ダンジョンにこだわらないのは間違っているかもしれない   作:カツヲ武士

66 / 127
前話の続き

ようやくココが終わりそう。
主人公くんが丹波文七状態だッッ!

オリ設定!
オリ展開!

嫌いな人は読み飛ばし!


第66話

状況は理解した。その一番弟子さんや

オリヴァス・アクトについては良く

わからないけど、ソレは急ぎでもない。

とりあえず今の僕たちが取るべき行動は

 

「この二人をどうするか・・・だね」

 

「はい。この先を考えればこのままでも

邪魔ですし、目が覚めても邪魔です」

 

「うん、言い方は厳しいけどその通りだ。

だけどレフィーヤは僕が場を作って

ティオネが守ればまだ使いようはある」

 

「・・・確かにそうですね」

(共同作業?団長との共同作業ね?!)

 

さて、だけどここでフィルヴィスだけを

置いていく訳にも行かないよな。

足を引っ張らないって条件で送り込んで

きたらしいけど、しっかり足手まといだ。

 

連れて行ったら、二人だけならまだしも

ヘルメスファミリアまで居るんだろ?

 

見捨てたら文句は出るだろうけど

積極的に助けるのもなぁ。

 

「あ、あとコレは注意事項になると

思うんですが・・・」

 

「うん?注意事項?」

 

また微妙な言い回しだね?

 

「筆頭様・・・えっと先生の一番弟子さん

なんですが、なんでも結構な期間を

深層での修行に費やしてたみたいでして」

 

筆頭様、ねぇ?いや相当厳しい訓練を

受けたみたいだし、上下関係に厳しい

人なんだろうね。

それにそんなに長い間深層で修行

してるって相当なキチ・・・いや

変わり者だよ。

 

「それで、その人がどうしたんだい?」

 

「えっと修業中に、リリルカさんから

先生に関する情報を収集してたんです」

 

「ほう」

 

ふうん? いや、確かに長い間あってないなら

師匠の近況くらいは気にするかもね。

 

「それでリリルカさんは筆頭様に、

最近はギルドやヘルメスファミリアや

ディオニュソスファミリアの連中が

先生にちょっかい出したり、ミアハ達を

使って悪評をバラ蒔いているっていう

報告をしていたんです」

 

「・・・まぁ、事実だよね」

 

実際ディオニュソスからロキに対して、

彼に警戒するようにって警告されてるし

 

「結果、筆頭様は彼らを敵認定してます」

 

「・・・なるほど。つまり積極的にヘルメス

ファミリアの連中を助けたら、その一番弟子

さんを敵に回すことになるわけだ」

 

「はい、さっきも言いましたが彼女には

派閥とかそういうのは一切関係ありません。

その証拠に私たちロキファミリアや

フレイヤファミリア、ソーマファミリアの

所属に関係なく等しく地獄を見せました」

 

「彼女?!一番弟子さんは女性なのかい?!

それに地獄って!」

 

一番弟子さん意外性有りすぎないかな!

 

「仮面で顔を隠してますが、間違いなく

高貴な女性です。

リヴェリアが王族なら、あの方は王。

あの方から見れば私たちは等しく

未熟者で、先生の弟子でしかありません」

 

「は、はぁ」

 

お、王様?さらに明らかに強くなった

彼女やレベル6のアレンが未熟者?

地獄っていうのは地獄のような修行?

 

「地獄に関しては・・・色々ありますが、

最終的には40階層でジャガーノートと

連戦させられました」

 

「地獄だな!?」

 

オリヴァス・アクトなんて目じゃ

ないだろ?

悪夢って呼ばれた魔物そのものだぞ?!

4人で挑むようなモノじゃないだろ?!

しかも連戦って!

 

「・・・筆頭様は当たり前に一人で

ダンジョンを大規模破壊してアレを

呼び出し、一人で討伐するんです。

その結果、階層や出現回数によって

ジャガーノートの強さが変わることも

分かりました」

 

「・・・なるほど。良くわからないけど

良くわかった。絶対に敵に回したら

ダメなタイプの人なんだね?」

 

大発見だけどさ!それがわかるって

どんだけ殺したんだよ!?

キラーアントじゃないんだぞっ!

 

「はい、絶対にダメです。ティオナ

でさえ敬語を欠かさない程の方です」

 

「それは凄い」

 

・・・もしかして出発前の親指の

疼きはその人か?今は収まってるけど。

ヘルメスファミリアを助けるために

動いたら疼いてきそうだな。

 

「それに水の上に立ち、水の上を走り、

水と一緒に双頭竜の頭を斬り飛ばし。

水を割って物理的に双頭竜を水揚げ

するような御方でした」

 

「それはもう人間じゃないだろ?!」

 

水揚げって魚かよ?!

ツッコミが追いつかないぞ!

 

「筆頭様は『これくらい出来ないと

先生に折檻される』と当たり前のように

言ってましたから、先生も同じことが

できると思われます」

 

「そうか。よし、ヘルメスファミリア

なんて居なかった。いいね?」

 

とりあえず今は関わらないのが一番。

実際僕は見てないし、態々僕たちを

嵌めてくれた奴らの為に危険な目に

遭う気もない。

 

真偽は後でロキと確認すればいいか。

 

「私もソレがいいと思います。

おそらくティオナも同じ意見です。

それにレヴィスはアイズと接触しても

彼女を殺すつもりは無いようですし、

筆頭様にしても態々鍛えた私たちを

先生に見せる前に殺すようなことは

無いでしょうから、ティオナとアイズは

間違いなく無事だと思われます」

 

「なるほど。それなら依頼された調査も

原因・犯人・目的をすでに把握したし

とりあえずこのまま待機でも良いか」

 

ソコまで情報をくれるってことは

レヴィスの用事も終わってるって

ことだろう?

 

追撃と言っても現在はレフィーヤと

フィルヴィスがいるし、それに

彼にも話を通さないといけないな。

 

二人がレベルアップ・・・するよな?

少なくとも深層のジャガーノートだし

階層ごとに強さが違うんだろ?

さらに連戦?地獄を見すぎだ。

コレに彼のスキルが加わってレベル

アップしないなら僕たちがレベル6

なのがおかしいって事になる。

 

うん。それはそれとして。

とりあえず二人がレベルアップしたら

そのお礼ということで挨拶に行って、

その時に筆頭さんの話もしよう。

話を聞く限り彼を尊敬してるみたいだし

許可が有れば敵にはならないだろう。

 

「あとは筆頭様にお会いしたときべートが

噛み付かなければ良いんですけど・・・」

 

あぁ、居たな狂った狼が。

 

「・・・リリルカさんはべートが彼に

無礼を働いたって報告したかい?」

 

もしそうならウチもやばくない?

ソーマファミリア行っちゃう?

 

「いえ、流石に私たちに遠慮してくれた

みたいで、その辺は言ってません」

 

「そうか、それなら良かった!」

 

アレがヘルメスファミリアを助ける

ようなことはしないだろうし。

とりあえずは二人を抱えて北の

食糧庫に行くか?それとも後続の

ラウルと合流するか・・・

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーー

 

「がっ・・・!」

 

「ファルガー?!」

 

何?今の岩は何処から来たの?

 

「くそっ!・・・即死だっ!」

 

「「「・・・」」」

 

流れ弾?それとも自然武器による狙撃?

死兵どもはまだ居るけど、奴らに

飛び道具を使うような思考力が残ってた?

 

私は何をしてるのよ!戦闘は撤退時が一番

被害を受けるなんて常識じゃない!

 

死兵共の単純な動きに慣れてしまった

結果、近接戦闘しか警戒していなかった

私の見積りが甘かった!

奥の手でもなんでも使うって

決めたじゃないっ!

 

「セインっ!指揮を任せます!

私が先行して奴らを潰すから

皆で食糧庫から脱出しなさい!」

 

「団長?!」

 

撤退だろうがなんだろうが全力全開よ!

 

「飛翔靴!」

 

闇派閥の死兵ども!上空からの爆撃をくらえ!

 

「コレが奥の手っ!爆炸薬!!」

 

さぁ出口までの道は開けたわ!

皆が後退するまでこの穴が埋まる

とは思わないことね!

 

 

 

 

「・・・未熟」

 

 

 

「えっ?・・・ガハッ!!」

 

ば、馬鹿な、空を飛ぶ私が狙撃された?

しかも弾は・・・上から?!

 

「「アスフィ!」」

「「「団長!!」」」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

最初の岩による攻撃を狙撃と判断して

おきながら、単騎で上に躍り出るなど

浅はかにも程がある。

 

何故上が安全だと思った?ダンジョン

にも空を飛ぶ魔物が居るだろう?

 

それに天井が近いこの食糧庫で上に

飛べば天井を破壊した時に発生する

散弾が直撃するのは当然。

 

師に逆らう愚か者共、纏劾狙振弾が

秘技を受けろ。

 

「ガハッ!!」

 

着弾点から発射点を見切ることを

不可能とするこの技。

 

師曰く跳球電影弾!

 

ただでは殺さん。散弾を用いた

狙撃の極地を味わえ。

 

「死兵、落下地点に向かえ。接近すれば

あの爆薬も貴様らの爆弾に引火する

だけの種火に過ぎん」

 

まったく、自爆攻撃をしてくる者に

対する切り札が爆薬とはね。

多少の教養はあるようだが地獄を

知らん小娘など相手にならん。

 

下手な魔法と違って詠唱が無い分

楽だろうがな、奥の手や切り札とは

自己の持つ最大最強の技では無い。

 

状況と相性を見極めて戦場の流れを

変えるものを切り札と言うのだ。

 

「「「団長、今助けます!」」」

 

「アスフィ!すぐ行くから!」

 

「だ、ダメ!来ては行けません!」

 

ほう、自分が餌だと気付いたか?

だが遅い。

 

直撃しなかった跳弾が無駄弾だと

誰が決めた?散寇流星弾っ!!

 

「「「「ぐあぁ!!」」」」

 

「セイン!メリル!ネリー!ルルネっ!」

 

 

「驚いている暇があるなら動け。

・・・死兵ヤレ」

 

「「「「「あぁぁぁぁ!!」」」」」

 

 

ふむ、ネコモドキなら

 

『爆ぁく殺っ!( ゚∀゚)o彡゜』

 

と言ったところですかね?

 

メガネは生きているようですが・・・

装備と自己の耐久のおかげでしょうか?

 

まぁ良いでしょう。

師が敵を釣るためにわざと生かしてる

可能性もありますからね。

それにアレはヘルメスファミリアの

団長。つまりは師の敵の責任者です。

 

 

 

 

 

貴様はココで楽に死ねると思うな?

 

 

 

 

さ、あとは食糧庫の外に出た雑魚共を

溶かして終わらせましょう。

 

魔物と死兵の指揮権を簡単に貸して

くれたことから、赤髪は金髪に

集中して褐姉と白髪の話までは聞いて

無かったようですし。

 

師の敵を潰して、欲しい情報も手に

入りました。

 

今日はぐっすり眠れそうですね!

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

わ、私をわざと殺さずに餌にして団員を

おびき寄せ、地面と天井から

信じられない速度と量の礫に襲わせた?

 

この礫はダンジョンの壁かっ!

そのうえ動けない私たちを死兵の

自爆で殺害だとっ!

 

くそっ狙撃兵が居るとわかってるのに

私はなんで上に跳んだの?

 

大切断だけじゃない、ヘルメスファミリアの

仲間の足まで引っ張って・・・

万能者と言われて自惚れてたっ!

レベルを偽って強者面してたっ!

 

その結果がみんなの・・・あ、そうだ!

食糧庫の外に逃げたみんなは?

 

あぁ考えがまとまらない

 

くそ、血をながしすぎ・・たか。

 

わたしも、せ、いんもふぁるがーも

いな、いのにぶじに、かえれるの?

 

せめ、ていきてか、えさなきゃ。

 

だめ、よここでいしきをな、くしたら

だ、め・・・

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーー

 

「・・・エグいねぇ」

 

「くっ!」

 

アリアを吹っ飛ばしたタイミングで

エインが来て

 

「仕上げをするから死兵と魔物の

指揮権を貸して欲しい、ついでに

その金髪は殺さないで地上に帰した

方が後々楽になると思う」

 

なんて言うから何をするかと思えば、

まさしく仕上げだ。

 

確かに生き埋めじゃ確実とは言えない

だろうし、回復薬だってあるから

ああやって一人一人確実に止めを刺す

のが確実だね。

 

さらに奇襲が通じないアマゾネスは

巨大花で動きを拘束してるから

助けにも行けない。

 

その上で止めの爆殺ときたもんだ。

一応メガネが生きてるようだが、

アレはわざとだね?

 

あえて生かしてロキファミリアとの

間に不和でも作るのか?

 

アマゾネスが拾って帰るだろうが

片方が全滅で片方がほぼ無傷・・・

 

ついでにアリアは私と接触して

負けたのに殺されていない。

 

この状況で地上に居るロキファミリアの

協力者はどう思う?ってところか。

 

この分なら食糧庫の外に逃げた連中は

全滅確定だろう。

 

いやはや徹底してるよ。

これでオリヴァスの阿呆が敵に情報を

やらなけりゃ最高だったんだけどねぇ

 

態々死んでから蘇っただの、彼女だの

魔物と人間の混合種だの伝えて何が

したかったんだあの馬鹿は。

 

まぁいいや

 

「とりあえずレベルが上がったが、

まだあのアマゾネスには勝てそうに

無いね。アンタも今は殺すよりは

生かしたほうが後の為になる」

 

「な、何をっ!」

 

気力で立ってる状態だろうが、

そう言うヤツを侮ったら負けるのが

物語のお約束ってね。

こっちはまるっきり悪役だが油断

なんかしないよ。

 

「ちょうどお迎えが来たようだし

支柱も壊れそうだ。今日はここまでと

しようじゃないか」

 

「何を勝手なっ!」

 

気持ちはわかるけどね。

 

「ダンジョンで決定権を持つのは

強者だけ。アンタは弱い。だから

アンタの意見は通らない」

 

「くっ!」

 

「私に何か言いたいならもっと

強くなるんだねお姫様?

せめてアマゾネスくらいになったら

話を聞いてやるよ」

 

さて、面倒になる前にさっさと帰るか。

コレからエニュオとの調整やら闇派閥

との調整やらで忙しくなる。

まぁ今回は栄養補充はアレだが

レベルが上がったし、阿呆も片付いた。

アリアも見つけたから十分な収穫だ。

ココにコイツを導いてくれた

黒幕気取りの野郎には感謝してやるよ。

 

「待てっ!」

 

「さっきも言った、お前の意見など

聞く必要がない。

あぁ一つ教えてやろう。

アリア、59階層を目指せ。

ソコにお前が望むモノがある」

 

「・・・59階層?」

 

まったく、自分で言っておいてなんだが

こんな素直に敵の言うことを聞く奴が

あるかい。

戦い方も考えも方もまるで子供。

いや、コレは神のお人形か?

説教してやりたいところだが・・・

 

「アイズぅ!」

 

凶狼だったか?今の私なら確殺できるが

地上の連中の仲間割れを起こすのが

エインの策だってんなら、ココは無傷の

ままが効果的だね。

それにコイツらにはアリアを59階層

まで連れてってもらう必要もある。

 

「見つけたぞ調教師っ!テメェには

聞きたいことが山ほどある!」

 

「聞きたいことねぇ。アンタにはあっても

アタシにはアンタの疑問解消に付き合う

つもりもなければ、その時間も無い」

 

聞かれたら何でも喋るアレと

一緒だと思われても困るしね。

 

「時間だぁ?」

 

「べ、ベートさん!蛇みたいな花が

支柱を壊した!もう少しで崩れるっ!」

 

「何だと?!」

 

アマゾネスは・・・やはり引いたか。

ここまでだね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「また会おうアリア。今度はもう少し

強くなってることを願うよ」




勇者さん、フラグ回避に成功

セクスィーメガネ。敵認定される

剣姫も凶狼も無事。の三本ってお話
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告