ダンジョンにこだわらないのは間違っているかもしれない 作:カツヲ武士
オリ設定!
オリ展開!
嫌いな人は読み飛ばし!
修行パート?・・・前向きに(ry
いや、あり得ないでしょ。見学どころか
コレだけ離れてるのに、筆頭様の動きも
ジャガーノートも全然見えないんだけど!
何かが動いたと思ったら胴体を両断された
ドラゴンっぽいのが居るんだけど?!
「・・・ねぇ、アレンさん」
ティオナも驚いてる。
やっぱり見えてないわよね?
「・・・言いたいことはわかる」
そう、だけどあえて聞くわ
「「37階層のジャガーノートってレベル6
ならあんなに簡単に倒せるの?!」」
団長も本気ならアレくらい強いの?
ステキっ!抱いてっ!
「いや、はっきり言って無理だ。
一人では勝つことすら難しいだろう、
27階層の悪夢はレベル4が8人と
レベル3が2人居てようやく殺した。
最近の37階層のは俺たちフレイヤ
ファミリアのレベル6が3人と
レベル5が4人で打倒したんだぞ」
つまり、殺すだけならレベル5相当の
冒険者が10人くらい必要ってことね。
余裕を持って殺るならレベル6の冒険者が
複数必要・・・か。
単純に考えれば階層主クラスの敵。
いえ、ウダイオスより自由に動く分
こっちの方が厄介よね。
今の私たちじゃあの速さに対抗するのは
無理だし、攻撃を当てる為には誰かが
命懸けで動きを止める必要がある。
魔法が弾かれるからアイズは無理だし、
ベートも一番の長所である速さで負けてる。
今のロキファミリアがアレに勝つには、
ガレスが動きを止めて、団長や私たちが
斬り込んで足を奪ってからの総攻撃か
装甲を貫いてから、リヴェリアや
レフィーヤが魔法を叩き込むしか無いわ。
「それにだ、以前見たときより間違いなく
速く力も強くなっている。まさか
ジャガーノートは成長するのか?」
それでもジャガーノートの動きは
見えてたか・・・レベルの差は大きいわね。
だけど魔物が成長する?つまりは強化種?
「・・・筆頭様は、リリからジャガーノート
の存在を聞いたとき、アレはダンジョンを
破壊する存在を殺すための免疫力のような
魔物なんじゃないかって推察してました」
「へぇ」
免疫力か。確かにそれならダンジョンを
大規模破壊したときに出現するのも
わかるわね。流石筆頭様だわ。
「なるほど、免疫力なら倒されれば倒される
程に強くなっていくのも道理だ」
それもそうよね。少しずつでも強く
ならなきゃ免疫の意味が無いって、あれ?
「つまり、今のジャガーノートは・・・」
「明らかに強化種のようなモノだろう。
レベル5は足手まとい、討伐には
近距離戦闘を得意としたレベル6が
複数必要な化物になっている」
駄目じゃん!私たちじゃ耐えるとかじゃ
なくて、鎧袖一触で殺されるってこと
じゃない!
「え、あれ? だけど筆頭様は当たり前に
狩ってますよね?」
・・・ティオナの言う通りよ。
つまり筆頭様はレベル7?
「あぁ、あれは筆頭様の力もありますが、一番の
理由はジャガーノートがダンジョンの魔物だからですよ」
「何か知ってるのリリルカ?」
ダンジョンの魔物だから勝てるって
どういうこと?何かのスキルか狩人
みたいなアビリティかしら?
「確かにアレは速くて強いのですが、
駆け引きがありません。
動きも直線的で勢い任せですから、
筆頭様クラスの技があればヤツが来る
ところを予測して、そこに剣を添える
だけで後は自分から刃に向かってくる
だけの獲物に成り下がります」
「自分から刃に向かってくる・・・
なるほど。その後は獲物に刃を弾かれない
だけの力と技が有れば勝手に両断される
ってわけね」
「そういうことです。その相手の殺意と
動きを予測する技術を修めたならば、
余程の戦力差が無い限りは負けは
しないでしょう。それでもあれを殺しきるには
最低でレベル6は必要そうですけどね」
レベル不足は余程の戦力差に繋がるってことね。
「ちなみにリリルカ先輩はその技術を
修めているのだろうか?」
良い質問だわ。
「一応は修めていますけど、これは皆さん
も多かれ少なかれやってることですよ?
今は意図せずやってますけど。リリとの
違いは、意図してやれるかどうか程度です」
「「「意図せずやってる?」」」
コレは大事なことよ!
なにせさっきまで、意図せずやってる呼吸を
自分の意思でコントロール出来なかったから
こそ、色々ダメだったんだからね!
「そうですね。実力差がある相手なら、
相手の目線や体の動き、呼吸等で次に
どのような動きをしてくるか、どんな
タイミングでどこに攻撃してくるか、
大体わかりますよね?」
「それは、そうよね。呼吸と構えと目線を
読めれば、タイミングも場所もわかるわ」
あぁ、そうか。これを意図的にやる技か
「アレンさんもティオナさんも納得
出来たみたいで何よりです。
先生の門下生の方々はこの技を修得した
上でフェイントや崩し、または防御や
回避を行うようですね」
だから先生の攻撃は避けれないし、こっち
の攻撃は当たらないのね!
「・・・次に来る攻撃を完全に予測して
いるなら攻撃は当たらんしカウンターも
し放題、か。コレが基本だと言うのだから
武術とは深いモノだな」
アレンさんの言う通りね。
「そうですね。それに先生の教えは
基本にして奥義というのが結構
有りますので、一つとて疎かに
してはいけないんですよ」
基本にして奥義。なるほどなー。
「その通りです。師の教えを受けながら
疎かにするような愚昧には今日を生きる
価値がありません」
「「「「うわぁぁ?!」」」」
い、いつの間に?!
「ここはダンジョンですよ?強者ならば
世間話も良いですが、アナタ方はいまだ
未熟者。気を抜いてはいけません」
「「「「はいっ!すみませんでしたっ!」」」」
アレンさんやリリルカですらまったく
気付かなかった隠行、これがステイタスに
頼らない技術なのね!
――――――――――――――――――
まったく、技撃軌道を理解していながら
意識をしていないとは。
この未熟者どもを鍛えるには何度か
物理的な地獄を見せねばなりませんが
所属が違うためにそこまでは出来ない。
更に虐待と勘違いされて師の評判が
落ちると言うなら、やはり私が代わりに
殺るしかありませんね!
「見学は許可しましたが呼吸と姿勢を意識
しなくては意味がありません。故に矯正です」
まずは基礎。これが出来ないことには
修行も何もありませんからね。
「「「「え"?!」」」」
おや、腹部を警戒した?
「あぁ勘違いはいけませんね。矯正と言っても
命奪崩壊拳ではありませんよ」
アレは短期間に何度も殺る技では
ありませんからね。
「そ、それでは何をするのでしょうか?」
ふむ、リリルカは何となくわかっていますか?
「痛みの中で姿勢と呼吸を保ちつつ、
技の習熟まで出来る素晴らしい修行です」
幻魔拳が使えたら良かったのですが
どうも理が違うみたいなんですよね。
やはり魔力と気の違いは大きい。
「「「「そ、その修行とは?」」」」
「何、アナタ方の武装を用いて
全身の骨を砕くだけですよ」
師曰く、人は痛みがなければ覚えない。
西蒙の者達にも通用した理です。
―――――――――――――――――――
「わ、私達の武装を用いて全身の骨を
砕く。・・・そうですかぁ」
リリルカが諦めたような顔をしてる!
確か先生に手足を斬られたとか言ってたから
筆頭様が嘘を言ってないのがわかるのね?!
いや、まぁ私にも筆頭様が脅しでも何でもなく、
当たり前に言ってるのがわかるけど!
「い、いくらエリクサーやハイポーションが
有るからってやり過ぎじゃ・・・」
ティオナ!気持ちはわかるけど口答えは
ダメよ!
「やり過ぎも何も、師がアナタ方に用意した
回復手段はそのために有るのですよ?」
「「「「マジで?!」」」」
えっ?そこまで殺れって意味なの?!
「リリルカまで何ですか。そもそも短期間に
技を修めるなど普通では出来ません。
すべての技術は基礎の積み重ねです」
ごもっともです
「基礎を学ぶ為に必要なのは確かな指導者と
時間か痛みです」
・・・筆頭様、カーリーファミリアの
人じゃないですよね?
いや、アマゾネスじゃ無いから違うのは
わかるんですけど、思考の方向性がまんま
奴らと同じなんですけど!
あ、一応選択肢に時間もあるから違うか。
「アナタ方とて中途半端な習熟で屍を
晒すよりはマシでしょう?
特に褐色姉妹の武装は特殊ですからね。
短期間で基礎を修めるには身体で受けて
貰わなければなりません」
わ、私たちが喰らうのは確定事項だった?!
「ついでにリリルカや猫耳も縄を相手に
した場合の経験も積めますし、姉妹も
自分で受けた後で見学まで出来ます」
・・・そう言われたら凄く効果的に
聞こえるわね。
「そもそも戦闘において万全の状態で
戦うなど有り得ません。怪我や損傷
が有るのが当たり前。
そんな中でも通常通り思考して動く
癖をつけなければ、一人前の武人とは
認められませんよ」
「「「「なるほど」」」」
痛みを訴えてる暇があったら動け、
もしくは考えろって話よね。
「そんな訳ですから早速縄を使った
戦闘方法を教えてあげましょう」
「「「「え"?」」」」
「あ、あの?たしか夜は休むんじゃ?」
ティオナ、良く言った!
「褐妹、アナタは何を言ってるのですか?」
「え?」
え?確か筆頭様がリリルカにそう言った
んですよね?
「別に骨が折れてても休めるでしょう?」
「「「・・・」」」
いや、本気で不思議そうに言われても・・・
「・・・あの、治療は?」
リリルカ?治療薬は使って貰えるって
話だったわよね?
「リリルカの予想通り、朝までオアズケですね」
あぁ、そうか。直ぐに治療するなんて言ってま
せんよね。そもそも痛みの中で正しい呼吸を
しなきゃダメなんですもの。
・・・垂れ流さないだけマシなのかなぁ。
――――――――――――――――――――――
ふむ。
毎日毎日耐久にボーナスが付いてくる
んだが、コレは命奪崩壊拳かねぇ?
確かにアレは虐待にしか見えんし、世界の
理を理解できて無かったから使わなかったが、
弟子から見たら甘やかしなんだろうなぁ。
多分今まで何を鍛えてたんだ?って
途方に暮れた後に殺ったに違いない。
大量の回復薬を持たせて良かった良かった。
それで、レヴィスのアホが18階層で
剣姫と凶狼と戦ったけど勝ちきれなくて、
これ以上街を壊すなって感じで弟子に
ロキファミリアごと散弾流星脚を
喰らったわけだな。
わざわざフィンがナァーザに手紙と
言う形で俺に情報を流したのは
レヴィスと俺の関係を疑ったか?
それとも散弾流星脚が弟子の仕業と
気付いたか・・・
ま、リリルカ達が帰ってくれば弟子は
自分達と居たって証言してくれるだ
ろうから、俺からは特に情報をやる
必要は無いな。
それにリリルカ達を鍛えることが出来て、
18階層に行けるということは、見た目は
人間と一緒。つまりはレヴィス側だな。
着替えを含め2着持たせたが、普段着的
なのも必要だろう。
青紅剣も持てるようだから持って行くと
して、あとは・・・飯か?
茶はもちろん、調味料も無いだろうから
持って行ってやるか。
後は地上に出るための手段だな。
神共の監視があるから正面からは出れん。
そうなると闇派閥の出入り口を一つ
潰すことになるが・・・まぁいいや。
それも直接会ってからの話だ。
とりあえず今はイシュタルと春姫と
タケミカヅチファミリアの話か?
『いや、アンタが良いなら良いけど、別に
勘違いさせたまま潰しても良かったんじゃ
ないかい?男は殺して女はウチの娼婦に
すれば万々歳じゃないか。
春姫だって勘違いでアンタとの仲を引き
裂こうとした連中には怒ってたし、反対は
しなかったよ?』
口でプンプン言うくらいには怒ってたが、
アレは春姫的にはマジ切れだったのか。
「イシュタルの言うこともわかるけどな、
今後極東で悪巧みしないとも限らん。
何も持たずにオラリオから来たヤツと
タケミカヅチからの紹介状をもったヤツ
なら、後者の方が印象は良いだろ?」
閉鎖的な空間なら尚更な。
『そんなの眷族を捕らえて無理矢理にでも
書かせりゃ良いじゃないか』
なんとも神様的な考え方ではあるが、わからんでもない。
今回の件はイシュタルからしてみても、連中が
自分の眷族にちょっかい出して来たようなモン
だからな。
敵対行動を取られた以上、潰せるときに
潰したいんだろうが今は余りよろしくない。
「奴らにしか理解出来ないような符丁で
警告されても困るだろ?それにその後で一切の
連絡が無いとなれば怪しまれる事になるしな」
定期的に仕送りしてるみたいだし。
それが途絶えたら怪しまれるだろうよ。
『なるほどねぇ。今すぐに何かする訳でも
ないが、将来の可能性を考えた仕込みかい。
確かに今の状況ならヤツらには大きな貸しだ。
黙ってても春姫の生存は伝わるだろうし、
紹介状だって進んで書くだろう。
・・・やっぱりアンタは怖いねぇ』
このくらいは当然だろうに。奇貨とまでは
言わんが伝手は残して置くものだぞ?
ソレが完全にコントロール出来るなら尚更な。
「そもそも怖さが無いヤツが、お前やカーリー
の興味を惹けるはずがないだろうに」
何をするかわからないって恐怖は
何が出てくるかわからないと言う未知。
ソレを許容できる神だからこそ俺に
興味をもつ。
反対にギリシャ神話の連中みたいに
許容することが出来ない連中は俺に
敵意を抱く。神の格が良くわかる話だ。
『そりゃそうだ。不変の神よりもアンタ
を見てる方が面白いし、随分と楽しませて
貰ってるよ!』
「充実してるようで何よりだ。だが前にも
言ったが、ココは娼館で俺は客だと思う
んだがなぁ」
普通なら俺を楽しませるのが仕事だろ?
『前にも言ったが、ココじゃ私がルールさ。
そもそもアンタだって楽しんでるじゃないか』
「そうか?」
楽しんでたか?
『何だ自覚してなかったのかい?ここで
悪巧みしてる時のアンタは凄く楽しそう
にしてるよ!』
あぁそう言うことか。
確かに悪巧みは楽しいからな。
「なるほどな。だがソレは娼館の本来の
楽しみ方では無いだろう?」
『楽しみ方の一つではあるけど、ウチ
じゃあ本命ではないねぇ』
「だろ?だからコレから本命を楽しませて
貰いたいんだが問題はあるか?」
『勿論無いね。お互いに楽しもうじゃないか!』
お前も楽しむつもりかよ。
まぁ楽しむならお互いに楽しんだ方が
面白いのも確かではある。
さて、次は誰を巻き込もうかね?
弟子的に【刈り取るもの】とか
【F・O・E】でレベルアップしてる
ような感じです。
主人公くんは色々考えているようだってお話