ダンジョンにこだわらないのは間違っているかもしれない 作:カツヲ武士
褐姉。ようやくメインヒロイン?と合流
オリ設定!
オリ展開!
嫌いな人は読み飛ばし!
お疲れさまでした!とは言ったモノの、
これからどうしようかしら?
この二人を担いで北の食糧庫に向かう?
いや、こんな自衛も出来ない足手まといを
罠の中に連れて行ってもねぇ。
そもそも筆頭様は何処に行ったの?
食糧庫だとしたら・・・いや、だけど
ティオナとアイズは無事だろうって
話だからご自分で何かをするつもりでは
無さそうだったわよね?
レヴィスの撤退の手伝いとかするのかしら?
なら下手に触れなければ私たちは大丈夫。
あとはヘルメスファミリアだけど、
アイツらは怪しいのよね。
そもそも何でアイズが一人で連中と階層探索
なんてしてるのかって事よ。
後からベートやラウルを送るくらいなら
初めから一緒に送り出せば済む話よね?
ヘルメスファミリアが居るところだと
あんまり喋れなかったみたいだけど、
事の発端は一人で歩いてたアイズに何者かが
接触して依頼を出したのよね。
それでアイズは団長に報告して、団長は
依頼主が怪しいとわかった上でアイズに
探索の許可を出した。
アイズには何かあった時の為に後続に
ベートとラウル達を派遣するから、何か
あったら無理をしないで時間を稼ぐように
指示を出したのよね?
あわよくば私たちと合流するように時間も
調節したみたいだし、流石団長よね!
ソレを邪魔した馬鹿が居るけど、今は良い。
18階でアスフィ達と合流して、24階層へ
やって来たわけだ。
ここで、何でヘルメスファミリアが総出で
居たのかになるのよねぇ。
普通ならロキファミリアで良いじゃない。
私たちが居なくても団長もガレスも
リヴェリアも居るし、ラウルやアキだって
アスフィ達よりは戦えるわ。
依頼主とヘルメスファミリアが繋がってる
と考えるのが妥当よね。
まぁアスフィも不本意そうだったから
ヘルメスと依頼主の繋がりね。
ソレからこのフィルヴィスも問題よ。
何でコイツが後続に参加してるの?
今回の依頼に後続を出すことを読んでた
神の横槍?あとレフィーヤは何なの?
ロキが選出したらしいけど、ベートの
機動力が完全に殺されるわよね?
それにレフィーヤを出したからって
ラウルやアキを温存する理由にも
ならないわよね?
むしろベートを活用するならベートに
単独行動させてアイズの援護に回して、
レフィーヤの護衛と魔法を活用する場を
作る為のラウルを一緒にしなきゃ駄目よね?
範囲魔法って言ってもただぶっ放すんじゃ
無くて、より効果的なタイミングて撃たなくちゃ
意味が無い。
ソレなのに、まともな自衛も場を作ることも
出来ないレフィーヤをここで使う?
まさかロキがアイズやレフィーヤを追い詰める
ために邪魔をしてきた?
いやいや、先生みたいにきちんと告知して
準備をした上での試練ならともかく、
命懸けのダンジョン探索で面白半分で
そんなことをされたら私だってキレるわよ?
けどソレ以外でレフィーヤを一人で
出してくる意味が無いのよね。
まったく私たちが居ない間に地上で何が
あったの?
団長の胃は・・・ん、この足音はまさか
「団長?!」
「ティオネか?!」
――――――――――――――――――
ティオネがここに居ると言うことは
アイズは無事に合流できたか!
しかしなぜレフィーヤとフィルヴィスが
倒れてるんだ?敵の攻撃でも受けたのか?
「まさか団長が来るとは。やはりこの
二人は団長ではなくロキの独断でしたか?」
「お察しの通りさ。僕はラウルを出そうと
したんだけどね、ディオニュソスからの
押し掛け援軍のフィルヴィスに遠慮した結果
同じエルフでレベル3で女性のレフィーヤさ」
相変わらず話が早い。
しかも強くなってるのが一目でわかる
くらいに成長してるじゃないか。
彼の試練に行かせたのは正解だったな!
「押し掛け援軍ですか、やはりディオニュソス
とヘルメスとギルドは繋がってるようですね?」
ティオネも何か情報を掴んだか。
まぁソレは後で聞くとしよう。
「そうみたいだね。とりあえずソレは後にして、
こっちの状況を教えてくれ」
「はい。色々有るんですが、まずは緊急性が
高いと思われるモノからいきます。
現在ヘルメスファミリアの面々とアイズと
ティオナが敵の調教師が仕掛けた罠に嵌まり
動きを拘束されてます」
「・・・もうこの時点で色々アウトだね」
いやほんと。お茶持ってくれば良かった。
「私やティオナ、アイズは問題無いのですが
ヘルメスファミリアが足を引っ張りまして」
それはそうだろうね。団長のアスフィでさえ
レベル3だ。どうしたって邪魔になる。
「で、アイズから後続としてベートと
ラウルが向かってると聞いたので私は
ラウルを迎えに来たのですが・・・」
「あぁ、なるほど。足手まといを纏めて
ラウルに指揮を執らせて後退させようと
したんだね?」
うん、正しい判断だ。ロキが邪魔さえ
しなければ足手まといを抜かした
精鋭で調教師と当たれたよ!
「はい、まさかこちらにも足手まといが
来るとは予想外でしたけど」
そうだよな。深層の魔物を操るレベル5相当の
調教師を相手にするなら、この二人は邪魔に
しかならないよなぁ。
「とりあえずベートを問題の元凶である
北の食糧庫に向かわせて、ラウルの到着を
待つティオナに方針変更を伝えて貰うよう
頼んだんです」
「なるほど」
ステイタスを更新して居ない以上、ベート
の方が敏捷は上だからね。
しかも最速でアイズと合流しろって
言われたら喜んで行くだろう。
良いキャスティングだ。
「この二人が気絶してるのはちょっと
説明が難しいのですが・・・」
「いや、命に別状が無ければ良いよ」
押し掛けられたとは言え同盟相手の団長だし、
レフィーヤも無事なら問題ない。
「後で書類で報告します。それで敵の
情報と目的なんですが」
「何かわかったのかい?!」
目的までわかるってどんな状況なんだ?
「敵の主犯の名はレヴィス。赤髪をした
レベル5相当の調教師です」
「名前は初めて聞いたが、特徴はあってるね。
やはり調教師だったか、それに主犯?」
つまり複数居るのか?
「もう一人はオリヴァス・アクトを名乗る
白髪の男でした」
「オリヴァス・アクト?!27階層の悪夢の
主犯か?生きていたのか!」
「その辺が良くわかりません。フィルヴィスが
反応していたので本人かと思われますが、
死んでから蘇ったとか、自分は魔物と人間の
二つの力を獲た存在だとか言ってました」
「・・・確かに良くわからないな」
フィルヴィスが本人と判断したなら
そうなんだろうけど、死んでから蘇った?
魔物と人間の力?そいつらがここに居たのは
偶然じゃ無いだろう。ギルドは何を知ってる?
「それで、そのまま色々な情報をぺらぺら喋って
くれましたので、コレからのことを考えて
生かしておこうと思ったのですが・・・」
「あぁ、馬鹿な敵ほど有り難い存在は
居ないからね。
倒すより生かしておいた方が良いのはわかる」
だけど言い澱むってことは口封じされたか?
「話の選択を間違えてしまい、ある御方に
口封じをされてしまいました」
やっぱりそうか。しかしある御方?
ティオネの知り合いでそんな表現
をするのは彼くらいだけど
「その御方は先生の一番弟子だそうで、
深層でリリルカや私、ティオナとアレンさん
を鍛えてくれた方なんです」
「・・・ん?彼の一番弟子が深層の視線の主で
君たちを鍛えてくれたのはわかるけど、
オリヴァス・アクトとの関係がわからないな。
その人は闇派閥の人間なのかい?」
「いえ、あの方は派閥とかそう言うのには
興味が無いようでした。ただの知り合い
だったようですが・・・ま、まぁこの辺も
今はあまり急ぎでは無いので戻ってから
お伝えしても良いでしょうかっ?!」
「あ、あぁそうだね。今はレヴィスとやらの
目的を優先しよう!」
目茶苦茶キョロキョロしてるな。アレか?
自分も口封じされるかもって怯えてる?
相当厳しい修行をさせられたんだな・・・
「すみません助かります。それでその方から
の情報では、レヴィスの狙いは北の食糧庫
を占領し、己の調教した魔物に栄養を
与えているようだったとの事でした」
「食糧庫の栄養か・・・」
その人がどうやってその情報を手に入れたか
気になるが、今は考えても仕方がない。
ティオネにソレを疑ってる様子が無いと
言うことは恐らく嘘では無いんだろう。
「それと、レヴィスはアイズと何かしらの関係
があり、接触を図ろうとしていたそうです」
「アイズと接触だって?」
やはり彼女の生い立ちに関わる何かが有るか。
――――――――――――――――――――――――
「くそっコイツら爆弾抱えてやがる!」
ふぅん。死兵って奴かな?まぁ倒したら
爆発するイモムシと一緒だよね。
防御もしないで突っ込んでくるだけなら
流星錘の餌食でしかないんだけど。
「アスフィ!」
「団長っ?!」
えぇ。何でこんな奴らにやられるの?
てか相手が人間だからって慌てすぎでしょ。
最初から闇派閥と関係あるってわかって
・・・無かったね。
レヴィスさんが筆頭様の知り合いで闇派閥と
関係あるって知ってるの私たちだけだった。
まぁいいや。
ダンジョンで敵対する冒険者に襲われる
なんて当たり前の事だし、ヘルメスは
元々怪しいし、リリルカさん曰く先生の
敵なんでしょ?
つまりは筆頭様の敵だよね。
団長とかがファミリアの方針として決めた
ならまだしも、私もティオネも筆頭様の敵を
積極的に助ける気なんか無いよー。
「とりあえず今は戦闘中。叫んだりしてても
邪魔だから屈むか下がるかしてくれない?
一応コイツらはこのまま抑えてあげるから。
あぁ回復はそっちでやってね」
自爆に巻き込まれる気は無いから排除する
って言うのは助けてると一緒なのかなぁ。
いやーだけど足手まといってこう言う人達を
言うんだよね!
この人たちを引き連れてくれる予定だった
ラウルはロキのせいでこないらしいし、
ベートはさっさとアイズを探しに行っちゃうし。
これアイズ一人だったらどうなってたかな?
「す、すみません!一旦下がります!」
「はいはーい」
さて、コレで存分に振り回せるよ!
あの支柱を壊そうとしてる蛇みたいな
花は、斬撃に弱いらしいけど打撃はどう?
筆頭様みたいに衝撃を内部に伝えたら
どうなる?
支柱を壊して天井が降ってきても、そんなの
一度壊れた壁に過ぎないってのは筆頭様の
大規模破壊で経験済みなんだよ。
所詮は1階層分の床だから、落ちて
きたのを壊せば生き埋めにはならない!
つまりは私が遠慮する理由もないっ!
さあ、向かってくる人形みたいな連中共々
慣熟訓練に付き合って貰おうかな?かな?
―――――――――――――――――――
「はいはーい」
・・・なんて余裕。喩え相手が人間でも
あそこまで歪み無く戦えるなんて。
アレが第一級冒険者なのね。
しかも最初は手や足を狙ってたのに
自爆するとわかるや否や頭を潰すことに
切り替えた!
「団長、大切断が抑えてくれてる間に
食糧庫から出ましょう?なんか支柱みたい
なのを壊そうとしてるし、このままだと
生き埋めになっちゃいますよ!」
確かにそうね。連中の狙いが何かはわからない
けど、支柱を破壊しようとしてるってことは
もうここには用が無いって事でしょ?
コレ以上は無駄な損耗にしかならない。
「大切断!ここは危険です!一度退きましょう!」
そして剣姫との合流を・・・
「んー?別に私は大丈夫だから、貴女達が
大丈夫なら下がっても良いよー」
「「「「はぁ?」」」」
えっと、どういう事かしら?あの大きい
のが支柱を壊そうとしてるのは見えてる
わよね?いやむしろ狙いってるみたい?
「・・・団長、良くわからないけどハッタリ
とかじゃ無いみたいですし、足を引っ張る
前に撤退しましょう!」
「・・そうね。ただでさえ負傷者が多いし、
お言葉に甘えて下がりましょう」
さっきは剣姫の言葉で動揺して機を逃した
けど、同じ過ちは繰り返さないわ!
「すみませんが我々は一度下がります!」
「はいよー」
軽いっ!彼女にしてみたらピンチでも
何でもないってわけ?
「団長っ!」
そ、そうね!私達は私達で動かないと!
「後退します!みんな急いで食糧庫から
逃げるのよ!」
「「「「了解っ!」」」」
―――――――――――――――――――――
ティオナが言った通り、私を狙ってきたね?
「ふむ、18階層では落ち着いて話も
出来なかったが、自己紹介といこう」
「え?」
じ、自己紹介?何で?
「私はレヴィスだ。ちょっとした事情があって
今はアンタの敵だが、まぁその辺はまだ説明
が難しいんで勘弁してくれ」
「え、あ、はい?」
えっと、この場合は名乗るべき?だけど
敵だって言ってるから必要無いかな?
「ま、警戒するのも当然だ。私としては
アンタが【アリア】かどうかの確証が
欲しくてね」
「なっ何でその名前を!?」
どうしてお母さんの名前を?!
ううん、私が【アリア】かどうかの確証?
「心当たりは有るようだねぇ。なら次は
魔法の確認だ!」
魔法のことまで知られてる?!
フィンにはバレる前に片付けろって
言われたけど・・・
「テンペストッ!」
バレてるなら一気に行くっ!
「リル・ラファーガッ!」
くら、えっ?!
「ふむ、やはりお前がアリアか」
「!?」
風ごと捌かれたっ!
「この程度でそんなに驚かれてもねぇ。
速いだけで単純な突撃なんざ、捌かれて
当然じゃないか。
あのアマゾネスの二人ならこの程度簡単に
やれるだろう?」
ティオネとティオナの強さを知ってるの?
いや、この人もあの二人と同じような
教えを受けた可能性が有るんだった!
「感情が隠せてない。表情にも剣にも動揺が
丸見えだ。一言で表現するなら未熟だね」
くっ!読まれてる!
技や動きはあの二人に比べたら荒いけど、
少なくとも今の私よりは強いっ!
「さて、この程度なら予定を変更しても
良さそうだが・・・あぁ、運ばれてきたか」
なに?蛇みたいな花が何かを運んでる?
「ふむ、一見致命傷だが回復は可能。
一応どっちを選んでも良いようにしっかり
気絶させてる、か。
本当に良い仕事をしてくれる」
・・・何?何をするつもり?
「オリヴァス、お前はもう要らん。このまま死ね」
ゲフッ!
「えっ?寝てる人から魔石が?」
ど、どう言うこと?!
「ふんっ不味そうではあるが、無駄には
出来んからな・・・あいつにやっても
良いが、今回は私が食っとくか」
「は?」
ま、魔石を食べた?!
「ふ、フフフフフッ!レベルが上がったか!
なんてタイミングだい!」
何?!魔石を食べると強くなるの?!
ま、まずいっ!ただでさえ勝てないのに
レベルが上がったら・・・!
―――――――――――――――――――
「ほう、わざわざ魔石を抜いて喰らうと
言うことは、赤髪の意思や我々だけに
通じる特殊な魔法で殺られるなどと言う
可能性は限りなく低いと言うことですね」
この一例だけで決めつける訳には
いきませんが、参考には成りました。
このまま赤髪に目的を達成させるのも
アレですから、今回は金髪を援護して
あげましょうかねぇ?
ついでにヘルメスファミリアも減らしましょう。
褐妹もアマゾネスですからね。
弟子が色んなところに居ますが、単純な速さで
ごわす。
元々レベルが違うし、探り探りの凶狼さん
より弟子の方が速いのは当たり前の理。
ついでに空気を読む(物理)で離れてる
ところの会話や動作も把握してますよ?
赤髪さん、さすがに白髪さんの会話までは
網羅出来なかったもよう。
一応レフィーヤとフィルヴィスは24階層に
来るまでの間に茶番しましたよ?ってお話