ダンジョンにこだわらないのは間違っているかもしれない   作:カツヲ武士

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久々登場の主人公君
餓えた狼の伝説みたいに
打ち切りとかなったりしない・・・はず!

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嫌いな人は読み飛ばし


第69話

「いやー、なんだかこのお店に来るのも

凄い久し振りな気がしますねー」

 

実際は10日程度なはずなんですけど

内容が濃すぎましたよ!

 

「リリルカさんも無事・・・無事?に

戻ってこれたみたいで何よりです」

 

無事と言えば無事ですよね?何たって

五体満足でカンストこそまだですが

ステイタスもかなり上昇して

レベルアップの条件は満たしましたし

ガチムチ三信なんてスキルが出たくらい

ですからね。

 

今まで以上に成長補正が懸かりますよ。

 

レベルアップはまだしませんけど

レベルアップしたら選択する

発展アビリティはもちろん【観測】です!

 

レアなのもありますけど、杜氏としても

使えますからね!やっと生産に関係する

アビリティが来ましたよ!

 

加工とか神秘とか調合も欲しかったですが

あんまり選択肢があっても困りますからね!

 

それでもアレでしたか。ソーマ様にも言われ

ましたが、一目見てわかるくらいにリリは

疲れてますか。

 

だけどナァーザさん程では無いと思いますよ?

 

ほんと、相変わらず疲れてますよねぇ。

貧乏神が居ませんが、またポーションの

無料配布でしょうか?

 

筆頭様が地上に来たら問答無用で三枚に

卸されますから、アレが大事なら今すぐ

都市外に逃がした方が良いですよー。

 

けどなんかお店が寂しいですよね?

 

「相変わらずお疲れみたいですけど、

商品棚に商品が無いですよね・・・

お引っ越しでもするんですか?」

 

会合でナァーザさんがポーションを作る

ことは禁止されてますから、薬品が

少ないのはわかるんですけど、それに

したって量が少なすぎますよね?

 

貧乏神が根こそぎ持ち出す可能性も無い

とは言えませんけど、それにしては

ナァーザさんの表情に余裕があるみたいですし。

 

まぁ儲けだってしっかりありますから

お引っ越しの可能性か高いと思うんですよ。

 

なんたって現在進行形で闇派閥だの

医療系だのに狙われていますからね。

もう少し守りやすい場所に移動した方が

良いのは確かです。

 

新しい拠点がどこかわかりませんが、もし

間に合うなら貧乏神の暴走を抑えるための

診療所か地下室を造ってみたらどうです?

 

「いやぁ、リリルカさんが戻ったら先生と

春姫さんと一緒にダンジョンに潜ること

になってまして・・・今のうちに在庫は

処分しておこうって思って」

 

 

 

(・_・)

 

 

 

「き、近年稀に見る真顔ですね」

 

「えっと、ナァーザさん。リリの耳が遠く

なったのかも知れませんので、もう一度

お願いできますかね?」

 

まだ若いですけど最近疲れてますからね。

きっと何か聞き間違えたんでしょう!

 

「えっとですね、今のうちに在庫は

処分しておこうって思って」

 

「その前です!」

 

明らかに話題を逸らそうとしてますがそれで

シカタナイネって言うとでも思いましたか?

 

リリは引っかかりませんよ!

 

 

「い、いやぁリリルカさんが戻ったら

先生と春姫さんと一緒にダンジョンに潜る

ことになってまして・・・」

 

 

 

 

 

(・_・)

 

 

 

 

 

「き、近年稀に見る・・・」

 

「ソレはもぉ良いですよ!どーゆー事ですかっ」

 

何でリリはティオネさんやティオナさんや

アレンさんと一緒にダンジョンに行くのに、

ナァーザさんや春姫さんが先生とダンジョンに

潜るんですか?!

 

先生のサポーターはリリですよっ!

 

「ふっ、話は聞きましたよリリルカ」

 

「エロフがいきなり何の用ですか?!」

 

つーか極々自然にふらりと現れましたが、

どっから沸いてきたんですか?!

 

「お茶の買い出しですよ。何せナァーザは

貴女を置いてきぼりにしてダンジョンに潜る

ようですからね、今のウチに買い出しを

しなくては行けません。ふふふっ!」

 

コイツ・・・何を言ってるんですかねぇ?

 

「エロフなんかいっつも放置されてるくせに」

 

無駄に勝ち誇ってますがお前は関係無い

ですよね?

そもそも今までだって、勝手についてくる

だけで誘われたことなんか無いでしょうに。

 

 

 

 

(・_・)

 

 

 

 

「・・・リューさんもソレ出来たんですね?

とりあえずお店で戦うのはやめて下さいよー」

 

 

 

――――――――――――――――――

 

 

 

「どーゆーことですかっ!」

 

リリルカが帰還したかなーと思って

ナァーザの店に確認しに来たらリリルカが

待ち伏せしてた件について。

 

「いや、なんの事だ?弟子が何かしたか?」

 

ナァーザが奥に避難したが、良いのか?

ここはお前の店だろう?

 

「確かに筆頭様には色々して頂きましたが!

今はその件ではありませんよ!」

 

ふむ、筆頭と言う名乗りまでしたなら

弟子はコイツらを同門と認めたか。

良かった良かった。未熟過ぎて伝令役と

しか見られない可能性もあったからな。

 

「そうか、アイツから何か預かってないか?」

 

恐らく何かしらのメッセージを託してると

思うんだが、もしかしたらアレンとか

あっちの二人に預けるかな?

 

「あ、はい。筆頭様からはコレをお預かり

してます。見せればわかると言われました。

それと「服はありがたく頂戴します。師に

宜しく」との事でした」

 

ふむ、中身が空の鈴、ねぇ・・・なるほど。

やっぱり俺から行かなきゃ駄目か。

 

「伝言と預かりものは確かに受け取った。

それでアイツは深層のどこを拠点にしていた?

50階層の安全地帯か?」

 

だとしたら春姫はちとキツイよな。

 

「いえ、37階層の・・・って違いますよ!

筆頭様からの預かりものを渡すのと

伝言をお伝えするのは最優先事項だから

まだしも、リリは誤魔化されませんよ!」

 

37階層か、闘技場に安全地帯でも有るのか?

それともレヴィスの同類なら安全地帯を自分

で作れるのか?

 

「聞いてますか?!何で春姫さんとナァーザ

さんをダンジョンに連れていくのに、

リリは置き去りなんですか?!」

 

ふむ元々の予定はそうだったが、予定は

未定という言葉を知らんらしい。

それに今のコイツの状況と弟子の居場所が

判明した以上、コイツも連れて行くのは確定だ。

 

「いや、お前も連れてくぞ?見た感じだと

レベルアップはともかくステイタスはカンスト

してないだろ?」

 

「・・・えっ?」

 

「聞きたいこともあるし、ステイタスの更新に

伴う慣らしを兼ねて俺を含む春姫やナァーザ

のサポートをしてもらう予定だ」

 

本当はアレンへの指導を任せる予定だったが

予定変更だ。鉄は熱いうちに打つもんだし、

せっかく弟子の居場所がわかったんだ。

俺の錆び落としと弟子の戦力の確認をしなきゃ

ならん。その間の二人の護衛はコイツに

任せることになるだろう。

 

あとはアレだ、コイツらを死の縁まで追い込んで

貰おうか。

 

「あ、そ、そうだったんですね!それなら

そうと言って下さいよ!」

 

今回はアレンもレベルが上がるだろうし、

自身の慣らしと休憩も必要だろう。

 

直ぐに潜る訳でもないし、状況の説明と

何かしらの宿題を出しておけば、俺たちが

ダンジョンに潜ってる間の作法を休みにしても

フレイヤ陣営から文句は言われないはず。

 

つーか俺が悪いみたいな言われようだが

 

「勝手に暴走したのはお前だろうに」

 

何か言えるような流れじゃ無かったよな?

 

「ま、まぁその辺はアレです!帰還して

テンションが上がってたんですよ!」

 

ふむ、本来ならダンジョンから戻ったら暫く

休むのが普通なはずなのに、まさか

ダンジョンに連れていくと言われて喜ぶとは。

 

まったく、コイツは筋金入りの社畜だよなぁ。

 

・・・この歳でコレだけ金があるのに働かないと

何か落ち着かないってのはどうかと思うんだが。

 

今までの生活を考えればしょうがないか。

まだまだ若いんだし、俺への依存もそこそこ

薄れては来てるから今後に期待だな。

 

「そうか。別に構わんよ。とりあえず

武装のメンテもあるから直ぐにではない。

お前の装備はフルメンテで一週間は必要か。

さすがにしっかり使い込んでくれたようだ」

 

ただ、ちょっと力任せか?まぁ棒術も

槍術も基本は教えたが、李厳程では無い。

そもそもアイツは文官だからなぁ。

 

直接鍛えた期間が長かったから徐晃とも

戦えたが、単純な武の才は白っ子の方が

上だったし・・・長物は尚更だよな。

 

しかし為政者としてならアイツが一番だ。

経験も積んだことだろうし、コレからは

積極的に頼りにさせてもらおう。

 

「筆頭様は何でも出来る御方でしたからねぇ。

あぁ、武装のメンテナンスはティオナさんと

ティオネさんの分もあるから出発は遅れて

しまいますか?」

 

「そうだな。一緒じゃないのは何かあったって

事だろうから、そこら辺の報告も聞いとくか。

ただ場所は移すぞ」

 

ここに居たらヤツが五月蝿いからな。

 

「・・・ウチの神様がすみません」

 

話が終わったと見て出てきたか。

こう言う空気の読み方は流石客商売の

専門家ってところよな。

 

「ま、少しずつ改善してくれ」

 

あの貧乏神はアレはアレで面白いし

なんならもう少し引っ張っても良いぞ。

 

『貴様っ!よくもココに顔を出せたな!

それにナァーザを騙した挙げ句、

飲食店に手を回してツケを禁止にしたなっ!

地味な嫌がらせをして何がしたい!』

 

「「「・・・」」」

 

いやいや、ヒモが当たり前にツケとかしてる

のってどーよ?

ツケって借金だぞ?きちんと自分で払わない

奴に信用なんかないし、ナァーザがダメって

言ったらダメになるに決まってるだろ?

 

地味な嫌がらせして何がしたいって

お前が言うのか?

 

うーむ、ツッコミどころ満載で

見てる分には面白いけど、関わると

アレだなぁ。・・・流石貧乏神。

 

 

 

ナァーザ、お前には頑張れとしか言えん。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「ほほう、ジャガーノートにそんな特性が」

 

流石に珍しい魔物の情報ですから

先生も興味津々ですね。

 

「はい、ただ10体目以降変化がないと言って

ましたけど、アレンさんが言うには少し前に

彼らが1体討伐してますので実質11体目以降

のジャガーノートに限るのかもしれない。

とのことでした」

 

大した違いはありませんけどね!

 

「ふむ、それもあるかもな。流石弟子。

珍しいモノに対する研究は怠らないようで

何より」

 

やっぱり先生にしてもジャガーノートは珍しい

モノ止まりなんですねぇ

 

「この装甲もな、40階層の2匹か3匹目の

装甲なんだろ?アレンやティオナ達が

欲しがったりしなかったのか?」

 

あぁそれですか

 

「アッチには魔石を分配しましたし、

先生が装甲を使って武装を造るかもって

話をしたら快く譲ってくれましたよ」

 

アレンさんはともかく、ティオネさんと

ティオナさんは実際に先生に武装を造って

貰ってますからね。

 

「ほう・・・ならアレンにも何か造って

やるか?話を聞く限り素材は弟子が

大量に持ってるんだろ?」

 

「そうですね。いっぱい持ってました」

 

ソレもあるから今の内に先生に優先的に

渡して「後で分けてもらおう」とか考えて

たと思います。

 

「あ、そういえば筆頭様が言ってて気になった

ことがあるんですが」

 

「うん?何か言ってたか?」

 

実際は気になったことだらけなんですけど、とりあえずコレですよね

 

「先生は水の上を走れたりするんですか?」

 

これくらい出来ないと折檻されるって

言っていましたけど、冗談ですよね?

 

「ん?出来るが、走るのはよろしくないな。

アイツは走ってたのか?全く相変わらず

落ち着きがない奴だ。

事故の元だからあんまし水の上は走るなよ

って言ったハズなんだがなぁ」

 

うわぁ普通にできるんですね。

それに事故の元って馬車が行き交う

道路じゃないんですから・・・

 

「ちなみにソレでどんな事故が起きるんです?

そもそも水の上を走って発生する事故って想像

つかないんですけど?」

 

水の上を走る人が複数いてぶつかるとか?

 

「ん?付近に居る水生生物が驚くだろ?

変に刺激したら普段とは違う動きをしてしまい

争いが生じてしまうじゃないか。

水の中の生き物だって縄張りがあるんだから

そのへんの配慮は忘れちゃいかんな」

 

「あぁ事故を起こすのはソッチでしたか」

 

双頭竜も愕然としてましたけど、アレは

気のせいじゃなかったんですね!

 

「技術的には走っても衝撃を与えないようには

できるんだが、どうしても視覚的に刺激を

与えてしまうからな。

普段は歩くのが基本だよ」

 

「・・・ソウデスネ」

 

いや、水の上の話なんですが・・・

もうこの人達への突っ込みは諦めましょう。

 

シタカナイの精神が早速役に立ちましたよ。

 

「それで武装の更新だが・・・この分ならまだいらんな」

 

それはそうでしょう。

 

「まだレベルアップしてませんし、筆頭様の

技を見たらリリはまだ使いこなせて無いって

実感しましたからね・・・」

 

棍なんて単純な武装を使ってもあそこまで

違いが出るんです。

やっぱり基礎が違いすぎますよね。

 

「ちなみにリリには先生の力の流れとか

技撃軌道がまったく見えませんが、

何かしてるんですか?」

 

いやほんと。筆頭様でさえ朧気ながら

見えましたけど、先生は全く見えませんよ?

 

「ん?そりゃ単純にお前が未熟なだけだ。

本来技撃軌道ってのは同格の相手との戦闘に

おける崩しや間合いの攻防戦だからな」

 

あぁなるほど。確かに最初筆頭様にお会い

したとき、他の三人には見えてませんでしたね。

 

「筆頭様のは朧気ながら観えてましたけど

アレは態と観せてたんですか?」

 

そもそも本気の戦闘も見てませんが・・・

 

「さて、あいつの今の実力を知らんから

なんとも言えんが、武装の傷み具合から見て

今のリリルカに見えたなら、おそらく態とだな」

 

「なるほど」

 

一流の鍛冶師の人は武具の傷み具合でどんな

使い手がどんな使い方をしたかわかるって

言いますけど、やっぱりわかるんですね。

 

「さっきも言ったが出発は一週間後を予定して

いるが、ティオネとティオナの武装の状態に

よっては何日か遅らせるかもしれん。

とりあえずは、いつ出発しても良いように

簡単な慣らしと準備はしておくように」

 

「了解です!」

 

久しぶりに本職である先生のサポーター

ですからね!気合入れて行きますよ!

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『レベルアップキター!』

 

「「・・・」」




そろそろナァーザの二つ名も・・・

リリルカにはリリルカなりのプライドがあるもよう

アレンへの教育?まぁ本人も色々あるからねってお話


い、一体誰がレベルアップしたんだ?!
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