ダンジョンにこだわらないのは間違っているかもしれない 作:カツヲ武士
オリ設定!
オリ展開!
嫌いな人は読み飛ばし
『レベルを上げる?』
珍しい。まだ魔力はSSになって無いのに
「いつまで待っててもアレだし、
そもそもレベルアップの報告って
自己申告だろ?アレンと話をしてて
別に言わなきゃ気付かれんってことに
気が付いたんだよ」
『まぁ確かにそうよね』
元々オラリオでも屈指の使い手で、技術は
オッタルにも勝るって言われてるらしいから、
他のレベル6に勝っても不自然じゃないし。
「技術的に鍛えることは出来るが、
いざと言うときにレベルが足りなくて
手が届かないんじゃ困るからな」
『なるほどなー』
今度カーリーと会談するって話だし、
力は必要よね。
「魔力に関しては勿体ないところ
ではあるが、ソレ以上に他のが勿体ない。
そんなわけだから頼むよ」
『はいはーい』
元々こいつが望まなかったからレベルアップ
しなかったんだし、断る理由なんか無いわ。
発展アビリティは・・・
またなんか見たことないのが出てきたわね。
とりあえず本人に選ばせましょう!
―――――――――――――――――――――
「リリルカさんっ!おはよー!」
「おはようございますティオナさん。
ティオネさんも、おはようございます」
挨拶は大事です。先生も言ってます。
「えぇ、おはよう」
お二人はしっかり休んだみたいですね。
「おはようございます。リリルカさん」
「おはようリリルカ、早速じゃが
今日は後衛に回ってくれぃ」
勇者さんと重傑さんも、まぁまぁ
回復してます。これなら安心ですね
「おはようございます。
それで私は後衛に回るんですか?」
「そうですね。今までご負担をおかけ
しましたけど、流石にここから上なら
レベル4のラウル達に任せても
大丈夫でしょうし」
そりゃ、中層から上層ですからね。
レベル4あったらお釣りが来ます。
「わかりました。それでは大人しく
お客さんになりますよ」
そういうことでしょうからね。
「はは、宜しくお願いします」
「フィン!俺は前で良いよな?!」
「・・・私も前が良い」
「「・・・」」
えっと。うん。きっとそういうファミリアなんですよね?
意見が言えないよりは良いかと思いますよ。
せめて勇者さんの意見を聞いてからに
した方が、彼の胃には優しいんでしょうが。
「ラウル達に人を率いらせる経験だって
言ったの聞こえてたかな?」
そうですよねぇ。もしそれを聞いた上での
意見なら、二人はラウルさんの指示に従うって
ことなんでしょうけど・・・勇者さんの
指示に従わない人達がラウルさんの
指示に従いますかね?
なんか青ざめて首をフルフルしてるレベル4くらいの人が居ますけど。
「私が監督する。どうもコイツらは
リリルカさんに触発されたらしくてな」
王族さん。貴女が監督したらラウルさんの
練習にならないでしょうが
重傑さんは天を仰いでますし、
勇者さんも頭を抱えてますよ。
それにリリに触発されたって、
それで弱いものイジメをするんですか?
リリのせいにして欲しく無いんですけど。
「リヴェリア、お主が監督したらラウルの
練習にならんじゃろ。それともお主も
ラウルの指示に従うのか?」
「えぇ?!」
なんか見たこともないくらいの早さで
頭を振ってるレベル4の人が居ますけど。
普通はあの若さでレベル4なら凄いと
思うんですけどね。
それでいて謙虚ですから、先生に
習えば直ぐに剣姫さんや狼さんは
超えると思いますよ?
「……そうだね。ラウルだって自分より
レベルが上の者に指示を出すときだって
有るだろうし、アイズやベートや
リヴェリアなら良い経験になるかな?」
あ、考えるの止めましたね。
「はぁ?何で俺がラウルなんかの・・・」
「ナニカイッタカ?」
「・・・いや、なんでもねぇ」
うん、黙って正解ですよ。
それ以上何か言ってたら勇者さんの槍が
狼さんの頭を貫いてましたね。
「ラウルの指示に従うことが条件だ。
それが出来ないなら・・・カチ割る」
度重なる失態ですからねぇ。
躾と教育はキチンとしなくては
いけませんよ。
「ラウル!」
「はいっ!」
おぉ、焦ってる焦ってる。
今の勇者さんには逆らっちゃ駄目だって
理解してますね。
と言うかそもそもの話、普段ならともかく
ダンジョンに居る間は指揮官である
勇者さんに逆らっちゃ駄目なんですけど。
「聞いた通りだ。レベルによる戦闘力と、
個人の判断力や指揮能力は別物。
前衛の判断は君に任せる。
冷静に状況を見て指示を出せ」
「え、い、いやっ!」
「ヤレ。いいな?」
「はいっ!」
うんうん。別にラウルさんの意見なんて
聞いてませんからね。
ここで反論されてこれ以上の恥を
晒したく無いのでしょう。
「僕とガレス、ティオナとティオネ。
それとリリルカさんは後衛だ、何か
不測の事態があったら急行するから
直ぐに連絡を寄越すように」
「はいっ!」
「リヴェリア、二人を監督しつつラウルの
指示に従え。指示に問題があった場合、
緊急のモノならまだしも、そうでないなら
そのまま従うように。
地上に戻ったときに反省会をするから
そのときに指摘してくれ」
「わ、わかった」
「アイズとベートはそのままラウルの指示に
従うように。反論も反対も許さん。イイネ?」
「・・・はい」
「・・・あぁ」
ブチ切れる寸前ですねー。
まぁこんな問題児を抱えて命懸けの
探索なんかしてたらこうなりますか。
「じゃあ解散。僕らはあえて遅く出るから
ラウル達は急いで出発だ。
夕方前には帰還出来るように動くように」
「り、了解です!」
―――――――――――――――――――――
「いやーリリルカさん、最後まで
グダグダでごめんね?」
「えっと、そういうファミリアなんだって
わかってますから大丈夫ですよ」
「ソレはフォローじゃないわよ?」
団長とガレスが沈んでるわよ?
まぁ流石にここまできて我儘抜かして
来るとは思わなかったけどさ。
ベートもアイズも上層で何をする気よ。
「それに、あくまでリリは怒ってませんよ
って言う意味ですからね。内部の組織的
な問題はそちらのお話ですから」
「・・・それはそうよね」
リリルカにしてみたら、挨拶と自分の役割を
確認しただけだし。
挨拶すらしなかったベートやアイズ。
相手から挨拶してくるものだと思ってた
リヴェリア。
リリルカが言いたいのは、お客さんである
自分への無礼は許した。三人の態度に
関して恥ずかしいと思うのはコッチの
問題だから勝手にやってくれってことでしょ?
なんとも情けない話よね。
団長が凹むのもわかる。それでいて
失礼なのはウチの連中で、寛容なのが
リリルカだから私だって何も出来ないわ。
やっぱりお茶を買わなきゃ駄目ね。
ゴブニュのところより先にナァーザの
お店に行きましょう。
「けどさぁ、まさかリヴェリアが二人の
我儘をリリルカさんのせいにするなんて
思わなかったよねぇ」
「えぇ。あの人は誉め言葉的な意味でリリの
名前を出したつもりなんでしょうけど、
あの状況で名前を出されましてもねぇ」
そうよねぇ。リヴェリア的にはリリルカの
戦い方が刺激になって二人がやる気を
出してるって感じなんだろうけど、
ソレ以前にあの二人が団長の命令に
逆らってるって状況があるのよね。
まだ正式に命令しては居なかったけど、
ラウルに指示を任せるって時点で
私たちも後衛だってわかるわよね?
そんな状況でリリルカの名前を出したら、
嫌がらせ以外の何物でも無いじゃない。
「とりあえずリリルカが怒ってないなら
良いわ、私たちも帰還の準備をしましょ?」
「そうだね!あとで何かお詫びするからね!」
「いや、もうそっとしておいて下さい」
うん、多分それが一番のお詫びよね。
――――――――――――――――――――
「・・ ガレス」
「あぁ、言いたいことはわかっとるよ」
情けない。
まともに挨拶も出来なければ
ダンジョンで自分を抑えることも
出来ないのが幹部だなんて。
レベルより品性と知性が重要なのかな?
けど力が無ければ言うことを聞かないし。
もぉ彼がウチの団長になってくれないかな。
「まさかリヴェリアがあそこまで
空気が読めんとは思わなんだ」
「そもそも空気を読むのが嫌だから
里を出たんじゃないか」
長生きしててモノを知ってるから教育係
みたいになってるけど、そもそもが苦労を
知らない我儘お姫様だからね。
オラリオで多少の苦労を学んだけど、
どん底を知ってる訳じゃない。
少しはリリルカさんを見習えよ!
「ベートもあの性格のせいで敵を
作っとるのはわかっとるはずじゃが、
一向に改める様子もないしのぉ」
「強さを求めるのは勝手だけど
あんな風に噛みついてるだけじゃ
意味がないんだよね」
強者には余裕が有ると何故わからない?
その余裕が視野の広さになって
更なる強さになるのに、いまだに
吠えて噛みつくだけ。
意味がないどころかマイナスだ。
今までの人生で何を学んできたんだ?
少しはリリルカさんを見習えよ!
「アイズに至っては確実に迷走しておる」
「リリルカさんの戦い方を見て自分に
足りないのを明確に意識したんだろ?」
強いて言えば全部だよ。
力も技も心も、全部が足りない。
ソレはアイズに限ったことじゃなく
全員がそうだ。
だからこそ鍛えて自分を完成させようと
するんだ。
リリルカさんのあの姿はその結果であり
今までの積み重ねなんだよ。
少なくとも人間の表面しか見てない
アイズには理解も到達も出来ない領域。
弟子入り云々以前の問題だ。
リリルカさんを見習うな。失礼だ。
「そもそもギルドやアイズはリリルカさんが
短期間でレベル5になったって思ってる
けど、彼女の冒険者歴を知らないのか?」
「ん?ヤツに弟子入りしたのが4年か5年前じゃろ?」
ガレスもか
「弟子入りしたのはね。だけど、彼女は
それ以前から冒険者だったよ」
正確にはサポーターだったけどね
「そう言えばそうじゃな。サポーターを
していたときに見出だされたと言って
おったわい」
くそっ羨ましい!
普通に会話が出来てるじゃないかっ!
「そんな目で睨まれてものぉ。
それで、リリルカはいつから冒険者を
しとったんじゃ?」
はぁ、まぁガレス相手なら間違っても
恋愛には発展しないだろうし、
ウチのファミリアにも常識の有る
人間も居るって思って貰えれば良いか。
しかしなんでギルドと言いコイツらと言い
リリルカさんの冒険者歴を知らないんだ?
別に隠してないし、むしろ有名な話だぞ?
「良いかいガレス。リリルカさんはね、
生まれた時から冒険者だよ」
「・・・はぁ?」
―――――――――――――――――――――――
・・・まさかミノタウロスが逃げるとはな。
「大変っす!アイズさんとベートさんは
大至急上層へ続く階段へ向かって下さい!」
「はぁ?ミノタウロスくれぇてめぇらで
十分だろ?」
「・・・アキっ!クルスと一緒に
敏捷が高いのを連れて直ぐに階段へ!
奴らが登った跡が有ったら追跡!
階層に居るヤツより上に登った
ヤツを優先すること!今すぐ行けっ!」
「「了解っ!」」
「ナルヴィ!リーネを連れて上の階に
行けっ向かうのは12階層より上。
怪我人が居たら応急処置して
地上に連れて戻れ!」
「はいよ!」
「はいっ!」
「エルフィとアリシアはそれぞれ
三人連れて移動!エルフィは10階と
9階を担当!
アリシアは8階と7階へ向かえ!
そこでアキと合流出来たらそれでよし、
出来なくてもその階層に生き残りが
居ないか確認して、終わったら上に向かえ!」
「「了解!」」
「残りはそれぞれ二人一組で12と
11階層の確認。
自力で中層に来ている冒険者の
邪魔をする必要はない!
ミノタウロスが居ることを注意喚起
するだけで良い!」
「「「了解!」」」
ふむ、中々の判断だな。
「リヴェリア様とお二人は僕と
一緒に上に向かってもらいます」
「上に?しかしこちらの指揮はどうする?」
そもそもラウルに割り当てれた仕事は
前衛部隊の指揮を執ることだろう?
「・・・アイズさん、着いてきてください」
「・・・えっと」
「団長に言われたでしょう?!」
「あ、うん」
「指揮はリヴェリア様にお任せします、
ベートさんは大至急戻って団長に
状況を伝えて下さい!」
焦りすぎだ。頭を冷やした方が
良いのではないか?
「いや、俺もソッチに行ってやるよ」
「・・・そうですか。なら急ぎましょう!」
「おい、ラウル?!」
「団長への連絡はお願いします!行きますよっ!」
「うん」
「おうっ!」
まったく、突発的な出来事ではあるが
ミノタウロスごときで焦りすぎだ。
あれではフィンの後釜は遠いな。
――――――――――――――――――――
「は?ソレで君は何をしてるんだ?」
あ、勇者さんがキレましたね。
「いや、こちらに残った者たちを纏めてお前たちがくるのを待っていたのだが・・・」
王族さん、心底不思議そうな顔をしてますよ。
うーん。コイツらみたいなのが
リリを苦しめてた冒険者なんですよね。
「リヴェリア・・・お主、何故ラウルの指示に
従わんかった?レベル6のお主ならアキや
クルスよりも迅速に動けるじゃろう?」
「ガレス?いや、それはそうだが
こちらの指揮が・・・」
「そんなこと言ってる場合かっ!
ミノタウロスが逃げた?それはつまり
僕たちロキファミリアがミノタウロスの
怪物進呈をしたってことなんだぞ!
何故気付かないんだっ?!」
「あっ!」
あっ!じゃないですよ。王族さんにしてみたら
ミノタウロスごときって感じでしょうけど、
上層の冒険者にとっては普通に死活問題です。
事実アレに上層に行かれたら、間違いなく
大勢の冒険者が死にますよね。
別に冒険者がどうなろうとリリには知った
ことでは有りませんから良いのですが。
知り合いもミノタウロスごときに負ける
人は居ませんしね。
だけど、もしかしたら先生に怒られますか?
いや、あの人も冒険者は自己責任だし
突発的な事故にも対応するべきだって
人ですから、大丈夫ですよね。
それにレベル4とレベル5が最短距離を上に
登ったなら、ミノタウロスくらいの速さなら
そこまで上には行けないでしょ。
狼さんや剣姫さんが遊んでもラウルさん
がちゃんとしてれば問題ないですね。
「お説教は後にしてもらえます?
とりあえず私たちも上に行って
掃除と怪我人の治療をしましょう」
とはいえ流石に放置したらギルドに
怒られますからね。
その上で未帰還の低レベルの人達の
捜索と補償をしなくては行けません。
……この場合罰金とかどうなるんですかね?
「そうですね。ティオナ、大至急ギルドへ
戻って、事情を話して来てくれ。
下級冒険者の未帰還者リストと
照らし合わせて捜索を行う」
「はーい!じゃ、行ってきます!」
「頼んだ。ガレス、君は14階へ行って
団員と合流してくれ」
「うむっ」
「ティオネは13階だ」
「はいっ!」
「僕はこの階を探す。リヴェリアは団員を
連れてリリルカさんと地上へ戻れ」
「いや、しかし」
「戻れ。無駄話をする気はない」
「・・・わかった」
他人事って顔してましたからねぇ。
今さら責任を感じられても・・・
18階のが最後かと思ったら
まさかの怪物進呈ですか。
いやはや、ティオナさんとティオネさん
以外はもう二度と関わりたくないですね。
――――――――――――――――――――
「あの、大丈夫ですか?」
「う、うわぁぁぁぁぁぁ!」
リリルカファン倶楽部では
常識ですよね。
下積み時代を考えたらリリルカは
大ベテランですし
冒険者は嫌いなのでダンジョンに
潜って死ぬのには何の感傷も抱きません
先生・・・農家
ナァーザ・薬師
アイシャ・娼婦
春姫・・・娼婦
ティオネ・友達?
ティオナ・友達
リュー・・エロフ
こんな感じです。
原作でも剣姫さんや狼さんは遊び感覚で
王族さんは他人事でしたよねってお話