寝オチしたらサウザーになっていたが 何か?   作:コトナガレ ガク

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第4話 人事通達 その1

 無事会議は終わり、南斗はサウザーの下で南斗帝国建国を目指すことになった。

 やっぱ有無を言わさずシンを倒したパフォーマンスが良かったようだ、なんだかんだで南斗は拳士強い者に従う。

 そして今は建国に関して、一人一人部屋に呼んで人事通達を帝王である俺自ら行っている状況。帝王以外の役職が決まってないのでしょうが無い。

 めんどくさいが、盗賊団のように俺頭お前手下というわけにはいかない。国を作るなら大臣官僚将軍をきちんと決める必要がある。

 信長の野望世紀末バージョンサウザーの野望の始まりだ。

「シュウ、お前には南斗帝国の宰相に成って貰う」

「俺でいいのか?」

 大戦前から何かと反目していたシュウは驚いたような顔をする。

「南斗六聖拳と言っても俺とお前以外は餓鬼と言ってもいい政治などできん」

 シュウはいい人かつ真面目、しかもちゃんと妻と子供までいる人格者、しかもハンサムとか、ちょっと八つ当たりしたくなるリア充。多少の僻みの八つ当たりもあるかもしれないが、理不尽な上司とやんちゃな部下達の間で苦労する中間管理職に成れるのは彼しかいない。

「そうかも知れないが」

「お前が投げ出せば子供達に未来は無いぞ」

「どういう意味だ?」

「深い意味は無くそのままだ。この乱世犠牲になるのは力なき女か子供だ。

 どうせ誰かが上に立つならお前が上に立って意見を言った方がいいと思わないか?」

 サウザーやシンやユダじゃ碌な国を作らなかったことは知っての通り。

 レイは六聖拳だけど実はジュウザに匹敵にする自由人。

 ユリアは恋人と直ぐ逃避行するしと、シュウ以外碌な奴がいない。ほんといない。

 南斗に将無し。

「分かった。引き受けよう。

 だがお前が暴走するというなら俺は死ぬ気で止める」

「肝に銘じよう。

 なら早急に帝都の治安回復から街作り、井戸の発掘もして、食糧確保の為に開墾も進めて、防御の為に壁の建設に、夜盗対策に治安機構の設立。あとは税収を決めて貰わないと・・・・」

 この後、シュウは顔を真っ青にして退出していった。

 まあ超人みたいなもんだし、過労死しないだろ。

 

「レイ、お前には南斗遊撃隊になって貰う」

「遊撃隊?」

「他の勢力の情報収集などをやってもらう」

 妹を探すならシンみたいにでっかい組織を作った方が効率がいい、現に牙一族はあっさり見つけ出したしな。それをしないで一人で当てもなく荒野を探していたレイは・・・。

 まあ孤独が好きなんだろう。そんな彼にピッタリの役職だ。

「いいだろう」

「それとお前には妹がいたな、至急帝都に呼び寄せろ」

「! 人質か」

 今まで余裕の顔していたレイがいきなり殺気立つ。

「誤解するな。守る為だ。これからお前は外で仕事をして貰う。その間に妹さんの安全は南斗の軍が責任を持っても守る。帝都にはシュウもいるしな」

 レイがトチ狂った原因ジャギ。彼奴は探し出して始末するつもりだが、その前にアイリが襲われる可能性はある。原作の悲劇を回避する為にも手は抜かない。

 レイには曇ること無く腕を磨き続けて貰う。覚醒すればラオウに迫る才能はあると言われる才能に期待する。

「分かった。

 だがもしアイリに何かあったら俺がお前を切り刻む」

 気圧される。妹が絡めばシンが言う執念がレイには宿っている。

 シスコン恐るべし。

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