ダンジョンにこだわらないのは間違っているかもしれない 作:カツヲ武士
また三話だと?!
オリ設定
オリ展開
嫌いな人は読み飛ばし!
金髪が前に出ましたか。あの速度では
蜥蜴の出現までは壊せませんね。
この階層は中層と呼ばれているようです
から、下層や深層の蜥蜴との差を確認して
みたかったのですが・・・
「あとは連中が食糧庫に入ったら、
死兵で退路を絶って支柱を引き抜いて
部屋ごと潰せば終わりですね」
「・・・エグいねぇ」
この程度で何を言っているのやら。
直接手を出して師に何か悪影響が
あっても困りますから、今回は
此処までで良いでしょう。
「ではレヴィス殿。こちらはもう
大丈夫そうなのでオリヴァス殿の
様子を見に行こうと思いますが、
何かありますか?」
金髪との関係はあまり私に知られたくない
ことのようですし、席を外してあげましょう。
褐妹は、まぁ髪留めの回収が出来れば
ソレで良いと言えば良いのですけどね。
ただココで死なれても修行が無駄に
なりますし。
どこかネコモドキに似てますから
師も甘やかしている様子。
冒険者である以上死んでも文句は
言わないでしょうが、良い気分には
なりませんよね。
死にそうになったら助けてあげる
程度で良いでしょう。
「いや、十分だ。あとはコッチで壁を
造って分断するよ。
オリヴァスは・・・負けそうになったら
連れてきてくれ。状況や態度によっては
私が直接処分するよ」
「処分、ですか・・・」
ほほう?貴重な検体は失いますが、
処分の方法を見ておけば今後の対策が
取れますね。
まさかこんなに早く機会が訪れるとは
思いませんでした。
褐色姉妹には何か褒美になるものを
あげないといけませんね!
「あぁ、流石にアレはやり過ぎだ。
アンタが言ったように無駄に情報提供
してやがる。
昔の知り合いが居るらしいが話してる
暇があったらサッサと殺せって話しさ」
離れていても詳細がわかるのですね。
調教師の同調というか同期と言うのは
侮れません。
しかしやはりと言うか何と言うか。
何故三流の悪役というのは態々
自己主張するのでしょう?
師のように結果と背中で語るような
悪党は居ないんですかね?
「自己紹介と情報提供したんですか・・・
ではその場に居て情報を得た連中は
どう処理しましょうか?
流石にオリヴァス殿を倒すような手練の
冒険者が相手では私も確実に殺れるとは
言えませんけど・・・」
一応は同じレベル5相当と言うことに
してますから、余裕を持ってたら
怪しまれますよね。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
あぁ、コイツの策があんまり上手く
行くもんだから、当たり前のように
オリヴァスより格上だと思っちまうが
実力的には同格なんだよな。
あくまで腕力だけだが・・・
「そうだね。とりあえず弱ってたら止め
を刺す程度で良いよ。無理に戦ってアンタ
まで危険な目に遭う必要はない」
別にエインが悪いわけでもないしね。
「・・・ふむ。相手も無傷じゃ無いで
しょうから、逃げることに専念すれば
大丈夫ですかね?
オリヴァス殿は気絶くらいはして
もらいましょうか」
「騒ぐようならそうしてくれ」
そのほうが処理も楽に終わる。
「では私はあちらに向かいます。
何かあったら魔物に溶解液で
字でも書かせてくださいな」
・・・いや、伝言方法としては
間違ってないけどさ、なんて言うか
こいつの発想自由過ぎないか?
「何か問題でも?」
「あぁいや、問題はない。
何かあったらそうするよ」
実際問題は無いからねぇ
「そうですか?レヴィス殿が良いなら
良いですけど・・・」
「うん、細かいことは気にするな」
「はぁ・・・ではまた後ほど」
「あいよ、よろしく頼んだ」
さて!気持ちを入れ替えてアリアを
歓迎してやろうかね!
報告を疑ったワケじゃないが、実際に
巨大花に接近する際に風の魔法を
使ってたし、本人に間違いない!
アマゾネスが壁を突破する前に
魔法込みの戦力調査と59階層の
情報をくれてやろう!
ーーーーーーーーーーーーーーー
「ふーん。オリヴァス・アクトねぇ」
なーんか大物ぶってるけどそれほど
強くはないわね。
ベートはレフィーヤとフィルヴィスを
守ってたから勝ちきれなかったのかしら?
「怒蛇?!」
「ティオネさん!」
「・・・けっ」
・・・あれ?ラウルは?
「アマゾネスが一人こちらに来たか・・・
まぁ、いつまでも援軍が来なければ
こちらに戦力を派遣するのも当然。
単純にヤツの失敗とも言えんだろう」
ヤツっていうのが言うのが誰か
知らないけど、おそらくは調教師の
レヴィスって人よね?
まったく・・・何を企んでるのかは
知らないけど、私たちは別に正義の
味方じゃないのよ?
敵対するなら片付けるけど、そうじゃ
ないなら情報もらって放置でも
構わないと思うんだけど。
「オリヴァス・アクト。アンタが過去
闇派閥に属していて今も悪巧みを
してるのはわかった。
だけど一度だけ警告してあげる」
「・・・警告?」
コイツが先生や筆頭様の知り合いなら
問答無用で殺すのはヤバいからね。
「ここはおとなしく引きなさい。
私たちは24階層の魔物の異常行動
に対する調査の手伝いをしてるだけ。
現時点でその理由は掴んだから一度戻って
ロキや団長に報告するつもりなの」
「「えっ?!」」
「おいバカゾネス!勝手なことを
言ってんじゃねぇぞ!」
うるさいわね。私はあんたらよりも
筆頭様が怖いのよ!
「なるほど、必要の無い戦いはしないか。
それもまぁ正しい冒険者の姿ではある」
「納得してもらえたようで何よりね」
コイツみたいにペラペラ情報を
明かしてくれる敵は、殺すより
生かしたほうが良いでしょうに。
「ふざけんな!コイツは敵だぞ!」
「ベート、明確な敵よりも中途半端な
味方の方が仲間を殺すモノよ?」
そこのフィルヴィス然りヘルメス
ファミリア然り。
両方リリルカ曰く先生にちょっかい
出してるファミリアじゃない。
こいつらと一緒に居るって時点で
筆頭様に敵認定されそうで怖いのよ!
「あぁ?」
「・・・」
「ティオネさん!フィルヴィスさんは!」
「あぁ動くなよオリヴァス、私はまだ
お前の返事を聞いてないからな?」
「・・・ふっ。ソッチの話はソッチで
片付けてくれ。正直興が削がれたよ」
うん。私に勝てないことはわかってる
みたいだし、逃げ口上には十分よね。
これ以上の慈悲を掛ける気は無い。
隙をつくようなことをしたら
さっさと殺せば良いわね。
「そもそもの話なんだけど、
なんでレフィーヤが居るの?
ラウルが来るんじゃなかったの?」
後から来るにしても、レフィーヤが
べートと先行して来るって有り得なくない?
「・・・ラウルはこねぇ」
「はぁ?!アイズは団長からアンタと
ラウルとアキを派遣するって言われた
って言ってたわよ?」
そうなるとアッチがヤバいわ!
私もティオナもヘルメスファミリア
なんてどうでも良いけど、無駄に
犠牲が出たらアイズが気にするかも
しれないじゃない!
「俺だって知らねーよ。ロキが
ディオニュソスと話して決めたんだと」
ちっ!あの無乳め!またレフィーヤを
特別扱いして団長を無視しやがったな!
「レフィーヤ、今すぐフィルヴィス
と一緒に地上に戻りなさい!
ベートは北の食糧庫に行ってアイズと
ティオナに合流して!」
「「えぇっ?!」」
とりあえず弱点はさっさと逃がさないと!
筆頭様の知り合いなら間違いなく
彼女たちを狙ってくるわ!
「・・・アイズと合流すんのは良い。
最初からそのために来たんだしな。
だがコイツはどーすんだよ?」
「オリヴァスなら私が抑えるわ。
アンタの方が敏捷も高いでしょ。
急いで合流してラウルが来ないことを
ティオナに伝えて欲しいのよ!」
一刻も早く伝えて方針転換させないと!
「・・・やべぇのか?」
「えぇ、アイズもティオナも二人だけ
なら良いけど、足手まといが居てね。
ラウルに任せようとしたんだけど・・・」
レフィーヤじゃ指揮なんて執れない。
このままじゃ足手まといを抱えた
ままレヴィスと戦う事になるっ!
「なるほどな。協力者が使えねぇっ
てんならラウルに率いらせて撤退
させた方が良いってか。クソっ!
ロキのアホが!」
まったく同感。だけど喋ってる暇が
あったら動いて欲しいわね
「ベート、そういうのは後で良いから
急いで!北だからね!」
「おうっ!」
あぁオリヴァス、邪魔はさせないわよ?
「ちっ隙は無いか・・・しかしそちらも
一枚岩では無いようだな」
「恥ずかしながら見ての通りよ」
ほんと、情けなくて笑えてくるわ。
「ふむ。私としても強者の足止めは十分
だろうし無意味な戦闘で傷付く気もない。
ここはお言葉に甘えて退かせてもらうよ」
「そう。なら、そこにいる蛇みたい
なのも一緒に連れて行きなさいよ」
「「蛇?」」
隠れててもあんなのが蠢いてたら
空気が震えるわ。さすが筆頭様!
「・・・っ!流石、と言っておこう」
「アンタみたいなのを相手にするなら
警戒は当然でしょ?後ろから襲われても
潰すことは簡単だけど、面白くはないからね」
油断慢心ダメ絶対。
アイツ油断してましたよ!なんて
報告されたらどんな目に遭うか・・・
「いやはや気付きもしなかった
そこの冒険者モドキとは大違いだ。
足手まといが居てくれて助かったと
言うべきなんだろうな」
はっきり言ってその通りよね。
「オリヴァスっ貴様ぁ!!」
「「黙れっ!」」
「・・・ティオネさん?」
「フィルヴィス、あんたがどんな
立場でココに居るかは知らないけど
今のアンタに発言権なんて無いの」
せっかく交渉で纏まりそうだったのに。
こんな都合の良い情報源をコイツの
気分で無くして堪るもんですか!
「そういうことだな。過去の因習が
どうだろうと弱者は正義を語れない。
迷宮都市とはそう言うモノだ」
……別にアンタが強者とも言えないけど
強者と繋がりがあるのは事実。
組織の強さもソイツの強さと
考えれば、コイツの背後関係が
わからない以上、下手な敵対行動は危険よ。
「あぁちなみにオリヴァス。帰る前に
これだけは聞かせてもらうわ」
答えなかったら・・・わかるわね?
「・・・何かね?」
さて、コイツはこの問いにどう反応する?
「ここにレヴィスとエインも居るのよね?」
「「???」」
「ほう・・・その名をどこで聞いた?」
筆頭様への呼び捨てに対して
リアクションが無い・・・
つまりレヴィスは筆頭様の知り合い
だけどコイツは違うってこと?
確かに立ち振る舞いは全然違うけど・・・
「質問に質問で返すなって習わなかった?」
「ちっ。仕方ない。この場の強者は貴様だ。
答えは・・・ガハッ!」
「「なっ?!」
いきなりぶち抜いた?!
この一見致命傷だけど、的確な場所に
回復薬を使えば治療できる程度に抑え
られた攻撃。そしてこのタイミング!
・・・まさか本人に見られてたとは。
あぁ~コレって詮索したことになるの?
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
まったく、この阿呆は敵にペラペラ
情報を与えて何がしたいのか。
誤魔化そうにも調教された魔物の同期が
ありますから下手な接触もできませんし。
いや、もう接触しますか?調教
された魔物を全部撤退させて、残った
魔物も殺してから接触すれば
これからの分は大丈夫でしょう。
理由としては「指示に従わなかったから
普通の魔物と勘違いした」といった
感じでいいですね。
今までの会話は・・・赤髪が金髪に
集中して聞いてなければ良いのですが、
期待は薄いでしょうか?
「とりあえず巨大花。この阿呆を赤髪の
ところまで運びなさい。他の魔物も撤退」
うむ、うねうね動きます。
褐姉も私の存在に気付いて
動かないようですし。
対処としては及第点です。
「あっ!あの魔物は?!」
ほう、そこの耳長は知ってますか。
地上で見たんでしょうかね?
さて付近に魔物はいなくなりましたが
この阿呆との関係をどう誤魔化すか・・・
「怒蛇さん!このままだとヤツが逃げます!」
あの白耳長は現状を把握できてませんね?
「五月蝿いフィルヴィス!死にたく
なかったら黙れ!絶対に動くなっ!!」
「え?え?」
ふむ、アレはエンブレムが違います。
別のファミリアですか。
まぁ良いでしょう。私はあくまで協力者で
あって、怪人とは違うと思ってもらうと
しましょうか。
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
「上が騒がしいと思って来てみれば。
さて褐姉。言い訳を聞きましょうか?」
あぁ、やっぱり・・・けど言い訳
させてもらえるだけマシよね?
「何者?!」
何者も何も筆頭様よ!
って言うかアンタには死にたく
なかったら黙れって言ったわよね?!
「言い訳?何を言っているんですか?!」
・・・さっさと帰れって言われた
私がまだ残ってることと、詮索した
ことですよね!
「そこな耳長共。私はアナタ方に謁見も
直問も許した覚えはありません。
とりあえず黙りなさい」
「「・・・!!」」
・・・何をしたかわからないけど
何かしたことだけはわかるわ。
だけど筆頭様クラスになると会うのも
許可が必要なのね!
リヴェリアも本来はこんな感じ
らしいけど、やっぱり桁が違う!
あぁそうじゃない!どうしよう!
「言い訳はしないと言うことですか。
なかなか潔い態度です・・・では
大人しく首を出しなさい」
「スミマセンデシタっ!!」
ここで許すとかじゃなくて
ナチュラルに首が出てくるのが
筆頭様よね!
「何に対する謝罪かわかりませんが、今回は不問としましょう」
え?良いの?地獄は?
「逝きたいですか?」
「結構です!」
逝かないならソレに越したことは無いわ!
「いや、貴女が私の知り合いに剣を
向けたことを謝罪する気持ちは
わかります。ですが、ハッキリ言えば
謝罪の必要はありません」
「え?そ、そうなんですか?」
いや、謝ったのはソレじゃない
ですけど!許してもらえるなら
オッケーです!
「えぇ、彼はあくまでレヴィスを通した
知り合いでしかありませんからね。個人的な
付き合いはほとんど無いんですよ」
良しっ!コレはセーフね!
「先ほどの私に対する詮索も・・・
師に聞けば済む話ですが、私が
怪しいのはわかりますからね。
それにアレの背後関係を調べようと
したのでしょう?情報収集は大切なこと。
それらを鑑みて今回は不問としましょう」
「アリガトウゴザイマス!」
コレが寛容の心!さすが筆頭様!!
「あとはそうですね。レヴィスが
ここで何をしていたかを探って
いたのですよね?」
「え?そ、そうですけど教えて
もらえるんですか?」
知り合いなんじゃないの?
「別に彼女の悪巧みについては私は
関係ありませんし、変に私が関わって
居ると師に報告されても困ります」
あぁ、そういう事か。
知り合いの悪巧みよりも、先生に
誤解されるのが嫌なのね。
「そういうわけでレヴィスの企みですが
24階層の食糧庫で、自分の調教した
魔物に栄養を与えてましたね」
「・・・やっぱりそうでしたか」
強化種とは違うけど、そんな感じの
ことだろうとは思ってたわ。
「それと彼女は剣姫と何かしらの関係があるようです」
「アイズと?!」
どういうこと?アイズはそんなこと
何も言ってなかったけど・・・
「今頃は接触してる頃でしょうか。
殺すことはなさそうだから、油断さえ
しなければ褐妹も剣姫も無事ですよ」
「そ、そうですか!情報ありがとう
ございます!」
ヘルメスファミリアは無事ではない
可能性もあるけど、ヤツらは自分たちで
何とかしなさいってことよね。
私は知らないわよ?だって筆頭様には
絶対に逆らわないと決めてるもの!
「あとはそうですね・・・先ほどの
オリヴァスに関しては正直何も
知らないんですよ」
「そ、そうですか」
確かに、相性は悪そうよね。
それに筆頭様って闇派閥とかそういうの
気にしないだろうから、本当に何も
知らない可能性が高いわ。
・・・さっきのも手加減?って感じの
一撃だったし。
「他に何か聞きたいことはありますか?」
さて、何かあったかしら?
下手なことは聞けないし・・・
「直ぐに思い至らないならそれで結構。
とりあえず師には勘違いされないように
きちんと説明するように」
「はいっ!」
逃げも隠れもできないからね!
「では私はコレで。そこな二人は気絶
してますから起きるまで護衛するなり
持っていくなり好きになさい。
私に関しては・・・特に口止めをする気はあり
ませんが見世物になる気もありません。
その辺のさじ加減はお任せしますよ」
「はいっ!お疲れ様でした!」
・・・あぁ釘刺されたわねぇ。
とりあえずティオナと相談して
団長とロキだけに報告しよう。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
「ふむ、やはりお前がアリアか」
「?!」
オリヴァスぅー!
情報漏洩は処刑案件ですが弟子は
赤髪による処理方法が見たいので
一応手加減(殺さない程度)してます
レベル3程度ではなぁってお話