Re:艦これ×ペルソナ4   作:じんた

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何故か五千字を超えた
又長めの文章になるので、時間のある時にどうぞ


鎮守府被害報告纏め

真壁「……」ブロロロ……

 

漣「んぁー……、疲れた……」グデー

 

漣「もう舞鶴に帰りません?」

 

響「それはない」

 

天龍「横須賀にも用があんだろ? ちゃっちゃと送ってくれ」

 

真壁「……分かってますよ」

 

漣「お二人とも割と元気? 漣はもうクタクタのヨレヨレなんですが……」

 

響「……そう見えるかい?」

 

漣「割とそうでもない?」

 

天龍「今回……あー違うな、シャドウと戦うのは二度目か」

 

天龍「とにかく、あのシャドウっつー奴との戦闘はオレも流石に堪える……」フー

 

響「善戦出来ていたのも、鳴上司令官がいてくれたお陰だったからね」

 

漣「そー! それなんですよ。あの方何者? 話聞いても記憶が無いとかであやふやな部分が多いし……」

 

天龍「鳴上自身が言った通りだったって事だろ。シャドウと戦闘経験があって、何らかの関わりがある奴」

 

響「ペルソナもそうだね。……間近で戦闘を見せられれば、信じない訳にもいかないし」

 

真壁「だとしても理解し難いですね。しかも男性なのに艤装を使用出来ていましたし……」

 

響「特注品なんだって、妖精さんが一から作ったみたいだよ?」

 

漣「はぇー……」

 

響「……にしても、強かったね。彼」

 

天龍「だなぁ、あれは戦い慣れてる動きだ。流石に海の上は初めてだったんだろうが、それも問題なさそうだったな」

 

漣「思った以上に武闘派?」

 

響「そういう感じじゃないかな……、しいて言うなら……秀才?」

 

響「対シャドウ戦術、自分の体の動かし方、分かる部分の出来る事だけを最大効率で行動してる」

 

天龍「あーわかる。天才っつーよりは秀才だ。大湊の奴と似て非なるっつーか……」

 

真壁「確かに大湊の彼は皆が言う風に、直感とかそういうセンスのような部分が抜きん出てます」

 

真壁「対して鳴上君は、積み重ねた技術が体に染みついたというか、そういう感じ」

 

真壁「でも記憶、無いのよね……?」

 

天龍「無いんじゃないか? 何か隠してる様子もなかったし」

 

真壁・漣(……記憶無くてあれかぁ)

 

漣「……まぁ被害こそあれど、誰も欠けることなくで良かったんじゃないですか?」

 

響「全然良くない」

 

漣「おりょ、なして?」

 

響「これから先、霧が出ればシャドウは鎮守府にまでやってくる可能性が増えた」

 

響「恐らく霧とシャドウの出現には関係がある。だけど霧を止める手段なんて私達は持ち合わせてない」

 

響「しかも、シャドウは此方が防衛しきれないほどの量でやって来る」

 

漣「……詰みですか?」

 

真壁「実際そう判断した大湊の彼は、鎮守府を最悪放棄すると大本営に即座に進言していたわね」

 

真壁「彼がそう采配を下すなら、現状打つ手が無いという事が如実に表れてるのかも……」

 

響「真壁提督は?」

 

真壁「……正直、今日の戦いで私も防戦すら危ういと判断したわ」

 

真壁(大湊に倣う訳じゃないけど、鎮守府放棄に関しても決断しないとかもだし……)

 

真壁「鳴上君の様な対抗手段がある場合は兎も角、現状どの鎮守府も非常に危険な状態ね」

 

天龍「そーいや、八十神鎮守府以外にシャドウの襲撃が無かったのは、何でだろうな?」

 

真壁「それに関しては、何とも言えないわね……」ウーン

 

漣「鳴上提督目当てだったりて? ペルソナとか使えますしおすし?」

 

天龍「……ありえなくはない。けど決定打としては弱い気がする」

 

天龍「……全っ然わかんねー!」ウガー

 

響「うん、分からない事ばっかりだ」

 

真壁「最後に現れたあの深海棲艦の艦隊も気になります。横須賀で色々話さないといけませんね……」

 

真壁「……後これとか、はい」スッ

 

漣「何です? ……これをどうしろと」

 

真壁「装備しないと、意味がないわね?」

 

漣「……何でですか」スチャ

 

漣「……ご主人様」E:鼻眼鏡

 

天龍「ブッフォ!」(吹き出し)

 

響「……」プイ

 

漣「オォイ響ィ! なぜ顔を背けるゥ!」

 

漣「コッチヲミロ!」グイ

 

響「……! っぷ、ぷふ……!」(吹き出し)

 

響「は、反則……! それは反則だから……!」

 

真壁(……運転中だし、私は見ないようにしなきゃね)

 

―――

 

妖精s「ちんじゅふひがいほーこくです」フヨフヨ

 

夕立「で、こっちが艦隊の被害報告書っぽい」

 

鳴上「ありがとう」ピラ

 

>先の戦闘の後、真壁提督達は横須賀の二人を連れて、車で去っていった

 横須賀へ向かい、今回の件も含めて話し合いを進めるそうだ

 

>一方で八十神鎮守府やその所属艦娘は、大きな被害を受けていた……

 

鳴上「流れ弾多数、鎮守府への被害有り……」

 

>味方への誤射は無かったが、鎮守府への被害は流石に防ぎきれなかった

 主にシャドウの攻撃が、鎮守府の壁や堤防などを破壊してしまったらしい……

 

>工廠などにも被害が出ているようだ

 後で詳しい話を聞いておこう……

 

鳴上「で、こっちが……」

 

>此方の艦隊被害に関する報告書だ

 

>八十神鎮守府、第一艦隊

 小破: 長門 夕立

 中破: 吹雪 鈴谷

 大破: 球磨

 

 続き、横須賀鎮守府所属艦娘二名

 小破: 天龍 響

 

 続き、舞鶴鎮守府所属艦娘艦娘一名

 中破: 漣

 

>被害の大きい球磨から順に、入渠ドックの使用をするよう指示している

 鎮守府の資源は出撃分の消費を含めて、本当に僅かしか残らないだろう……

 

>このまま霧が晴れることを祈るのみだ……

 

夕立「提督さんは大丈夫? 痛いとこ無いっぽい?」

 

鳴上「ん、ああ……、これ位なら……」

 

>自分にも目立った外傷はない

 ……が、あくまでも目立たないだけだ

 

>ペルソナによる戦闘は、どうやらペルソナのダメージが自身にフィードバックするようだ

 ペルソナが受けた傷は体に残ることはない。だが、痛みはしっかりと体に残っている

 

夕立「無理してない? 大丈夫っぽい?」

 

鳴上「俺は大丈夫、それに後でしっかり休むから」

 

夕立「……ぽい」シュン

 

鳴上「……落ち込むことなんてないさ。頑張ったよ、皆」

 

>皆の力が無ければ、八十神鎮守府は陥落していたかもしれない

 そう思うと、素直に喜べはしないが、今回の結果は十分なほど良い結果なのだ

 

夕立「……夕立、もっと強くなる! 強くなって、提督さんがケガしないように頑張るっぽい!」

 

鳴上「ああ、一緒に強くなろう」ニコ

 

>とは言っても、当分出撃はできないだろう……

 修練を積むには訓練の方法を考えないといけない

 

>……ところで、何故夕立が報告書を?

 

夕立「吹雪ちゃんが入渠中だから、渡せる分だけ夕立に任されたっぽい」

 

夕立「夕立は損傷が少なかったから、入渠は後回しにしてもらったの」

 

鳴上「なるほど、……皆の様子はどうだった?」

 

夕立「……うーん」

 

―――

 

鈴谷「ふい~……」ザプーン

 

球磨「あ゛~……、生き返るク゛マ゛ァ~……」ザプーン

 

鈴谷「大丈夫~? ……こことか」ツン

 

球磨「い゛っ!? き、傷口は突くなクマ!」

 

吹雪「はぁ……、大変だったなぁ……」チャプン

 

明石「皆さん、入渠ドックのお湯加減は大丈夫ですか?」

 

球磨「だいじょぶクマ、極楽クマ~」

 

明石「では私は離れますので、何かあれば妖精さんにお願いします!」スタタ……

 

吹雪「……忙しそうですね」

 

鈴谷「私らが出来ない事、明石さんが奮闘してるみたいだねぇ」

 

鈴谷「小破組もまだ動けるって言って色々やってくれてるみたいだし……、凄いね」

 

吹雪「本当に頭が上がりませんね。早く回復してお手伝いしたいんですけど……」

 

球磨「焦ってもどうにもならんクマ。肩まで浸かってのんびりしとくクマ」

 

吹雪「ですね、ガマンガマン……」

 

鈴谷「……二人とも、何機落とした?」

 

球磨「……確認出来たのは一機クマ」

 

吹雪「私も一機です。と言っても砲撃が入り乱れてましたから、確実とは言えないですけど……」

 

鈴谷「私は確認取れずでスコア無し、当ててはいたんだけどなぁ……」

 

吹雪「今回の殆どの戦果は、司令官と横須賀の二人が上げてましたね」

 

鈴谷「提督が戦果上げるって字面には頭痛がするけど、実際そうだったよね……」

 

球磨「半数は提督が蹴散らしたクマ、その上で提督自身は傷一つなかったクマ」

 

鈴谷「ペルソナ? は攻撃受けてたよね?」

 

球磨「そうクマ、でもペルソナにも傷はなかったはずクマ」

 

鈴谷「それって無敵ってこと? ……ヤバくない?」

 

吹雪「さ、さすがに無敵ではないと思いますけど……」

 

球磨「でも矢鱈強かったのはこの目で見たクマ」

 

鈴谷「だねー……このままだと私達居る意味が無くなっちゃうかも」

 

鈴谷「……なーんて、ね?」

 

吹雪・球磨「……」

 

鈴谷「アハハ……、冗談だって……、それに私達は出来る事やってくしかないじゃん?」

 

球磨「この雰囲気にした本人がそれ言うクマ?」

 

鈴谷「わ、悪かったって……」

 

吹雪「暫くは資源回復に努めて、その間にシャドウへの対策が出来れば直良し……という感じになりそうですね」

 

球磨「球磨達も訓練して強くなるクマ!」フンス

 

鈴谷「あの眼鏡とかもあれば便利かもだね」

 

吹雪「ですね、色々考えておかないと……」

 

―――

 

大淀「―――、――」

 

長門「――、――――――」

 

>工廠の被害を見に夕立とやってきたが、何やら話し込んでいるようだ

 

大淀「……工廠の復旧状況はどう?」

 

明石「あまり芳しくないです。というのも……」

 

工廠妖精s「ぐえー……」

 

工廠妖精s「あー……」

 

長門「どうしたのだこれは……」

 

明石「先程の戦闘でこんな感じなんです。それで復旧作業自体、私しか動けてなくて……」

 

工廠妖精s「われわれつかれました」

 

工廠妖精s「あぶないものをひなんさせました」

 

工廠妖精s「でもここはあなぼこだらけになったます……」

 

大淀「なったます……?」

 

明石「元気がないというか、生気がないというか……」

 

鳴上「皆お疲れ様」

 

大淀「提督、其方こそお疲れ様です」

 

>妖精さんが地べたに溶けている……

 

鳴上「……大丈夫なのか?」

 

工廠妖精s「おー、てちおくさん……」

 

>てちおくさん……?

 

工廠妖精s「しんでしまうとはなさけない……」

 

鳴上「死んでないぞ」

 

夕立「こんな状態でも相変わらずっぽい……」

 

長門「妖精さん達がこの様子では、確かに復旧はままならないだろうな……」

 

>鎮守府内で妖精さんは、所謂作業員の役割を果たしている

 人的リソースが無い状態では、復旧作業を始められないだろう……

 

>どうしたものか……

 

夕立「妖精さんも元気ないっぽい? どうすればいい?」

 

工廠妖精s「あなぼこ」

 

明石「屋根とか壁とか、穴開いてますね……」

 

夕立「穴が嫌なの?」

 

工廠妖精s「きりがはいってくる」

 

工廠妖精s「きりきりまい」

 

工廠妖精s「ぎりぎりあい」

 

>意識が溶けている……

 

>妖精さんが元気がないのは霧が原因なのだろうか

 だとすれば霧が晴れるまでは、霧の中の妖精さんは行動出来ないという事になる

 

大淀「でも、通信室や食事処の妖精さんは元気でしたね?」

 

鳴上「……」ウーム

 

>霧が晴れるまでの間、復旧作業は中断するべきだろう

 工廠の復旧が遅れた場合の損失は、どれぐらいあるのだろうか?

 

明石「資源の自然回復が滞ります。それに新たに資源を入手しても、管理する妖精さんがこれでは……」

 

長門「後は……今は論外だが、当然建造も出来なくなる。それに今回の損傷した我々の艤装修理は……」

 

明石「あぁそっちは大丈夫です! 私が何とかやっておきますので」

 

明石「ですけど私だけで作業しますから、時間は掛かると思ってください……」

 

長門「……というわけだ」

 

>八方塞がりとはこういう事か……

 

>恐らく霧が出ている間に壁や屋根の修理をしても、霧が出ている間には終わらないだろう

 

>どうやら本格的に何もできない状態の様だ……

 

大淀「上層部と連絡を取ってみます。何か支援が受けられるかもしれませんし……」

 

鳴上「分かった」

 

夕立「長門さん入渠まだっぽい? 大丈夫?」

 

長門「それを言うなら夕立もだろう。……そうだな」

 

長門「……初陣がこんな形で終わるとは考えもしなかったが、一先ずは休息か」

 

鳴上「そうしてくれ、有難う二人とも」

 

長門「……有難う、か」

 

長門「礼を言うのは此方の方だ。それにペルソナというのも見ることが出来た」

 

夕立「ぽい! すっごくカッコよかった!」

 

長門「現状打つ手が無い以上、提督に頼ることになりそうだ。その時は宜しく頼みたい」

 

鳴上「……勿論!」ニコ

 

>その後少し状況整理の話し合いを進めた後、長門と夕立は入渠ドックへ向かった……

 

明石「……ところで提督」

 

鳴上「うん?」

 

明石「この提督が使ってた艤装、どうやって弄ればいいんです?」

 

鳴上「俺に聞くのか!?」

 

明石「だってわかんないんですもん! 完全オーダーメイドじゃないですかー!」

 

大淀「損傷は無い様に見えますけど?」

 

明石「損傷を受けた時に手入れ出来ないと困るじゃないですか!」

 

>目を輝かせて反論する明石

 恐らく理由はそれだけではないのだろう……

 

明石「どうすればいいかな……。私達と同じような感じですし、勘でイケるかな……?」

 

>不安が募る……




この辺りから、ある程度シナリオ内の日数を、間隔開けたりしながら書こうかなと考えております
数日後……とか挟んだりするかもですが、シナリオ破綻しない程度にするつもりです
当初は毎日描写しようと思ってたりしたんですが、ネタが足りなくなりそうなので……

さて今回の話でシャドウの脅威というものが多くの八十鎮所属の艦娘に知れ渡りました
恐怖や不安は周囲へ伝染するものです。心の陰りから生まれるものは……なんでしょうね?

すぐにフラグを回収出来るわけではないですが、こうご期待!
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