ダンジョンにこだわらないのは間違っているかもしれない 作:カツヲ武士
王族さんたちにしてみたら
最初からフィンたちが居る
イージーモード。
オリ設定
オリ展開
嫌いな人は読み飛ばし
ほほう、初手で妹弟子が出ましたか。
まぁ初見の相手に最大戦力を
ぶつけるのは間違った判断では
ありません。
それに周りが使えないから
自分が出たという可能性も
ありますね。
金髪小僧はやはりそこそこの
判断力はありました。
あの程度では万の軍勢を率いることは
できませんが、そこまでの指揮能力は
ここでは必要無いのでしょう。
むしろ100人を完全に扱える
指揮官が求められるのですね。
そして特筆すべきは痴女ですか。
あの速さで穴を空けて虫の
行動を判別するという意見が
出せるのはなかなかのモノ。
しかも考えたというよりは
閃いたといった感じですかね。
痴女が骨組みを作り、金髪小僧が
それを補強すると。
コレが冒険者の戦いと言うなら
なかなか面白い。
本陣に残った連中も、穴あけと
飛び道具の確保に入りましたか。
まぁ伏兵を妹弟子が受け持つなら安心
して動けますからね。
では私も虫に使ってた無明察相翫を
解除してあげましょうかね。
妹弟子の邪魔になるでしょうし。
いざとなったら骨で作った鍼で
援護はしてあげますよ。
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「リリルカさん?!」
なぜアイズじゃなくリリルカさんが?
まさかアイズに何かあったのか?!
「団長、多分リリルカさんはアイズに
「伏兵を釣る」なんてできないと判断
したんじゃないでしょうか?」
「・・・ありえるな」
実際目の前に敵が出たら、釣るより
殲滅しようとして突っ込むだろうな。
魔力も敏捷もカンストさせてる
リリルカさんなら誘導も釣りも
できるし、武器も不壊属性の長物
だからヤツラ相手には相性がいい。
そもそもリリルカさんは棒で石を
飛ばして的に当てれるくらいの
技量もあるから、心配は居らない。
心配は居らないんだけど・・・
「お客さんどころじゃないよなぁ」
世話になりすぎ。
あの人が奥さんになってくれたら
凄く助かるんだろうけど、僕の
器量が足りないんじゃないかな。
・・・僕も弟子入りするか?
「こちらの残りはせいぜい
50体くらいですね。
伏兵が倍いたとしても注意さえ
すれば私たちで問題なく駆逐できます」
おっとそうだ。
今は目の前の穴に落ちてもがいてる
敵に専念しないと。
溶解液を飛ばしてくるかもしれない
から油断は禁物だよね。
「本陣はガレスとリリルカさんで問題
なさそうだ。
そうなると問題は、連中がどこから
来たかという事と謎の視線の主。
それと魔石の調査だな」
澱みというか何というか・・・
明らかに普通じゃない。
「そうですね。ですけど芋虫どもは
アノ魔石を優先して食らうようですから、
倒した後の回収も難しいのが現状です」
一度に相当数の敵を倒す必要があるか。
コレを持ってたら狙われるなら
敢えて持っておく手もあるけど、
今は魔法が効くかどうかだ。
それに親指がまだ疼いている。
おそらく親玉が居るな
「ティオネ、とりあえずここにいる虫は
殲滅する。ただ投げナイフを一本
使ってみてくれるか?」
「溶解液の威力の確認ですね?
わかりました」
「その通り。よろしく頼むよ」
「はいっ!」
いやはや話が早い。
指揮官としてラウルを鍛えようと
思ってたけど、その前にティオネを
副官として鍛えたら楽ができそうだ。
・・・今のところ戦闘中だけのこと
ではあるけど考えてみようかな。
(わかる!団長が私を信頼して
くれてるのがわかるっ!
だけど落ち着け、落ち着くのよ私っ!
今は戦闘中だからここで勢いに任せても
失望されるだけ!今は出来る女を維持して
後からご褒美をもらうのよ!
そう、すなわちギャップ萌え!
そうですよね先生?!
あぁ、あとでナァーザの店でイシュタル
ファミリアに降ろしてるお香を
買ってこなきゃ!
個人には売らないらしいけど
事情を話せば売ってくれるはずっ!)
「ではその後は本陣に合流しますか?
それとも奴らが来た方向の探索を?」
「悩みどころではあるな」
芋虫自体は動きを止めて遠距離で
片付ければ問題ない。
問題なのは親玉と謎の視線だ。
そっちを探るのも重要だけど、
お客さんのリリルカさんに働かせ
過ぎるのもなぁ。
「一度本陣に合流だな。まずは
低レベルの団員を避難させよう」
言っては悪いけどレベル4以下は
足手纏いになる。
親玉と戦うにしても彼らが居ない方が
戦いやすいからね。
問題は視線の主だけど、
避難する部隊はガレスに率いて
もらおうか。あの芋虫相手には近接戦闘が
できないから、ココでは盾役としても
戦えない。
49階で不測の事態が会った時の備えに
するほうが効率的だろう。
「わかりました。では殲滅しましょう」
(共同作業ね!二人の共同作業だわ!)
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「舞うように戦う」と言う
言葉は聞いたことがある。
自分もそのように言われたこともある。
だが今、目の前で戦闘をしている
小人族の少女に比べたら、自分の舞が
どれほど無様なモノだったのかが
良くわかる。
アイズは痛感していた。
その技量は自分が及ぶところではない。
流麗にして華麗。それでいてあの一撃は
岩を砕く重さと激しさが宿っている。
更には本陣の近くまで潜んで
接近していた虫を釣り出して、
一箇所に集める視野の広さ
移動しながら戦い続ける継戦能力
敵を自分に惹きつけること忘れない
絶妙の魔力操作。
・・・最初に自分がフィンに
求められていた動きはアレだったのだ。
ソレを知った今、あの少女と同じ
ことが出来るか?と言われたら
・・・無理と答えるしかない。
ただ突っ込んで掻き乱せばいいなんて
考えてた。
いや、正確にはそれすらも考えて
居なかった。
魔力を纏って戦えば良いとだけ
考えていた自分に腹が立つ。
目の前で行われているのは
無駄のない動きに翻弄される虫と
それを翻弄する少女の舞踏。
・・・羨望。
今日この時、アイズは自覚することなく
一つの感情を手に入れた。
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「・・・凄い」
アレがリリルカさんの本気?
棒はまるで生きてるみたいに縦横無尽に
動くし、その辺に落ちてる石を棒で
弾いて虫を倒してる。
さらに囲まれないようにきちんと
位置を確認しながら動いてるし、
隠れてる相手を誘い出すための魔力も、
常時見せるんじゃなくて
見せたり消したりしてる。
ああやって相手の動きを
完全に支配してるんだ。
「まさかこんなに近くに伏兵が
いたとは。あのまま詠唱を
していたら、こちらに少なくない被害が
出ていたな・・・」
あのリリルカさんの戦い方を
見てその感想?
あぁ魔法使いのリヴェリアには
わからないのか。
アレは普段からみんなが言ってる
ステイタスに依存しない強さだ。
フィンもガレスもアレが重要だって
わかってるけど、ちゃんとした師匠が
いるわけじゃないから身に付いてる
わけじゃない。
私もあんな戦い方ができたら、もっと
強くなれるのに。
「・・・ちっ」
ベートさんは気付いてる。
ステイタスは先にレベル5になった
私たちの方が上だけど、戦ったら
確実に負ける。
多分2対1でも敵わない。
「武器も溶かすみたいだし。
穴を空ける前に襲われてたら
ちょっと面倒だったよね」
ティオナは自然体。
そうか知ってるんだもんね。
・・・羨ましい
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さてさて、動きは遅いし単純。
目の前の魔力を目当てに動きますから
オンとオフを切り替えれば行動も操れる。
防御力は低いものの死ぬときに破裂して
溶解液を撒き散らす。
もしかしたら毒くらいはあるかもしれません。
ある意味では機能性の塊です。
つまりは・・・倒されることを前提とした
機能を植えつけられた量産型の虫ですね。
創ったのは人か神様かわかりませんが、
自然発生ではありません。
明らかに知性ある存在の手が入ってます。
先生あたりなら作れそうですけど、
あの人が創るならもっとエグい
モノを創るはずです。具体的には
空を飛んで来て、倒すと空気感染する
毒とか撒き散らすでしょうね。
そうなると一体ナニモノが何のために
コレを生み出したのか。
魔石のサンプルを一つ持っていきたい
ところですけど、そういうことを
するとギルドに目を付けられそう
なんですよねぇ。
そもそもソーマファミリアは生産系だし。
先生なんて眷属が一人しか居ないから
ファミリアは生産型のEランクですよ?
これ以上の面倒事はいりません。
リリは先生のサポーターで杜氏です!
さっさと終わらせちゃいましょう!
「ガレスさーん、そろそろいいですかー?」
「おう!連れてこい!!」
よし、これでリリのお仕事は終了です。
後は謎の視線の主がどうするかですが
今は完全に気配も消えてますし。
正直いるかどうかもわかりません。
ロキファミリアの皆さんにお任せですよ
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ふむふむ、棒術と素手ですか。
上背がないから長物なのはわかります。
さらにアレは三節棍ですね。
上手く偽装されてますが、重心に微妙な
揺れがあります。
あの揺れはなんでしょうか?鎖の重心?
師が造ったモノならそんなのは
無いと思うんですが・・・
しなりを生むための遊び、もしくは
妹弟子の腕の問題ですかね?
足運びも体捌きも呼吸も十分。
全体的な視野も広い。
さらに実戦においても自分の技を
隠す余裕まである。
金髪や白髪では話になりませんね。
痴女姉妹なら・・・二人で行って
ようやく相手になるかどうかでしょう。
ですが、師の弟子と言うことは
その本質は狩人でしょうから
直接の戦闘能力より
その視野を褒めるべきなんでしょうか。
さてさて思い掛けずイイモノが
見れました。
あとは親玉的な大きな花ですが
気付いてますかね?
なんにせよ、今見た妹弟子の腕なら
問題なく捌けるから問題はありませんね。
あとは最大手のファミリアの上位者が
秘匿するような奥義とか魔法でしょうか。
もしもそんな切り札があるなら、
是非見せていただきたいモノです。
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「さすがはリリルカさん。助かりました」
いやほんと、ここまで完璧に仕事を
こなしてくれるとは。
「お気になさらず。不本意とは言え
お仕事で来てますからね」
それにまだ終わってないんでしょう?
「そう言ってもらえると助かります。
それで今後なんですが・・・」
「おいっ!コイツらが居なくなったなら
51階に行っても良いだろ?!」
「「・・・」」
何を言ってるんですかねぇ。この狼さん。
「フィン・・・私も行きたい」
剣姫さんまで。
アナタは我儘すぎませんかねぇ?
あぁだからお姫様なんですね。
「・・・ガレス」
「おう」
「レベル4以下の眷属を連れて先に49階層に行ってくれ」
「「フィン?!」」
フィン?!じゃありませんよ。
最初に帰るって言ってたでしょう?
「了解じゃ。しかしリリルカに
対する報酬はどうする?
正直働かせすぎじゃと思うんじゃが、
今までのドロップアイテムで足りるかの?」
いや、帰らせてもらうのが一番の報酬です。
「それもあるけど、まずは安全確保だ。
僕たちの団員が足手纏いになって怪我でも
させたら報酬どころじゃないだろ?」
「・・・まぁ、それもそうか」
「急いでくれ。何かあってからの
行動じゃ遅くなる可能性が高い」
「わかった。すぐに動く」
そうそう、余裕が有るうちに
帰るのが一番です。
「安全確保?まだ終わってないと
言うことか?」
王族さん・・・貴女は本当に
後ろで偉そうにして魔法使ってる
だけなんですかねぇ?
「リヴェリア・・・いくらなんでも
君がそんな調子じゃ困る。
戦闘の前から、余裕があるうちに
撤退すると言ったはずだ」
「いや、確かにそうだが・・・」
「状況は何か変わったか?
謎の視線の正体はわかったか?
むしろ休憩すべきところで戦闘があって
疲労が溜まってるんだぞ?49階層で
負傷した眷属も回復しきれていない。
加えて今の時点でココは安全地帯じゃない。
話をしている時間すら惜しいんだ」
そうですよねぇ。ティオネさんと
ティオナさんが例の魔石の回収してますが、
正直ソレだって途中で止めて帰ったほうが
良いと思うんです
「なるほど、確かにそうだ。
安全地帯でないならここは
ただのダンジョン。
こうして話してるのも危険、か」
当たり前の話ですね。
「これ以上は潜らない、これは決定だ。
だが調査はするよ。万難を排する為に
レベル5以上の幹部がこの階層の
調査に当たることにする。
僕とティオネとティオナが組む。
リヴェリアはべートとアイズだ」
あ、面倒なのを纏めましたね?
・・・気持ちはわかります。
「えっと、リリルカさんは?」
剣姫さん。貴女リリに恨みでも
あるんですかねぇ?
さっき働かせすぎだってガレスさんが
言ってたの聞こえませんでした?
「さっきガレスも言っていたが、
流石にこれ以上は働かせすぎだよ。
ガレスと一緒に49階層に戻って貰う」
当然ですよねー。
「と言っても、もし49階層で何か
あったら、またお手伝いをしてもらう
ことになるかもしれません。
その際は恐縮ではあるんですけど……」
「無事に帰るまでが探索ですからね。
当然最低限のお手伝いはしますよ」
ここまで働かせて今更お客さん扱いは
無いでしょうし。
そもそもロキファミリアとギルドは
リリに何をさせる気だったのでしょうか?
先生を巻き込もうとしてる可能性は
ありますけど・・・
こんな形で巻き込んだら怒られますよ?
「重ね重ねお世話になります。
ベート、アイズ。君たちの我儘で
団員を殺す気はない。
調査に専念するように。いいね」
「・・・はい」
「ちっ!わーったよ!」
さて、リリはさっさと帰りましょう。
面倒事はゴメンですからねー
あ、下で大規模な戦闘音が・・・
やっぱり何かありましたね?
原作はフィンとか居なくて
事前情報もなかったけど
耐えてましたからね。
初めからフィンがいて指揮を執ってれば
魔法がなくてもさっさと終わります。
動きが遅いイモムシが二百か三百でしょ?
幹部が一人50個の石を投げたら釣り来ますよ。
花との戦闘?
原作通りですよ。
武器も潰れてないし
けが人も足手纏いもいないので
さっさと潰せた感じです。
レベル3とかが深層で
「アイズさんを置いて行けないっ!」
とか言ってもねぇってお話
謎の視線の主さんも
大きだけなら的ですよねーって感じです