ダンジョンにこだわらないのは間違っているかもしれない 作:カツヲ武士
初見の方々
オリ設定!
オリ展開!
嫌いな人は読み飛ばし!
ロキファミリアからの予約ですか・・・
『来るのは明後日。数は大体70だそうだ。
忙しくなるから覚悟しな!』
「「「はいっ!!」」」
ミア母さんが吹っ切れたのは嬉しいの
ですが、この分では彼は来ませんね。
くそっ!リリルカのレベルが
上がったので一緒に探索に行っても
足手纏いになるし、
料理の新作もないから
リリルカとナァーザが来ることは
あっても、彼がこっちに来ることも
無くなってしまった。
私に彼の野菜を調理する力があれば・・・
さらにロキファミリアの痴女姉妹、
ヒリュテ姉妹も先生の教えを受けてるとか?
私もステイタスの更新ができたら
鍛えてもらえたかもしれないのにっ!
私がこんな状況だって言うのに
シルなんて最近お気に入りの冒険者を
見つけてきゃっきゃしてるし。
さっさと爆ぜろ」
「なんかリューから怖い言葉が
聞こえた気がするんだけど」
「最近シルが白いのと楽しんでるから
羨んでるにゃ」
「妬ましいって言ってるにゃ」
「ま、そうよねぇ。お弁当とか作って
青春してるんだもの」
「「リューには不可能にゃ」」
『リュー、あんたはミアハの所に行って
茶を買って来な!』
「は、はい!」
ナァーザの店の茶ですか。
あぁ勇者と九魔姫や酒を飲まない
エルフ用ですね。
アレは初めから疲労回復を
目的とした茶ですから、特殊な
淹れ方をしなくても誰でも楽しめる
モノでしたね。
さすが先生。優しさと実用性を兼ねた
素晴らしいモノです。
当然私も飲んでますが、ナァーザは
先生とあのお茶の開発を・・・
くそっ妬ましい」
「もうダメにゃ、なんとかするにゃ」
「どうやって呼ぶにゃ?もうリリルカは
ウチらより強いにゃ」
「招待しようにもウチの店じゃ
味の好みが違うからねぇ・・・」
「アレンさんが最近仲良いみたいだから
頼んでみようか?」
「うげっ!あいつにゃ?」
「なんかイシュタルファミリアで
仲良くしてるって話だよね」
「「「うほっ!」」」
「あっ馬鹿っ!」
イシュタルファミリア・・・
女狐と麗傑が居ましたねっ!
くそっ麗傑はともかく女狐がっ!
専属とか羨ましい!
専属の娼婦ってもう内縁の妻じゃないですか!
後から出てきたぽっと出のくせに
彼を独占するなんて!
しかもお金まで取ってる?
考えられませんよ?!
逆に払わなきゃダメでしょう?
ま、まぁ彼も男ですから?
時には迸る熱いパトスを放出して
思い出を裏切ることだって必要でしょうけど!
何も娼婦で解消することはないでしょうに。
いや、職で差別する気はありませんよ?
特定の彼女が居ないと言うことですし?
リリルカのような幼女趣味でないことは
良い事ですけど?
もっと身近に目を向けてくれませんかねぇ。
・・・女狐に交渉してみますか?
いや、何て言うんです?私もまぜて?
いや、流石にはしたないっ!
だけど待ってるだけじゃ手に入らないのも
事実だし・・・男性を教えて欲しいとか
言ったら先生なら優しく教えてくれそう
ではある。
それにアレン・フローメル。
まさか女嫌いで有名な彼が
イシュタルファミリアにまで行って
彼とナニかしていると?
このままでは彼が間違った方向へ
進んでしまうのでは?
・・・行くか?」
『さっさと行きなっ!』
「はいっ!!」
まさか心を読まれた?!
その上で私の後押ししてくれた?
「「「ナァーザの店だぞ!!」」」
・・・そうでしたね。
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『リリルカ・アーデの装備のメンテナンス料金?』
そんなのコッチが知りたいわよ
『せや、今回の遠征に付き合って
もろてな。必要経費として支払わな
あかんのやけど・・・
アレって例の無双農家の作品やろ?
いくらくらい払えばいいのか知りたくてなぁ』
ん?遠征に付き合ってもらった?
必要経費?この言い方って、まさか
『・・・見たの?』
『は?』
『だから!リリルカ・アーデの装備品!ちゃんと見たの?!』
見たのよね?!だからこそ私に聞きに来たんだし!!
『あ、あぁ、ウチの団員が見とるよ』
団員が?あぁわざわざロキに見せたりは
しないか。それに確かファミリアとしては
仲が悪いけど、ティオネとティオナが
仲が良かったわね。
もしかしたら詳細を聞いてるかも・・・
『彼らは椿のところね?行くわよ!』
何やってるの?
さっさと来なさい!
『お、おう』
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「ふむ、不壊属性の武器なぁ」
「そうだ、厄介な敵でね。
アダマンタイトで作った投げナイフも
あっさりと溶かす溶解液を使ってくる」
「なるほど・・・」
ロキファミリアのフィンが
専属契約を結んでるわけでもないのに
いきなり大量の不壊属性の武具が
欲しいとか言ってきたから一体何事かと
思えば、そういうことか。
おそらくゴブニュのところに半分、
ウチに半分と言ったところだろう。
「とりあえずあの場に出てきたのは
潰したけど、51階層以降にあいつらが
いないとも限らないしね」
安全地帯と言われていた階層にまで出てくる
くらいだからな。警戒するのも当然だろうさ。
「しかし不壊属性を付けた武器は
切れ味が落ちるぞ?それに壊れは
しないが摩耗はする。
第一、それほどの溶解液を相手にしたら
刀身が歪んだり更に切れ味が落ちたり
するだろう。お前らの中に鍛冶技能が
ある団員はいたか?」
メンテナンス出来んなら深層に持って
いっても邪魔になるだけだぞ?
「・・・居ないね。ならせめて
僕の槍とガレスの斧を鍛えて欲しい」
ガレスに関しては専属契約だからな。
しかしフィンの槍か・・・そそられは
するが不壊属性がなぁ。
むぅ、どこまで切れ味を保てるかを
考えるのも面白いかもしれんが・・・
「・・・条件がある」
「条件?」
「次の遠征に自分も連れていけ。
それなら頼まれた分の不壊属性の
武器を作ろうじゃないか」
メンテナンスもそうだが
実際に使い手を見てみんことにはな。
フロスヴェルトの様子も見たいし。
「それは願ってもないことだが、良いのか?」
「主神様に許可をもらわねばならんが、
たまには試し切りをせんとな」
ついでに自分の錆も落とさねばならん。
やはり自分で使えぬモノに一流の武器は
作れはしないだろう。
「それは助かる・・・とりあえず
僕とガレス、ベートの分を頼みたい。
余裕があったらティオネとティオナだね」
ふむ、ということは剣姫はゴブニュだな。
まぁ、あの人形はあまり好かんからあっちで
作ってくれるならそれに越したことは無い。
「相分かった。不壊属性以外に何か希望はあるか?」
一言で槍と言っても、長さや重心の
位置は人それぞれ。
石突の作りなど拘ればキリがないが
フィンほどの使い手ならば自分の
ことを理解しているからな。
無駄な注文はせんだろうよ。
そう思っていた時期が自分にもありました。
「条件か・・・先端の部分に不壊属性
は必要ない。
代わりに柄の部分をやや重くして、
石突に魔法無効を付けることはできるかい?」
それでは槍というよりは棍・・・
待て。今こやつは何といった?魔法無効?
「フィン、まさかお主・・・」
『居たっ!』
「主神どの?」
なんだ?妙に興奮しとるが、男でも漁りに来たか?
『椿!フィンはリリルカ・アーデの武器を
詳細に見たそうよ!』
「おぉ!やはりそうか!」
棍で魔法無効なぞ奴の武器でしかありえんからな!
「え?いや、魔法の吸収と放出効果のある
武器が作れたなら、無効の方が簡単なんじゃ
ないのかい?」
『「そんなわけないだろう!!」』
これだから門外漢は。
「わかっとるのか?アレはありと
あらゆる魔力由来のモノを
無効とする武器だぞ?」
『そうよ!わかりやすく言えば、アレには
無効化できる魔力の上限が無いの!』
「フロスヴェルトは一回吸収したら
放出せねばならん、さらにその際
吸収した魔力の分だけ反動が生まれる!」
『つまり使い手にも武装にもダメージを
与える諸刃の剣!しかも回数制限がある!
だけどリリルカ・アーデの棍はそんな
反作用が一切ない!ただ重いだけ!』
「自分の装備は複雑な機構をしとる分
壊れやすいが、それだって
衝撃を逃がすためにわざと強度を
落としている部分だってあるんだぞ!」
『けどあの棍はどう?単純な構造
でありながら完璧な機能を有してる
じゃない!!』
「想像してみろ!小柄で完璧な防具を
装備した、素早い動きと卓抜した技術を
持ったアレが、際限なく魔法を無効化する
武器を使って接近してくるんじゃぞ?
しかもその攻撃はお主らが思っとる
以上に重い!防げば潰されるぞ?
どうやって対処する?!」
『更にあの防具は防火耐熱適温維持なんて
属性まで網羅してるから、広範囲の魔法も
意味を成さないのよ!』
「武器は魔力由来の呪いや毒すら
無効化し防具は一切の環境の変化を
受け付けない、まさに特殊武装!
さあ教えろ!一体どんな武装だった?!
どんなメンテナンスをしていた?
材質はなんだった?!!」
「え、いや、流石にそこまでは・・・」
『「くそっ!」』
鍛冶師じゃないフィンにはわからんかっ!
それにこやつは女性の装備のメンテナンスを
のぞき見などするような男でもないからな!
『なら、ティオネやティオナは?
彼女たちなら何か知ってるでしょう?!』
「いや、さすがに素材や加工方法は
聞いてないはずだけど・・・」
『「くそっ!」』
それはそうか、鍛冶師でなければ
世間話でするような内容では無いからな!
『あぁ、そういや二人してゴブニュに頼んで
防臭と消臭とサイズ自動調節って機能を付けて
もらうつもりとか言うとったで』
『「サイズ自動調節?!」』
「なんだその画期的な機能は?!」
『形状記憶ではなく自動調節って
そんなのもう神器じゃない?!
なんでそんなのを装備してる
冒険者を放置してるのよ!!』
「いや、放置はしてないが・・・」
鍛冶師的には放置だろうがっ!!
「次の遠征には参加するのか?」
もし参加するなら絶対に調べるっ!
「いや、理由がないから多分無理かなぁ」
『「理由がないなら作れっ!」』
『「無茶言うなっ!!」』
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あの装備が凄いのは分かった。
だけどこれ以上リリルカさんに
迷惑をかけられるか!
『こっちにも事情が有ってな。
さすがにもう遠征には誘えへんねや』
せっかくティオネのお茶で胃も
回復したってのに、打ち上げ前に
これ以上の悩み事なんか作らんぞ!
「むぅ・・・防臭と消臭かそれは【神秘】を使っておるな」
『そうね、鍛冶師にはない発想よ。なんでアレが農家してるのよ・・・』
なんか二人で話し合い始めたし
「しかし重さ以外で、使い手の
魔力を吸収することでアレだけの
属性を維持しておったのか」
『あえてデメリットを作ることで
効果を増してるとは。
ある意味呪いの装備と同じ発想だけど、
きちんと制御が出来ているってところに
抑えられているのが彼の技術なのよね』
まぁ確かに。魔力がなければ呪いの装備だね。
「本来ならデメリットだが、
リリルカ・アーデに魔力があることを
前提としているから、汎用性は無いが
専用武器としてなら完璧ではないか」
『ステイタスの魔力も自動で
鍛えれると考えれば、
むしろメリットよね。
装備してるだけで強くなるわ』
「重さもな。武装と合わせて
一トンはあるだろうが、リリルカの
スキルはソレを無効化する」
無効化どころか補正が掛かって
手がつけられなくなるけどね。
『見た目も機能性だけじゃなくしっかり
オシャレを考えて作られてるのよね』
「そうだな、アレだけの属性を
付けるとなれば、どうしてもゴテゴテ
した見た目になると思うんだが」
あぁ、それはそうだね。
リリルカさんの魅力を殺さない、
むしろ引き立てる装備だった。
『そうよ、それに装備自体の重さを
支えるだけの強度としなやかさが必要ね』
「一見すると普通の服なのに・・・
一体どれだけの技術を込めておるのだ」
そう言われればそうだ。
簡単に不壊属性とか防臭とか消臭とか
言ってるけど、不壊属性は壊れないって
だけで劣化もするし傷みもあるんだよね。
「・・・主神殿なら作れるか?」
『・・・使い手が居ないわ。
それに私はデザインは得意って
わけじゃないし。更に言えば肝心の
魔力無効がわからないわよ』
まぁヘファイストスは鍛冶の神様であって
デザインとかはフレイヤとかイシュタルの
領域だもんなぁ。
「ティオネとティオナの武装を
優先して作るからその代わりに
情報を貰うわけには・・・」
「その交渉は君個人で頼む。
僕としてはあの二人には近接武器
ではなくて礫のようなモノを用意してみる
つもりだからね」
石で殺せる程度の防御力しか
なかったからね。
アレを前にして冷静さを
保っていられる二人はアレの厄介さ
を知ってるから無理に戦わないし。
下手な近接武器よりその方がいい。
切れ味が必要な敵が出てきたら
二人に任せる感じにするさ。
「なるほど、だから余裕があれば
と言ったのか・・・」
『隙がないわね。とりあえずデザイン画
だけでも貰えないかしら?』
そんなの貰えたら僕の部屋に飾るよ
「絵が得意な奴に描かせるか?
しかし本人の許可が無いと・・・」
『えぇ、ただの犯罪者になるわよ』
うん。だから僕だって我慢してるからね。
『あ~とりあえずなんやけど、
ファイたんとこでメンテナンスする
としたらナンボくらいになるん?』
そういえばロキはソレを聞きに
来たんだったね。
『「コッチが払う!!」』
「・・・参考にすらならないじゃないか」
『・・・ほんまや。もうどないしよ?
請求書出してもらおか?』
はぁ・・・悩みが溜まる一方だ・・・
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『「「「サイズ自動調節だと?!」」」』
団員のテンションを考えて
打ち上げを先にやることにした模様。
白兎が来るかどうかは・・・
名前は出てたけど
ようやく登場の鍛冶神様。
遼来来さんじゃないですよってお話