ダンジョンにこだわらないのは間違っているかもしれない   作:カツヲ武士

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この辺は一日単位で原作が
動くのでちょっと時系列に
無理が出るかも知れませんが

オリ設定だし
オリ展開ですからシカタナイネ!

嫌いな人は読み飛ばし!


第28話

「それでは、わざわざ地上で騒ぎを

起こすと?」

 

「そうだな。理由に関しては……

私達の都合だ」

 

ふむ。赤髪【達】の都合ですか。

地上で何かを探すのと、誰かの目を

地上に向けるための陽動ですかね。

 

「それで私は何を?」

 

「今のところ特に役目はないんだが、

念のため18階で待機してもらいたい」

 

念のため待機、ですか。

18階で何かをするのか

もしくはその付近で何かがあるのか。

 

・・・まぁ特に用事もありませんし

たまにはあそこで人の文化に

触れるのも良いでしょう。

 

「了解です。ちなみに期間は?」

 

あまり長いと身を隠すのも面倒ですからね。

 

「明日から七日間ってとこだね」

 

七日ですか。ふむ。仕上げはあちらでも

出来ますし、留守の間に骨が来ても

良いように書き置きくらいはして

おきましょう。

 

「七日ですね。それなら小物作りでも

してますよ。ちなみに終わったら

連絡はもらえるのでしょう?」

 

「もちろんさ、連絡がないまま七日経過

したらそのまま帰っていいよ」

 

言われなくてもそうしますよ

 

「了解です。では準備しましょう」

 

「よろしく頼む」

 

内容がかなり不透明ではありますが、

赤髪には借りがありますからね。

これくらいなら良いでしょう。

骨も来ないし、ナマモノに魔石やって成長を

促してみるのも良いかもしれません。

 

雑魚は師に釣合いませんからね。

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「・・・見失った?」

 

「・・・はい」

 

コイツ、レベル1の冒険者すら

見つけられないって大丈夫か?

いや、それ以前の問題だけど。

 

「僕は謝罪と所属ファミリアを聞くまで

帰って来るなと言ったと思ったんだけど?」

 

舐められてるのかな?かな?

 

「・・・ごめんなさい」

 

はぁ。ここで机とか椅子を叩き壊せ

ないのが僕の甘さなんだよなぁ。

 

いや、物に八つ当たりする勇者も

アレだから、今は良いんだけど。

 

「フィン、あまりアイズを責めるな。

なんでも猫人に彼の追跡の邪魔を

されたらしい」

 

「それで?」

 

「い、いや、だからな・・・」

 

見知らぬ猫人に邪魔されたからなんだ。

 

だいたい何を勘違いしてるんだ?

そもそもキサマらが命令違反しなければ

彼を傷付けることは無かったんだぞ。

 

「他人事みてぇな面してんじゃねぇ。

お前も当事者だろうが」

 

こいつら、理解出来てないな?

 

「「・・・」」

 

「フィン、考え方を変えよう」

 

「ガレス?」

 

「自覚が無いのが一番の問題じゃ。

この分では、今のアイズが謝罪した

ところで、自己満足の侮辱でしかない」

 

「えっ?」

 

・・・あぁ、そうか。

謝罪の理由をべートの放言としか

考えてなかったらそうなるか。

 

「なるほど、それは確かにそうだ。

そうなると今回は謝罪出来なかった

ことが我々の矜持を守ることにも

なったのか」

 

無能がプラスに働くなんてね。

謝罪を指示した僕が悪いのか

内容を理解してないアイズが悪いのか

・・・育てた僕たちが悪いな。

 

「わかった。切り替えよう。

とりあえずミアの店には僕とガレスが向かう。

ティオネはティオナと一緒にナァーザの店に

行って、例の件で話しをしてきてくれ。

本人が居なくてもメモでもなんでも

良いだろうからね」

 

「了解じゃ」

「はーい!」

「はいっ!」

 

「フィン、例の件とは何だ?」

 

オメェには関係ねぇよ。

 

「・・・次の遠征についての準備だ」

 

「あぁ、薬か・・・確かに必要だな」

 

いつまでも寝ぼけてろ。

 

「リヴェリアとアイズとベートは謹慎。

黄昏の館からの外出を禁じる。

期間は怪物祭が終わるまでだ。

今は居ないアレにも伝えておけ」

 

「何?!」

 

「えっ?」

 

何?!じゃねぇよ

 

「命令違反で怪物進呈の被害を拡大させた

罰だ。僕はラウルの命令に従えと言った

はずだが、覚えてないか?」

 

「い、いや、そうだな。その通りだ」

 

お前がしっかり現実を理解してラウルの

命令に従うように言ってればこんなことには

なってないんだよ!

監督すると言ったのはお前だろう!

 

「でも・・・」

 

でも、じゃねぇよ。

 

「アイズ、今の君が謝罪しても

謝罪にはならない。

自分が何をしたかをリヴェリアと

しっかり考えろ」

 

どーせ1人じゃ何も出来ないんだからな。

 

「・・・はい」

 

「反省会と行きたいところだが

反省する点が多すぎる。ロキは

どうするべきだと思う?」

 

ロキのファミリアだし、今後の方針

にもなるからこの辺はしっかり

意思疎通しておかないと。

場合によっては本気で改宗も考えよう。

……テルスキュラみたいに小人族だけの

ファミリアを作るのも良いかもね。

 

『うーん、反省はしてもらうけど、

怪物祭の日はアイズたんを貸して

欲しいかな』

 

反省会の話をしたはずなんだが、

誤魔化す気か?

 

「理由は?ちなみにデートとか言ったら

ロキの頭に穴が開くけど?」

 

最低でもカチ割る。

ポーションは確かこっちに・・・

 

『い、嫌やなぁ!そんなわけあらへんやん!

だからポーションを探すのはヤメテッ!』

 

・・・こいつ、絶対考えてたな。

大体ロキとリヴェリアがアイズを

特別扱いして甘やかすから、いつまで

たっても成長しないし、椿に人形とか

言われるんだぞ。

それがわかってるのか?それとも

ロキは人形遊びがしたいのか?

 

『真面目な話をするとな、明日の

ガネーシャのところの神会次第やな。

最近フレイヤがなんか企んでるみたいやから

1回、会ってこよかなーって思っとんのよ』

 

護衛か。まぁ僕たちも暇じゃない

 

「・・・良いだろう。当日は

謹慎を解除しよう」

 

謹慎と言っても黄昏の館には図書室も

あれば鍛錬場もあるから大した罰には

ならないんだけどさ。

・・・自分の甘さに反吐が出る。

 

『おおきに!それで反省会も明日次第って

ことにしてくれへん?』

 

「フレイヤファミリアの動き次第では

それどころじゃ無くなると?」

 

『そーゆーこっちゃね』

 

「・・・わかった」

 

やっぱり、そのままうやむやにする気か。

まぁ良いさ、それが主神様の決定なら

従おうじゃないか。

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーー

 

『これは・・・ぱないの』

 

まさかコレほどのチャイを

下界で飲むことになろうとは・・・

 

『アイシャとか言ったの、コレは

お主らが作ったのか?』

 

茶葉といい、砂糖といい、ミルクと

いい、一切の無駄がない完璧な配合。

しかも冷めても味が劣化しないように

・・・いや、違う。

冷めた時に最大の甘味と香りが出る

ように調節しておる。

 

これはまさしく神膳に相応しい逸品よ!

 

「確かに作ったのはファミリアの団員

ですが、監修したのは先生・・・あ~

無双農家と呼ばれてるウチの顧客ですね」

 

(先生が「土産は茶だけで良い」って

言ってたのは本当だったね。

他の金品とかならここまでの

興味は惹けなかったはず!)

 

『無双農家か、聞いたことはある・・・』

 

オラリオ有数の強者でありながら

己を農家であると公言する、

オラリオでも有数の奇人よな。

しかし、これだけのチャイを監修出来る

ならばただの匹夫ではない。

 

『ふむ・・・妾を呼びつけるのは気に

食わんが、このチャイとお主を鍛え上げた

その手腕には正直興味がある』

 

そう、コヤツこそ奴の最大の土産よな。

聞けば無双農家に教わる前は

レベル3でしかなく、弟子入りして

すぐにレベルアップ。さらに1年で

レベル5になったとか?

現在のこやつの技の完成度は

レベル6のカリフ姉妹に引けを

とらんほどのモノ。コレは面白い!

 

「では?」

 

『うむ、イシュタルからの招待を

受けようではないか。

あぁ、滞在費や男娼の手配は

当然ソチラ持ちじゃぞ?』

 

さて、気付くか?気付かんなら相当な

貸しを作ることになるぞ?

 

「問題ありません。ですが人数は

10人まででお願いします」

 

ほうっ!即答しおったわ!

 

『クカカカカ!バレたか!人数の上限を

言わねば皆で行っておったのにのぉ!

騙し合いもまた闘争!見事に見破った

お主に免じて10人で行こうではないか!』

 

イシュタルの教えか無双農家の教えかは

知らんが一先ずは見事!

真の強者とは文武が揃ってのモノと

良く理解しておるわ!

 

「ありがとうございます」

 

(・・・先生の言ったとおりだ。

会ったこともない神をここまで

想定通りに動かすなんて、流石だよ!)

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

「ふふ~ん、ふふ~ん、ふ~んふふ~ふ

アナタにあえーなかぁったらぁ♪」

 

はぁ、良い歌ですよねぇ。

もしも旦那様に会えなかったら春姫は

どうなってたことやら・・・

 

キャッ!旦那様とか言っちゃいました!

いやいや、でもでも、もう内縁の妻

みたいな扱いですから、

呼び方は旦那様でも良いのでは?

けど、ご主人様も捨てがたいんですよねぇ。

 

今は身請けして貰ったようなモノですけど

あくまでようなモノ。

ご主人様には正妻様がいらっしゃったり

するのでしょうか?

万が一ご主人様に嫌われたら春姫は

生きていけません。

もしも正妻様が居ても、お傍に置いて

頂けるならしっかり引き立てると

あぴーるしなくてはっ!

 

これぞまさしく良妻狐!

 

目指すは2号さんですよ!

 

いやはや、極東を追われたときは

どうなるかと思いましたが、

まさかこんなに幸せな生活を

送れるなんて思ってもみませんでした。

 

この、他の男性に肌を晒さぬようにと

ご主人様が作ってくれたすとーるが

柔らかく春姫を包む風のようです!

 

それに春姫を罠に嵌めた商人は

ご主人様がしっかり〆てくれたみたい

ですし、極東に未練はありません!

春姫はココで幸せになるんですっ!

 

イシュタル様も優しくして

下さいますけど、やっぱり身請けして

欲しいですよねぇ・・・

けど、役立たずでは難しいでしょうか?

早くレベルを3に上げて、足手まといには

なりませんとあぴーるするべきでしょうか、

それともリリルカ様を見習ってかんすと

目指しましょうか?

 

 

うーん。これもご主人様に相談ですね!

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーー

 

( ゚д゚) ・・・

 

(つд⊂)ゴシゴシ

 

(;゚д゚) ・・・

 

(つд⊂)ゴシゴシゴシ

 

(;゚Д゚)・・・!?

 

「は、春姫殿ぉ?!」

 

――――――――――――――――――

 

 

おや?誰かに呼ばれたような・・・

 

「は、春姫殿ですよね?!私です!命ですっ!」

 

命様?そういえば極東ではお世話に

なりましたね。

 

「こんにちは命様。良いお天気ですね」

 

「・・・」

 

おや?固まりました。

むぅ。アイサツにはアイサツを

返さないとシツレイなんですよ?

 

「いや、あの、はい、良いお天気です?」

 

ん~まぁ微妙ですけどアイサツだと

思いましょう!

春姫は優しい良妻狐ですからね!

 

「それで、命様もお買い物ですか?」

 

「あ、はい。お魚を買いにきました」

 

「あぁ、こっちのお魚は向こうと違いますから

味付けとか大変ですよね~」

 

御味噌やお醤油はご主人様が作って

くれましたけど、やっぱり素材の味が

違いますから中々再現が難しいのです。

 

「そ、そうですね。味もそうですし

値段も高めですから簡単に研究用として

買えないんですよね」

 

「ん~お高いですかねぇ?

お茶やお野菜に比べたら随分お安い

とは思いますけど」

 

もしかしたら命様もお金のことで

何かあったのでしょうか?

 

「そ、そうですか?私達はこちらに来て

まだ1年程ですから、物価とかには

あまり詳しく無いんですよ」

 

なるほどなー。

まぁ春姫も極東に居たときは

物価とか知りませんでしたから

そう言うモノかもしれませんね。

 

「そうでしたか。命様も色々大変みたい

ですし、今日は春姫がお支払いしますよ!」

 

命様達にはお世話になりましたからね!

 

「え、いや、それは有り難いんですが、

大丈夫なんですか?」

 

「ふふふ、春姫は自分で稼いでますからね!」

 

ご主人様のお相手ではお金を貰ってません

けれど、イシュタル様やお客様相手の

お茶とお菓子は春姫が担当してるのです!

ダンジョン探索の時の取り分もあります

から、お魚くらいなら全部買っても

余裕なんですよ!

 

「は、はぁ。えっと、春姫殿も冒険者に

なったのですか?」

 

「んー冒険者さんとは違いますかねぇ。

やってることは女中さんで、料理人さんで

さぽーたーさんですよ」

 

ご主人様専属だから、娼婦さんとは

言わない方が良いって言われてるんですよね

 

「な、なるほど。サポーターでしたか

着ている服も良いモノですし、

もしかして相当有名なファミリアに

所属しておられるのですか?」

 

おぉ、この服の良さに気付きましたか!

 

「流石は命様!この服の良さがわかりますか?

実はこの服は、ご主人様が春姫の為に作って

くれた特注品なのです!」

 

ふふふ、すとーるだけでは無く全部が

ご主人様のお手製なんですよ!

 

「ご、ご主人様ぁ?!」

 

むぅ、大声で何を言うかと思えば・・・

コレはいけません!

ご主人様は騒がしいのが嫌いな方ですし

娼婦さんとは言わないつもりですからね。

 

かといって結婚してるなどと嘘をついて

しまえば、正妻様がいらっしゃった時に

春姫が叱られてしまいます!

 

「命様、往来であんまり大きな声を

出されても困ります」

 

とりあえず声は抑えて下さいね!

 

「す、すみません。ちょっと、いや、

凄く驚きまして」

 

ふむん。確かに久し振りでしたからそれも

シカタナイですね。

良妻狐の春姫は寛容な心で許してあげます!

 

「とりあえずお魚を買っちゃいましょう。

大きめが五匹くらいで良いですか?」

 

「あ、はい。ヨロシクオネガイシマス」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「すみませーん、このオヒョウ

五匹くーださーいな♪」

 




褐色の国から来訪?
行けば絡まれるなら呼べば
良いじゃないの精神です。


感想で話を膨らませる卑怯者?
誉め言葉ですな!


モンスターが居る世界で生きている
魚類の大きめってこんなもん?ってお話。

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