ダンジョンにこだわらないのは間違っているかもしれない   作:カツヲ武士

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第73話

さてさて、ダンジョン探索前に色々な

仕込みが必要なんだが・・・

なんでヘルメスファミリアが壊滅

してるんだ?

 

一応あそこの悪巧みの根源である

主神とアスフィは生きてるし

外に出てる連中とかも居るから、

あくまでオラリオ内部の連中って

のは付くんだろうが・・・

それにしてもおかしいだろ?

 

いや、なんか24階層でレヴィスが

悪巧みするとは聞いてたぞ?

だがあの連中にティオナとティオネが

合流したんだろ?

よっぽどアホな真似をしない限り

全滅なんてありえないと思うんだが。

 

まさかわざわざ罠を張ってた食糧庫に

突っ込むわけもないよな。

 

奴らだってこの前の18階層での

事件については知ってるだろうから、

今の時期にダンジョンの魔物に

異常があったら当然レベル5相当の

調教師を警戒するはずだし。

 

隠れ潜む強者なんて一人でも厄介なのに、

深層の魔物を使う調教師相手にレベル3

だの2の足手まといを抱えて戦うか?

 

そもそも連中が調査依頼を受けた時点で

ガネーシャに連絡しなかったのは何故だ?

 

連中のところの犬人が18階層で

ハシャーナから何かを受け取る予定

だったんだろ?ガネーシャが調教師に

関する情報を集めてるのを知らない訳が

無いよな。

 

そもそも情報の入手が早すぎる。

24階層については誰に聞いたんだ?

 

リリルカが言うには剣姫さんが居た

らしいがアレだろ?人形だろ?

あんなん単独で出してどーする。

 

後から援軍で凶狼と千の妖精と

見たことないエルフが居たらしいが

相性悪すぎだろ。

 

騎兵と砲兵が指揮官無しで人形と

合流って・・・フィンは何をしていた?

 

さらにその砲兵は無駄に気位が高いエルフ。

九魔姫が居たら無条件で従える

こともできるかもしれんが、凶狼だろ?

 

ラウルはどーしたラウルは。

何故あいつを鍛えないんだ?

アイツこそ人の可能性の塊だろうに。

 

・・・今度の探索に連れてくか?

 

何をするにしても本人の殺る気がなきゃ

意味がないんだが、あのスキルやアビリティに

頼らないスタイルは嫌いじゃない。

 

俺や弟子が鍛えたら我知無知三信が出る

可能性もあるが、それくらいはご褒美で

良くないか?

 

歳は21だったな。成長期はとっくに

越えてるが、この世界はレベルと

スキルとステイタス制の世界。

 

何歳になっても成長出来るし基礎は

歳をとっても学べるもんだ。

 

スキルも魔法も持たない一般的な成人

男性の成長率か・・・面白そうだよなぁ。

 

かといってロキファミリアと

関わるのも面倒だよな。

他はともかく人形と王族とロキが。

なんだあの三位一体は?

中途半端な地獄しか見てないから

あんな人形になるんだ。

 

( `Д´)>)) д')の理を知らんのか?

 

神の愛ってそんなんじゃないの?

フレイヤだってそんな感じだろうに。

 

しかし勿体無い。ラウルがロキファミリアじゃ

なかったらなぁ。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

『・・・そうか』

 

『アンタがウチらを不審に思う気持ちはわかる

けどな。現状、ウチもウチの眷属もアンタを

信じられん。

結局は自分の眷族が大事やねんな』

 

同盟組んだのは正直失敗やった。

ウチが欲した「24階層の情報を

どこで得たか?」に対して「情報はやれん」

なんて言われたら、コイツらとつるむ

意味があらへんよ。

命奪崩壊拳も怖いが、こんな奴らの為に

眷族が殺されてたかと思うと自分の

迂闊さに腹が立つ。

 

『いや、フィルヴィスが足手まといと

言われてしまえばその通りだし、

24階層の情報を君に流したのも私だ。

その24階層でヘルメスファミリアの

冒険者が壊滅した今となっては、情報源を

言えない私を疑うのは当然のことだ』

 

『せやな。情報を集めてもソレを

渡す気がないし。情報源は教えられん。

なんて言われたら、もう話にならん』

 

フィンに真顔で、コイツらとつるんで

ウチらに何の得がある?なんて言われて

考えたら・・・なんも得ないもんな。

 

精々が単独で動いた時に生じる悪評を

流されるのを防ぐとかやろうけど、

今やコイツらとつるんでた方が悪評が

流されるわ

 

『・・・それは君も同じだろう?』

 

あぁ?

 

『それはそうやろ?ウチの子が

命懸けで掴んだ情報を、なんで

コバンザメに教えなならんの?

元々のきっかけがジブン言うこと

忘れんなや?

最低限ソッチが教えんことには

掴んだ情報はやれんよ』

 

『君は同盟の意味を知ってるかね?』

 

はっ、言うに事欠いて何を言っとる。

 

『お前が言うなや。大体かけた労力が

違いすぎるやろ?こっちはレベル5の

冒険者4人と団長のフィンやぞ?

うちらは100の労力使って100の

情報を得た。10の労力も使ってない

連中は10しか得られないのは当然や。

同盟言うのは無条件の対等と違うぞ?

実行能力がないお前に、ウチラに対して

情報隠す権利なんか無いんや。

それともアレか?重要な情報はヘルメスと

ウラヌスで共有して、ウチらは放置ってか?

ウチらは貴様らの体のいい労働力ちゃうぞ?』

 

舐め腐りやがって。

コイツと言いヘルメスと言いウラヌスと言い

もともとゼウスやヘラの同郷の連中は

ウチらにとって信用できんヤツばっかりや。

まぁ技術一辺倒のファイたんや

頭空っぽのどチビは例外やけどな。

 

『・・・それはそうだが』

 

そうだがもなにも無い。

これ以上コイツらの味方したら

こき使われた挙句に全滅や。

コレは筆頭さんも農家も関係ない。

 

死にたいならお前らだけで死ね

 

『とりあえず敵対行動とったとか、

ウチらを嵌めたから潰すとまでは言わん。

ただ、今後はなんか依頼したいなら

知っとる情報全部吐き出せ。

それを精査した上で信用に値すると

判断したなら動くこともあるやろな』

 

実際コイツらの持つ情報なんて大した

事無いやろ?

フィンの推測通りならヘルメスファミリア

への依頼主も、アイズたんへの依頼主も

こいつらの情報源もウラヌスの関係者で

決定やしな。

その程度の情報を後生大事に抱えて

優位に立っとるつもりの小物にすぎん。

 

どーせレヴィスや59階層については何も

知らんし、筆頭さんの手によって現れた

レアスキルやらアビリティの成長。

農家のスキルによるレベルアップも

知らんのやろ?

・・・ティオネとティオナ曰く、

おそらくアレンもレベルアップしとるし

リリルカもレベルアップ出来るはず。

 

お前らごときが関われると思うなや?

 

『こちらが持つ情報か・・・ならば

闇派閥とロキファミリアの関係に

ついてと言うのはどうだね?』

 

『は?普通に敵やな』

 

それ以外何があるん?

 

『とぼけるな。君のところの怒蛇が

闇派閥の白髪鬼と何かしらの交渉を

行っていたのは知っている。

凶狼も千の妖精も大切断もそれに

ついては何も知らなかったようだが、

君が彼女に密命を出していたのだろう?』

 

白髪鬼って、あぁ筆頭さんに殺られた

阿呆やろ?交渉も何も無いやろが

 

『アホか』

 

『何?!』

 

『敵の情報をペラペラ喋ってくれる

阿呆やぞ?殺すより生かしたほうが

良いと判断しただけの話やな』

 

『しかしレベル5の凶狼と互角に

戦う存在だ!最低でも捕らえるべき

じゃないか!』

 

視野が狭いで?

 

『捕らえたら最新情報が手に入らなく

なるやろが。

自由やったからペラペラ喋ったが、

捕らえたら黙秘や嘘だって吐くやろ』

 

神なら嘘は見抜けるが、それでも

黙秘されたら意味ないし。

拷問されて吐くとも限らん。

そんなら生かして調子に乗せたほうが

情報も収集できるし、阿呆な敵は

敵の中の不協和音を生む。

 

実際は筆頭さんに殺られたらしいけど、

現場の判断としてはなんも間違っとらん。

 

『大体やな。べートと互角言うが、それは

レフィーヤやお前んとこの足手まといが

おったからやぞ?

足手まといを抱えても互角なら、

ティオネにしたら脅威でも何でもない

ただで情報を拡散してくれる阿呆

やったってだけの話や』

 

つーかコイツ、ウチが協力を断ったら

悪評広める気やったな?

 

『・・・ならばレヴィスとエインとは

何者だ?』

 

はっ!その程度で鬼の首獲ったつもりか?

フィルヴィスが話を聞いとったのは

ティオネも知っとる。すでに対処済みや!

 

『レヴィスが18階層でガネーシャの

ところの眷族を殺した調教師で、

24階層で悪巧みしとった主犯。

エインはその知り合いらしいな』

 

『な?!』

 

『今朝方ギルドへ報告書あげたばっかや。

今頃ウラヌスあたりが精査しとるん

ちゃうか?』

 

秘密は隠すから弱みになる。

本当に秘匿すべき情報以外は

無駄に抱え込まず、さっさと公表する。

そうすれば悪巧みなんざ出来んってな。

 

『ウチから情報を搾り取ろうとした

のかもしれんが残念やったな。

別に後暗いことでもなければ隠す程の

ことでもない。

ウラヌスがどうするかは知らんけど?

もし公表せなんだら、ウチがガネーシャに

伝えに行くだけや。

ま、ガネーシャにしても仇の情報になるし

今後ダンジョンに潜る連中に対する

注意喚起にもなるやろうから、秘匿は

せぇへんと思うけどな』

 

なんや下向いてプルプル震えて。

下に小銭でも落としたか?

 

『そもそもその情報はどこで手にれた!』

 

阿呆が、さっきまでの話を全否定か?

 

『お前が情報源明かさんのにウチらが

明かす必要あんのか?』

 

聞けば答えてくれると?

何様のつもりや。

 

『あぁ、ちなみにやけど、今更教えんでも

ええぞ?ウラヌスの関係者ってことは

わかっとる。

勿体ぶって教えられて恩着せられても

困るからな』

 

『くっ!』

 

『くっやあらへんよ。最初にソッチから

明かしてたなら、まだ信頼出来たモノを。

阿呆が・・・無駄に隠しよってからに』

 

ホンマ阿呆やな。隠すべき情報と

明かすべき情報の違いもわからんで

黒幕ぶんなって話やで。

 

あとはヘルメスもな。

どうもヤツを敵視しとるようやけど、

ヤツは敵だの味方だのと言った視点で

見ちゃあかんってことはわかった。

 

中立の鍛冶師や生産職と一緒で

農家や杜氏に敵も味方もないわな。

こんな感じの距離感が一番なんや。

 

それをこの阿呆どもは・・・

 

『つまるところ、お前らは信用出来ん。

今後は積極的に協力することは無いと

思ってくれてええぞ』

 

『・・・』

 

たとえギルドが後ろにおってもな、

沈むとわかっとる泥船には乗らんよ。

 

ーーーーーーーーーーーーーーー

 

『いやはや随分と嫌われたモノだ』

 

しかもウラヌスの関与まで気付いてるか。

さすがはロキと言ったところだね

 

『ヘルメス・・・戻ってたのか』

 

『ついさっきね。大体のことはアスフィから

報告を受けてるよ。さっきのレヴィスとか

言うヤツの情報は初耳だけど、コレから

ギルドに行って報告を読ませてもらう予定だね』

 

最初は余計なことをって思ったけど、

ロキがあそこまで情報を出してきたのは

フィルヴィスが一緒に居たからだ。

それを考えれば情報を独占されなかった

だけマシだよな。

 

『・・・お前は怒蛇と白髪鬼の関係を

どう思う?』

 

『ん?ロキの言った通りだろ?馬鹿な

敵は生かして活用した方が良いのは確かだ。

ま、相手のレベルが高いから、そんな

ことが出来るのはフレイヤ様かロキのところ

くらいだと思うけどね』

 

実際ウチじゃレベル5の凶狼と戦える

白髪鬼をそんな扱いには出来ないし。

 

『そうか、そうなると後は奴の情報源

がわかれば、闇派閥についても・・・』

 

あぁ、無駄に入れ込んでるよ。

コイツってこんなヤツだったかな?

 

『気持ちはわかるが今はダメだ。

ロキの信頼を失ってるから、下手に

探ったら敵対行動と取られるだろう』

 

『お前は悔しくないのか?!目の前に

眷族の仇の情報があるんだぞ!!』

 

いや、別に?とは言えないよなぁ

 

『悔しいさ。悔しいに決まってる!

だけどココで僕たちが感情的に

なってどうする?

相手は少なくともレベル5相当だ!

勝ち目のない戦いに眷族を向かわせる

つもりなのか?!』

 

実際勝てないよねぇ。アスフィもレベルは

上がらなかったしさ

 

『・・・そうだな。すまん。お前が

一番悔しい思いをしているはずなのに』

 

いや、別に?とは(ry

 

『さっきも言ったけど、気持ちはわかる

まずは情報収集だ。特に【鈴】に関しては

僕たちが知ってるとは思わせないように

しないといけない』

 

勝手に動いて警戒されても困る。

正直これ以上君には動いて

欲しくないんだよねぇ。

 

『あぁ、そうだな。ソーマにフレイヤ、

それにロキが関わる案件となれば

簡単に探ることも出来ん。

だが必ず尻尾は掴む!白髪鬼が

いたのなら尚更だ!』

 

あぁ、魔物と人間の混合種か・・・

ウラヌスが隠してる異端児と同じ

方向性の存在だが、コレはどこまで

情報が拡散されてるのやら。

 

ーーーーーーーーーーーーーー

 

 

『今回の件ではロキに警戒心を

与えてしまったな』

 

「まさか守護者が、自分から現れて

堂々と素性を語るとは思わなかった」

 

本当に何を考えて居たのか・・・

しかもロキは本当に包み隠さず報告を

上げてきた。それも早くて正確なモノ。

 

これではヘルメスファミリアや

ディオニュソスファミリアの報告は

隠蔽工作を疑われるほど内容が薄い

モノとなってしまうそ。

 

『ロキは予定されていた深層への遠征を

やめるどころか積極的に行い、レヴィス

とやらを探し出して討伐する気だ』

 

「中途半端な探索ではなく、ファミリア

上げての討伐とする気か」

 

『そうだ。報告によれば今回の戦いで

凶狼が間に合わなければ、お気に入りの

剣姫まで殺されていた可能性もあった

らしいからな』

 

神にとってお気に入りの眷族は

何にも代え難い宝。

ソレを傷付けられて黙っているほど

温厚な神ではなかったな。

 

まぁ剣姫たちの態勢が不利だったからこそ

レヴィスとやらもペラペラ情報を語ったの

だろうが・・・

 

「それにしてもロキは情報を出しすぎ

だと思うのだが、ギルドに内通者

が居ると踏んでいるのだろうか?」

 

ここまで情報を曝け出してくるとなると

あえて「知ってるんだぞ」と言う

脅しをかけているようにしか見えん。

 

『だろうな。情報の漏洩をさせて敵に

警戒させ、個別ではなく纏めて叩く

つもりだろう』

 

やはりそうか。ファミリアの主力総出の

遠征で、チマチマ個別に相手などしない

という覚悟の現れか。

 

「連中が守護者を討つのは良い。

だがアレを見つけられると困るな」

 

ロキファミリアの面々にはまだ早い。

さて、どうしたものか。

 

『エインとやらは使えないのか?』

 

「・・・内容によるだろう。

ロキへの妨害か?それとも協力か?」

 

さすがに一人で妨害というのも

難しいだろうが、彼女なら出来そうな

気がするから怖い。

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「エイン頼みがある」

 

「・・・なんでしょう?」

 

 




無駄に難産だった・・・

水銀さんと酒神さん夢のタッグ!
モースト・デンジャラスコンビ並みの怖さ

去勢大神様も色々考えてるけどねぇ

弟子はしかめっ面であるってお話
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