ダンジョンにこだわらないのは間違っているかもしれない 作:カツヲ武士
オリ設定!
オリ展開!
今日も常識が火を吹くぜ!
嫌いな人は読み飛ばし!
『なるほどそんで早々に撤収してきたか。
それからガネーシャやヘルメスに証拠隠滅
される前にギルドへの報告しとく、と?』
「そうだね。「自分たちは無関係」とか
「ただの被害者だ」と言われてもこの
状況じゃ通らないだろう」
あの緑色の宝玉を狙った調教師や
こちらを含めた全員に攻撃を
仕掛けてきた謎の敵だって居る。
両者共に少なくともレベル5以上は確定だ。
こんな状況じゃ到達階層の更新の為の
遠征なんて出来やしないよ。
『せやな。正体不明の敵がおるなら、最低でも
どんなヤツか知らな遠征なんて出来んよな』
「そうだね。帰り際に奇襲でも受けたら
レベルが低い第2陣は全滅する可能性
すらあるし、分散したら各個撃破される
可能性もある」
それ以上に行きも帰りもずっと
奇襲を警戒しないと行けないから、
主要メンバーの集中力が持たない。
『ダンジョンの中だけやなく外も随分と
荒れとるしな。下手に戦力を動かせば
それだけで警戒されてまうで』
街中に潜んでいる新種が思ったより
多かったようだね。
コレも問題ではあるけど、今後の事を
考えれば今の段階で引っ張り出せたのは
僥倖とも言える。
「ディオニュソスは何か知ってたかい?」
ただ、ガネーシャやヘルメスとギルドが
繋がってる可能性を考えれば僕たちに
協力を呼びかけてきたディオニュソスも
十分に怪しい存在だ。
『いんや、アレはただ新種の数に驚いてただけみたいやな』
驚いていた、か。新種自体は何かしらの
心当たりがあるようだね。
僕たちがどれだけ単純に遠征していたか
良くわかるよ。
謎の敵にしてみたら僕たちがダンジョンに
潜ってる間は地上で好き放題出来たって
ことだからね。・・・舐められたモノだ。
「フレイヤとは連絡が取れたかい?」
あとは彼女たちだよね。僕たちほど遠征に
興味がなかった彼女たちなら都市の動きに
関して、僕たち以上の情報があっても何ら
おかしくはない。
それにフレイヤファミリアに地上を
任せて、僕たちがダンジョンに潜ると
いう役割分担もできる。
『ダメやな。アレンが戻ってくるまでは面会謝絶らしい』
「アレンが戻るまで?」
彼の依頼で深層に戻ったアレンが何かしらの
情報を持ってくると確信してる?
なら僕たちもティオネとティオナの帰還で
情報が手に入る可能性もあるか・・・
「ティオネとティオナの恩恵は消えてないんだよね?」
一時期消えかけたとかで大騒ぎだったらしいからね。
『今は大丈夫やな・・・なんであの時
消えかけたんかわからんけど、今は
特に問題ない。二人は間違いなく無事や』
恩恵が消えたとなれば死んだって判断する
んだろうけど、消えかけると言うのが
わからない・・・死にかけたとか?
けどそれなら僕たちだって何度も死ぬような
目にはあってるけどそんなことは無かった
よね?ダンジョン内で恩恵が届かないような
場所があるとか?それとも誤作動があるのか。
簡単に流して良いようなことでも無いような
気もするけど、それも帰って来てからだ。
予定は10日だったけど、一体どんな成長して
帰ってくるのか楽しみだね
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「情熱も思想も理念も頭脳も気品も優雅さも
勤勉さも、何もかも不要。
そんなモノは今のアナタ方に必要ありません。
必要なのは速さです。
考える前に感じなさい。感じたら動きなさい」
「「「「ハイっ!」」」」
「どんな攻撃でも当たらなければどうという
ことはありません。態々見えやすいように
単純な技撃軌道を見せているのです。
それに反応できなくてどうしますか。
次は足を砕きます、しっかり捌きなさい」
「「「「よろしくお願いします!」」」」
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『ま、まさかこんなに茶器をもらえるなんて・・・』
まさか練習用の茶器までもらえる
なんて思わなかったわ。
それも不壊属性付きを5セットも!
恐るべし無双農家!
「・・・さすがの私にも練習用と
贈答用の違いはわかります。
コレが美術品なのですね!」
そうよオッタル!底に【不壊属性】と
書いてるのが練習用で、何も書いて
ないのが本番用よ!
彼は常々、美術品は壊れるからこそ美が宿る。
壊れないのは工芸品と言っているらしい
けど、それも納得だわ!
モノの完成度と儚さが違うもの!
まるで別人が作ったかのような違いよ!
ただ……
『問題は練習用をもらってもコレの
作法を知るアレンが居ないことよね』
アレンが言うにはお茶を淹れる作法は
ともかく、純粋に飲むだけでも作法が
必要なのよね。
確かにアレンの立ち振る舞いには品格があったわ。
まぁ最低限の作法さえ守ればあとは
自分なりに崩して飲んでも個性として
受け入れられるらしいけど、
その最低限の作法が問題よ。
「・・・無双農家に頼みますか?」
『悩みどころよね。せっかく茶器が
あるんですもの。きちんとした作法を
学んでから接触したいというのもあるわ』
迎えるにも最低限の礼節が必要よね?
いや、まぁ私は神なんだから良いと言えば
いいのだけど、こうして自分が成長できる
なんて思ってなかったから、こういった場合
どうすれば良いのかわからないわ。
だけどコレも下界の楽しみ方の一つよね!
(困ってるフレイヤ様・・・尊いっ!)
かといってアレンが戻るまでこのままに
するのは惜しい。
とは言っても作法も知らずにお客さんを
招くのも・・・
『あ、そうだわ。イシュタルから
繚藍を借りれないかしら?』
それかこっちから行けば良いのよね?
「あぁ、アレンもヤツが居ない時は繚藍に
作法を教わっているとか言ってましたね」
そうよ。
いくら彼の指示とは言え、あの女嫌いの
アレンが素直にモノを教わる事を厭わないと
判断する程度には腕があると言うこと。
それに繚藍なら彼とは違って私の眷族も
警戒してないし、アレンが世話になってる
ことも知っているはず。
さらに私の眷族たちだって、私の神友である
イシュタルの眷族に無礼はしないわよね?
誰を使者に立てようかしら。さすがに
オッタルはまだダメよね。
最強の冒険者に品格が無いなんて言われたら困るもの。
そうなれば・・・ヘディンかしら?
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「まったく、何を考えてるんですか!」
いくら私が良妻で有名な春姫だって、今回の騒動にはさすがにプンスカですよ!
「す、すみません春姫殿」
スミマセンでは済みません!
「イシュタル様だって最初から春姫に
聞きに来いって言ってたじゃないですか!」
「はい・・・」
「そりゃ先生の専属娼婦をしている私に、
殿方のタケミカヅチ様や桜花様が
面会するのはダメに決まってるでしょう?
噂が立つだけでも春姫が他の殿方の
お相手をしたって言われるんですから!」
なんだかんだで娼婦ですからね。
お金を積まれたとか、知り合いだからって
理由でお相手をしたなんて言われたら
困ります!
してないなんて証拠は無くて、殿方と
会ったという証拠だけが残るんですからね!
「しかしミアハ様も・・・」
「ミアハ様は頭がおかしいんです!
先生が言うには、どこかで頭をカチ
割られたんじゃないかって言って
ましたけど、まさしくその通りです!」
「は、はぁ」
納得してませんね?
神様にもバカは居るんですよ!
「あのですね、ミアハ様は自分たちで
商売をしていながら、その商品を無料で
配って歩くおバカさんですよ?医療系
ファミリアの会合がある度にナァーザ様
の目が死んでるのがわかりませんか?
そんな神様の言うことを信じてどうするん
ですか?命様も騙されますよ?!」
春姫みたいに先生に出会えて幸せに
なれる可能性なんて無いんですよ!
もう少し世間を知ってください!
「・・・本当に申し訳ございません」
「大体普通に買い物してるんですから
その時に話しかければ済む話でしょう!
娼婦さんを差別して命様や千草様が
イシュタルファミリアに来ないのも
問題ですが、一体何をどう勘違いしたら
春姫が先生に脅されて虐待を受けてる
ことになるんですか!」
そんな噂をバラまくなんてありえません!
「いや、差別は・・・」
「してるでしょう!言い訳はダメですよ!」
プンスカです!イシュタルファミリアの
皆さんが彼らを纏めて捕まえてオラリオ
からたたき出そうとしたのを許してくれた
先生に対してシツレイです!
「一歩間違えたら袋詰めにされてチンっ
されてたんですから、今後はおかしな
ことはしないで普通に冒険者して下さい!」
「袋詰めにされてチンって・・・」
疑ってますね?先生におかしなことを
しようとして弟子のリリルカさんや
ナァーザさん。それに春姫を狙った
暴漢が袋詰めにされて運ばれていくのを
見たことが無いのでしょうか?
「命様、良いですか?お金がないなら
お貸ししますし、困ったことがあったら
聞きますから、今後は溜め込まないで
相談に来てください」
溜め込んだ結果変な方向に進まれても
困りますし、なんでもタケミカヅチ様
たちは利用価値があるらしいですからね!
先生のためにも頑張りますよ!
「あ、ありがとうございます。
今後はご迷惑をおかけしないよう、
しっかりと考えて行動させて頂きます!」
「そうしてくださいな。ただ、春姫は
命様に頼られても迷惑とは思いません。
ですから相談は気楽にして欲しいですね」
報告・連絡・相談は大事!
勝手な事をされるのが迷惑なのです!
「ハイっ!わかりました!」
「良いお返事です!では早速、命様の
困ったことを解消しましょう!」
「は?え?」
自覚が無いのが一番の問題ですね!
「良いですか命様、その格好は
痴女がするものです」
「・・・え?」
「そんな足を出して、下帯が見えるか
どうかが当たり前な装備がありますか!
殿方を誘ってるならまだしも、いえ、
普段着でそのような格好をしている
ようでは路上の娼婦さんと同じです!
それともお金がなくて誰かに買って
もらいたいのですか?」
「い、いえ!そんなことはありません!」
「それなら、ちゃんと隠すなり何なりす
べきです!それにダンジョン舐めてます?
ダンジョンじゃなくたって小さな傷から
毒が入ることだってあるんですよ!」
「・・・」
「きちんとした【ずぼん】型の
装備だってあるんですから、まずは
そちらを買いましょう!
布を一反とかは無いので完成品に
なりますが、最初は命様の分です!
料金を確認したら、着替えの分と
千草様の分も払いますから
必ず買い揃えてくださいよ!」
「はいっ!」
「まったく、そんな格好して歩いていたら
極東の人間がただの変態だと思われる
ではありませんか!
仕送りで大変かもしれませんが、ソレ
だって自分がきちんとしてからです!
タケミカヅチ様も桜花様も何を考えて
るのでしょう?!目の保養と思われてる
かもしれないんですよ?
これだから先生以外の殿方はダメダメ
なんです。
・・・まさか動きを阻害するから下帯
丸出しで良いなんて言いませんよね?」
「い、言いませんよ!私だって恥は
知ってるつもりです!お金がなかったから
衣類に関してはなかなか言い出せなかった
だけなんです!」
「ほんとうでゴザルか~?」
いつしかソレが当たり前になって
たんじゃ無いですかねぇ?
「ほ、本当です!一応黒装束もあり
ますけど何故か、側面が網状になってて
どうしようか悩んだくらいですよ!」
なんで側面を網状にする必要が
あるんでしょうねぇ?
まぁ命様はタケミカヅチ様を好いて
いますから、多少の露出は覚悟の
上なのでしょうけど、今この場で
そのようなふしだらな格好をする
理由にはなりません!
「命様たちのお財布事情はわかりました。
だけど衣食足りて礼節を知るという
言葉もありますので。
普段着くらいはきちんとして下さい」
「・・・はい」
「よろしい!」
ただレベルに合わない装備は他の
方々に狙われることになりますから、
レベル2か3相当の防具にした方が良い
でしょう。
それ以上は自分で稼いで買えますよね。
中層だとサラマンダーウールを使った
ローブがありますけど、ずぼんに
するにはゴワゴワしてます。
素材や命様との相性を見るなら
スカルシープの皮を使った装備品が
一番なんですけど・・・コレだと最低
でもレベル3か4相当になっちゃうん
ですよねぇ。
ん~けど最近何故か37階層前後の
魔物のドロップアイテムが増えてる
とか言ってましたから、少し奮発したと
思って買えば良いのでしょうか?
去年くらいだと25階層とか水系が
多かったんですが、どこかのファミリアが
重点的にレベルアップや素材稼ぎでも
してるのでしょうかね?
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「さてスパルトイとか言いましたか。
武器をもって生まれる割には未熟で
わかりやすいモンスターですね。
まず最初は動きを見なさい、
そして技撃軌道を見極めたら反撃です。
見極めが終わる前に反撃をしたら、
壁を散弾としてぶち込みますので
誤魔化しはしないように。
倒すことが目的ではなく、意を読む
ことが目的であることを忘れずに」
「「「「はいっ!」」」」
「それと骨羊は空気の動きを読みなさい。
姿や形が見えなくとも動けば空気が
揺れます。
コレは骨羊に限りませんが・・・まぁ
目に頼らない良い練習になるでしょう。
コレは意を読んだり反射で攻撃を
したら壁をぶち込みます。
あくまで空気の揺れを感じる訓練ですから。
あぁそれと針蜥蜴ですが、師の毒消しは
アレの毒も無効化できるようですので、
避けずにきちんと喰らいなさい。
熱病と寒気と吐血に襲われますが、
毒を受けた状態での戦闘の経験も
必要でしょうからね」
「「「「・・・はい」」」」
「いやはやココはいろんな種類の魔物がいて
基礎技術の習熟には困りませんよね。
強化種も作れるし階層主も居ます。
ジャガーノートも好きなだけ量産できるし、
何故誰もココを使って修練しないのでしょうか?」
「「「「(できないんですよ!)」」」」
ロキファミリア、遠征にストップの予感?
ファッションと恥じらいは違うと思う。
命さんを弟子や白っ子が見たら確実に醜態扱いってお話
修行がんばるの巻