ダンジョンにこだわらないのは間違っているかもしれない   作:カツヲ武士

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前話の続きと言うか
その頃彼らは・・・と言うか。
そんな感じのお話

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嫌いな人は読み飛ばし



第25話

「まさか試しもしないで『無理だ』

なんて言われるなんてねー」

 

「そうよね。まったく鍛冶の

神が情けない」

 

まぁ必要なのは最低でも神秘と鍛冶らしい

からどうしても出来ないらしいんだけど、

消臭とか防臭くらいはできて欲しいものよね。

 

「しかもアイズに至っては剣が相当傷んでた

とかでメンテナンスって言うか修繕だしね」

 

「芋虫とはそれほど戦ってないはず

なんだけど、あの大きな花が原因かしら?」

 

あの花の周りにも芋虫は居たから

両方って可能性はあるわよね。

それとも普段から無理な使い方してるから?

不壊属性に頼りすぎって先生も言ってたし。

 

「私たちは特に武器も痛めてないし

簡単なメンテナンスで終わるらしいけど、

椿に私たちの分も不壊属性の武器を

作ってもらうのかな?」

 

「いえ、私たちは礫みたいな

使い捨ての武器を使うらしいわ」

 

不壊属性は頑丈だけど切れ味が

落ちるからね。

それに全員が不壊属性を持っても

しょうがないって言われたし。

 

これは、アレよね?信頼の証っていうの?

雑魚相手に無駄に突っ込んで武器を

傷めてメンテナンスに予算を使った

アイズやベートを芋虫対策にして、

指示に従って功績を上げた私たちを

決戦戦力として考えてくれてるのよね!

 

「へぇ~。なら芋虫はアイズとベートで、

他の強いのが私たち?」

 

「そうなるわね」

 

よしよし、ティオナもちゃんと気付いてる。

これで、新しい武器が無いのが不公平だー

とか言って団長を悩ませることもないわね。

 

「いやーなんか嬉しいよね?

今まではさぁ、差別とまでは行かないけど、

便利な魔法を使えるアイズが中心みたいな

ところあったから!」

 

「そうね、確かにアイズの魔法は汎用性は

高いけど・・・指揮官の言うことに

従えない兵士は戦場じゃ邪魔になるもの。

団長にしてみたら、きちんと状況を見れて

言うことも聞く私たちの方が使いやすい

んでしょうね」

 

優秀な指揮官は計算を狂わされるのが嫌い

だから、緊急時以外は動くより考えろ。

そして最初に団長の言うことを聞けって

言われたけど、その通りだったわ!

 

今回はアイズとべートとリヴェリアがアレ

すぎたし、私たちの評価が急上昇よ!

 

「そうだ!浮いたお金で農家さんに

消臭とか防臭の効果がついた装備品

作ってもらえないかな?」

 

「ん~難しいかもよ?あの人は

あくまで教師で農家だから」

 

お金でどうこうって人じゃないし、

鍛冶の腕を褒められてもあんまり

嬉しそうじゃないし。

 

「あーそれもそうか・・・あとは

アスフィとかなら作れるのかな?」

 

「鍛冶がないからねぇ。

けどお守りみたいな形なら

作れるのかも?」

 

一回聞いてみようかしら?

 

とりあえずはナァーザの店に行って、

お茶とお菓子の追加よ!

攻めれるときに攻めなきゃね!

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

「なるほど、溶解液か」

 

「そうですね。アレは厄介です」

 

どーりで全体に傷みがあると思った。

なるほど、溶かしてきたか。

 

こうなると不壊属性ってのはあくまで

魔力的な保護なのかもな。

魔力で形状を記憶させてる?

それとも切れ味が落ちたり、

歪みが出ることを考えたら

不可視の鞘みたいな形で無理やり

押しとどめてるのか?

 

未熟者が鞘のまま斬るから刀身が

歪む感じだと思えばわかりやすいか。

 

ふむ、これは後で魔法無効の武器で

不壊属性の武器を破壊できるか

どうか試したほうがよさそうだ。

 

肝心な時に武器が壊れて使えません

では話にならんからな。

逆に不壊属性の武器を壊せたら

相手に隙が出来るだろうし。

 

・・・もし不壊属性を破壊できるなら

【貫通】属性も行けるな。

くっくっくっ待っていろギリメカラ。

貴様とドッペルゲンガーには

貸しが溜まってるんだからな!

 

「とりあえず状況は分かった。

この分ならメンテには1週間だな。

それまでは・・・槍でも持つか?」

 

「槍ですか、ロキファミリアの勇者

さんと被るからちょっと・・・

他のは無いですかね?」

 

あぁ、被りはいかんな。それに棒なら

ともかく槍を持ち歩いてたらタダの

危険人物だもんな。

 

「では旋棍だな。携帯できるし素手との

親和性も高い。魔力無効は無いが不壊属性

はついてるから、その辺の武器よりは

よっぽど使えるだろう」

 

「あぁ、たしかに旋棍ならリーチは

ないですけど小回りが利きますからね。

不壊属性がついているなら盾にもなるし

十分だと思います。

けど、なんで普段からコレを

出さないんですか?

別に棒の邪魔にはなりませんよね?」

 

隠し武器としても使えるから邪魔には

ならんのは確かだが・・・

 

「完成度が低いからな」

 

ただ頑丈なだけのヤツだし、

練習用には良いが外に出すのは

ちょっとなぁって感じなんだよ。

 

「・・・コレ、完成度低いですか?」

 

「元々武器事体が無駄のない設計だから、

不壊属性だけで十分ではあるんだが

もう少し手を加えたいんだよなぁ。

かといって何を加えればいいのか

わからんし」

 

機能的には完成してるからなぁ。

かといってコレに魔法無効を付けると

どうしても体に触れるからアレだし。

 

「なるほど、下手に属性をつけてしまい

これが熱かったり冷たかったりしたら

使い手にもダメージ入っちゃいますね」

 

そうなんだよ。ゼロ距離だから

工夫が難しいんだよなぁ

 

「反対に、間合いはあるけど属性が

付けられないのがこの縄鏢だ」

 

「縄鏢、ですか?なんと言うか、投げナイフに

縄が着いたって感じですよね?」

 

「そうだ。先端から縄の部分まで不壊属性

だし暗器としても使える。

使い方次第で捕縛から打撃、斬撃、刺突、

防御と幅広く使える優れモノなんだが、

コレも他の属性を付けるのが難しい。

とはいえ、お前が遭遇した芋虫には効果的

だろう。

ただ、完全に使いこなすには九節鞭や投げ

ナイフを使える技量が求められる一品だ」

 

「えっと、確か投げナイフなら

ティオネさんが使えましたよね?」

 

そうだったか?体術とククリナイフっぽい

武器だと思ってたが投げナイフも出来たか。

 

「ティオネか。流石に昨日の今日で

店に来るとは思えんから、その話は

次に会ったときにでもしようか。

今日は店の営業が終わったら、お前は

ナァーザと飯に行くんだろ?」

 

「そうですね、せっかくの無料券です。

それにナァーザさんも相当ストレス

溜まってるみたいですし」

 

あぁ、愚痴が有るって言ってたからなぁ。

リリルカと違ってナァーザの悩みは

恋愛が絡むから相手を選ぶんだよな。

俺は何故かミアハに敵視されてるし。

 

「ま、せいぜい付き合ってやれ。

俺は帰ってメンテと晩飯だ」

 

「よろしくお願いします。ちなみに

メンテナンス料金は幾ら払いましょうか?」

 

「溶解液のせいで傷みが有るから

フルメンテなんだが、ロキファミリアに

請求だろ?下手に勘繰られたく無いから、

三等級武装の料金でかまわんよ」

 

不壊属性の穴も見つけたしな。

溶解液についても研究しなきゃ

ならんと言うことがわかっただけでも

十分な収穫だ。

 

「あぁ、それなら精査も何も無いで

しょうからこれ以上の関わりも絶てます。

・・・ほんと助かりますよ」

 

そんなしみじみ言われてもなぁ。

フィンには悪いが、ティオネが

どこまで攻めれるか楽しみではある。

 

「防具については鎖帷子は持っていくが

それ以外は普通に洗濯しとけば良い。

だいぶ上達したようで嬉しいよ。

そんじゃお疲れさん」

 

「了解です、お疲れさまでした!」

 

 

 

 

 

 

・・・ダンジョンで視線を感じた、か。

さらに今のリリルカでも位置を特定

出来無い程の使い手でありながら、

危機的状況でもちょっかいを

出してこなかった。

 

ついでに49階層の敵の不自然な動き。

 

ふむ、ようやく来たかもな。

それもアイツら側で。

もしくは少し前にレヴィスが言ってた

新入りか?

 

ん~そうなると無一文だよな。

服とか用意しといてやろう。

この辺の奴らは基本痴女だからな。

いやはや、サイズ自動調節付の素材が

あって良かった良かった。

 

さて、メッセージはどうするか。

わざわざ隠れてたのは種族的な

何かが原因だろうし。

それなら正面からは出て来れないよな。

 

ダイダロス通りの出入り口は闇派閥が

出荷で使うだろうから、ココで潰す

訳にもいかん。

俺が一人でダンジョンに潜ったら目立つし。

 

アレンでも連れていくか?

アイツの武器は槍だから、適当な長物を

作ってから「リリルカに使わせる前に

試してほしい」とか言ってみれば、

乗る可能性は高いよな。

武器はそのままくれてやっても良い。

 

俺とアレンを追跡しようとする冒険者は

居ないだろ?

フレイヤが見るかも知れんが、アレも

わざわざ俺を敵に回そうとはしない

だろうしな。

 

んで、鍛練だって言って気絶させてから

コンタクトを取ればなんとかなりそうだ。

 

もしくはロキファミリアにメッセージを

持たせるか?

奴らとしては今回は不完全燃焼だろうから、

武装を整えたら再度遠征に行くはずだし。

その時にティオネとティオナにわかりやすい

道具でも持たせるか。

 

あとの問題は青紅剣が装備出来るかどうか

だな。サイズとかなら打ち直しすれば

良いけど、そもそも手がないとか、下半身

蜘蛛とかだとリーチや踏み込みの関係で

槍にしなきゃならんし。

 

 

 

さてさて楽しくなりそうだな。

 

 

 

―――――――――――――――――

 

「何故もう少し引き留めないっ?!」

 

「エロフの都合なんて知りません!

さっさとお茶買って帰れっ!」

 

「あぁん?」

 

「殺りますか?」

 

「「・・・」」

 

「お店で暴れないでよー。

暴れたら先生に言うからねー」

 

「「・・・ちっ!」」

 

「ナァーザ!お茶とお菓子売って頂戴っ!」

 

「・・・ティオネ、あんたウチが薬屋だって

忘れてない?」

 

「「「えっ?」」」

 

 

――――――――――――――――――――

 

 

……なるほど、農家ですか。

自由気ままに生きるには自作農が

一番と判断したのでしょうかね?

 

そうなると、ある程度の土地を持って

るでしょうし、人手も要るでしょうから

居場所が無いと言うことは無さそうです。

 

いやはや、荘園に居たときを思い出しますね。

思い返せばあのときが一番自由に生きていた

気もします。

 

・・・いや、あの人はずっと自由でしたか。

 

「エイン殿?」

 

おっと、つい思い出に浸るところでした。

やはり私も無理をしているのでしょうね。

 

「いえ、考えを纏めてまして。

では、今現在地上で一番の強者と

呼ばれているのがフレイヤファミリアの

オッタル。コレはまぁわかります。

それで次点がロキファミリアのフィン。

よくわからないのが無双農家なんですね?」

 

オッタルとやらは赤髪も闇派閥

から聞いてたみたいですからね。

現在唯一のレベル7と言う話ですが、

師は違うのでしょうか?

さりげなくレベルを上げてそうですけど。

 

しかも有名なのによくわからない・・・

ふふっ、相変わらずですよね。

 

「そうなるな。しかし技術的な面や、

弟子の育成と言った方面では無双農家が

一番だろう。フィンもファミリアの若手を

育てているが、アレはロキファミリアと

してのモノ。対して無双農家は個人だ」

 

なるほど、5年で普通の小娘だった

リリルカをあそこまで鍛えることが

できるのは地上で師くらいしか居ないと。

 

更に冒険者は基本的に我が強く、種族や

ステイタスの関係上流派と言えるモノも無い。

実戦で鍛えたモノが全てなわけですか。

 

「では強者を求めるならフレイヤか

ロキファミリア、もしくは無双農家の

関係者ですね」

 

「そうなんだが。正直に言えば、あまり

ちょっかいを出して欲しくないと言うのが

こちらの意見だ」

 

ふむ。この調子で戦闘にしか興味が

無いと思わせましょうか。

 

「強さを求めてこんな場所に潜って

ますからね。無駄な殺生や弱い者虐め

をする気はありませんが、力試しは

してみたいじゃないですか」

 

「それはまぁ、冒険者としては

そうなんだろうが・・・」

 

とりあえず蛮族みたいなことを言って

みたら納得されてしまいましたよ。

冒険者は痴女な上に蛮族なんですか?

 

・・・淫獣母娘もそんな感じでした。

あんな感じのがウロウロしてるのですね。

 

「とりあえずナマモノとその仲間の

扱いは良いでしょう。彼方から襲って

来ないなら、私からは殺す事はないと

お約束します」

 

お土産には丁度良いでしょうしね。

 

「それは有り難い。彼等には貴女の

事を伝えて置く。もしそれでも

襲われたなら、出来たら生かして

おいて欲しいのだが・・・」

 

「それは約束出来ませんね。手加減しても

死ぬモノは死にますから」

 

土産は欲しいですが阿呆は要りません。

 

「それもそうだな。一応出来るだけでも頼む。

それから彼等を売り捌こうとする闇派閥に

ついてだが、奴らはどう処理してくれ

ても構わない」

 

「当たり前ですね、もし生かせとか言ったら

全身を砕いてましたよ」

 

「・・・」

 

貴重な情報源ですからアレですが、

問題は師が顧客だった場合なんですよね。

 

珍しいから買ってみて、とりあえず畑で

働かせてるとか有りそうなんですよねぇ。

 

どこで繋がってるかわからないから

今まで処理も出来ませんでしたが、

何か解りやすい符丁でも用意しておき

ますかね?

妹弟子や師の関係者ならわかるモノを

どこかに用意して飾りますか?

 

「とりあえず今回はこの程度で

良いでしょう?私とて初対面の

アナタとむやみやたらと契約など

交わしたくはありませんからね」

 

あまりがっついてもアレでしょうし。

 

「・・・そうだな。まずは次回

来るときに今回の分の報酬も

お持ちしよう、それに満足して

もらえ無いことには次の段階には

進めないだろうしな」

 

「そう言うことです。

私は普段は37階層の地下にある

安全領域にいますので、何かあったら

37階層に来て下さい。もし異端児が

居たら保護しておきましょう」

 

「あぁ、よろしく頼む」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「さて、それでは符丁を考えますか。

いやいや、楽しくなってきましたよ」

 

 

 




娼婦はハーレムには含まれないと
思うのですよ。
だからタグには入れてませんよ?

まさか、なぞのおりきゃらに
知り合いが居るのか?!ってお話
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