ダンジョンにこだわらないのは間違っているかもしれない 作:カツヲ武士
オリ設定!
オリ展開!
嫌いな人は読み飛ばし!
オリ設定なんだぞ!
なるほど、どーせ突っ込んでも殺される
だけならいっそ自爆か。勉強になるねぇ。
ついでに面倒なオリヴァスを後方に
回して、アマゾネスも一人誘引に
成功してる。
こっちに残った連中は傷の回復と
罠を警戒して動けないっと。
分断から時間稼ぎまで一手でこなすとは、
素体の素質が良かったのか頭を潰された
ことで何かが覚醒したのかは知らないが
見事としか言い様がないよ。
それに比べてアノ阿呆は
「人と魔物、二つの力を兼ね備えた至上の存在だ!」
・・・エインの予想通りか。
しっかり情報提供してやがる。
あの阿呆は殺したら一緒だとか思ってる
んだろうが、逆を言えば殺さないと
情報が漏れるって事じゃないか。
時間稼ぎは出来てんだから、情報を
渡さなけりゃ放置してもいい連中なのに。
自分から選択肢を狭めてどーすんだい。
アレ、もう殺したほうが良いな。
それもこれもアリアとの接触次第だが
もう一人のアマゾネスはどうやって
引き離す気なんだろうねぇ。
こっちは安心して見てられる分まだ
マシだ。
素直に勉強させてもらうとしようかね。
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むぅ。動けない。
遠くに魔物は居るけど動いちゃダメって
言われてるし、ティオネが居なく
なったのも敵の狙い通りなんだよね?
そうなると私がここから動いたら
後ろの人たちが狙われる?
それとも私が狙われる?
どっちにしても危ないからダメ
だってことだ。
ティオネはココまで予想しながら
戦ってるのか・・・なるほどなー。
「アイズ、敵の狙いが私たちなのか
ヘルメスファミリアの人たちなのか
わからないから、下手に動いちゃ駄目だよ!
ここはラウルの到着を待って状況判断して
もらわなきゃ」
「うん、わかった。けどこのままで
良いのかな?何かしなくても良いの?」
ティオナも敵の行動を予想してるんだ。
考えながら戦うから強いのかな?
「アイズ、今の問題は敵の狙いが
わからないことなんだよ」
「私たちか後ろの人かってこと?」
やっぱりそうだよね?
「それもあるけど、なんでコッチに罠を
仕掛けなかったかって言うのもね。
周辺の魔物は奥に誘ってるみたいな
動きをしてるけど近づいてこないし。
わざわざ壁を崩してまで誘ったにしては
追撃が無いのがおかしいんだよ」
お、おぉ?
「コレを考えれば敵の狙いは私たちの
戦力の分断と時間稼ぎだと思う」
そ、そうなの?
「だったら奥に進んだほうが良いの?」
敵の狙いを邪魔できるよね
「それが一番駄目だね。」
ナンデ?!
「後ろの人たちを放置して先に進む
ことになるでしょ?
今の彼女たちはアスフィ以外の
ほとんどがさっきイモムシの自爆で
ダメージを受けてる。わかってる?
自爆したのは10匹も居ないんだよ?
それなのにコレだけの損害が出たって
ことは、傷を回復しても彼女たちだけだと
残ったイモムシに殺されちゃうの」
爆発したのは10匹も居なかったのか。
そっか、みんな纏まってたから少しの
数でも溶解液を集中出来たんだ。
かといってバラバラだと、後ろの
人たちは力が足りないから数に飲まれる。
「かといって全員で奥に進むとラウルとの
合流が遅れるし、罠に嵌る可能性もある。
足手まといを抱えて罠になんか嵌ったら
危ないでしょ?
イモムシは弱くても溶解液は強いんだよ?」
むぅぅ確かにそうだ。溶解液を浴びたら
溶けちゃう。だけど私だってずっと風を
纏う訳にも行かないよね。
今は前にも後ろにも動けないのか・・・
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情けない・・・万能者なんて言われても
完全に足手まとい扱いじゃない!
実際円陣を組まないと数に潰されてた
から、アレはアレで間違いじゃ無い。
敵が上手だっただけの話。
レベル5の奇襲の可能性もあったから
彼女たちがイモムシ退治に参加をしない
のは当然だった。
むしろ避難を援護してくれたことに
感謝しないといけないわ。
そもそも私たちがもっと早くアレを
退治出来ていたら、こんなことには
なっていない。
つまりは完全な実力不足・・・
単純だからこそ解決策が無い。
奥の手なんか隠してるからこうなる!
剣姫の意見云々関係なく撤退すべき
だったわ!
コレからどうする?溶解液のダメージは
重度の火傷に匹敵するわ。
普通のポーションじゃ足りない。
しかも液体だから避けることが出来ないし。
さっきは大切断が縄を振り回して盾の
替わりにしてくれたからなんとかなった
けど、もう私たちだけではアチラには
戻れないわ。
つまりこの状況を解決するためには
援軍を待つか奥に進まないと駄目よね。
敵の狙いが時間稼ぎなら何が来る?
このまま私たちを回復させて物資の
消耗を狙うというのも有り得るけど。
なにせ回復しても足手まといなのだから。
クソっ!今は大切断の指示に従うしかない。
これ以上足を引っ張ったら全滅する
可能性もある。
ファミリアの意地とか冒険者の誇りは
後回しで良い!生き延びることを
最優先して動く!奥の手でもなんでも
使おうじゃないっ!
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巨大花ねぇ・・・なんと言いますか、
そのままですよね。
私も名付けの才は無いと自負してますし
特徴を捉えてると言えばその通りでは
あるんですが、せっかく蛇みたいな
格好してるんですから相手に勘違い
させたりしようとは思わないのですかね?
ま、名前に関してはどーでも良いです。
コレが居れば問題無いでしょう。
褐妹と金髪痴女を引き離してあげますから
あとは好きにやってくださいな
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「あ、あれは・・・」
怪物祭りのときに見た魔物だ。
「アイズ、あの蛇みたいなの知ってるの?」
あぁそっか、ティオナは居なかったね。
「アレは蛇みたいに見えるけど、新種で
花みたいなヤツなんだよ
魔力に反応するから魔法はダメなの」
「花みたいなヤツ?」
「うん、斬撃に弱いから落ち着いて
戦えば勝てるけど・・・ティオナは
ウルガ持ってないから危ないかな?」
「ふーん。そんなのがあんな
離れたところで何してるんだろ?
なんか暴れてるみたいだけど
アレは魔法とかの予備動作かな?
離れたところに一方的に攻撃できる
手段とかあったりした?」
「うーん。前に見たときはあんなこと
してなかったと思うけど・・・」
なんだろう?壁を叩いてる?
あんな遠くの壁を叩いてどうするの?
「・・・あっもしかして!まずいっ!」
え?何かわかったの?
「あぁ~どうしよっか?この階層なら私や
アイズなら大丈夫だけど、アスフィ達は
全滅するかなぁ」
「「「えぇ?!」」」
全滅?アレは何をしようとしてるの?
ティオナは何に気付いたの?
「アイツね、多分ダンジョンを壊して
ジャガーノートを出そうとしてるんだよ」
「「「ジャガーノートだって?!」」」
・・・ナニソレ?
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27階層の悪夢ですって!
アストレアファミリアを壊滅させた化物で、
出現条件はダンジョンの大規模破壊って
言ってたわね・・・
適正レベルは5。双頭竜より早くて
力もある上に魔法を反射する装甲を
持つから近距離戦闘で戦わなきゃいけない。
確かに剣姫と大切断なら十分戦えるで
しょうけど私たちは余波でさえヤバい!
さらにあの蛇みたいな花?も敵なら
どうしても二手に別れる必要がある!
そうなれば確実に分断されるわ!
かといってあの敵を叩くためには
斬撃武器を持つ剣姫が行くしかない。
どちらにしても分断されるのね。
ここまで的確にこちらの選択肢を奪う
なんて。この調教師はどこまで陰険なの!
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ほほぅ。壁に切れ込みを入れてたから
何かと思えばそういうことかい。
確かにあれだけ切れ込みを入れた
後に巨大花が暴れれば大規模な
破壊が起きる。
そうなればジャガーノートが出てくるわな。
アリアとアマゾネスならまだしも
後ろの連中はソレには耐えられまい。
あのまま巨大花を止めなければそのまま
ジャガーノートを誘導してあいつらに
ぶつける。
アリアは風の魔法を使うが故に相性が悪い。
アマゾネスは斬撃の武器を持っていない。
そうなれば巨大花にアリアが向かい
ジャガーノートにアマゾネスか。
もし出現を止めることを選んだら
どっちかが前に出るしかない。
この場合は斬撃武器を持つアリアだろ?
孤立したところを私が相手しろってことか。
全員で前に出たらどうする?
あぁ足手まといが居る以上
ジャガーノートの出現の方が早そうか。
なるほど。どう転んでもアリアは孤立する。
・・・完璧じゃないか。
撤退準備も終わった。栄養補給はまだ
不十分だけど、そもそもヤツらをココへ
導いた存在が居る以上、長居は無用。
あとはアリアを連れて行けたら良いん
だが、ソコまでやるには時間が足りない。
無理してアマゾネスに関与されても
困るし、エインに余計な情報を
与えるのは危険かもしれないしね。
今回は59階へ導いたら帰るとしようか。
最初はオリヴァスの阿呆に殺意も覚えたが、
アリアも見つけたし良い機会を提供して
くれたと思えば許してやろうとも思えるね。
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「さてアイズ、どうする?」
え?ど、どうって何?
「正直ロキファミリアとしてはね?
足手まといを連れて前進するくらいなら
アイズと私で前進して、さっさと問題
解決して帰るのが一番なの」
なるほど、でもそれだと・・・
「後ろの人たちは見捨てるの?」
「「「・・・」」」
「うん。元々冒険者は自己責任だし。
それにアイズは護衛じゃなくて協力者。
頼まれたのは問題の調査と解決であって
ヘルメスファミリアの護衛じゃないの」
それは・・・そうだね。
「余裕が有ればアレもコレも出来るけど
今の私たちにはそんなの無いよ。
ジャガーノートが出たら・・・まぁ私
一人でも勝てるだろうけど、周りの
被害までは面倒見られない。
もしジャガーノートの出現を防ぎたいなら、
あの蛇みたいな花を潰さなきゃいけない」
「うん」
なるほど。
「アイズが一人で向かえば、孤立した
アイズが罠に嵌められちゃうね」
「うん」
そうだよね
「私と一緒に行けば罠に嵌っても
なんとかなると思うけど、ヘルメス
ファミリアの人は死んじゃうね」
そっか、そうなるのか。
「・・・みんなで動いたら?」
「ジャガーノートの出現を止めるには
間に合わないかな?そうなると
私とジャガーノートの戦いに
巻き込まれて半分は死んじゃうよ。
あとは敵の罠次第ってところ」
「なるほど・・・」
じゃがーのーとはそんなに強いのか。
じゃが丸くんみたいな名前だから
強くて当然かも・・・
「私としてはヘルメスファミリアの為に、
アイズを敵の罠に差し出すような真似は
したくないんだよ」
「・・・そうなんだ」
どうしよう。ティオナの言ってることは
わかる。だけどココでこの人たちを
見捨てるのも何か違う気がする。
だけど罠に嵌っても必ず大丈夫って
言えるわけじゃないし。
むぅぅぅぅぅぅぅぅ。
「あんまり考えてる時間は無いよ?
今は行くか行かないかだけを考えて。
そもそも、この依頼を受けたのは
アイズなんだから、アイズが
決めなきゃダメなの。
何も決めないのはもっとダメだよ!」
そうだよね。フィンと話したのは私だし、
ティオナもティオネもお手伝いだもの。
決めるのは私じゃなきゃダメなんだ。
「・・・私一人で行く、ティオナは
後ろの人たちを守って」
罠があったら、なんとかして逃げて
合流すれば良いよね!
「うん、ソレがアイズの決定なら
私はお手伝いしてあげるよ!
・・・だけどすぐに応援に行くから
絶対に無理しないで。
仲間と合流するために逃げるのは
恥じゃ無いからね!」
「うん。わかった。こっちはよろしく」
「任された!」
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うんうん、アイズも自分で考えて
自分で決めることが出来て何より!
「あの・・・良いんですか?」
ん?あぁアスフィにしてみたら複雑
だよねー。だけどアイズ一人でも
多分大丈夫だよ?
「放置するわけじゃないから、すぐ
追うからさっさと回復してよ?」
「は、はい!」
このタイミングでジャガーノートを
出そうとするってことは、筆頭様か
筆頭様のお知り合いが居るのは確定。
筆頭様本人の場合は敵対行動を
取った時点で私たちは死んでるから、
ここにいるのはお知り合いだけ
だと思うんだよね。
そうなると私たちが先生や筆頭様の
用でココに来てるって知ってる
だろうから殺しには来ないでしょ。
だって態々筆頭様が修行付けたのに、
先生が確認する前に殺すなんてしたら
筆頭様に殺されるじゃない。
実際単独行動取ったティオネが罠から
抜けるときに邪魔されなかったし。
イモムシも私たちに対しては何も
してこなかった。
アイズを狙うにしても一人なら罠から
抜けれるだろうし、18階層で戦った
ときだって魔法を使わないで戦っても
殺されてないって話だしね。
魔法有りの全力戦闘なら勝てないまでも
負けない戦いは出来るはず。
それにアイズも私たちとの差を感じて
焦ってたし。少しくらいピンチに
なった方が成長するよね。
実際ここでも自分で考えて動いてる
ようだったからかなり成長してるよ!
まぁ最終的には一方的に殺される
ような敵じゃないから、合流すれば
アイズはなんとかなる!
アスフィたちは・・・最低限守るけど
頑張って自衛してもらおう!
それで死んでもシカタナイネ!
だって冒険者だもの!
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「オリヴァス!貴様のせいで私は、私達はっ!」
オリ設定=ご都合主義とも言う。
当たり前に死にかけるけど
死なないからご都合主義だよね!
褐妹、なんとなくで敵の思考に気付く。
多少の勘違いはあれど大筋では
間違ってませんね。
実際赤髪は先生関連で、白髪は単純に実力差で
褐色姉妹を相手にしようとしてなかったからね!
アスフィ達はシカタナイの精神が働き
歪みない優先順位を定められたもよう。
剣姫さんの単独行動に関しては、
殺すつもりならとっくに死んでるから
大丈夫。それに死にかけた方が
強くなると知ったので、アイズも
強くなれば(死にかければ)良いよね!
と言う親心でもあるよってお話。