ダンジョンにこだわらないのは間違っているかもしれない 作:カツヲ武士
そう思ってるのは本人だけ
というのはよくある話
オリ設定
オリ展開
嫌いな人は読み飛ばし
「じゃが丸くん抹茶クリーム味」
「「「・・・」」」
店がシーンとしてるけどなんだろう?
この店で、この席に座って、コレを
注文すれば良いはずだよね。
「「「えぇ?!剣姫が協力者?!」」」
むぅ。言われた通りに言っただけ
なのに店のヒト全員に驚かれた。
「えっと、お初にお目にかかります。
ヘルメスファミリアの団長をしてます、
アスフィ・アンドロメダです。」
急にお店のお客さんが話しかけてきた?!
「・・・あの?」
「・・・アイズ・ヴァレンシュタインです」
名乗り返すのはあくまで配慮だけど
今回は特にシツレイされて
無いから名乗っても大丈夫だよね。
それともいきなりお店の人が話しかけて
来るのはシツレイなのかな?
「あ、ど、どうも。さっきので貴女が
我々の協力者と言うのはわかりました。
依頼者から細かい事情は聞いてますか?」
情報を探ろうとしてる?でも残念
私は何も知らないんだ。
「何も聞いてない。ただココに行って
手伝えって言われただけ・・・です」
だからさっさと情報を話すんだ。
「なるほど・・・私達は24階層で
魔物が異常発生していると言う情報が
あってその調査を依頼されています」
「そう・・・ですか」
・・・そういえば24階って言われてた。
う、嘘は吐いてないよね?実際細かい
ことは何も聞いてないし!
「で、では向かいたいと思いますが
何か準備は必要ですか?」
「特に必要ない・・・です」
回復薬はある。ベートさんたちに
ついては話さなくて良いって言われ
たし、ティオネとティオナのことも
会わなければ言わなくて良いみたい。
「わ、わかりました。それでは
こちらの準備が出来次第出発します
ので、少々お待ちください
(やりづらい!裏が無い人だからこそ
の人選なんでしょうけど、すっごく
やりづらいわ!)」
「・・・わかりました」
おとなしく待ってやろうじゃないか。
だから、じゃが丸くん抹茶クリーム
味を出すんだ!
私は謙虚だから9個で良いよ!
ーーーーーーーーーーーーーーーー
「いやー双頭竜は強敵でしたね」
リリは疲れましたよ!
「・・・まさか双頭竜との戦いが
あんなことになるなんてね」
「やっぱり英雄様は違うよね!」
「いや、英雄とかそう言う次元か?」
全くです。筆頭様に常識は通用
しないと思ってましたが、あの
レベルまで行くといっそ清々しい
ですよね!
「水の上に立って、水の上を走って、
水を斬って、水と一緒に双頭竜の頭を
一つ飛ばして、本体蹴り上げて水揚げ
して、半殺しにしたあとで
「さっさと本体に止めを刺しなさい」
なんて言われるなんて想像すらしてま
せんでしたよ!」
もうツッコミが追いつきません!
「この程度できなくては師に折檻
されます」
とか言ってましたが、先生は一体
どこまで出来るんですか?!
空を歩くとかしませんよねぇ?!
「・・・まぁおかげで「深層に行って」
「階層主と戦う」と言う先生の命令を
クリアできたんだから良かったじゃない」
いやほんとに。クリア出来なかったら
どうなってたんでしょうか。
絶対「師を待たせるのは不敬です。
・・・コイツ等の首だけでも持って
帰りますか?事故死しましたとか
言えば大丈夫ですよね。」
とか言って実行してますよね!
「そうだよ!ジャガーノートも二匹で
勘弁してくれたし、なんだかんだで
死なないように手加減?してくれて
たんだよ!・・・きっと」
死んだらそれまでって感じでは
ありましたけどねぇ。
「双頭竜の魔石はリリルカ先輩が
もらったが、俺たちが狩った
ジャガーノート以外の魔石は
筆頭殿が持ってるよな?
アレはどうするつもりなんだ?」
筆頭様が殺した魔物の魔石ですから
文句はありませんが、確かにあそこに
保管しておいても何にもなりません
よねぇ。ですがあの方は基本的に
先生と同じタイプの方ですからね。
「詮索しても良い事なんて一つも
無いと思います。
だけどあえて言うなら、先生が
降りて来た時に並べてお見せするん
じゃないですかね?」
質の違いとかは並べたらわかります
からねぇ。
「なるほど。確かにありえそうだ。
というかそう思っておかないと後ろ
から散弾が飛んできそうで怖い」
そうですよね。今ならあの方が
壁を蹴破って現れても驚きませんよ!
壁を砕いて武器にするくらいですからね!
・・・自然武器よりよっぽど恐ろしい。
「それと18階層のリヴェラがお知り
合いの悪巧みで損害を受けたよう
だから、手に入れた37階層のドロップ
アイテムで補填しろとのことでしたけど
・・・多すぎますよね?」
どんだけ損害受けてても、この量は
多すぎると思います。
「まぁリリルカが持てるだけ持つって
話だったから悪乗りしたのもあるけど
・・・ちょっと多いわよね」
「ちょっとどころじゃないですよ。
重さはともかく幅が邪魔でマトモに
動けませんよ」
まさかここまで全身に括りつけ
られるなんて・・・筆頭様も
「ほほぅ、コレは面白い」とか
言って積んできましたし!
「まぁまぁ、貴重品と戦闘はコッチ
で受け持つから良いんじゃないかな!」
ティオナさん、さすがにこの状況で
戦闘までは出来ません!
素材を無駄にしたら連帯責任ですし。
「どんなことがあっても鈴は
死守して下さいよ?ソレに何か
あったら全員物理的に地獄に行く
んですからね!」
「「「当然!」」」
最悪この素材全部捨ててでも鈴は
守り抜きます!
筆頭様に抵抗しても無意味なのは
もう十分わかりました。
あの方が先生にお会いした時
「貰ってない」とか「壊れてた」
なんてことが有ったら、確実に
アウトです!
・・・しかしアレですね?
「なんと言いますか、この階層、
魔物の数が多くないですかね?」
「そうね。数が多いだけだから
普通に縄鏢で纏めて殺せるし、
負担にはなってないんだけど
ちょっと数が多いわよね?」
ココは24階層ですよね?宝石樹以外
だと、食料庫があるくらいですか?
「なんか群れですし、一方向に
向かってるみたいですよね。
またロキファミリアが逃がしたん
じゃないですかねぇ?」
退治した方が良いのでしょうか?
「あぁ~そう言われたら何か無関係
じゃないような気もしてくるわね」
「確かに。フィンに心労かけるのも
アレだし、殺っといた方が良いかな?」
「殺って誰に迷惑がかかるわけでも
ないしな。知っておきながら放置して
「ゴミ掃除も出来ないのか?」と
言われるよりはよほどマシだろう」
「「「確かに」」」
師に雑魚の掃除をさせるとは何たる不敬。
とか言って矯正されますよねぇ。
「その前に前方から冒険者?ですかね」
結構な数が居ますけど、どこかの
ファミリアの遠征と当たりましたか?
まぁ問題にはならないでしょう。
ロキファミリアとフレイヤファミリア
の二大派閥に喧嘩を売るのは闇派閥
くらいですからね!
「・・・ティオナ、私は先頭で剣を
振ってる金髪の剣士に見覚えが
あるんだけど」
「・・・うん、私にも見覚えがある。
一人で何してるんだろうね?」
やっぱりロキファミリアですか。
何か問題になりそうですし
リリは荷物が多いのでコレで・・・
ーーーーーーーーーーーーーーーー
あ、ティオナとティオネだ。
久し振りだけど・・・
また強くなってる。
むぅ、ズルい。
あの人は居ないはずなのに、なんで?
リリルカさんに鍛えてもらったのかな?
「アイズあんたって子は・・・」
「ねぇアイズ?一人で何してるの?」
あ、コレはヤバいヤツだ!
「ち、違うよ!フィンも良いって
言ったの!むしろ行ってこいって!」
ココはちゃんと言わないと、何故か
叩かれて地上に運ばれるのがわかった!
「団長が?アンタ一人で?」
「おかしいよね?他のファミリアと
一緒なのは確かだし、普通の単独行動
じゃ無いみたいだけど・・・」
あう、そんなに次々言われても
説明ができない!
「ヴァレンシュタインさん、他の
冒険者と何か問題でもありましたか?」
アスフィ!よく来た。説明!説明をっ!
「え?怒蛇に大切断?!
なんでこんなところに!」
驚かなくていいから説明!
「・・・アスフィってことは
ヘルメスファミリアよね?
なんでアイズがあんな胡散臭いヤツ
の眷族と一緒に行動してんのよ?」
「だよねアノ神様は胡散臭いよねぇ」
「・・・ハイ、ソノトオリデス」
うぅぅぅ、アスフィが頼りに
ならない。どうしよう。
怪しい影に頼まれた。とか
フィンに色々喋らせろって
言われたとか言って良いのかな?
「・・・まぁリリには関係なさそう
ですし、さっさと18階層に行っても
いいですかねぇ」
「「「?!」」」
荷物が喋った?!
「同じくだ。リリルカ先輩を10日
以内で帰還させなければ連帯責任と
言われてるからな。
お前たちが剣姫と何をするかは知ら
んが、俺たちは帰還させてもらうぞ」
「紅魔に女神の戦車?!」
「な、なんでソーマファミリアと
フレイヤファミリアとロキファミリアの
冒険者が纏まってこの階層に居るの?!」
「「「「説明が面倒臭い」」」」
なんか疲れてるみたいだから私が
代わりに教えてあげよう。
「・・・アスフィは勘違いしてる。
この人達は深層帰りだよ」
「し、深層?!このメンバーで?!」
「アイズ、余計なこと言わなくていいから!」
「情報漏洩は矯正案件なんだよ!」
「「こっちを巻き込むなよ!」」
え?だ、ダメだったの?!
ーーーーーーーーーーーーーーーー
あぁもぉ、だからロキファミリアは
嫌いなんです!
筆頭様に「口が軽い。故に矯正」とか
言われて矯正されたらどーしてくれる
んですかねぇ?!
それにヘルメスファミリアはギルドと
一緒に何か企んでるって先生も
言ってましたし、ギルドは冒険者共の
元締めですからね。
碌な連中じゃありませんよ!
「リリにはヘルメスファミリアにあげる
情報はありません。
何か聞きたいことがあればティオナ
さんとティオネさんが知ってます。
ですからそっちに聞いてください。
・・・リリが居なくなった後で」
「あ、アンタ見捨てる気?!」
何を言うかと思えば・・・
「ロキファミリアの剣姫さんが、
勇者さんの指示で、
ヘルメスファミリアの皆さんと、
ダンジョン探索してるんですよ?
ティオネさんはソレを無視して
地上に帰還するんですか?」
10日という期限も、勇者さんから
指示が有れば変更は可能でしょ?
リリとアレンさんはさっさと
帰還します!
「た、確かにそうだけど・・・」
「あぁ、鈴は俺が預かろう。
万が一があっても困るからな」
アレンさんナイスアシストです!
「「あ~う~」」
姉妹揃って頭を抱えてます。
ですがわかりますよ。このままココに
居たら間違いなく面倒事に巻き込ま
れてしまいます。
そしてふらりと現れた筆頭様に
「まだ居たのですか?故に矯正」
とか言われて矯正される可能性が
ありますからね!
反論も弁明も矯正を受けてからと
言うのが恐ろしいところです。
「あの、皆さんは一体何を?」
「「「「黙れ」」」」
「はいっ!」
まったく、情報はリリが居なく
なってから二人に聞けと言った
ばかりでしょう。
コレだから冒険者は嫌いなんです。
アレンさんも女嫌いは解消された
わけではありませんからね。
アマゾネスでもないのにあんな
格好した痴女なんか相手にしません。
「ティオナはどうするのが正解
だと思う?」
「うーん、喩えフィンが許しても
アイズ一人を他のファミリアと
一緒に探索はさせないと思うんだ」
あぁなるほど。後続が居るのですね。
なら尚更リリ達は不要です。
ロキファミリアと関わると碌な
ことがありません。
「じゃ、お疲れ様でした」
「「えっ?!」」
コイツらが何をしようとしてるかは
知りませんが、今は情報収集より
指令を優先。ここはさっさと逃げます!
「鈴は預かった。では失礼する」
「「あっ!」」
アレンさんも同じですね。
コイツらの情報よりも筆頭様や
フレイヤ様を優先するのは当然です!
「あぁもう!まぁ万が一鈴を壊したり
したら間違いなく矯正・・・
いえ処刑だから、二手に分かれるのも
仕方ないって思うしか無いか」
「・・・そうだね。さすがに休みたい
ところではあるけど、アイズ一人じゃ
ちょっと、ね」
剣姫さんは痴女みたいな格好ですし。
騙されやすそうな顔してますからねぇ。
まぁリリには関係ありません!
さっさと18階層に行ってドロップ
アイテムをボールスさんに渡して
帰りますよ!
ーーーーーーーーーーーーーーーー
「・・・行ったわね」
「だね。まぁさっきも言ってたけど
私たちのせいで鈴が壊れたり、
リリルカさんの帰還が遅れたら
マズイからこれで良いと思うよ?」
ティオナの言うとおりだけどさぁ。
はぁ、私もさっさと帰って団長に
報告したいのに!
「ごめんねティオネ、ティオナ」
ん?申し訳なさそうな顔してるけど、
なんか不満そうだわ。
・・・あぁ、自分と実力差が開いたの
を理解したのね?
ただねアイズ、私程度に嫉妬してる
ようじゃ本物の強さは得られないわよ。
「アイズ、強さを求めるなら
中途半端は絶対ダメよ。
目標をしっかり持ちなさい」
筆頭様ですら先生には敵わないって
言ってたもの。
強さの頂の高さがまるで見えない。
私たちは別に世界最強を目指してる
わけじゃないからアレだけど、
もし最強を目指すなら筆頭様は
超えなければ行けない壁よ!
「え?そ、そうなんだ?」
まぁ筆頭様は団長のような
聡明さと団長を凌ぐ技。
ガレス以上の力と
リヴェリア以上の教養に気品!
そして完成された女子力を兼ね
備えた完璧淑女!
私にとって筆頭様は超えるものじゃ
ない、その背に一歩でも近付きたい
という憧れだけどね!
筆頭様曰く目標は近く大きくが理想。
まさしくその通りだわ!
つまり、武を志すなら筆頭様が自分
より上と断言する先生を見なきゃ
ダメなんだけど、あの人が本気出す
ところ見たこと無いから想像は
難しい。
やっぱり手加減はするけど容赦は
しない筆頭様を目標にした方が
わかりやすいのよね。
それをどうやってアイズに伝えよう?
それに私とティオナは帰ったら
レベルアップするでしょう?
・・・するわよね?先生のスキルを
受けた上でアレよ?
レベルアップしなかったら他の
レベル6はどんな地獄を見たんだ
って話になるから、ココは確実に
レベルアップするとしましょう。
けどレベルアップしたら絶対
アイズとべートが同じ修行しに
深層へ行こうとするわよね?
そしてあの方の修行を邪魔して
刻まれる。うん、ヤバイわね。
もはや目標云々じゃないわ。
団長に止めてもらう?だけど
団長になんて報告すればいいの?
深層にはジャガーノートと組手して
階層主を魚扱いするヒトが居るから、
この人と話がつくまでは遠征は
ストップした方が良いって言えば
良いの?
・・・間違いなく他の団員が興味を
示すわよね。それで
「私は見世物ではありません。死ね」
と言われて刻まれる。うん、ダメね。
知り合いだからどうとかじゃないもの。
なんとかしてアイズとべートの興味を
深層から引き離す必要があるけど、
何か策は無いものかしら・・・
ーーーーーーーーーーーーーーーー
りりるか あれん
↓ ↓
_| ̄|○ _| ̄|○
剣姫さんがレベルアップしてない分
褐色姉妹が加わりましたってお話
リリルカと猫耳さんは18階で
衝撃の新事実を知ってしまったもよう。