ダンジョンにこだわらないのは間違っているかもしれない   作:カツヲ武士

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ガネーシャだ!
台詞も何もねぇがなっ!

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紐神様に台詞が?!

嫌いな人は読み飛ばし!


第31話

『・・・なるほど』

 

ふーむ。しっかり味わってみると

やはりガネーシャのところは

特徴的な味付けをしてるんだねぇ

 

なんと言うか、香辛料多めで

肉肉野菜肉って感じだ。

 

『とりあえずコレとコレを

包んでくれ』

 

「は、はいっ!」

 

嫌いな味付けではないんだがやはり大味だ。

春姫に食わせて改良させよう。

 

肉の場合も問題はソースだよねぇ。

細かく調節はされているが、

素材がアイツのところの野菜に追い

ついていないからどうしても大雑把だ。

 

いや、肉や魚自体も弱いからそれに

合わせたソースとも言える、か?

肉は品種改良が必要らしいが魚は

現在のモノでも調理や熟成の

度合いによって味はいくらでも変わる。

 

いやはや、佛跳牆は衝撃だったよ。

春姫に魚介類でアワビやらナマコ?

を探しに行かせたから何かと思えば

あんなモノがあったなんて・・・

 

一つ一つは極東でも当たり前に

使ってる素材らしいが、

時間と手間をかけることで

あそこまで変わるとは春姫も

知らなかったと言っていたな。

 

土産用に春姫に作らせたのを

持ってきたが、これでも

十分な味だったからね。

さてガネーシャはどんな

リアクションをするのかね?

 

それにここの料理を奴に見せれば、

より完成度の高いモノを

用意できるようになるだろう。

 

ふふふ、神が神の為に用意した

食事を何枚も上回るモノを

当たり前に出すようになれば・・・

 

ふはははは!笑いが止まらないよ!

 

ー「「「尊い!!」」」

 

 

『あらイシュタル。機嫌が良さそうね』

 

ん?

 

『フレイヤ?定例会にも来ないお前が

わざわざガネーシャの神会に

来るなんて珍しいじゃないか。

また何か悪巧みかい?』

 

ーオイオイ、フレイヤ様と

イシュタル様だぞ?!

 

ー逃げた方が良くね?

 

ーばっか、最近仲良いんだぞ

 

ー「「「マジで?!」」」

 

『悪巧みとはご挨拶ね。

最近は貴女のところに影響されて

ウチの眷族にも文化的なことに

目を向けさせてるのよ?』

 

やっと自分が蛮族の神だと気付いたか

 

『あぁ、アレンな。やる気があって

筋も良いって褒めてたぞ』

 

春姫には及ばんがな

 

『そう、それは良かったわ。

お茶一つとって見てもその深みは

未だに見えないもの。

正直貴女を侮っていたわ』

 

くははははははは!

そうだろうそうだろう!

 

『前にも言ったが住み分けだよ。

オラリオの中じゃ誰だって

オッタルにお茶の作法なんか

求めやしないだろうに』

 

蛮族にそんなのはいらんからな

 

『その通りね。けど私も美の神の

1柱である以上は、完成された

美というものを追求したいもの』

 

完成された美、ねぇ。

 

『わからんでもないが、

やっぱり私とは方向性が違うね。

神も人間も十人十色。

感性もまた同じさ』

 

ー・・・コレはヤバイか?

 

『なるほど。価値観によって美も変わる。

それもまた真理よね』

 

ーアレ?やばくない??

 

ーこの雰囲気だと戦いに・・・

 

『そうだね、けどアンタはそんな価値観すら

超えた美ってのを目指してるんだろ?』

 

ーならない?!

 

ーまさか理解を示しただと?!

 

『えぇ、文武を兼ね備えた美を体現した

勇者を私の手で作ってみたいのよ!』

 

『ふぅん。ま、頑張りなよ』

 

アイツが言うには文にも武にも

果ては無い。

確かに楽しいお題だろうさ。

 

私は目の前の食事を改良して

一歩一歩アンタの前を進んで行くよ

 

『・・・随分軽くないかしら?』

 

ーやべっ空気が!!

 

ーコレコレ!

 

ーたまらんっ!!

 

ーお巡りさんコイツらです

 

『ん?あぁいや、別にアンタの

思想がどうこうじゃなくてね』

 

『なくて?』

 

ふむ、一応聞いてみるか。

 

『最近は料理にも可能性を感じててねぇ。

とりあえずこれを食ってみなよ』

 

ーおいおい!イシュタル様が

フレイヤ様にあーんって?!

 

ー絵を!誰か絵を!!

 

『料理ね、確かに文化の集大成の

一つではあるわよね。

・・・うん、コレは少し脂身が強くて

大味だと思うけど不味くは無いわ』

 

だよなぁ

 

『私もそう思う。つまり脂身を減らして

焼き方とソースを変えれば、私たちに

とって好みの味付けになるわけだ』

 

『・・・なるほど。文化の集大成を

さらに発展させるわけね』

 

やけに文化にこだわるね?

 

『そういう事さ。神が神の為に用意した

食事を上回る料理を眷族と共に開発して

振舞う。中々面白いとは思わないかい?』

 

『それぞれの価値観はあっても

誰もが納得する美食・・・

なるほど、これもまた【美】ね。

究極のメニューとでも言うのかしら?』

 

そこまで大げさなモンでもないが

 

『まぁ、目指すのはソコだろう。

歓楽街ったって普通に酒飲んだり

飯食ったりする店だってあるんだ。

全てのお客様に満足をってね』

 

結果私が一番満足できるって寸法さ!

 

『見事よ。やっぱりそちらの方面では

及ばないのかしら・・・』

 

ー「「「な、なんだってー?!」」」

 

当たり前だろう?

私を誰だと思っている?!

 

『前にも言ったが、戦女神でもあるアンタに

この方面で負けたら私の立つ瀬がない。

こっちだってアンタの所に素材を

依頼することだってあるんだ。

持ちつ持たれつで良いじゃないか』

 

『それはそうなんだけどね・・・』

 

くくく、本来は貴様用じゃなく

ガネーシャに自慢しようと思って

持ってきたんだが丁度いい。

止めを刺してやろうじゃないか!

 

『本当はガネーシャへの手土産のつもり

だったんだが……』

 

『あら?何かしら』

 

『ヤツが開発した料理を私の眷族に

作らせたのさ。なかなかの出来だと思う』

 

『へぇ?彼の料理を踏襲すると

なると、噂の繚藍ね?』

 

ーおい、繚藍ってなんだ?

 

ー知らねぇのかよ、アレだよアレ。りょうらんだよ。

 

ーお前も知らねぇんじゃねぇか

 

ーいや、イシュタル様の眷族だろうが

 

ー「「「知ってるのか?!」」」

 

ー前回の神会でな

 

 

 

 

~ほわんほわんほわんかみがみ~

 

 

 

 

ーさて、次はイシュタル様の

ところの3人だが・・・

 

ー男殺しがレベル6で麗傑がレベル5。

麗傑はこないだレベル4になったばかり

だと思うんだが・・・

 

ー去年だからな。まぁロキのところの

剣姫だって似たようなもんだし

 

ー何より無双農家関連だろ?

 

ー「「「「なら仕方ない」」」」

 

ーなんで女神がみんな認めてんだ?

 

ー美容にいい野菜とか色々

作ってるからだろ?

 

ーゴーヤか!ゴーヤなのか?!

 

ーナスとキュウリかもしれん!

 

ーなんなら人参でもいい!

 

ー「「スタッフが美味しく頂きます」」

 

ー・・・で、二つ名は変えるか?

 

ーいや、このままでもいいだろ?

 

ー「「「だな」」」

 

ーで、問題はレベル2になった

この子なんだが・・・

 

ーあぁ、プロフィール見て驚いたぜ

 

ー俺もだ。ひゅんってなったぜ

 

ー極東出身で、神に仕える家の役人出身で

 

ー魔法使い型の狐っ子だろ?

 

ー「「「「「玉●の前じゃん」」」」」

 

ーコレもう絶対キャ●狐だろ?

 

ー髪の色違うけど、

絶対みこーんとか言うだろ?

 

ー二つ名って・・・良妻狐で良くね?

 

ーそれ以外つけたらヤバイだろ

 

ーいや、もしかしたら無関係と言う

可能性も・・・

 

ーまぁ確かにソレも有るにはあるんだが

 

『なんだい?何か知ってるのかい?』

 

ー「「「「え?!」」」」

 

ー・・・知らない方が良くない?

 

ー・・・ウルクの扱いはなぁ

 

ーエレちゃんhshs

 

ー「「「わかる」」」

 

『???』

 

ーソレは良いとして、だ。

娼婦で良妻ってのもアレだろ?

 

ーあぁ確かに。

 

ー別神の可能性もあるから避けるか・・・

 

ー特徴としては・・・金髪だよな?

 

ー馬鹿!金とか玉とか崩はダメだ!

 

ー槍とか持ってると思うか?

 

ーそっちもダメだ!

 

ー狐・・・らんしゃま?

 

ー「「「ソレだ!!!」」」

 

『乱射魔??』

 

ーならば良妻とらんしゃまをあわせて・・・

 

ー「「「「あわせて?!」」」」

 

ー【繚藍】ってのはどうだ?

 

ーほほう、百花繚乱と掛けるわけだな

 

ー(ΦωΦ+)ホホウ・・・

 

ーお前、ソレやりたかっただけだろ?

 

ーコレなら本神でも神違いでも問題ないな

 

ー「「「よし、決定!

・・・で、いいですかね?」」」

 

『その乱射魔が良くわからないけど

百花繚乱と掛けるのであれば

悪い意味ではなさそうだし・・・

まぁ、良いんじゃないか?』

 

ー「「「「よしっ!」」」」

 

『・・・春姫には何かあるのかねぇ?』

 

 

 

~ほわんほわんほわんかみがみ~

 

 

ーってなもんよ

 

ーいや、やべぇだろソレ。

娼婦とか大丈夫かよ

 

ー無双農家が専属で買ったんだと

 

ー「「「すげぇな!!」」」

 

 

『あぁ、それでコレがウチのヤツが作った佛跳牆さ』

 

『ふぉーてぃゃおちぁん?何と言うか

・・・発音が難しいわね』

 

わかる。アイツの作る料理は発音が

異常に難しいのが多いんだよね

 

『冷めても美味いには美味いが、

暖かいほうが良い。壺に保温機能が

付いてるから、戻ったら味わって

みると良いさ。

流石に出来立てよりは劣るがね。

 

あぁ因みに煮込み料理だから、一度冷めても

ゆっくり加熱していけば味はそんなに劣化しないよ』

 

『煮込む?小さいツボだけど、

保温?してるから、このままでもいけるし

冷めたら温めたほうがいいのね?

だけど、出来立てよりは劣ると言うことは、

現時点でも多少は劣化してるのよね?』

 

劣化したモノを食わせる気かって

言いたいんだろう?

だがね、コレはモノが違うよ!

 

『まぁね。さっきも言ったが

あくまでガネーシャへの土産の

予定だったからさ。

だけど味わってみるといい。

劣化しても神に食わせる価値がある

料理だと、この私が保証しよう』

 

『・・・凄い自信ね』

 

『それだけのモノなのさ』

 

劣化品を喰らって驚愕するがいいよ!

 

『……ありがたく頂くわ。

温め方以外に、なにか注意点は

あるのかしら?』

 

注意点ねぇ

 

『結構匂いが強いから、その辺は

好き嫌いが別れるかもしれないね』

 

匂いすら食わせる料理だからね

 

『なるほど・・・この後で

頂いてみるわ。ありがとう』

 

ー「「「ありがとう頂きましたー!!」」」

 

『私としても周りに文化的な視点を

もって欲しいって思ってるからね。

言うなれば普及活動さ。

もし借りだと思うなら、今度なにか

珍しい素材を頼むかもしれないから

そんときはよろしく頼むよ』

 

ウミガメとかトビウオとか

メレン方面には色々な食材が

あるらしいからね

 

『えぇ、ギルドを通さなくても

アレンにでも伝えてくれれば用立てるわ。

それじゃ他にも用があるからこの辺で。

・・・ごきげんよう』

 

『そうかい、私はもう少しこの辺の

料理を味わってから帰るとするよ。またな』

 

ココにあるのが全部可能性の

塊だと思うと・・・面白いねぇ!

 

ー「「「「尊い!!」」」」

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

まさかイシュタルからお土産を

持たされるなんてね・・・

けど相当な自信だったわ。

 

くっ!早く食べたい!けどアノ子の

情報も欲しいっ!!

 

『あらフレイヤじゃない。珍しいわね?』

 

『あぁ、ヘファイストス。こうして会うのは

久し振りね?』

 

あまり文化的とは言えないけど、

武器だって立派な文化よね?

 

『眷族同士は会ってるみたいだけど

私たちが会うのは珍しいわね』

 

ふむ、彼女はコレを知ってるのかしら?

 

『ねぇ、いきなりでアレなんだけど』

 

『ん?神妙な顔してどうしたの?

と言うかその壺は何かしら?

なんで壺に不壊属性が?』

 

『不壊属性ですって?!』

 

壺に不壊属性とは。

恐るべしイシュタルっ!

文化とはここまで気合いを入れて

守らないとダメなのね?!

 

『気付いてなかったの?貰い物かしら?』

 

『えぇ、イシュタルからね』

 

『イシュタルから?!最近仲が良いって

本当だったのね・・・』

 

仲が良いと言うか何と言うか。

アレ?もしかしてこう言うのを

神友って言うのかしら?

少なくともお互いを認めてる感じよね?

 

『フレイヤ?』

 

『あぁ、ごめんなさい。この壺が

それほどのモノとは思ってなくてね』

 

こんな壺に入ってるんですもの。

中身は相当なモノよね・・・

 

『確かに不壊属性がついた壺なんて

珍しいモノだからね』

 

『そうね。なんでも更に保温機能っていう

機能が付いてるらしいんだけど』

 

『保温?!』

 

あら、何かしら?珍しい機能なの?

 

『まさかその壺は無双農家の作品かしら?!』

 

『え?いや、わからないけど、その可能性も

有るかもしれないわね』

 

なんてこと、彼は陶芸まで出来るの?!

 

『ち、因みにその中には何が?』

 

あぁ、そう言えばソレを聞こうとしてた

んだったわ。

 

『確か、ふぉーてぃゃおちぁんって

言う料理だそうよ』

 

『・・・』

 

あら、固まったわ。

何か知ってるのかしら

 

『神器クラスの壺に料理なんて

入れるんじゃ無いわよっ!』

 

料理なんてとはシツレイな。

料理だって立派な文化よ!

 

けどまぁ、このリアクションだと知らない

みたいね。

さて、どうしようかしら。

いっそのこと一緒に食べてみる?

けど、ガネーシャにシツレイよね?

 

『と、とりあえず後でその壺を見せて

もらえないかしら?』

 

ふむ、鍛冶の神である彼女が驚嘆

する程のモノか・・・コレは文化ね。

 

『貰い物だから、キチンと返して

くれるなら問題無いわよ。

流石に分解とかされたら困るからね』

 

『え、えぇ、モチロンよ!分解なんか

しないわ!』

 

・・・やる気だったわね。

まったくこれだから技術に取り憑かれた

神は駄目なのよ!

 

『コレについては後にしましょうか。

今日はガネーシャが開催している神会。

そちらを楽しまなきゃシツレイよ?』

 

なんか油断したら狙われる気がするから、

とりあえず意識を逸らさないとね。

 

『そ、それもそうね!うん!』

 

怪しいけど、まぁ良いわ。

・・・壺は一応自分で持っておきましょう。

 

『とりあえず、あそこでヘスティアが何か

してるから行ってみない?』

 

・・・タッパーに何か入れてるわね。

イシュタルみたいにとまでは言わないけど、

もう少し品のある持ち帰り方だってあるで

しょうに。

 

『ヘスティア・・・あの子はもぅ!』

 

・・・天界ではヘスティアの方が歳上

なはずだけど、まぁそう言うのは下界

では無粋よね。

それに私も下界に来たばかりの頃は

とにかく楽しんでたもの。

 

あぁ言う風に気ままに振る舞えるのは

少し羨ましいわね。

 

『ヘスティアあんた何やってるの?!』

 

『ヘファイフフォフ!』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・口にモノを入れながら喋るのは

止めた方が良いわよ?

 

 




色白美の女神迷走中。
文化的なモノを求める成金が
美術品を買い漁る一歩手前?

褐色女神様は下界を
満喫しているもよう。

感想で話を膨らませる卑怯者?
ありがとうございます!
我々の業界ではご褒美です!ってお話



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