Re:艦これ×ペルソナ4   作:じんた

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助力

pipipi!…… pipipi!……

 

>カチャリ、と目覚ましのアラームを止める

 カーテンを開ければ見事な快晴だ

 

鳴上「眩し……」

 

>となれば、今日も今日とて!

 

長門「……提督? もう起きているか?」

 

長門「昨日説明した通り、大本営から援助物資が届いているぞ」

 

>……絶好の、仕事日和か

 

鳴上「……慣れないなぁ」

 

―――

 

明石「おはようございます提督! 今日も早いですねぇ」

 

鳴上「おはよう、明石」

 

明石「ということは……、やっぱり今日も建造ですか?」

 

>こくりと頷き、明石には『資源最低限』で建造を依頼する

 というのも、二日続けて朝早く工廠へ来たことには理由がある

 

>当初の問題として、行方不明の艦娘捜索任務に従事する為に出撃をするのだが、練度も人数も足りていない

 そこで新たに建造を行い、長門という新しい仲間を得ることが出来た。

 

>だが戦艦を運用するには鎮守府の資源が足りず、結局行動が出来ず仕舞い……

 

>ここまでだけを見れば、悪い事ばかりだが……、実はそうでもないのだ

 

明石「いやー! これだけの資源があれば、最低限建造なら問題なく実行できますね!」

 

鳴上「援助をくれた大本営の人達に感謝しないとな」

 

明石「ですね! ……じゃあ妖精さん達に伝えておきますね!」

 

>長門の建造成功報告が受理され、そのおかげで新たに資源を入手することに成功したのだ

 正直対応が此処まで早いとは思ってなかったが……

 

>長門の建造成功は、こうなる程の功績だったようだ

 

>そして今日の行動は、大淀からの意見を参考に行動するつもりだ

 その大淀からの提案とは……

 

―――

 

前日、執務室にて

 

大淀「なので、私達からの立案として、提督に意見具申があります。それは……」

 

大淀「もう一度建造を行って、新たに駆逐艦、若しくは巡洋艦と邂逅した上で、出撃を見合わせる。というものなんですが……」

 

長門「まぁそれが最善策だろう。結局の所、私は戦線へ出られない」

 

長門「そうなれば当初の予定にあった戦力強化は出来ないまま、吹雪と夕立を戦わせることになる」

 

>だが、それでは意味がない

 だからこその、倍プッシュ……!

 

大淀「巡洋艦クラスを含めた三隻での出撃であれば、恐らくは問題なく海域を捜索出来ます」

 

長門「いざとなれば後追いで私が出撃しよう。その場合は当分鎮守府は機能停止するが、万が一ということにも備えておくべきだ」

 

鳴上「……わかった、明日からはその通りにやってみる」

 

―――

 

>……至らない自分に、二人は惜しみなく助力をくれた

 

>なら今度は、自分が報いる番だろう……!

 

工廠妖精s「きのうのともはきょうもとも」

 

工廠妖精s「そうとはかぎらないのでは?」

 

鳴上「今日もよろしく!」

 

工廠妖精s「おー……?」

 

工廠妖精s「……きらきらしてますな」

 

工廠妖精s「ぴかぴかです」

 

>キラキラ……?

 

工廠妖精s「ならわれわれもほんきだします?」

 

工廠妖精s「はおうしょうこうけんをつかわざるをえない」

 

明石「資源最低限で……、はい。……大丈夫ですね!」

 

>内心ほっとした……

 今回も盛大に建造されたらどうしようかと……

 

工廠妖精s「うおぉー」ボオォォォ

 

工廠妖精s「もやせーもやせー」ボオォォォ

 

工廠妖精s「こすもをもやせー」ボオォォォ

 

明石「ちょっとおおおおおおおおおおおお!?」

 

>なんだ!? 今度は何事だ!?

 

明石「建造ドックからエライことにぃ!? も、燃やしてる!? 燃やしてるんですかコレ!?」

 

>建造ドックから……、光が逆流する……!?

 

>これは、また問題発生なのか……

 ……仕事、向いてないのかもしれないな

 

鳴上「……泣けてきた」

 

明石「泣いてないじゃないですか! ……あ、止まった?」

 

???「ゲッホ、ゲホ……、ど、どういうことクマ……」

 

球磨「球磨を呼んだのは誰クマ! こんな建造の仕方あんまりだクマー!」プンプン

 

明石「え、えええ!? け、建造終わったんですか!?」

 

工廠妖精s「もうしょうぶついてるから……」

 

工廠妖精s「われわれはかしこいので」

 

球磨「ク゛マ゛―!! 無視しないで欲しいクマー!」

 

>ヴォオオー! と叫び声を出している彼女は……

 確か名前を……

 

鳴上「……クマ?」

 

球磨「そークマ! 球磨は球磨クマ!」プンスカ

 

球磨「……? ちょっと言い方が変クマ。『球磨』クマ」

 

>……?

 何か引っかかるような……

 

鳴上「……球磨?」

 

球磨「何度も言ってるクマ! とりあえず責任者出てこいクマ!」ヴォー!

 

鳴上「えっと、俺がこの八十神鎮守府の提督」

 

球磨「……」

 

球磨「マジクマ?」

 

>マジマジ

 

明石「わ、我らが提督です」

 

球磨「ク、クマー!?」

 

―――

 

球磨「~♪」

 

>綺麗に箸で魚の骨を取っていく……

 

球磨「あーむ」パクリ

 

球磨「んまいクマ―!」テッテレー

 

>美味だ……

 

間宮「鮭の塩焼き、白菜の浅漬け、お豆腐のお味噌汁に……」

 

>所謂、日本の朝食そのものだった

 

間宮「美味しそうに食べてくれると、こちらも作った甲斐がありますね」

 

球磨「此処に呼び出されて良かったクマー、美味しいごはんサイコークマ」モグモグ

 

>つい先ほどまで、「あんなに急かされて呼び出されるとは、考えもしなかったクマ!」と怒っていたのに……

 

吹雪「おはよーございます司令官」

 

夕立「おはよーっぽい……」ウツラウツラ

 

鳴上「眠そうだな……、大丈夫か?」

 

吹雪「あっ、はい! これ位ならなんともないですよ」

 

夕立「ぽい!」

 

>昨日の倉庫整理は結構な重労働だったにも拘らず、返事を返した二人の様子は疲れを感じさせない

 

球磨「此処の艦隊の子クマ?」

 

吹雪「はい! 私、吹雪って言います。で、こっちが」

 

夕立「夕立だよ! よろしくっぽい!」

 

球磨「元気があって大変よろしいクマ、これで全員クマ?」

 

吹雪「後は、昨日建造された戦艦の長門さんを含めて、出撃可能な艦娘は全員ですね」

 

球磨「なるほどクマ」

 

鳴上「事情は説明したと思うけど、力を貸してほしい」

 

球磨「仕方ないクマー、まぁ大船に乗ったつもりで任せておくクマ」フンス

 

>じゃあ早速、今日の作戦の方を……

 

球磨「もう出撃するクマ!?」




次回初出撃!
スレッドではシステムがうまく組めず大変だった覚えががが……

今回投稿間隔が開いちゃいました
纏めて投稿するか、出来た分をさっさと投稿するか迷ったんですが、出来た分を投稿するようにします

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