ダンジョンにこだわらないのは間違っているかもしれない 作:カツヲ武士
オリ設定
オリ展開
原作は崩壊している
嫌いなヒトは読み飛ばし
拙作は単品でも楽しめますが、
同じ作者の作品である
とある策士の外史旅(仮)を
読んだ後だと、登場人物に対する
理解が深まる可能性があります
・・・ステマじゃないですよ?
まったくこの馬鹿神はっ!
この人はシャレにならないって
自分で言ったんじゃない?!
初めて会ったときからその装備品を見て
わかってたけど。
この人は鍛冶だけじゃなく神秘の発展アビリティも持ってる!
鍛冶と神秘の発展アビリティを使って作られた
装備品の前じゃ私の装備に付いてる特性
なんて意味が無い。
今だって禍々しい呪いじみたナニかが
合図を待つかのように蠢いてるし!
たとえ周りに人がいたって、この人は
私たちを暗殺出来るのよ!
「いやヘルメス様、いいから帰りましょう?
ご機嫌も悪いみたいですし」
さらに神が嫌いなのは有名な話。
自由奔放なヘルメス様なんて即アウトよ!
戦えば無駄な犠牲が出るから
ロキですらギルドの接触禁止令を
守るくらいなのに!
『いやぁ、彼が24階に行くなら君も
行くべきだと思ってさ』
それなら団員連れて行くわよ!
もしくは一人で行く方が良いじゃない!
「ふむ、確かアスフィはレベル【3】だったか?」
うっホラ来た・・・どうするのよ?
ココでウソつくの?ホントのこと言うの?
どっちでも駄目じゃない!
『ははは、そんな分かり切ったことを
聞くなんてどうしたんだい?』
うまい・・・のかしら。
否定も肯定もしてないけど
「ヘルメス。一つ教えてやる」
うわぁ。コレ絶対わかってるわよね
『ん?なにかな?』
コイツも面の皮が厚すぎる!
うぅぅ。お腹痛くなってきたよぉ
「貴様が待ってる機会はまだ先だ」
『?!』
ん?今なんて言ったの?機会?
ヘルメス様の顔もなんだか・・・
『・・・そうか、なら今回は遠慮しよう』
「あぁ、そうしろ」
???何?何の話?!
『・・・行くぞアスフィ』
え?行くの?あ、アイサツしなきゃ!
この人は礼儀にうるさいって話だし!
「し、失礼します!」
「うん、まぁ頑張れ」
「はいっ!」
うぅぅ、何が何だか分からないけど
絶対ヘルメス様がなんか余計なことを
しようとしたのよね。
ソレを許してもらえて、さらに気遣われた。
もう訳が分からないわよ。
『アスフィ』
「はい?」
もう帰ってお酒飲んで寝たいんですけど
『彼を追跡することは出来るか?』
「無理に決まってるでしょ?!」
この馬鹿神っ!そんなことしたら即殺されるわよ!!
『・・・そうか』
「諦めましょうよ。神様だって下界では
出来ることと出来ないことがあるんですって!
貴方たちはソレを楽しみに来たんでしょう?」
『うーん。それはそうなんだけどね』
まったく、ただでさえ手に負えない
レベル6の冒険者相手に何をさせる気
だったのか。ホント勘弁して欲しいわ・・・
『・・・農家君、君は何を知っている?』
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いや、いくらなんでもダンまちって
世界の主人公くらいは知ってるぞ。
白っ子だろ?男だけど。
何をしたかとか何をするかは知らんが。
更に言えばこの世界に居るかどうかも知らんが。
ヘルメスが何を望んでるかは知らんが
物語が動くのは主人公か
ソレに相当する誰かが登場してからだ。
ならそれまでは準備期間。
狩人の狩りはどこまで準備に時間を
掛けたかで成果が変わるんだ。
主人公が来てから動き出すお前らと
その前から動いている俺。
その時になって思い知るが良いさ。
「先生!戻りました!」
「おう、戻ったか・・・ってナァーザ?」
「ど、どうも・・・」
「ミアハの店にポーションを買いに
行ったんだろうが、何故ナァーザが?」
「ハイッ!リリがメインで働くなら
サポーターが必要だと思いまして!」
それはその通りだが・・・
「確かナァーザはダンジョンに潜ると
発作を起こすのでは?」
「あ、はい、そうなんですけど」
聞いた話だと、少し前にダンジョンで油断して
全身火傷した挙げ句に右手を食われたとか
何とかで義手を買ってもらったけど
そのときのトラウマがもとで
ダンジョンに潜れなくなったんだよな。
更にはその義手の代金でファミリアが解散して。
さらに主神のアホが周囲に無料で薬を
バラまくから、いつまでたっても家計が
火の車って・・・そういう事か。
「ナァーザ。サポーターは出来るのか?」
「は、はい!リリルカさんからは、
先生が護衛をしてくれるから
サポーターは絶対大丈夫って言われて!」
ふむ。俺とて腐ってもレベル6。下層程度なら
どんな敵でも罠でも大丈夫だし、あくまで
戦うのはリリルカ。
今までの付き合いからサポーターとしての
取り分を誤魔化す可能性も無いし、自分で
仕入れをすればそのぶん儲けも増える。
ついでにリハビリにもなるわけだ。
「あの、勝手に連れてきちゃいましたけど
もし先生が駄目だと言うなら・・・」
完全に自分を重ねてやがる。
こいつも一歩間違えればモンスターに
食われるような生活してたからな。
「いや、構わん。レベルも2だしな。
ついでに少し稼いで行け」
「「は、はいっ!ありがとうございます!」」
「なんでリリルカも礼を言ってんだ」
ま、足手纏いを連れて行くって
条件は満たしてるから良いんだがな
「んじゃ、行くぞ」
「「はいっ!」」
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よかった。リリルカさんからの誘いを
受けてどうするか悩んだけど、流石に
いつまでもこんな調子じゃ駄目だって
わかってたし、何よりお金が無かったし。
更に言えば24階ならレベル6の先生に
とっては油断さえしなければ余裕だろうし、
「先生は絶対油断なんてしないから大丈夫。
最悪は18階まででも良い」って言って
貰えたから受けることが出来た。
本当にリリルカさんには感謝しかないわ!
「ナァーザさん。絶対に先生から離れちゃ駄目ですからね!」
「う、うん!」
完全に足手纏いだけど、先生が言うには
足手纏いを抱えて下層に行くのも
リリルカさんの修行になるんだとか。
・・・それって先生にくっついてたら駄目なんじゃないかしら?
「あぁ、気にするな。最初から全部は
出来んからな。段階が必要だろ?」
「は、はい!そうですよね!」
く、口に出してた?!
「今回はサポーターが居ると言う状況で下層に
行くと言うことがどういう事かを学ぶのと、
アイツのステイタス向上が目的だ。
リリルカはレベルも3で装備も整ってるから
一人なら中層程度では苦戦することは無い。
とりあえずは余裕を持ってサポーターを
意識することから始めようって話だ。
そんなわけだから遠慮せずに荷物になると良い」
「はいっ!」
相変わらず厳しいのか優しいのかわからない人だ。
「あぁ、一応護符を渡しておこう」
「護符、ですか?」
「うむ。中層の犬対策でもあるがな。
奴らの火炎を防ぐのと、何かあって俺から離れ
たときにお前の居場所がわかるようになる。
さらに俺の魔力があるから中層程度の
モンスターなら近寄らんだろう。
当然時間制限は有るが、中層なら
その前に見つけてやるから安心しろ」
「そ、そんな高価なモノを?!」
ヘルバウンドの炎を防げるなら
これだけで中層で死ぬ冒険者は
激減するんじゃない?
「多少特殊な材料が必要でな。
量産出来んし、俺とリリルカ以外の
意見も欲しかったところだ。
後で使用してみた感じを教えてくれると助かる」
な、なるほど、私は新装備の
テスターでも有るのね。
「んじゃ、まずは中層に行くとしよう。
魔石はナァーザが拾うように。
奇襲は受けないようにしてやるから
落ち着いて拾え。
余裕ができたら攻撃もしてみろ。
リリルカは必ず二手受けてから反撃するように」
「「はいっ!」」
足手纒いな私にもこうして役割を
くれるんだから、やっぱり良いヒト
だよね。頑張って稼がなきゃ!
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ふむ。コレは一体何なのか。
ようやく眠れると思って目を閉じたら
薄暗い洞窟?の中。
墓は師と同じで良いと言いましたから
こんなに広い筈もない。
体験した地獄とは違いますし
何より体の調子がおかしいですね?
至上は・・・うん。ある。
ならばなんとかなります。
それにどうやら私に用がある人も
居るようですしね。
わからないことはとりあえず
聞いてみましょう。
裏取りはソレからです。
「・・・そこのアナタ。何か私に御用でも?」
「ほう?気付いていたか」
「まぁ」
今さら大物ぶっても、隠れてたのはバレバレでしたけど。
「私の名はレヴィスだ。君も産まれた
ばかりで状況が良くわかって居ないだろう。
現状を説明してやるからとりあえず
黙って聞くように」
「わかりました。お願いします」
「・・・」
ん?何か動きを止めましたが
シツレイな事を言いましたかね?
流石に向こうが情報をくれると言うなら
尋問も拷問もしませんよ?
裏を取るにしても本人に嘘をついてると
言う自覚が無い場合もありますし。
何はともあれ聞いてみないことには
判断がつきません。
とりあえずさっさと情報をくれませんかね。
というよりもさっきから無言ですが・・・
「何かありましたか?」
「・・・いや、ことのほか理知的で驚いた
だけだ。普通は訳がわからんと騒ぐんでな」
「なるほど。確かにそう言った連中は
居ますが私はそんな無意味なことはしません。
とりあえずの指針となる情報が無ければ何も
出来ませんからね」
「・・・話が早くて助かるよ」
さっさと話せと言うのに。
「まずここはオラリオの地下にあるダンジョンで・・・」
―――――――――――――――――
なるほどなるほど。
私たちが居た所とはまるで違いますね。
しかも彼女は私の無知が産まれた
ばかりだからと思っている?
まぁ訂正する必要はありませんか。
とりあえずこの洞窟はダンジョン?で
外では神と呼ばれる超越者達が人の世に
降りて来て暇潰しをしている、と。
・・・卑弥呼殿みたいなのが沢山
居るのでしょうか。
だとしたら相当に鍛練を積まないと
筋肉に流されますね。
さらに言えば気の代わりに魔力?がある。
ただ、気も無いわけでは
無さそうですけど。コレに関しては
鍛えながらやるしかありませんね。
あとは最大の違いは食べ物ですか。
普通の食事も出来ますが…
「では、私たちが強くなるには魔石?に
含まれる魔力を食らう事だと?」
「そうなるな。技術的にはヒトと同じように
鍛える事で成長できるが、レベルアップには
どうしても魔石が必要になる」
ふむ。では魔石と言うのは仙桃のようなモノ
ですかね。特殊な気が宿ってて食べれば
心身が強化される、と。
あとは、レベルアップとやらが
良くわかりません。存在の次元を高める?
「まぁ一度にすべてを理解する必要は無い。
必要なら徐々に思い出すだろうさ」
「それもそうですね」
そのレベルアップとやらの差でしょうか。
今の私では目の前の赤髪には勝てないようですし。
今のところは大人しく言うことを聞きましょう。
それに、強くなりたいなら喰らえ。
わかりやすい理ですから嘘でも無さそうです。
あとは・・・仕事内容の確認ですか。
「それで、レヴィス殿は私に何をさせようとしてるんです?」
わからないならとりあえず聞いてみる。
あっさりと教えてくれればよし。
今は逆らう気がないですから、たとえ
嘘をつかれても知らないフリを
してその嘘に乗ってあげましょう。
教えないなら好きにやらせて貰いますよ。
まぁ、わざわざ状況説明までして
何も無いなんてことは有り得ない
でしょうけどね。
「本当に話が早い。あの阿呆も君くらい
理知的なら良かったんだが」
「阿呆?」
どうやら同類が居る様子。
しかしあまり仲は良さそうじゃない、か。
「いや、今はまだ気にしなくて良い」
「そうですか」
それならそれでは良いです。
とりあえずの仕事はなんとなく
わかりましたよ。
「今は君に望む事は無い。とりあえずは
好きにやってみてくれ。
その上で強くなってくれれば、その時に
仕事を依頼することもあるだろう」
やはりそうですか。
足手纏いに重要な情報を渡さないのは当然。
最低限の危機管理は出来ているようですね。
「わかりました。では好きにやらせて
もらいますが、やってはいけない事は
ありますか?」
この確認は大事。
常識が違うと言うことは、何が誰の逆鱗に
なるかわからないと言うことですからね。
とりあえずは彼女の逆鱗を確認しましょう。
「…そうだな。地上の人間との接触は
控えて欲しい。君にはまだわからないかも
しれないが、私たちは目立つんでね」
なるほど。どうやら嘘では無さそうですね。
つまり彼女は地上の連中とは敵対関係に
あり、私も種族的に敵対関係にある。
そして彼女は何かを企んでるが、今は準備期間なので目立つのは困る。
準備を手伝わせるには最低限の強さが必要、と。
「わかりました。目立たないように
動きつつ強くなりましょう。
お手数ですがダンジョンについての
知識をもう少し教えてもらうことは
出来ますか?」
「あぁ、構わんよ」
「・・・妙に友好的ですね?」
「こんなところに居るとまともに会話
出来るヤツも居なくてね。
たまには話し相手が欲しくなる」
「・・・苦労してるんですね」
「・・・まぁな」
愚痴とか言える相手も居なかったんですね。
そう言えば同僚っぽい人は阿呆らしいし。
さらに言えば、私は産まれたばかりで
何時でも殺せると言う余裕まである。
私は逆らう気も無いから良いのですが、
しかしこんなところで生活して
さらに苦労を抱え込むとは・・・
「これも一つの地獄なんですかねぇ」
謎のオリキャラが
レヴィスの元に?!
超敵強化の予感
・・・オリ設定だから。