ダンジョンにこだわらないのは間違っているかもしれない 作:カツヲ武士
オリ設定!
オリ展開!
嫌いな人は読み飛ばし!
「試練、ですか?」
これだから冒険者は・・・と言いたい
ところですが、あの白いのは冒険者
として成功したいって感じらしいです。
ならその為の試練をあげるなら慈悲
になるんでしょうか?
先生みたいにしっかり告知しないのは
どうかと思いますけど、これは先生が
自分のスキルやアビリティを試す意味も
有りますから告知してるのであって、
普通の試練は突然発生するモノだと
言われたら・・・まぁそうですよね。
「・・・ベルに試練ですか」
あぁ、ナァーザさんは貧乏神繋がりで
色々縁がありますからね。
微妙なところでしょう。
「ふん。不満があるならお前が試練を
用意するか、力で俺を止めてみせるんだな」
「あ、い、いや!そういうわけでは!」
ナァーザさんが焦るのはわかりますよ?
オッタルさんを力で止めれるヒトなんて
・・・目の前に居ますか。
結局腕相撲は負けましたけど、
なんだかんだで正面からの力比べで
三回勝ってます。
他の試練云々は先生にやらせようと
した感じですかね?
話を聞く限り、手加減が上手く行って
ないようですし。
試練と言えば先生ですから。
ただ、恐らくですが先生は関与しませんよ。
むしろオッタルさんが。ミノを強化種に
しないままでどこまで鍛えられるのか
って言うのを見ようとしてますよね。
ですが、あの白いのも一度ミノに襲われて
おきながら何の対策もしないまま
ダンジョン探索を続けるような阿呆
ではないでしょう。
何があるかわからないからこそ警戒するし、
死にたくないからこそ準備するんです。
トラウマだって言うなら、確実に何らかの
準備をするでしょう。
・・・まさか「もうあんな事は無いよね!」
って感じで楽観視はしてませんよねぇ?
いやいや、ありえませんよ。レベル1の癖に
フレイヤ様だけじゃなく、ヘルメスと貧乏神、
さらに神ヘファイストスとも何かしらの繋がり
がある冒険者です。
それを考えたらオッタルさんが、ただのミノ
じゃ駄目だって言うのもわかりますね。
だってミノ対策をしてる相手ですもん。
・・・ついでにあのシツレイなヤツも
すっ飛ばしてくれませんかねぇ?
「それで、到着が遅れたようだがアレか?
コイツの叫び声のせいで圧力でも感じたか?」
いや、ソレもありますけどね
「・・・お前だって叫んでただろうが」
そうですね。要するに二人の叫び声と
圧力で動きが停まったのは確かですけど
「いえ、ソレもありますが、15階層で変なヤツに会いまして」
「変なヤツ?」
もうすっごく変なヤツです!
「えぇ、先生のことをキョウトウ?とか言ってましたね」
意味がわかりませんよね?
「・・・ほう」
あ、あれぇ?心当たり有る感じですけど
気のせいですよねー。
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さて、この世界で俺を教頭と呼ぶのは
今のところアイツらだけなんだが・・・
まぁ弟子が居るくらいだ。
他の誰かが来てる可能性は確かにあった。
「その変なヤツはココに来てないのか?」
オッタルが居るから隠れてる可能性も
あるが、俺の気配察知には何も反応が無い。
コレが隠形だと言うなら相当だが・・・
「そ、そうですね。何かアッチはアッチで
都合があるので一緒に着いて行くことは
出来ないって言ってました」
ん?妙に焦りが・・・喧嘩でもしたか?
しかし都合、か。
わざわざダンジョンで接触してくる
くらいだから、まともな冒険者では
ないのは確定だが、何がある?
闇派閥に所属してて何かの作戦の実行中
なのか?いや、それならリリルカ達を
生かしておく理由が無いな。
まぁ俺の関係者だと思って生かした
可能性も無いわけでは無いが、
組織的には間違いなく敵対関係にあるんだ。
連中には俺の情報もソコソコ流してるから、
やっぱりこいつ等を生かして逃がす
理由がないよなぁ。
「外見と性別はどんな感じだった?」
なんだかんだで女の知り合いが多いが、
妙なヤツと言われれば楊修も法正も
孟達も立派に妙なヤツだからな。
この世界の女は基本痴女めいた格好しか
してないから、周泰や甘寧はむしろ普通に
見えるだろうし。
「性別は多分女で、小さいヤツでした!」
「多分?」
・・・貂蝉殿や卑弥呼殿を女とは言わんよな?
「全身ローブで隠してたんですよ!
あとは真っ白な槍を持ってました!」
「真っ白な槍か」
それで思い浮かぶのは白っ子だが・・・
全身ローブっで武器を持つってことは
レヴィス側か?
あいつ等と同じ知性ある魔物の可能性も
あるにはあるが、その場合は自分から
人前に出てくるようなことはしないはず。
「それなら何か預かりモノとか伝言とか
あるか?多分何かしらのメッセージは
持たせてると思うんだが?」
おそらく弟子と同じで、リリルカの
立ち振る舞いを見て俺との関係に
気付いたんだろう?
その上で俺を教頭と呼ぶなら俺たちに
しかわからない何かがあると思うんだが。
「はい、伝言を預かってます」
やはりそうか。
「伝言か、ならココで春姫の作った弁当と
トリュフを貪ってる猪は邪魔だな」
闇の炎に抱かれて消えろ
「ふ、負け犬の遠吠えか?」
「あぁん?」
「「「・・・」」」
腕相撲で負けたのは事実だから賞品は
くれてやったが、ちょっと調子に
乗り過ぎじゃないですかねぇ?
「ま、まぁ私たち三人も聞いてますし、
意味も分かりませんでしたからオッタル
さんが居ても大丈夫だと思いますよ!」
「ちっ」
「ふっ」
しかしまぁココまで話を聞かれてたら
巻き込むのもアリか?
誰かは知らんがレヴィス側かアイツ等
側は確定だ。
フレイヤ分の補給とトリュフを持ち帰る
ために地上に戻るだろうし、
上でヘルメス辺りが何かしてるかを確認
させるのも悪くは無いか
「『ビャッコは嫌いですがハクリュウなら
まぁ良いかなと思ってます。だからシセイ
はシリュウにしましょう』だそうです」
・・・なるほど白っ子か。
西蒙に行くときに散々言ってたからなぁ。
しかもわざわざその話題を選ぶと言うことは
・・・白竜、だろうな。
アイツは竜系の魔物にでもなったか?
だがそうなるとリリルカ達との
コミュニケーションは取れんよな?
ヒト型の竜とすればリザードマンみたいな
感じだと思えばいいのか?だが尻尾は?
考えればキリが無いが、レヴィスからは
新入りの情報も無い。
コレはアイツ等側と見て良さそうだな。
「あ、あの先生?」
「ん?あぁ、そいつは俺の弟子だ」
いかんいかん。こいつ等に対する説明も
あるし、何より猪がいるから、下手な
リアクションは出来んぞ。
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またコイツの弟子か、紅魔が知らないと
なると一番弟子と同じところで鍛えてた
のがコッチに来たのか?
「えっと、リリが知らないってことは
筆頭様関連ですか?」
「そうだな、師姉と師妹って感じで仲良くしてたぞ」
やはりそうか。しかしアレンが恐れる
一番弟子に近い存在とはな。
一番弟子が文武を兼ねた勇者の完成形
ならばソレの途中ということだろう?
この情報はフレイヤ様もお喜びに
なるだろう。
一番弟子にしても、例の垂れ流しが
無ければ一度仕合を望むのだがなぁ。
「うげっ!」
ふむ、どうやら紅魔とは接触時に何か
問題があったらしいが・・・
まぁコイツの秘密主義の弊害だな。
「小柄と言っていたが、リリルカより小さかったのか?」
「は、はい。そのくせリリを小娘扱い
してきました!
・・・もしかしてそう言う種族の方
なんでしょうか?」
自分自身がそう言う種族だしな。
その辺は無条件に年下とは言えんか。
「いや、種族は・・・微妙だな」
「「「「微妙?」」」」
イエスかノーの答えで微妙?どう言うことだ?
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・・・種族が微妙と言うことは、アイツは
知性ある魔物ですか!
先生の地元で教えを受けてて、コッチには
同類を探して保護するために来てるって
事ですよね。
それなら小柄なのもわかります。
魔物は知性があろうが強化種だろうが
歳を取ろうが、基本的な大きさとかは
変わりませんからね。
もしくは闇派閥で養育していると言う
人間と魔物の子供かもしれませんが・・・
いえ、それなら先生のお弟子さんと言う
事実に対して矛盾が生じます。
悔しいですがアレは明らかにリリより
長年鍛え上げてきた実力者ですし。
「では、アノ人は・・・」
「リリルカの予想通りだ。そうなると今すぐの合流は難しいな」
そうですね。今までは出荷されるのを
待って外で開放してましたから、
彼らは先生が自分たちの庇護をして
いると言うことを知りません。
下手に接触しようとするとギルドの
連中も嗅ぎ付けてくるでしょうし。
そうなれば先生の計画が露呈します。
フレイヤ様だって上から見てるときに
必ず先生を見るでしょうから、
アイツにだって気付くでしょう。
先生の足を引っ張るなんて駄目な
チビッ子ですね!
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紅魔が何かに気付いたが・・・何だ?
「しかたねぇ。オッタル。お前には
土産用のトリュフと情報をやる。
ついでにギルドの企みも教えるから
フレイヤに報告しろ」
「・・・報告が必要か否かを判断する
のは俺だが、情報の内容によっては仕事
の途中で地上へ戻るのも吝かでは無い」
トリュフも鮮度があるからな。
コイツのところのトリュフだけでも
立派な土産にはなるが、それに加えて
ギルドの企み、と来たか。
その弟子が関わっているのだろうが
間違いなく面倒ごとだ。
・・・ミノタウロスを撲殺するよりは
面倒ごとの方がマシと思えるように
なって来た俺も大概だな。
あぁ、ついでに手加減の情報も出させよう。
より効率的に試練に使う魔物が出来るなら、
フレイヤ様の命令にも反しないからな
「企みと言っても簡単な話なんだがな・・・」
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『あらオッタル。アノ子の試練の為に
ミノタウロスを鍛えていると思ったけど?』
何か持ってるわね?
ちょっと大きめの箱だけど、何か貴重品
でも手に入れたのかしら?
・・・中層で手に入るモノでこんなに
大事そうに持つようなモノは無いと
思うんだけど?
「はっ!作業の途中で農家に会いまして」
『あぁ、彼もダンジョンに潜ったものね』
中層ならソレほど広くもないし、オッタルが
何かしてると思ったら接触してくる可能性は
あるわよね。
と、言うことは、その箱は彼からのお土産かしら?
特に装飾はない容器みたいだけど、
大事そうに持っていると言うことは、
もしかしたら【保温】が付いた箱
なのかしら?
・・・いまだにヘファイストスから返却
されないし、量産体制も整ったって言う
連絡が無いのよねぇ。
「はっ!一番弟子に会いに行く途中で、
ヤツが実験をするための場所を探して
いるところ、私を見つけたので接触
してきたとのことでした」
『なるほど』
そうなるとアノ子への試練もバレたか。
彼から見たら未熟な試練でしょうから、
少し気恥ずかしいわね。
「そこでやつとちょっとした力比べを行い
私が勝利したので、コチラを渡されました!」
『力比べ?!』
彼と?オッタルが?なんてこと!
レベル7同士のぶつかり合いなんて
お金を出したって見れるモノじゃないわ!
私は何故ソレを見逃したのっ!
「あ、力比べと言っても簡単な腕相撲です。
……流石に全勝は出来ず5勝3敗でした」
それだって全力の勝負ってことよね!
しかしオッタルに正面から挑んで3勝
出来るとは・・・彼はいい加減農家
名乗るの止めなさいよ。
「・・・申し訳ございません」
あぁ、それでもしっかり勝って来たのよね!
流石は私が見出して育て上げた勇者よ!
『いえ、良く勝って来たわ。謝る必要は
・・・あるわね。そういうのは次からは
きちんと告知してからにしなさい。
止めることはないけど、それ程の戦いに
観客が居ないのはよろしくないわ』
神力を使ってでも見学するわ!
「はっ!次回からはそのように心掛けます!」
まぁ彼も見世物になる気はないだろう
から突発的な出来事なんだろうけど。
それじゃあその箱は戦利品かしら?
あまり文化的ではないけど・・・
いえ、戦いも立派な文化だし、古来より
勝者には栄誉と報酬があるモノよ!
誰憚ることなく、胸を張って貰えば
良いのよね!
『よろしい。それで、その箱の中身が
戦利品なのかしら?それとも箱自体が
戦利品になるのかしら?』
普通は箱が戦利品なんて・・・と思う
かもしれないけど、オッタルも私と共に
赴いたヘファイストスのところで
【保温】の有効性を知ってるから、
箱だけでも立派な戦利品になることは
知ってるでしょう。
「はっ!箱もそうですし、中身もです!
またヤツからギルドの企みについての
情報を得た為、一度報告の必要が
あると判断して帰還致しました!」
『・・・ギルドの企み、ねぇ』
アノ子にヘルメスの眷属が接近してるのも何か関係があるのかしら?
「はっ。戦利品を味わいながらお話
することがフレイヤ様にとっても
無聊の慰めになると愚考しております」
『味わう?つまりソレは食料品なのね?』
ま、またふぉーてぃゃおちゃん
みたいなのかしら?
それならアレだけ大事そうに持つのも
わかるけど・・・作法は大丈夫かしら?
ちゃんと聞いてきた?繚藍も一緒に
ダンジョンに潜ってるから、聞きに
行けないわよ?
『アレンやソフィアは必要かしら?』
もし特殊なモノならあの二人の知識
が役に立つかも・・・
「いえ!今回は調理済みの品ではなく
食材と調味料ですので、お抱えの料理人に
調理させれば良いかと。
場合によってはミア殿を呼んできた方が
喜ばれるかもしれません」
『ミアを?』
いや、食材ですものね。この言い方ならば
私達も知る食材だろうし、珍しいモノなら
ミアもいじってみたいわよね。
「はっ!アレンやソフィアは・・・好みが
わかりませんので、呼ばれて喜ぶかどうか
は微妙です!」
ふむ、確かにそういう事もあるわよね。
オッタルは私の好みも知ったうえで
こう言っているのだから、間違いなく
私にとっては良い食材か。
もしかしてオッタルの好物なのかしら?
『では調理させましょうか。ギルドの
企みとやらはオッタルの提案どおり
食事を頂きながら聞きましょう』
この感じなら急ぎでは無いようだし、
彼に勝ったオッタルを労うのも
主神として当然のことよね
「はっ!ありがとうございます!」
『ちなみに中身は何なのかしら?
あぁ、私を良い意味で驚かせるのも
アナタの計画なら深くは聞かないけど?』
彼との勝負に勝って手に入れた食材です
もの。悪いモノでは無いのでしょうけど、
彼が言葉巧みにオッタルを騙してて
食べた後に「凄く美味しい蜘蛛でした」
とか言われても困るわ。
一応確認はしないと駄目よね!
「はっ!驚いて頂きたいというのは
無論ござますが、モノは一目見れば
分かりますので隠す事もありません!
・・・ヤツの農場で獲れた白トリュフと
それを使ったオイル及び塩のセットです!」
( ˙-˙ )
「ふ、フレイヤ様?」
『何ですって?!』
別に主人公くんは嘘が嫌いな正義の味方
ではないので、敵対勢力の情報や狙いに
関して憶測を交えた上で悪意を乗せて
話すことに躊躇なんてしませんよ?ってお話
普通5階でミノさんに遭遇したら
もっと普段から警戒しますよね?
フレイヤも顔文字できる設定です
だって神だもの。