ダンジョンにこだわらないのは間違っているかもしれない   作:カツヲ武士

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あれ?続いた?

時系列的には原作2年くらい前です

オリ設定で
オリ展開はもはや常識

キャラと原作崩壊してますので
嫌いな人は読み飛ばし


第2話

彼は一言で言うなら怪しい男である。

怪しいから調べないといけないのである。

 

身長は180前後で体重は70前後。

ハーフエルフにしては珍しく、やや筋肉質。

少なくともレベルは四以上あるらしい。

そして優しい。

 

使う武器は剣か素手。

鍛治のスキルがあるらしく、手入れは

自分で行っている。

ただ、剣を抜いて戦うことはほとんどない。

抜いたらと思ったら相手が斬れてる

という不思議な光景は何度か目にしたが。

 

立ち振る舞いに隙は無く

礼儀や作法にはうるさいところがある

けど優しい。

 

武器以外の装備品もハンドメイドで

ポーションはミアハファミリアから

買っている。

 

基本的にデメテルファミリアと仲が良く

彼女らの畑に近付く不埒ものを片付けたり、

野菜や果物の品評などをしているとか。

羨ましい。

 

彼が作る野菜は確かに質が良いので、

ウチでも使用されている。なんでも

ミア母さんが彼の作る野菜やお茶を

仕入れるために頭を下げに行ったらしい。

 

一週間のうち、三日はダンジョンに潜り

鍛練と採掘をしているようだ。

到達階は不明だが少なくとも37階

までは到達している。

基本的にパーティーは組まず、

普段はソーマファミリアの小娘・・・

リリルカとやらをサポーターとして

連れて行ってる。

彼はサポーターにも差別しない人格者で、

装備品を作って上げたりレベルアップに

必要な知識や技術を教えてあげたりして

るので先生とか呼ばれてるようだ。

 

つまりは二人きりで色々してる。

・・・くそっ羨ましい」

 

 

「・・・リュー、心の声が漏れてるよ?」

 

「仕方ないにゃ、基本的にヤツはウチ

じゃご飯を食べないにゃ」

 

「そりゃそうだにゃ。自分達で野菜とか

作ってたら、自炊するにゃ」

 

「何を言ってるのかはわかりませんが

私はただ怪しい男が作った農作物を

お客様の口に入れるのはどうかと

考えてるわけでしてだからこそ彼の

ファミリアの拠点を探すべきだと

思ってるだけですよ決して普段

どんな生活をしてるのかとかどんな

顔して寝てるのかとかどんな本が好き

なのかとかファミリアの神様はどんな

神なのかとかお部屋は綺麗なのかとか

汚かったら掃除しにいかなきゃなとか

かのじょとかいたらどうしようとか

どうやったら自然に会えるのかとか

リリルカの邪魔なしで探索に付き合え

たらいいなとか探索じゃなくても買い物

に付き合ってもらえるだけでも良いのに

なんて思ってるわけではありません」

 

「そ、そうなんだ」

 

「なんか目がぐるぐるしてるにゃ」

 

「コイツがこんなんだからココに

来ないんじゃないかにゃ?」

 

「何を言ってるかはしりませんが

彼が中々顔を見せないのはお店の

雰囲気が彼が好む雰囲気と違うからです

彼はウチのような賑やかな酒場よりも

静かな酒場が似合います一人でゆっくり

自分のペースで食事とお酒を楽しむのです。

まぁ流石にそんなお店に入れないリリルカが

ウチに連れて来てご飯を食べて行くときも

ありますがそんなときは思わず彼の迷惑を

考えろとか良くやったもっとやれと

言いたくなりますね」

 

「そ、そうなんだ」

 

「・・・途中から似合うとか似合わない

とかの話になってるにゃ」

 

「コイツ、絶対に追跡してるにゃ」

 

『あんたらサボってないで働きなっ!』

 

「「「「はいっ!」」」」

 

「(シル、そろそろヤバイにゃ

ヤツを探して連れてくるにゃ)」

 

「(う、うんそうだね。

今度バベルの前でリリルカさんを

見かけたら頼んでみるよ)」

 

「(はぁ、またサービスにゃ)」

 

「何をしてるんですか?

ミア母さんが呼んでます。

さっさと行きますよ」

 

「「お前が言うにゃっ!」」

 

「アハハ・・・」

 

 

 

―――――――――――――――

 

 

 

 

はぁ、またあのエロフが発情ですか

正直言えばリリには関係無いですし、

先生にも迷惑をお掛けしますから

いい加減にして欲しいんですけどね。

 

とはいっても無視し続けると

それはそれで面倒なんですよねぇ。

街中で見つかったら殺気をぶつけ

られますし、さらにはダンジョンまで

ついて来ますからね。

 

ついてこられたら、なまじエロフのレベルが

高いから二人の世界みたいになっちゃい

ますし、私の鍛練の邪魔ですから適度な

ガス抜きはしないといけないんですけど、

その結果が望んでもいない酒場で無駄に

多いご飯でしょ?リリになんの得が

有るんですかって話ですよ。

 

いや、あそこのご飯は不味くはないですよ?

むしろ美味しいと思いますよ?

けど、基本的に先生はゆっくり味わいながら

食べる方ですし、拠点での神様とのお食事を

楽しんでるみたいですから、あんまり

外食にはお誘いしたく無いんですよね。

いや、まぁ、先生とご飯食べるのは

嬉しいんですけど。

どーせなら先生と同じファミリアに

入って拠点でゆっくりしたいですね。

 

・・・まだ拠点に招待してもらったこと

有りませんけど。

 

そうそう別のファミリアの人間を

拠点には招待出来ないのはわかるん

ですけどね。

 

でも、危ないところを助けて貰って、

カヌゥとかをどこかに

連れていって貰って、

レベルを上げて貰って、

専用の装備も作って貰って。

 

恩が溜まりすぎですよねぇ。

・・・リリも貰ってくれないかなぁ。

 

団長とかソーマ様がなんかうるさいけど

さっさと改宗したいんですよねぇ。

 

副団長とかファミリアの運営とかに

興味無いですし。

そもそも先生はお酒飲まないし。

無理に飲ませようとして矯正された

らしいじゃないですか。

 

ソーマ様に至っては先生が作った

お野菜が欲しいだけですよね?

リリが居なくなったら伝手がなく

なっちゃうから厚遇してくれてる

だけですよね?

 

あー改宗したーい。

親がソーマファミリアなだけで

リリが選んだわけじゃないんですけどー

だけど先生にご迷惑をかけるわけにも

いかないしなぁ。

 

ご迷惑と言えば・・・そろそろ装備品の

お金とかも払った方が良いですよね?

サポーターだったはずが、いつの間にか

レベル3の冒険者だし。

せめてメンテナンス代くらいは

支払わないとリリの中の何かが

無くなっちゃいます。

 

いやはやリリも変わりましたね。

冒険者なんかの世話になる気は

ありませんでしたが、堂々と

『農家で教育者だ』なんて言われて、

才能を見つけたら育てたくなるとか

言われたら断れませんよね。

 

えへへ

 

まぁリリはレベル3になっても

あの人のサポーターですから

副団長なんてなりませんよ。

 

「とりあえず改宗の話は良いので

リリの邪魔はしないで下さいよ。

そしたら何もしませんから」

 

『「あ、はい」』

 

「それでは今日は探索の日なので

行ってきます。

階層にもよりますが、たぶん戻りは

三日後ですので何か必要なモノが

有ったらメモを貰えますか?」

 

『あ、あぁ。ならばコレを頼む』

 

「わかりました。あと、先生に頼まれてた

調味酒って出来てますか?」

 

『うむ、酒としては熟成が足りんが

素材の味を引き立てるならこの方が

良かろう。だから後で・・・』

 

「はい、コレを使った料理がどんな

感じになるかちゃんと教えますよ」

 

『いや、私にも食べさせろよ?!』

 

「先生は飲食店に配慮してあんまり

他人にご飯を作りませんからね。

レシピ貰えたら良いんですが、調理

道具も独特ですから難しいんですよ」

 

『くそっ味見が出来んとそれに併せる

酒のイメージが湧かないじゃないか!』

 

「お酒が関わるとこんなに熱い神様

だったんですねぇ。

とりあえず行ってきます。

ザニスさんも悪巧みはほどほどに

してくださいね」

 

「あぁ、私も懲りた。お前が戻ったら

ダンジョンに潜るから早めに戻れよ」

 

「先生に言って下さいよー」

 

 

 

 

 

 

 

 

ソーマファミリアも変わりましたね

 

流石先生です

 

 

―――――――――――――――――――

 

 

 

弁当持った。ポーション持った。

採取予定のリスト有る。

 

「とりあえず戻りは三日後の予定だ。

水やり、雑草の処理等の指示は頼む」

 

コイツがやる分には構わんが、

アイツらにはまだ指示を出さなきゃ

ならんからな。

 

『はーい。お土産はなんか予定有る?』

 

「ソーマに調味料に使える酒を開発

させたから、そろそろ出来ると思うぞ」

 

アイツもな。究極の酒がどうとか

言ってたが所詮は神。

酒で終わる食卓ってなんだよ?

 

食前に求められる酒と

食事に合わせた酒と

食後に飲む酒は違うだろうが。

 

調味料に使う酒が素材の味を殺して

どうするってんだ。農家なめんな。

あと茶を作れ茶を。

 

『ほほう、ヤツもようやく料理に合うお酒の

必要性を理解したのね?』

 

「理解させたんだ。あのアホ、視野が

狭すぎるんだよ」

 

『あ~まぁ趣味に没頭するのは

アンタも似たようなモンでしょ?』

 

何を言ってるんだコイツは?

俺は地に足をつけてるがヤツは

何時までも天界気分じゃねーか。

何が下界の作物でソーマを再現だ

下界でしか作れない、下界にしか

無い酒を作れや。まぁ、俺は飲まないけど。

だから茶を作れ茶を。

 

「少なくとも俺の趣味は他人に

迷惑はかけてないぞ」

 

リリルカみたいな有能な人材を

潰すような真似もしてないしな

 

『まぁ、お茶と農業だからね。

強いて言えば闇派閥だけど』

 

「悪党に人権はない」

 

『ごもっとも。更には神権も無かったわね』

 

「お陰でイロイロ知ることが出来たし、

貴重な素材が手に入ったじゃないか」

 

いやいや、魔物のドロップアイテムより

神のほうが美味しいな。

素材も装備品も神威が染み込んだ逸品で。

さらに神殺しは立派な偉業。

悪神なら何の問題も無い。

まさか基礎鍛錬と闇派閥の奴らを狩るだけで

レベルアップできるとは。

 

『まぁね。私もアイツらを許す気は

ないし。何でギルドが生かしてるかは

知らないけど私たちには関係ないわ。

とりあえず見つけたら処理をお願いね』

 

「はいよ。あとはアイツらには適当な

魔石があれば良いか」

 

『そうね。それと、とりあえず今は

あの子たちも楽しんで農作業してるから、

魔石が無くてもアンタが無事に帰って

来るのが、きっと一番のお土産になるわよ』

 

単身赴任のお父さんか。

まぁ、気楽で良いが。

あぁ一応念押ししとくか

 

「何度も言うが不審者や闇派閥とかを

見つけても手を出すなよ?

迷っただけの連中も無視するように。

ここを探るようなヤツを助ける必要は無い。

 

それに闇派閥の連中は衰弱しても一流の

冒険者だ。

必ず全員の首をはねて、死んだのを

確認してから回収するように」

 

『・・・えぇ、中途半端に情けを

かけたらどうなるかは、あのとき

知ったからね。

必ず殺すし、逃がしもしないわ』

 

「ソレで良い。んじゃ留守は任せた」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『えぇ、留守はこの

ベレト・イリーに任せなさい!』

 




どこぞのGなボッチさんとの違いは
キチンとコミュを築いてることと
お人好しでは無いということですね。

私の作品の主人公は正義の味方ではなく
やりたいことをしてるだけの外道ですってお話

過去に疾風さんと何かあった模様。
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