寝オチしたらサウザーになっていたが 何か? 作:コトナガレ ガク
「ハン様、こんな阿呆は俺達だけで十分です」
主力はハンから引き離した、それでもハンの傍には最低限の護衛はいる。だが所詮名も無き修羅に劣る雑魚修羅、襲い掛かってくる修羅達が此方の間合いに踏み込む前にサウザー神速の踏み込みで放つ極星十字拳が炸裂する。
「うぎゃあ」
「ぐあわわああ」
一瞬で手足の健を断ち切った修羅達を捕まえると俺は地面に積み重ねる。
ドカッ。
俺は即席で作った修羅の椅子に帝王のポーズで座る。これで偉そうに座る俺と立ち尽くすハン、俺の方が圧倒的に偉そうなポジショニングに成功。
「まあ、落ち着け。
俺は戦いに来たんじゃない、交渉に来た」
俺の前に立つハンに提案する。
この聖帝様は頭脳派、無駄な争いなどしないのである。
「交渉だと。修羅を前に降伏など無い戦って生を勝ちとるのみ」
まあ予想通りの修羅の返答。交渉はここからだ。
「そんな綺麗事を言っていていいのか?」
「どういう意味だ?」
「お前は三羅将の中でも頭が切れる。意味が分からないのか、考えないようにしているのか」
「虚言で俺を惑わすか」
「この戦い何のために初めた?」
「修羅が戦いを求めるのは必然のこと」
「そうかな? ならなぜ今なのだ。そんなに戦いを求めるなら修羅の国建国後直ぐに攻めてくれば良かっただろう」
そうバトルマニアを気取るなら鎖国なんかしないで侵略戦争をすればいいのである。永遠に戦いを楽しめる。
「・・・」
「ラオウだろ」
情けないことに此奴等はラオウを恐れるあまり家に閉じ籠もっていた。修羅を自称する割にはあまりに情けない理由。
「今ラオウは俺との戦いで傷付きその身を休めている。
その隙を狙ってきたんだろ、戦いを求める修羅が笑わせる」
「貴様」
ハンの顔に怒りが浮かぶ。
いいぞ先程までの梳かしたダンディー顔と違い交渉に乗ってきた。
「それでもカイオウはラオウを恐れている」
「・・・」
「だからお前をまずぶつけることにした。カイオウは修羅の王を名乗りながら、その狡猾さは最も修羅からほど遠いと思わないか?」
「何が言いたい」
「お前達は捨て駒だよ。ラオウを倒せれば良し、倒されてもラオウに手傷を負わせられればいいくらいのな」
「それを聞いて俺がカイオウに叛旗を翻すと思うのか? お前こそ小賢しい」
「なら敢えて捨て駒として散るか?」
「拳士に言葉など不要。俺を説得したければ拳で語れ」
「え~俺が言った意味分かるよね。利用されてんだよ」
「だから」
「どう俺の配下にならない。好待遇で採用するよ。笑顔の絶えない職場だよ」
「俺は戦いを求める。
お前が強者だというなら戦え、お前が勝ったら従ってやってもいいぞ」
まあ結局こうなるよな。
もはやハンには言葉など届かないほど闘気に満ちている。
「その言葉忘れるなよ。
聖帝の力見せてやろう」