常識無いところありますし。

 

「うん、おはよー!それでね、

ティオネなんだけどさ」

 

「熱があるなら今回は休ませた方が

良いですよ」

 

いやほんと。体調不良の人が無理した

ところで周りが迷惑するだけです。

 

「いや、いっつもティオネが迷惑かけてる

から、この遠征が決まってから農家さんに

説得してもらったんだよね」

 

「はぁ」

 

先生の説得ですか。

ソレならわからないでも無いですね。

さすがは・・・

 

「『まずはリリルカが一号さんになって

フィンの女関係のハードルを下げる。

それからティオネが二号で入ればいい。

そのあとは興味が無いと言ってる

リリルカを追い出せばティオネが

一番になれるぞ』って言われてさ」

 

「先生、なに言ってくれてんの?!」

 

いや、対象がリリ以外ならリリだって

いいアイディアだって褒めますけど!

 

「いやごめんね?ただティオネの暴走

とかで、リリルカさんに危害を加える

訳にはいかないからさ」

 

確かにその理屈ならティオネさんに

とって、リリは必要な人間になります。

闇討ちどころか積極的に安全確保して

くれるでしょう!

 

けど、先生ならもう少し他にも

方法があったはずですよね?!

 

「フィンにとっても後押しみたいな

意見じゃん?先生は『誰も損しないな』

って笑ってたよ」

 

「ソレは嘲笑ってるんですよっ!」

 

畜生、忘れてました!

あの人は面白いならアリって

人でしたよね!

しかもソレがリリの安全を確保する為の

策になってるから文句も言えないっ!

 

「まぁ、おんなじレベル5だし。

仲良くしていこう!」

 

「仲良くしてもしなくても

アウトじゃないですかぁ」

 

今回ほどレベルアップが悔しいと

思ったことはありませんっ!

ナァーザさんのお茶もらって

来れば良かったですね・・・

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

『久しぶりねイシュタル?』

 

ーおい、フレイヤ様がイシュタル様に話

かけたんだが・・・

 

ーコレ、逃げた方よくない?

 

ーいや、最近はイシュタル様も余裕?

出てきてるから大丈夫なんじゃないか

 

ーあぁ、そうだな。落ち着いてる

イシュタル様ってフレイヤ様とは

違った味があるよな?

 

「「「わかる」」」

 

『あぁ、久しいね。というか

アンタが神会にくるなんて珍しい

じゃないか?』

 

ー・・・普通に返した

 

ーやっぱり最近変わったよな?

 

ー噂の農家の野菜じゃね?

 

ーあの野郎、一体どんなゴーヤを

持ってるんだ?!

 

 

『アナタのところの団長や戦闘娼婦が

立て続けにレベルアップですもの。

そりゃ興味が沸くわよ』

 

ーお、おぉ。なんか普通に会話してる

 

ー眼福眼福

 

『それに関しては、アンタのお察しのとおり

ヤツのおかげだね。フリュネに至っては野菜と

節制で肌が綺麗になって無駄な肉が

落ちたせいで、大柄でSっ気がある

女が好きな男どもに大人気さ』

 

いやはや、呼吸と食事であそこまで

変わるんだねぇ。

本人は痩せるのに抵抗があったみたい

だけど、余計な肉が動きを阻害してる

って言われて不承不承節制を始めた

んだよね。

寸胴で短足なのは変わらんけど。

 

無駄な肉がなくなって攻撃の回転も

早くなったし、動きも機敏になった。

男から指名されるようになって

承認欲求も満たされてる。

ほかの戦闘娼婦にちょっかいも

出さないし、無駄に摘み食いも止めた。

それで充実した生活とレベルアップだ。

コレでアノ魔法を使えば・・・

まぁ今更なんかしようとは思わないが

何もできないのと何もしないのは別

だからね。

いやぁさすがは叔母様の眷属になるだけの

ことはある。

関係を保ってるだけでこんなに恩恵が

あるんだから、もうアイツが神だね。

 

『そう、それで噂に聞いたんだけど』

 

『噂?今の噂と言えばウチの眷属の

レベルアップとアレの弟子のレベルアップ。

それとロキファミリアの遠征についてだと

思うけど何かあったかい?』

 

春姫がレベル2でアイシャがレベル5って。

一年でソコまで仕込むとは。いやはや流石だよ

 

『いえ、そっちはそれでいいのよ。

遠征はがんばって。レベルアップは

おめでとうで終わる話だわ』

 

『上から目線なのがアレではあるが、実際

探索ではアンタのところには勝てないからね』

 

ーおいィ?お前らは今の言葉聞こえたか?

 

ー聞こえてない

 

ー何か言ったの?

 

ー俺のログには何もないな

 

『・・・そうね。ウチは探索系で

貴女は商業系ですもの。

冒険者のレベルや実績で負けてたら

私の立場がないわ』

 

『そうだろうね。これに関しては住み分けが

できてると考えるさ。

あぁ、商業系に転向するなら男娼

だけにしておくれよ?』

 

ー・・・やべぇ。コレ明日地震じゃね?

 

ー・・・いや、今日だろ

 

ー・・・コレから槍が降るでしょう

 

ーコレ多分神界で伝説になってるぞ。

 

『そう。前置きはこれくらいでいいわね。

本題はあなたのところで出されてるっていう

お茶のことなんだけど』

 

『あぁ、アレかい?』

 

ーうわっ!めっちゃいい笑顔!

 

ー尊い!

 

ー女としての優越感と無邪気さが

混合しているっ!!

 

『それが彼のところで栽培されてる

お茶なのは私も知ってるわ』

 

『そうだろうね。ヤツは別に

アタシだろうがアンタだろうが

差別せずに売るだろうよ』

 

それも隠しもしないでね。

と言っても隠すようなことでもないけとさ。

 

ふふふ、しかしやっぱりそうか。

アイツが言うように、春姫が

調合して淹れた茶は神クラスの客人

にしか出してないが・・・やっぱり

フレイヤのところよりも美味いか!

 

『・・・えぇ、味が違うってヘルメスがね』

 

『そりゃそうだろうね』

 

ふふふふふふ、よくやった

春姫!後でボーナスだ!!

 

『・・・もしかして茶葉の質が?』

 

ーおぉう!フレイヤ様の纏う空気が

重くなった?!

 

ーアレはアレで・・・イイっ!

 

ーあの目がイイっ!

 

ー踏まれたいっ!!

 

「「「わかる!!!」」」

 

『まさか、さっきも言ったが

アイツは客を差別しない。

茶葉の質はおんなじさ。

ただ、茶葉の種類が違うんだよ』

 

『種類?』

 

『葉っぱ自体にも色んな種類があるし

同じ品種でも一番摘みとか二番摘みとか

色々あるからね。またブレンドや淹れ方も

違うから、それによって味は違うんだよ』

 

どーせ部下に任せてたんだろ?

その部下だってそこまで知らんだろ?

 

『そうなの・・・ただお茶とだけ

聞いてたけど、ソレで味が違うのね』

 

『ま、アンタのところの茶を飲んだ

ことがないから何とも言えんが・・・

多分そうだろうね』

 

くくく、さらに門外不出の調合と

その茶に合った淹れ方が最大の旨みを

引き出すんだよ!

貴様は中途半端な眷属が中途半端な

知識と中途半端な技術で淹れた

中途半端な味で満足してるんだね!

 

『注文にも知識が必要なのね。

天界ではお酒はあったけどお茶は

なかったらから気付かなかったわ』

 

『なんだかんだ言っても素材が良いから

上を知らなきゃ適当に淹れても十分

美味いから言われなきゃ気付かないかもね。

ただ、ウチは客商売だからどうしても茶に

詳しい客も出てくるだろ?

そういった客のニーズに応えるのも

仕事のうちなのさ』

 

茶に詳しいのは主にアイツだが。

他は黙って飲んだり知ったかぶり

して飲むだけだからねぇ。

 

『なるほど。私は特に不満を持って

なかったからアレだったけど、貴女の

ところは色んな人に出すんですものね』

 

『ああ、そういうことさ。

それに飲んでみれば楽しいもんだよ。

脂っこい料理にも合う茶もあれば

さっぱりした料理にも合う茶もある。

甘い菓子に合う茶もあれば

香りを楽しむ茶だってある。

酒を飲めない客にだって進められるし

美容にもいいから女の客にだって

推奨できる。

飲み物は水と酒だけじゃないって

ことを教わったね』

 

貴様が味わえないモノを味わってると

思えば・・・今日から飲む茶は

さらに美味いだろうよ!!

 

『そうなのね。最近はソーマのところの

食前酒や各種料理に合わせたお酒を

楽しんでたけど、お茶にもそんなに

種類があったなんて・・・』

 

『アレはアレで良いもんだけどね。

とりあえず一気に楽しみを経験するんじゃなく

少しずつ味わっていけば良いじゃないか?』

 

ソーマの酒の新作もアタシが先に

飲んで感想をやってるがなぁ!!

ウチの眷属があの弟子と仲良くしてる

恩恵だね。よくやったアイシャ!

お前にもボーナスだっ!!

 

『それもそうね。お茶に関しても、

彼は別に逃げるわけでもないし

隠してる訳でもないんですもの。

あとはコッチがちゃんとした知識を

身につけて注文すればいい話よね』

 

その知識が極東の茶を調合できる知識だと良いな。

 

『それもそうだが基本は

やっぱりそれぞれの茶葉を買って

飲んでみることだね。

アンタにだって好き嫌いはある

だろうから、自分に合った茶葉を

購入することをお薦めするよ』

 

それ以前に、アイツはたとえ金を積んで

『全種類くれ』って言っても絶対売らんけど。

 

保管方法とか大変なんだよ?

探索系ファミリアで強者しか

集めてこなかった貴様と

その眷属達にどこまで出来るか

・・・見物といこうかね。

 

『そう、アドバイス感謝するわ。

お礼は何がいいかしら?』

 

貴様の吠え面で十分なんだが・・・

そうだねぇ何も要求しないのも

不自然だろうし。

 

『んー。なら猛者でなくてもいいからさ、

今度誰か高レベルのヤツとウチのフリュネを

立ち会わせてもらえないかね?

レベル6になったからって

自惚れてもらっても困るからさ』

 

『あら?そんな事でいいの?』

 

『格上の相手と命の危険なく立ち会える

ってのは、それだけでありがたい話さ』

 

頂点を見せてもらえれば最高だね。

あの魔法で届くかどうかもわかるし・・・

 

『なるほどね。特に問題ないわ。

貴女の都合がいい時に連絡を頂戴?』

 

『あいよ。っていうか帰るのかい?神会は?』

 

『今回私のファミリアは特に関係ないのよ』

 

『ほーん』

 

つまりは茶の秘密が知りたくて

探りに来たと。

ふふふ。こんなに楽しい神会は初めてだよ。

アイツにもサービスしてやろうじゃないか!

 

『それじゃごきげんよう』

 

『あぁ、またな』

 

「「「やべぇ、イシュタル様の笑顔が尊い!」」」

 

中途半端な茶で満足してる

姿を想像するだけで笑えるよ!

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

『・・・オッタル』

 

「はっ!すぐにあの男に連絡を取ります」

 

イシュタルが上機嫌なのは私がお茶の

奥深さを知らなかったから、か。

……確かに悔しい気持ちはあるわね。

 

お茶自体は彼と繋ぎを付ける為に買った

モノだったからそこまで深くは考えて

居なかった。

それなりに楽しんでいたけど、まさか

そこまで深いモノだったなんて。

 

『ふっ、どこまでも楽しませてくれるわ』

 

その深みを研究するのも楽しみよ。

けど私の眷属は基本的には勇者だから

お茶みたいな文化的なモノには

弱いのよね。

かといって惰弱なのを眷属にする

気はないし。彼に教えてもらう?

 

オッタルが彼にお茶の講義を受ける?

・・・想像できないわね。

 

さてさてどうするか。私が自分で研究

するのも面白そうなんだけど、眷属は

美味しいとしか言わないわよね。

 

どこかにお茶に詳しい強者は居ないかしら?

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

ようやくレベル6が見えてきた

というのに呼び出しとは・・・。

 

「久しぶりだね」

 

「えぇお久しぶりです本日のご用向きは?」

 

しかしレベルが上がるとステイタスの

向上もなかなかうまく行きませんね。

骨を壊そうにも魔石を残して狩るのが

あんなに難しいなんて。

 

床があんなに脆いならスキルなんて

そうそう使えませんし。

どうやって魔石を傷付けずにアレを狩るか。

 

「アンタがレベル5相当になったからさ

紹介しとこうと思ってね」

 

「紹介・・・ですか?」

 

闇派閥の人ですか?

それとも貴重品をくれた人?

 

「・・・オリヴァスだ」

 

・・・阿呆の人でしたか。

 

「エインです。よろしく」

 

「・・・」

 

ん?何かシツレイなことしましたかね?

 

「あぁ、エインはどうやら頭を潰された

らしくてね、記憶と呼べるモノが

ほとんど無いんだよ」

 

「・・・なるほどな」

 

おやおや、もしかして有名人でしたか。

それは失礼なことをしましたね。

 

「それで、紹介だけでは無いのでしょう?」

 

それだけなら貴女方を狩って

レベルアップしますよ?

 

「もちろんそうさ。また地上の連中が

遠征に来るらしい」

 

「ほう」

 

またですか。前回は床が崩れたから

アレでしたが、今回はどうしましょうかね

 

「ロキファミリアでレベル6も居るらしい」

 

「へぇ、レベル6ですか」

 

それはそれは是非見てみたいモノですね。

 

「ロキファミリアだと?!」

 

「お知り合いで?」

 

焦り?ですかね。会いたくない人でも

居るんでしょうか?

 

「お前っ!・・・あぁ、知らねぇ

んだもんな。仕方ねぇか」

 

仕方ないの精神が発揮されるような

ことなんですかね?

 

「ロキファミリアはな、現在地上にある

ファミリアではフレイヤファミリアと

並ぶ最大手のファミリアだ」

 

最大手が並んじゃダメなのでは?

 

「ほほう」

 

「・・・レベル6ってのもヤベェ。

俺が知る限りは三人。そのうち

エルフの魔法が特にヤベェ」

 

ヤベェのですか

 

「そういうわけで、今回もいつもと

同じように様子見だ。

準備はもう少しで整うから、何か

頼むときは連絡するよ」

 

「了解です」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ふむ、最大手なら師が居ますかね?




ソードの方が時系列早いから
シカタナイネ!

イシュタル愉悦。
コレは原作7巻に影響が?!(今更)

美脚も狐もカンストする必要が
ないので、普通にレベルアップ
させてるよーってお話
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