ダンジョンにこだわらないのは間違っているかもしれない 作:カツヲ武士
オリ設定!
オリ展開!
嫌いな人は読み飛ばし!
「何者かは知らんが春姫様は貴様の相手
などしない!さっさと失せろ!」
・・・
春姫に会いに来たら何か知らんヤツが
通せんぼしてる件について。
・・・ふむ、俺を知らないと言うことは
この付き人は新入りか。
それはともかく相手をしない?専属娼婦が
相手をしないとなると、専属契約が切れた
ってことよな。契約更新の時期を逃したか?
確かに最初の三百万以降は払ってなかったか。
それでいつの間にか春姫に他の客がついたと?
この場合はどうなる?更新の時期を告知しない
イシュタルが悪いのか、それともそーゆーのを
しっかり確認しなかった俺が悪いのか。
HENTAI 国家的価値観なら契約内容の確認を
怠った俺なんだが、古代中国的価値観なら
・・・隙を見せた俺だな。
古代と近代の間を取っても悪いのは俺か。
ふ、やりおるわ。
ならばシカタナイネ!
スピードワゴンはクールに去るぜ。
いやはやこうなるとソーマと連絡取っといて
良かった。
まぁ弟子を迎え入れるに当たって、
アイシャはともかく春姫の処遇は
難しいところがあったからな。
しかしコレが世に言う寝取られか?
特にクるモノは無いんだが。
ふむ、どうやら俺はソッチ方面の紳士
ではなかったらしい。
ギリシャとは違うのだよギリシャとはな!
「あ~すまん旦那。ちょっと時間もらうよ」
「ん、フリュネか?時間ったってなぁ。
さすがに春姫を連戦させる気は無いぞ?
今日はアイシャにしよう。空いてるか?」
他の男の残り香もあまり好きじゃないし、
まぁ春姫については明日以降イシュタルと
話した後だな。
状況によってはもう俺がダンジョンに連れて
行く必要もないだろう。
「・・・やっぱりそうなるよなぁ。
アイシャは大丈夫だが、そうじゃない。
春姫はしっかり旦那専属だよ!」
「ん?その割には付き人が俺を威嚇してる
ように見えるんだが?」
良くわからんな
「勘違い、とは言えないねぇ。
完全にこっちの不手際だ。アイシャ!
ちょっと出てきな!」
アイシャも春姫の部屋に居るのか?
「はいよって、先生?そんなところで
何してんだい?」
「えっセンセイ?」
おや、なんか付き人の様子が
―――――――――――――――――――――
niceboat。
―――――――――――――――――――――
「ソ、ソフィア・フローレスです!
大先生にお会いできて光栄です!」
・・・
春姫に会いに来たら何か知らんヤツが
土下座で挨拶してきた件について。
いや、やり直し必要か?
しかしアレだな俺を大先生と呼ぶと言うことは
春姫の弟子か。
まぁ春姫も今じゃ立派な茶道や華道の
家元だしな。弟子の一人や二人は居る
だろうが・・・
「な、何をしでかそうとしてやがるんですか!
貴女は春姫を、いや、イシュタルファミリア
を潰すために差し向けられた刺客ですか?!」
思いっきり師匠にゲシゲシ蹴られてるな。
「痛っ!すみません!すみません!」
アレが痛いで済むってことはレベル2の
上位かレベル3の成り立てだろう。
しかし、こんなくっ殺しそうなクソ真面目な
眷族なんてココに居たか?
明らかに場に合ってないぞ?
「いやすまないね。アレは最近フレイヤの
ところから見習いにきた弟子でさ」
「フレイヤの?あぁ、練習用の茶器とかやった
から、使える眷族を増やしたいって感じか?」
なんかヘディンが来たとか言ってたな。
俺が居るときは当然俺優先だから
今まで遭遇しなかったってことか。
「そんなとこだね。春姫が言うには弟子と
言うよりは茶道や料理を教わる行儀見習い
ってヤツらしい」
なるほど。春姫的には自分が家元とは思って
ないだろうから、そう言う扱いになるのか
「そーゆー訳で、アレが言った戯言は
忘れてくれると助かる。
何なら私たちもサービスするからさ」
サービスねぇ。
「心意気は有り難いが、俺はフリュネを
娼婦としてより戦士として見てるからな、
ソッチの対象には出来そうもない。
だからサービスはいらんよ」
残念ながらドMな紳士じゃ無いんだよなぁ。
「そうかい?それじゃアタイは失礼するよ。
気が向いたら何時でも指名しておくれ!」
昔は指名なんか関係なく男を襲って
たのになぁ。変われば変わるもんだ。
「先生!誠に申し訳ございません!」
さすが本場極東の狐。土下座に不自然さが無い。
「ふむ、最近は娼婦としてと言うよりは
内縁の妻みたいな扱いだったからな。
契約内容の確認を再認識したと思えば
むしろ助かったと言える」
なぁなぁで済ますところはなぁなぁで
良いが、そうじゃないならキッチリ
しないといかんと言うのを再認識したからな。
コレも油断になるんだろうかね?
「にゅあ!内縁の妻!?」
「ん?何を今さら。専属の娼婦ってそんな
感じだよな?」
「そ、そうですね!そうですよっ!春姫は
先生の内縁の【妻】ですよっ!」
おぉう、今日は随分攻めて来るな。
いや、今は比較的自由にしてるって言っても
結局は娼婦だからなぁ。
魔法の関係で身請けが出来ない以上、
他のファミリアのヤツとは結婚も出来んし
俺には恩も好意もある。何より少しでも
後ろ楯は必要だろう。
「とりあえず。イシュタルとも契約内容の
確認はしておくよ。
それで、春姫がダンジョンに潜る間は
アイシャがそのフローレスさんとやらに
茶道教えるって話だったか?」
「そうだね。現状は先生や春姫じゃなくても
教えることが出来る段階だからね」
ふむ、本来は基礎の段階でキッチリ師匠が
面倒見て土台を固めるモノなんだが、
冒険者的な考えだと、
「師匠が出るまでもありません!」に
なるもんな。基礎を疎かにするのは問題だ。
しかしコイツを連れていく気がない以上は
・・・春姫を置いていくか?
元々サポーターの予定だったが、リリルカ
が居れば春姫3人分くらいにはなるし。
春姫が残れば、アレンや他のイシュタル
ファミリアの眷族にも教育は出来る。
ただ、春姫もレベルアップの条件を満たして
おいた方が良いと思うんだよなぁ。
はてさて、どうしたものか。
――――――――――――――――――――
ま、不味いです!旦那様が何かお考えですが、
春姫には何となくわかります!
だって内縁の妻ですからねっ!
きっと次回のダンジョン遠征に
春姫を連れていくか連れていかないかで
お悩みなんです!
まったくこのお馬鹿さんっ!
置いていかれたらどうするんですかっ!
「い、痛いです春姫様!」
「痛いで済むだけありがたく思いなさい!」
フレイヤ様からは、殺さない限りは
怒らないから厳しくしてやってくれと
言われてるそうですからね!
「それで、俺に基礎になる呼吸を教えて
やってくれと?」
はわっ!今はソフィアさんよりも旦那様です!
「そうなんです。春姫には間違ってることは
わかるんですけど、直し方が良くわからず。
本日、先生がいらっしゃるのは知ってました
ので、ご紹介とご指導を賜りたいと思いまして。
・・・お手数おかけして申し訳ございません」
弟子くらい自分で育てろ!とか言われたら
どうしましょう?
けど、お茶の普及は旦那様も望んでること。
フレイヤファミリアとイシュタルファミリア
で広めればもっと効率は良くなるはず!
アレン様は温いのと冷たいのしか出来ません
から、ソフィアさんを鍛えて熱いのも
しっかり学んでもらえば良いと思いました!
「ふむ、別に呼吸を学ばせるのは良いんだ。
しかし呼吸は基礎にして奥義。
俺は暫く居ないから正しい呼吸を監督
出来るヤツが居ないんだよな。その間に
変な癖がついたら逆効果になるぞ?
その辺はどうするつもりだ?」
まさか呼吸を止めろとは言えません。
アレン様も他人に教えることが出来る程の
習熟はしていないようですし。
「わ、私がサポーターとして!あばっ!」
あほーーー!
許可なく喋るんじゃありません!
しかも言うに事を欠いてサポーター?
春姫やリリルカ様に喧嘩売ってますか?!
「ソフィアさん、貴女は喋らないで下さい!」
「え、いや、しかし!」
「しゃ べ る な !」
「ハイッ!スミマセンでした!」
まったく、弟子が先生の許可なく
喋るとは何事ですかっ!無礼ですよっ!
プンスカどころの騒ぎじゃありません!
「サポーター、か。ふむ、そう言えば
リリルカ達はあの技を受けて成長出来たと
言ってたな」
「えっと『あの技』とは何でしょう?」
はて、この話の流れからすると短時間で
呼吸を理解することが出来るように
感じますが・・・
「ん? あぁ、とりあえずアレンに確認だな。
許可なく殺ったらフレイヤファミリアとの
戦争になるかもしれんし」
「「ふぇ?」」
「せ、戦争って、どんな技をソフィアさんに
使う気なんですか?!
イシュタル様にも相談が必要なのでは?!」
「いや、イシュタルが場所を提供する
場合はイシュタルの許可も必要だが、
フレイヤが場所を提供するなら問題ない」
「「ば、場所?」」
い、一体ソフィアさんはどう
なっちゃうのでしょうか?!
―――――――――――――――――――
『・・・アレン』
「はっ!」
ソフィアが彼に粗相したのはわかるけど
『身体に穴を開けて一度瀕死にした挙げ句
三日三晩苦しみ抜く?それでドタバタしたり
叫び声やうめき声、排泄物が垂れ流しでも
文句の言われない場所の提供って・・・』
ご、拷問か何かかしら?
「はっ!まさか師匠からその提案をして
いただけるとは思ってませんでした!」
いただける?えっ?何?コレって
良いことなの?
『・・・拷問ではないのね?』
「はっ!一見すれば間違いなく拷問です。
筆頭殿は本来は懲罰に使う技と言って
おりました!」
駄目じゃない!
『き、許可を出したらどうなるの?』
「・・・垂れ流しですね」
目を逸らした?!
『・・・もしかして貴方もその技を?』
「はっ土手っ腹を貫かれました!」
うわぁ。
確かに地獄を見たとは言ってたけど、
そんな地獄だったとは。
そりゃ喋りたがらないわけよね。
それに確かに死なない限りは無茶しても
良いとは言ったけど、あくまでも虐め
とかそう言うのを防ぐ為のモノよ?
まさか額面通りに受け止めて死ななきゃ
何をしても良いと判断するなんて、想像も
つかないわ。
『だけど、貴方はこの申し出を有り難いと
思ってるのよね?』
コレがわからない。まぁソフィアが粗相を
したのは事実らしいし、彼女が拷問を受ける
ことで、彼の不満が治まるならソレはソレで
良いことなのかもしれないけど。
あまりにもへりくだり過ぎじゃないかしら?
「はっ!その技を耐えて立ち上がることが
出来れば、恐らくソフィアにもガチムチ
三信のスキルが芽生えます!」
『なんですって?!』
こ、この精神耐性と成長補正と寛容の心を
得るレアスキルが手に入るですって?!
それなら確かにこちらから頼みたいくらい
だけど!
「また呼吸や姿勢の基礎も強制的に身に付き
ますので、作法の修得の役にたちます!」
『な、なんて技!』
一粒でどれだけの得が有ると言うの?!
三日三晩苦しみ抜くと言う、デメリットを
遥かに越えるメリットがあるのね!
「他のファミリアの有象無象ならば痛みで
自分を見失いますが、フレイヤ様が御自ら
選別した勇者の資質のある眷族ならば
間違いなく立ち上がるでしょう!」
そうね!試練を乗り越えるのが勇者!
ソフィアも本物の英雄に成りたいって
夢がある。
ならばこの試練を乗り越えて見せなさい!
『アレン。彼に許可を。場所は適当な建物を
買う必要が有るわね』
借りるのは駄目よね。適当な建物を買って
寮とか出張所みたいにするべきかしら?
「はっ!理想は部屋に掃除用具と風呂と
トイレ付きですが・・・」
・・・垂れ流しだものね。
「すぐに見つからない場合はとりあえず
適当な地下牢にでも入れておけば
よろしいかと!」
『そんなので良いの?』
・・・ダンジョンよりは安全よね。
「はっ!先程も言いましたが、そもそもが
懲罰用の技です。
更に自己のだらしなさを自覚するためには、
至れり尽くせりな万全の態勢で受けるより
惨めな環境の方が効果はあるかと思われます!」
あぁ、それもあったわ。彼にしても
春姫をダンジョンに連れていく事に対する
補填ではなく、あくまでソフィアの無礼に
対する懲罰として使うのよね。
私たちは結果としてスキルが得られたら
良いことだからって感じで了承するのか。
それに経験者であるアレンが、整った環境を
与えるよりは地下牢みたいなところが
良いって言うのなら試して見るべきよね。
ソフィアへの事前説明もきちんと
してくれるなら言うこと無いわね!
―――――――――――――――――――
う~む、何故か技を修得するための
試練みたいに扱われてるが、実際は
ただの殺人技を改良して華雄に地獄を
見せた上で羌族に対する見せしめとする
為の所謂ネタ技だったんだよなぁ。
立ち上がった華雄が何故か英雄扱い
されて、周りも普通に称賛してたから
弟子も疑問に思わなかったんだが。
「だ、だ、大先生!死なないんですよね?
ちゃんと傷は癒して頂けるんですよね!」
「ん?あぁ、外傷はな」
中身はわからんが。
いやはやアッチと違い、気の概念が曖昧
だから今まで頻繁に使うことはなかったし
闇派閥の連中は普通に死んでたもんな。
標的の外傷を回復させつつ体内に気と魔力を
打ち込んで魔法に近い効果を産み出すとは。
弟子も中々やりおる。
コレはアレだな。初めから試練用の技と
考えた弟子と、ネタで止まってた俺の差だ。
さらにこの世界のスキルやアビリティは
経験を神の恩恵で具現化させたモノ。
ならば死の淵から自力で甦ればスキルも
生える、か。
弟子も中々やりおる。
「が、外傷はって!」
「元々が懲罰用の技だからな。しっかり
乗り越える事が出来ればスキルが得られる
・・・らしい」
「ら、らしい?!」
そもそも俺が試した訳じゃ無いからな。
命奪崩壊拳を食らわせて、回復させて、
神の恩恵を更新させるなんて機会は
無かったし。
だがまぁ理屈としてはわかる
「正しい姿勢と正しい呼吸は教えた。
変な癖が付く前に、歪み無い気持ちで
自分のだらしなさを認識しろ。
そしてソレを寛容の心で受け入れた上で
姿勢と呼吸を保てば3日もかからずに
立ち上がることも出来る・・・ようだ」
「所々不安なんですけど?!」
そもそも俺が(ry
しかしアレだ。確かに試練とするなら
呼吸やら気の巡りによって回復できる
ように調整するのも有りだな。
弟子も中々やりおる。
コレは師匠として負けてられんぞ?
「安心しろ、死なないようにしっかり
監修してやる。あとはお前の
心の強さの問題だ」
弟子はそのまま放置したらしいが、
死にかけてるコイツの呼吸を無理矢理
矯正しつつ、目が覚めないように調整
して長時間地獄の奥地を旅行させて
やろうじゃないか。
「心の強さ・・・か、覚悟は決めました!
よろしくお願いします!」
「良く言った、ならば喰らえ!」
新血愁・心霊台っ!
「えっ?お腹に穴じゃ・・・・・
ぎゃぁぁぁぁぁ痛いイタイいたいイタイ
いたい痛いイタイいたいイタイぃぃぃ!」
ふふふ、レベルアップは器の昇華。
俺が解脱させてやろうじゃないか!
ソフィアが出てきたのは
前に伏線張ってたからしょうがないね!
弟子にネタを本気の技ににされて
しまったので対抗する先生の図。
弟子は技の完成度が違うと思ってますが
実際は試練や教育としての意味合いを
込める弟子と、誇りを打ち砕くネタ技
として使ってる先生との容赦の有無の違いです。
まぁ技を当てるまでの動きだとか
そう言うのは当然先生が上ですよ?ってお話