Re:艦これ×ペルソナ4   作:じんた

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またちょっと長くなったので、休憩の合間とかに見る方はご注意をば


八十鎮の日常 その2

吹雪「なんだか私が授業するのも久々な感じがしますね」

 

鳴上「今日も宜しくお願いします」

 

吹雪「勿論です、じゃあ今日は……」

 

吹雪「……」

 

夕立「長門さんも球磨さんも、授業受けるっぽい?」

 

長門「他にやることもないのでな」フンス

 

球磨「……お昼寝してていいクマ?」

 

>真面目に授業を受けなされ……

 

吹雪「どんどん増えますね……」

 

吹雪「で、では…… 新しく球磨さんが着任されたことですし、水雷戦隊についてお話しておきますね」

 

吹雪「水雷戦隊というものは、私達駆逐艦が2人~4人程の艦隊に、球磨さんの様な巡洋艦が艦隊の旗艦として編成された艦隊を指します」

 

吹雪「高機動且つ高火力の雷撃能力は、私達駆逐艦や軽巡洋艦がピカイチなんです!」

 

吹雪「それを活かした任務は、前線部隊もそうですけど、自軍主力艦隊の露払いもその一つですね」

 

吹雪「じゃあ司令官! 問題ですよ!」

 

吹雪「水雷戦隊は先ほど述べたように、水雷戦が主な戦いでは群を抜いて強力ですが、もう一つの観点でも重要視されています」

 

吹雪「そのもう一つの観点とは、何でしょうか?」

 

>もう一つの観点……?

 

夕立「夕立達駆逐艦は、低燃費で行動出来るっぽい」コッソリ

 

>低燃費で行動できる……?

 という事であれば……

 

鳴上「……遠征?」

 

吹雪「もー、夕立ちゃん! ヒント駄目ですよー」

 

夕立「な、何も言ってないっぽい!」

 

吹雪「……ふふ、じゃあそういう事にしておきます」ニコ

 

吹雪「司令官が考えた通り、遠征で黒字を出しやすいという事が、別の重要視されているポイントです」

 

吹雪「私達艦娘は四つの資源を消費して行動しています、ですが枯渇すれば艤装は使用できません」

 

吹雪「なので資源を確保する手段である遠征任務などに、水雷戦隊を当てるというのは一つの選択肢というわけですね!」

 

長門「反面、知っているとは思うが、戦艦は資源を多く消費する艦種だ」

 

長門「遠征に必要になる事は稀にあるが、基本的には資源が赤字になる」

 

鳴上「なるほど……」カキカキ

 

球磨「そして球磨はこき使われる運命だったクマ……」ドンヨリ

 

>……なるべくゆとりを持ったペースで行動できる様、考えてみよう

 そのためにも、戦力増強は必須になるだろう

 

―――

 

>軽めの昼食を終え、間宮と少し話した後、執務室まで戻ってきた

 

天龍「何話してたんだ? 球磨も間宮のトコに残っちまったし」

 

鳴上「後でわかるよ」

 

天龍「……?」(首傾げ)

 

響「じゃあ後で分かることは置いといて、ミーティングだね」

 

長門「……で、私達を集めて伝えたいものとは?」

 

天龍「ああ、コレだよ」スッ

 

大淀「こ、これって……」

 

吹雪「この鎮守府近くの海域マップじゃないですか!」

 

>確かに、球磨が書き記した1-1海域と酷似した海図がある

 他にも資料で見た海域に似た海図ばかりだ

 

夕立「という事は……、私達先越されちゃったっぽい!?」

 

天龍「海域攻略までには至ってねぇよ、ほらよく見ろ」

 

吹雪「……ホントですね、書かれて無い部分が結構あります」

 

響「敵艦と遭遇した場合、私達は撤退していたからね」

 

長門「何故だ? お前達程の練度なら、この辺りの深海棲艦とも十分に渡り合えただろう?」

 

天龍「提督からの指示…… もとい、大本営からの指示なんだよ」

 

大淀「別鎮守府の近海付近に現存する敵性勢力海域、その1-1から1-4までの海域への干渉を可能な限り避ける、ですね」

 

>干渉を避ける? 深海棲艦を海域に残したままにしておくことに、何の意味が……?

 

天龍「いきなり着任した新米に、今の激戦地に放り出しても死にに行かせる様なモンだろ?」

 

天龍「それで新米の提督が指示出したって、戦力になんねーよ」

 

響「私達だって、急に死地へ出向けなんて言われても、そんな命令には従いたくない」

 

響「……まぁ命令されれば、此方は従うしかないけどね」

 

鳴上「……命令されたのか?」

 

響「まさか、東堂司令官はそんなことはしないよ」ニコ

 

天龍「オレが戦わせろ! って言ってんのに、無理やりにでも帰還させる奴だしな」

 

響「それは…… うん」

 

>明らかに被弾が多いからじゃ……? と小声で響が言う

 

吹雪「じゃあ私達でも戦える様な敵を、あえて残してあるってことですか?」

 

天龍「半分(建前)はそーいうこった、経験を積むのは誰でも必要ってわけだな」

 

>毒を持って毒を制す…… とは少し違うか

 ワクチン注射のように、敵性を体に残し、それと戦う事で免疫力を上げるというものだろうか

 

大淀「もう半分(本音)は、深海棲艦の勢力が強すぎるからですね」

 

響「そう、私達が攻略した海域だって、今も深海棲艦が出現したりしてるからね」

 

夕立「倒しても増えちゃうから……、無限沸きっぽい?」

 

長門「無限に近いだろうな、忌々しい限りだ」ギリ

 

天龍「深海棲艦の終わらねぇ議論も置いといてだ。オレ達が持ってきた情報はこの海図と、資源集積地の場所だ」

 

長門「……なるほどな」

 

夕立「資源集積地って……、遠征目標のアレっぽい?」

 

天龍「そうだ、とりあえずこっちで把握した分は全部鳴上に伝える、この海図もだ」

 

響「今回のお礼という訳じゃないけど、横須賀からの最初の支援として、受け取ってくれないかな?」

 

鳴上「……ありがとう、二人とも」

 

天龍「良いってことよ! それに出撃出来ないってのは結構苦痛なんだぜ?」

 

>そう言われて、長門の方へ視線を移す

 

長門「そうだな、退屈で死んでしまうかもしれん」クス

 

鳴上「悪いとは思ってるんだ……」

 

長門「分かっているよ、私が来てからも提督は良くやっていると思う」

 

>そう言ってくれるだけで、本当に助かる……

 

大淀「では遠征を主軸に、資源確保と戦力増強が今後の目標になりますね」

 

吹雪「でも霧が出る以上は、少しの間お休みですね……」

 

夕立「うぅ…… 残念っぽい……」

 

天龍「じゃ、オレ達からは以上だ」

 

>ミーティングは終了だ

 今後の方針が固まり、霧で行動出来ないことに歯痒さを覚えるが、今は我慢しよう……

 

―――

 

工廠妖精s「あとさんぷんまて」

 

工廠妖精s「もうまてない……」

 

明石「はいはい、待っててください……」ツンツン

 

わあぁー潰れるーと妖精さん達がはしゃいでます……

ホントに、今回は順調に建造が進んでよかった……

 

明石「そろそろ提督にご連絡を、と……」

 

工廠妖精s「にふんくらいでもうたべられます?」

 

工廠妖精s「かためくらいがちょうどよいですので……」

 

即席麺じゃないんですから……

油断も隙もありませんね、妖精さん達……

 

明石『あーあー、業務連絡ですー、間もなく建造が終了します』

 

明石「……これで良し」

 

工廠妖精s「よし!」ビシッ

 

なんですかその指差しポーズは、どことなく駄目な気がするので止めてください

 

RRR……! RRR……!

 

むぅ? このタイミングで内線? 提督からかな……

 

工廠妖精s「でんわー」

 

明石「ですねぇ、どうしたんだろ……」ガチャ

 

明石「明石です、どうされま」

 

鳴上『あ、明石か!? 今手が離せな…… うわぁ!?』ベチャ

 

夕立『っぽーい!』 

 

間宮『止めてぽいしないで!』

 

長門『大量に必要なのだろう? なら火力を上げて素早く作れば……』

 

吹雪『そうですね、じゃあ……』カチ、ゴオオォォ……

 

球磨『クマー!? 炭になるクマァー!?』

 

天龍『なんで此処は戦場と化してんだよ!? う、うわっ!?』ベチャ

 

響『天龍、撤退しよう。此処は危険すぎ――』ベチャ、バタン

 

天龍『へ、ヘッドショット…… 響がやられた!?』

 

給糧妖精s『どうして…… どうして……』ベチャ

 

この電話の向こうでは、何が起こってるんでしょうか……

明石は、彼方の惨状を考えたくありません……

 

鈴谷「なんだろ? 取り込み中なの?」

 

工廠妖精s「もうだめかもしれん」

 

工廠妖精s「わしらにはすくえぬものじゃ……」

 

鈴谷「えぇ……」

 

―――

 

>ここは、食事処間宮の厨房……

 

>だった場所……

 

明石「……て、提督ー? 大丈夫ですかー?」

 

鈴谷「なんで厨房に恐る恐る入るのさ?」

 

鈴谷「鈴谷を出迎えに来ないなんて、提督はすいぶ…… ん……」(唖然)

 

鳴上「どうして……」グッタリ

 

間宮「む、無念です……」

 

球磨「手に負えないクマ……」バタリ

 

夕立「クッキー第一号! 完成っぽいー!」ピョンピョン

 

吹雪「やったね! 美味しく出来てればいいけど……」

 

明石「何ですか、あの黒い塊は……」

 

鈴谷「ココアクッキー…… とか……?」

 

天龍「奴らが作ってたのはバタークッキーだった……」

 

響「うーん……」

 

鈴谷「や、奴ら……」

 

>そう、ココアもチョコも入れていない

 正真正銘、バタークッキーだ

 

>そんなクッキーが、どうして……

 

夕立「妖精さん、味見どーぞ?」

 

給糧妖精s「たべものじゃねーです」

 

給糧妖精s「すみ」

 

夕立「ヒドイ!」

 

吹雪「司令官、お一つどうです?」

 

鳴上「えっ」

 

>そ、そんな…… ご無体な……

 

>吹雪に差し出されたクッキーは、その……

 やっぱり、炭……

 

吹雪「……?」

 

>な、南無三……!

 

鳴上「……」パクリ

 

鳴上「げ、げっほ! げほ! げほ……」パタリ

 

明石「て、提督!?」

 

鈴谷「は、配属先の提督が、クッキーで殉職しちゃったんですケド……」

 

―――

 

鳴上「み、皆お菓子作り初めてだったもんな」(ダミ声)

 

球磨「声変クマ」

 

>そっとしてくれ……

 

間宮「迂闊でした…… 球磨さんは普通に調理されてたので、各自に任せてしまったのが原因です……」

 

球磨「普通と言われてムッとするとこだけど、今すっごく安心したクマ」

 

鈴谷「初めてでもこうなるのは、一種の才能じゃ……」

 

長門「何が良くなかったんだろうか……」

 

吹雪「何でしょうね……?」

 

>戦艦並みの火力が駄目だったのは間違いない

 焼き加減を見る暇もなく炭と化していた……

 

>もう見た目では分からないが、夕立も何やら生地に色々入れていたので、それも問題だろう……

 だが炭になったお陰で? その問題はスルーされていた……

 

>妖精さんにお菓子を贈ろうと考えたのが事の始まりだが、よもやこんな事にになるとは……

 

鳴上「お菓子はまた今度にしようか……」

 

妖精s「えぇー……」

 

妖精s「でもすみはたべれませんので……」

 

妖精s「いたしかたなし……」

 

>そして……

 

鳴上「鈴谷、だったよな?」

 

鈴谷「そうだよー、最上型重巡洋艦の鈴谷ね」

 

鳴上「その、色々あると思うけど、宜しく……」

 

鈴谷「だろうね…… まぁ賑やかでいいと思うよ?」

 

鈴谷「絶対大変だろうけど……」

 

天龍「最上型って確認されてたか?」

 

響「艤装だけで、多分確認されてなかったと思う……」ウーン

 

天龍「……大丈夫か?」

 

響「鳴上司令官よりは大丈夫だと思う……」




スレッドの方を参考にしながら書いてるので、メシマズ艦とか結構います
事務能力などで判定とってましたね

ある程度人物とかの紹介が安定してきたら、短めに各艦をピックアップした話とかも入れていきたいですね

安価も良きですが、自由に書くのもすんばらしいっす
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