pipipi!…… pipipi!……
>カチャリ、と目覚ましのアラームを止める
カーテンを開ければ見事な快晴だ
鳴上「眩し……」
>となれば、今日も今日とて!
長門「……提督? もう起きているか?」
長門「昨日説明した通り、大本営から援助物資が届いているぞ」
>……絶好の、仕事日和か
鳴上「……慣れないなぁ」
―――
明石「おはようございます提督! 今日も早いですねぇ」
鳴上「おはよう、明石」
明石「ということは……、やっぱり今日も建造ですか?」
>こくりと頷き、明石には『資源最低限』で建造を依頼する
というのも、二日続けて朝早く工廠へ来たことには理由がある
>当初の問題として、行方不明の艦娘捜索任務に従事する為に出撃をするのだが、練度も人数も足りていない
そこで新たに建造を行い、長門という新しい仲間を得ることが出来た。
>だが戦艦を運用するには鎮守府の資源が足りず、結局行動が出来ず仕舞い……
>ここまでだけを見れば、悪い事ばかりだが……、実はそうでもないのだ
明石「いやー! これだけの資源があれば、最低限建造なら問題なく実行できますね!」
鳴上「援助をくれた大本営の人達に感謝しないとな」
明石「ですね! ……じゃあ妖精さん達に伝えておきますね!」
>長門の建造成功報告が受理され、そのおかげで新たに資源を入手することに成功したのだ
正直対応が此処まで早いとは思ってなかったが……
>長門の建造成功は、こうなる程の功績だったようだ
>そして今日の行動は、大淀からの意見を参考に行動するつもりだ
その大淀からの提案とは……
―――
前日、執務室にて
大淀「なので、私達からの立案として、提督に意見具申があります。それは……」
大淀「もう一度建造を行って、新たに駆逐艦、若しくは巡洋艦と邂逅した上で、出撃を見合わせる。というものなんですが……」
長門「まぁそれが最善策だろう。結局の所、私は戦線へ出られない」
長門「そうなれば当初の予定にあった戦力強化は出来ないまま、吹雪と夕立を戦わせることになる」
>だが、それでは意味がない
だからこその、倍プッシュ……!
大淀「巡洋艦クラスを含めた三隻での出撃であれば、恐らくは問題なく海域を捜索出来ます」
長門「いざとなれば後追いで私が出撃しよう。その場合は当分鎮守府は機能停止するが、万が一ということにも備えておくべきだ」
鳴上「……わかった、明日からはその通りにやってみる」
―――
>……至らない自分に、二人は惜しみなく助力をくれた
>なら今度は、自分が報いる番だろう……!
工廠妖精s「きのうのともはきょうもとも」
工廠妖精s「そうとはかぎらないのでは?」
鳴上「今日もよろしく!」
工廠妖精s「おー……?」
工廠妖精s「……きらきらしてますな」
工廠妖精s「ぴかぴかです」
>キラキラ……?
工廠妖精s「ならわれわれもほんきだします?」
工廠妖精s「はおうしょうこうけんをつかわざるをえない」
明石「資源最低限で……、はい。……大丈夫ですね!」
>内心ほっとした……
今回も盛大に建造されたらどうしようかと……
工廠妖精s「うおぉー」ボオォォォ
工廠妖精s「もやせーもやせー」ボオォォォ
工廠妖精s「こすもをもやせー」ボオォォォ
明石「ちょっとおおおおおおおおおおおお!?」
>なんだ!? 今度は何事だ!?
明石「建造ドックからエライことにぃ!? も、燃やしてる!? 燃やしてるんですかコレ!?」
>建造ドックから……、光が逆流する……!?
>これは、また問題発生なのか……
……仕事、向いてないのかもしれないな
鳴上「……泣けてきた」
明石「泣いてないじゃないですか! ……あ、止まった?」
???「ゲッホ、ゲホ……、ど、どういうことクマ……」
球磨「球磨を呼んだのは誰クマ! こんな建造の仕方あんまりだクマー!」プンプン
明石「え、えええ!? け、建造終わったんですか!?」
工廠妖精s「もうしょうぶついてるから……」
工廠妖精s「われわれはかしこいので」
球磨「ク゛マ゛―!! 無視しないで欲しいクマー!」
>ヴォオオー! と叫び声を出している彼女は……
確か名前を……
鳴上「……クマ?」
球磨「そークマ! 球磨は球磨クマ!」プンスカ
球磨「……? ちょっと言い方が変クマ。『球磨』クマ」
>……?
何か引っかかるような……
鳴上「……球磨?」
球磨「何度も言ってるクマ! とりあえず責任者出てこいクマ!」ヴォー!
鳴上「えっと、俺がこの八十神鎮守府の提督」
球磨「……」
球磨「マジクマ?」
>マジマジ
明石「わ、我らが提督です」
球磨「ク、クマー!?」
―――
球磨「~♪」
>綺麗に箸で魚の骨を取っていく……
球磨「あーむ」パクリ
球磨「んまいクマ―!」テッテレー
>美味だ……
間宮「鮭の塩焼き、白菜の浅漬け、お豆腐のお味噌汁に……」
>所謂、日本の朝食そのものだった
間宮「美味しそうに食べてくれると、こちらも作った甲斐がありますね」
球磨「此処に呼び出されて良かったクマー、美味しいごはんサイコークマ」モグモグ
>つい先ほどまで、「あんなに急かされて呼び出されるとは、考えもしなかったクマ!」と怒っていたのに……
吹雪「おはよーございます司令官」
夕立「おはよーっぽい……」ウツラウツラ
鳴上「眠そうだな……、大丈夫か?」
吹雪「あっ、はい! これ位ならなんともないですよ」
夕立「ぽい!」
>昨日の倉庫整理は結構な重労働だったにも拘らず、返事を返した二人の様子は疲れを感じさせない
球磨「此処の艦隊の子クマ?」
吹雪「はい! 私、吹雪って言います。で、こっちが」
夕立「夕立だよ! よろしくっぽい!」
球磨「元気があって大変よろしいクマ、これで全員クマ?」
吹雪「後は、昨日建造された戦艦の長門さんを含めて、出撃可能な艦娘は全員ですね」
球磨「なるほどクマ」
鳴上「事情は説明したと思うけど、力を貸してほしい」
球磨「仕方ないクマー、まぁ大船に乗ったつもりで任せておくクマ」フンス
>じゃあ早速、今日の作戦の方を……
球磨「もう出撃するクマ!?」
次回初出撃!
スレッドではシステムがうまく組めず大変だった覚えががが……
今回投稿間隔が開いちゃいました
纏めて投稿するか、出来た分をさっさと投稿するか迷ったんですが、出来た分を投稿するようにします