(なぜか)人里の守り神になりました   作:sukei

3 / 14
この小説を書くに至った経緯

転生もの書いてみたいなー

あっ、設定だけ浮かんできた

とりあえず軽く書いてみるか

そのままの勢いで投稿←今ココ



本編
人里の守り神……???


 

――突然ではあるが、私――鍵山雛は転生者である。…………いや、転生者というより前世の記憶持ちというべきか。なにせ『前』の記憶といっても病室の風景と現在自身が存在している世界である東方関係の知識ぐらいしか持っていないのだから。いつ、どのような経緯を経て『今』のようになったのかは思い出せない。自分が東方の『鍵山雛』だと自覚したのも遥か昔のような気もするし、つい最近のような気もする。まあ細かいことはこの際どうでもいいのだ。要は私はそのような存在だということだ。

 

 

――で、だ。当然このような存在になった『私』は原作キャラ達との交流を望んだ。そして、こうして簡単に表現できるほど簡単でないことは十分に理解しているつもりだ。

 

他でもない私自身が、鍵山雛であるが故に。

 

『厄をため込む程度の能力』

 

私自身が原作の鍵山雛であるなら、その能力もまた、原作通りに私が所有しているのだから。他人との交流がしたい私にとって、これほど邪魔な能力もない。なにせ能力は無意識的に発動し、自身でどう制御しようとも何処からともなく厄が集まってくるのだから。厄が集まってくる限り、私の意志に関係なく周りは不幸になってしまう。この能力の凄まじさたるや、原作の幻想郷縁起の鍵山雛の項目に、人間友好度が『中』にもかかわらず、危険度『極高』と書かれるほどである。

 

 

――いやこれ本当にどうしよう?修行でもしたら能力制御できるようになるかな?でもそもそもどうやって修行すればいいかもわからないし…………。

――諦めて遠くから見守るか?でもやっぱり交流持ちたいし……。

――原作キャラなら大丈夫だと信じて会いに行くか?でも私のせいで不幸になる()がいても困るし……。

 

 

一時は交流を諦めて遠くから見守るだけにしようかとも思ったりしたのだが、私はどうしても交流したいという欲求を抑えることができなかった。徐々に徐々に、遠くから見守るだけが、ふらっと姿を現すようになり。次いで一言、二言挨拶するようになり……。そこからはもう、エスカレートしていくだけだった。次第に言葉を返してくれる人間や妖怪が現れ、恐る恐る会話をし、他人と会話をするだけで幸福感を感じていた。それでもいつかは拒絶されるのだろうと覚悟を決め、今あるだけの幸福で十分だと自分に言い聞かせていた。

 

 

そして現在――

 

 

 

 

人里にて――

 

 

「あら?雛さんじゃないですか。うちの新作お菓子、味見してかない?」

 

お菓子屋の前を通ればそこの看板娘である店員さんに声をかけられる。

 

 

「「「「遊んでー雛様~!」」」」

 

寺子屋の近くを通れば子ども達に囲まれる。

――いや、慧音サン?そんな微笑ましいものを見るような顔してないで子ども達を止めてください。

 

 

「あっ!雛さん!!もしよろしければ、俺と付き合っ「バッカ野郎!!なに抜け駆けしようとしていやがる!!」ウルセェ!度胸のないヤツは引っ込んでろ!!」「さあ、雛さん?あんなバカ共はほっといて、どうです?今から私とお茶でも「「させるかー!!」」おいやめろ飛びかかってくんな邪魔すんな!!!」

「お前らなに言ってやがる!神聖な雛様に俺たちが触れていいわけないだろうが!!」

「「「そーだそーだ!!」」」

 

道を通れば近くにいた若い男達がバカ騒ぎを始める。

――………………………………。

 

 

「あの、雛様。昨日からうちの子どもが寝込んでるんでちょっと診てはくれねぇか?」

 

途方にくれて困っている人も声をかけてくる。

――あの、会うのはいいんですけど、私医者でもなんでもないですよ?

「なあに大丈夫!雛様が会ってくれるだけでだいぶ良くなりますから!」

――そ、そうですか。

 

 

「さあ、雛さん!今日こそ貴女の能力について教えて貰いますからね!!」

気づけば阿礼乙女に捕まっている。

――いや、阿求ちゃん。前に説明した通り私の能力は『厄をため込む程度の能力』だけだから。

「誤魔化そうとしたってダメですよ!『厄をため込む』だけでは説明できないことをやってたの知ってるんですからね!」

――イヤ、だから…………

「今日は絶対逃がさないんですからね!」

――……………………。

 

 

「お!雛ちゃんじゃないか。今日はうまい梨が入ってるからさ!持ってってくれや」

 

気疲れして帰ろうと八百屋の前を通れば、店主にお供え物とかいって無料で食べ物を押し付けられる。…………明らかに一人にタダで与える量ではない……。

――いや、こんなにもタダでもらうのはさすがに…………

 

「いーのいーの!なんたって雛ちゃんは『()()()()()()』様だからな!!」

 

――………………。

 

 

 

 

 

 

 

――ちょっと待って!?なんで私は普通に交流できてるの!?なんでみんな不幸になってないの!?守り神ってなに!?

まあ確かにある時期を境に私の周りの厄がなぜか見えなくなったけども!!そもそも私これでも厄神だよ?どちらかといえば神様よりも妖怪寄りだよ?信仰なくても大丈夫だし!それがなんで人里の守り神になってるの!?!?!?

 

………………………………はぁ、まさかこの言葉をネタではなく、本当に使うことになるとは思わなかった。

 

いや、本当に――

 

 

 

 

 

「………………どうしてこうなった???」

 

 





前書きに書いてある通り勢いだけでの投稿なので(設定はあるけど)続かない!

長期間放置してしまった感想の返信は……

  • 返信あれば嬉しいです!
  • びっくりするのでしなくていいです。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。