そして相変わらず人里がカオス。
どうしてこうなった?
――よし、とりあえず状況を整理しよう。
まず『私』が鍵山雛だと自覚した。
で、他人との交流を始めた。
そんで人里にも姿をみせるようになって。
気がついたら守り神呼び……と。
うん、なんで???
人里に行くようになってからなにが起きた?
あ、そういえば1回厄神だからって拒絶されたことがあったっけ。そうだった。で、そこから数年は人から距離を置いたんだった。そういえばこの辺りで私の周りの厄がいなくなったような気もする。そんでまた我慢できなくなって他人との交流を再開したんだったか。
でもまあ、私厄神だし拒絶されたのは特に変なことでもないんだよね。今の状況がおかしいってだけで。周りの厄が消えたのはちょっとよくわからないけど。時期が近かったのも偶然だろうし、守り神呼びとは関係ないだろうしなー。
他には人里近くをうろつく怪しい妖怪を撃退したこともあったっけ。でも幻想郷に住んでれば妖怪の撃退なんて事例は日常茶飯事だろうし…………。
ただこの他は……これといって変わったことなんかなかったし…………。
ホント、なんでだろ???
…………………………あとは厄が消えた辺りから妙にドジをやらかすようになった気がするんだけど…………。まさか、ねぇ。そんなドジっ子だから距離が縮まったとかそんなそんな…………………………まさかだよね??
…………
……………………
………………………………
ま、いっか!
考えてもわかんないし!
また拒絶されたらその時はその時だ。元サヤに戻るだけだし、問題ない問題ない!
さて、今日は何処に行こうか。昨日は人里に行ったから、人里以外で…………魔法の森にでも行ってみようか……。
うん、そうしよう。そろそろ香霖堂で掘り出し物を漁るのも悪くない。そうと決まれば行動だ。主人公の二人とアリスには会えるだろうか?会えればいいな!もしくは別の出会いでも可!!
では、いってきまーす。
――――――――――
魔法の森に行ってから数日たった。香霖堂で掘り出し物を探した帰りにアリスと遭遇し、そのままアリスの家で服の装飾談義に熱が入り、気がつけば夜が明けていたことは少し反省しようと思う。楽しかったから後悔はしていない!
ま、まあ。何はともあれ、あれから数日――
幻想郷の景色は一変していた。
世界を覆い尽くすほどの紅い霧。
原作通りに紅霧異変が始まって…………いる……の、だが………………。
(なんで私の周りにだけは霧が出ないの?????)
そう。なぜか私の周辺だけは霧が存在しない。具体的には私を中心に周囲3kmほどはいつも通りである。いや、ホント、なんで???
そして、理屈は分からずとも私の周囲は安全だと思われたらしく。現在人里の中心で軽く軟禁状態である。
…………というか、私が人里に1日中とどまっているからか、里はどこもかしこもお祭り騒ぎである。
――具体的には
「酒だ!!酒を持ってこい!!!今日は宴会じゃー!!!」
「なに一人で突っ走ってやがる………………雛様へ献上するための最高の酒を用意するほうが先だろうが!!」
「おっと、そうだった!雛さんに感謝せずして飲めないよな!!」
「当然だ。というわけで酒屋の親父!一番良いのを頼む!」
――とか
「野郎ども!!今日は祭りだー!!!」
「「「「「おおぉぉぉ!!!!!」」」」」
「速やかに屋台をだせ!!情けない姿を雛様に見せるんじゃねぇぞ!!!」
「「「「「当然じゃぁぁあああ!!!!!」」」」」
――とか
「さあ、いらっしゃいいらっしゃい!!今日は突発の雛様感謝デーだ!!店内全品2割引の提供だよー!!!」
「ふ、甘いな八百屋!!さあさあ、皆さんよっといでー!!こっちには今日限定の雛ちゃんクッキーがあるよー!!!」
「ハッ!その程度で『甘い』などと、片腹痛いぞ甘味屋!!こっちは昨日一晩で作り上げた雛様人形だ!!!」
「ククク……お前らは所詮その程度。こっちが出すのは………………これだ!!!俺の今までの努力を全てつぎ込んだ…………雛様の写真集だ!!!」
「「「なにっ!?」」」
「どうだ!普段の柔らかに微笑んでる雛様からキリッとした凛々しい雛様。果ては転んであられもない姿を晒している雛様まで「「「……あ」」」…………え?お前らどうし――あ、け、慧音先生?イヤイヤこれはちゃんと雛様に許可をとって…………と、盗撮?やだなーそんなことしてないですよ…………か、確認をとってくる?い、いや、そこまでする必要ないんじゃないかな~と…………あの、なにを納得してるんです?…………どのみち説教することに変わりはなかった?…………い、や、えと、あの…………ごめんなさい!!!雛様にも謝ってくるんで許してください!!!あ、ちょ、まってまって!!頭突きだけは――」
「…………うん、悪は滅びた」
「…………そうだな」
「…………ちゃんと仕事するか」
「「…………そうするか」」
――…………とか。
――うん、途中で変な場面があった気がするけど私はなにも見ていない。見ていないったら見ていない。
というか今異変の真っ最中なんだけど。普通に考えて宴会とか開いてる場合じゃないと思うんだけど…………。
まあ、必要なものはだいたい里人が用意してくれるし、そもそも不満もあまりないのだが。ただ私としては早く紅魔館組に会いに行ってみたいところではあるので、この異変が早く解決されるのを願うばかりである。
――無理かなー。霊夢ちゃん面倒がってギリギリまで動かないだろうしなー。魔理沙ちゃんが動くにしても確実に解決できるかわからないしなー。
――え?私自ら解決しに行かないのかって?だって私いま軟禁状態だし………………………………私………………弾幕ごっこ弱いし…………(泣
気がついたら異変は終わってた。2、3日は人里にいた気がする。そして、私が人里にいる間はずっとお祭りだった…………。
…………………………ホントに人里大丈夫なのかな???
……………………ついでに私の人形は売れに売れたらしい………………。
ちなみに異変のときに雛が人里にいたのは『たまたま』です。
長期間放置してしまった感想の返信は……
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返信あれば嬉しいです!
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びっくりするのでしなくていいです。