ありふれた錬成士は最期のマスターと共に 作:見た目は子供、素顔は厨二
ヤッタァあああ!!!
これで本編進められるよう!!!
アサシンのことも書き切れる!!
やったぜ!
そして早く二章以降に行きたい!
…なおここまで最近遅くてすいません。
ですがテスト週間なのとCCCイベントがありまして…それらが鬼畜で…
すみません。
メルトが…欲しいっ!!!
ーーアサシンside
なおも届かない自身の刃。どれだけ知名度補正のパラメーターで押し切ろうとも、目の前の英霊二人は技で愚直な戦法を防いだ。生前の『カーグ』としてならば、同じく技で目の前の女を倒せた。
しかし今の『アサシン』には“狂化”のクラススキルが発生している。故に思考は回らづらく、結果的には技を使えど少し不恰好なものとなってしまう。柔の戦法を主とする『アサシン』にとっては酷いハンディキャップだ。
「オラオラぁ!! どうしたぁ!!?」
「ッ!」
一見モードレッドの闘いぶりは乱暴で洗練のカケラも無く思える。しかし代わりに獣としか言えないようなある種の極まった戦法でもある。“直感”に身を任せるという愚かにもほどがある戦闘。本来ならば破綻している。
事実『アサシン』はモードレッドの剣を小型のナイフで流し、喉をその口で千切ろうとする。すかさずモードレッドは迎撃しようとするがそれもナイフで逸らす。
そして『アサシン』の口がモードレッドを捉えようとした、その時。
「遅い」
『アサシン』の首をL字型の腕が絡まった。
プロレスで言うところのアックスボンバーと呼ばれる技。スカサハがモードレッドへの一撃を阻止する為に放ったのだ。なおこの技をスカサハが知っているのはとあるルーラー2名が原因となる。
華麗とまでに言える程に決まった一撃は『アサシン』の体を大車輪の如く吹き飛ばす。やがて着地した『アサシン』。しかし喉を潰された事による酸欠や神経の乱れが発生する。それ故に出来る硬直。
ただサーヴァントの身であるためにすぐにその状態からは解放される。しかし『アサシン』にとってはあまりにも遅い解放である。
赤い稲妻、飛来する『クラレント』が『アサシン』に投擲される。ただでさえも宝具。あまりものぞんざいな扱いに元剣士の『アサシン』は凄まじく動揺する。
すぐに天井に逃れる『アサシン』。天井を蹴り、得物を失ったモードレッドを強襲しようという打算故だ。赤錆のナイフが嫌な光を纏い、モードレッドを狙い打つ。そうしようとした。
だがモードレッドの姿は先程までの場所には見られない。では、何処に?
その答えは横から現れた。
「おっせぇんだよ!!」
赤雷が天井ごとブチ抜いた。大雑把とも言える広範囲攻撃。しかし天井という回避が困難な場所では有効打となる。雷が『アサシン』の体ごと焼いた。何とか致命傷は天井を跳ねることで回避したものの、その代償か腹が持っていかれることとなる。
もはやこの戦いは『アサシン』が何処まで粘れるかどうかの戦いとなっている。勝ちはあくまでも目の前の英雄二人に既に献上されているも同然だった。
(…ここまでか)
これ以上、喰いさがる気は無い。それは洞窟の方でも、かの少年は人の感情を取り戻してしまった。そんな気配がする。
『アサシン』の正義は誰も不幸にならないこと。だからこそ無の感情を望んだ。
そんな哀れな願いを胸に『聖杯』の呼びかけに応じた。そして奈落の底で洞穴の中、孤独による感情の波乱を巻き起こしていた少年に出会ったのだ。
それはもう酷い有様だった。我すらも忘れ、ただ「りっ…か。かお、り…さん。きり、えらいと」と『大事』の名を何度も何度も呟いていたのだから。
酷く同情した。かつて一人になった己を重ねたから。白銀の使徒達に囲まれながら、孤独になって己の無力を嘆いたあの時と。ただの『錬成士』である彼と自分が重なって見えた。
だから救ったのだ
こうしてハジメの記憶を斬ると言う方法で消した。己の宝具によって。あまりにも強い力のため、立香達の存在はハジメの中で完全に抹消された筈だったのだ。
しかしそれでもなお、思い出せたのは…きっとハジメの強い心が立香達を求めたから。たとえ生きるために捨てようとしても、心の叫びが捨てようとするのを許さなかったから。
その感情が、今でも『アサシン』にはわからない。分かっているはずだ。いずれ全てを取りこぼす日が来ると。神敵たる
(何故だ。何故、この世界の人々は、これほどまでに馬鹿なのか。感情という枷を捨て切れないのか。神の駒となるのを良しとしないのか)
諦めるべきなのだ。踏みにじる者がいる限り、この世に悲しみは絶えない。ならば感情など否定すべきだ。それをよくハジメも理解していたはずなのだ。
だからこそ、分からない。ヒトが感情を捨てようとしない理由が。
「何故だ…何故、貴様らは感情を捨てぬ。上位にある者に、何故従わぬのだ!!?」
戦う気はとうに尽きた。だが胸中に溢れるこの疑問だけはむしろ増すばかり。『アサシン』は気づけば思わず叫んでいた。
「強者に、たとえ理不尽な者であろうと従うのが道理! 感情を殺し、駒となるのが最優の答えである! だというのに、何故貴様らは抗う!? 何故、捨てぬ!? 何故…『人』としてこの世にあるというのだ!!?」
不思議で仕方がない。炎と神の狂気の地獄を見て、生まれた『アサシン』。残ったただ一人の娘を救うため、心さえも捧げた男には何一つ分からない。神の駒として人生の大半を生き、狂気に呑まれた殺人鬼には分かることができないのだ。
何も考えずに、抱え込まずに進める楽な道だというのに、それでもなお険しき道を進むハジメの、そして立香の考えが。
すると叫んだ『アサシン』に蹴りが入った。警戒すらもしていなかった『アサシン』はボールのようにアッサリと宙へと舞い、地面にバウンドする。
唖然とする『アサシン』が前を向くと、そこには一人の騎士が立っていた。
「教えてやるよ、こんの芋虫が!」
モードレッドだ。叛逆の騎士と呼ばれるアーサー王の時代に終わりを迎えさせた円卓の英雄。
モードレッドのこめかみには青筋がこれでもか!というほどに浮いており、内心も荒れ狂っているのがよくわかる。赤雷が立ち昇るのはそんなモードレッドの内心の反映によるものか。
「てんめぇの話聞いてたら…結局は負け犬の考えじゃねーか。失敗したらヤダ。何も失いたくなーい! だから待つもん何もなくなれば済む? あー、アホらし。俺こんな奴に一回ボロクソに負けたのか!? こんなガキに? 芋虫すらも失格な奴に? あー、これがあんの弓兵の言う『黒歴史』って奴かー」
「聞いて…いればっ!!」
思わず『アサシン』もモードレッドの罵倒の数々に反応する。そしてその憤怒とともに己の宝具たるナイフを雨の如き勢いで投げつける。
しかし怒りで歪んだ攻撃などいったい誰に効くだろうか。スカサハが動くまでもない。モードレッドは『クラレント』で瞬く間に辺り一帯ごと吹き飛ばした。
だが虎の如く襲いかかる『アサシン』は力の赴くままにナイフを閃かせた。モードレッドの『クラレント』はそれを受け止め、鍔迫り合いという形で拮抗する。
「我とて最初から望み、このような惨めな者になったのではない!! 抗い、それでもなお屈せざるを得なかった。愉快なる人々を、誇り高き仲間を、そして愛する妻まで! 私は神によって失った!! だからこそ我は神の駒となった! だからこそ…貴様らが愚かだと言わざるを得んのだ!! 身の程も知らぬ貴様らを!!」
鍔迫り合いという力が物を言うものでは圧倒的に『アサシン』が有利。傍観を務めていたスカサハもすかさず横槍を入れようとした。
しかしスカサハのそれは実行には移されない。モードレッドが認めなかった。
しっかりと『アサシン』の巨力を真っ向から受け止める。赤雷は今、後ろで何度も爆ぜ、刃へ込める力へと変換する。ありえない拮抗をモードレッドは再現してみせたのだ。
モードレッドは真っ向から叫んだ。
「余計なお世話だっての!! テメェとウチのマスターを一緒にすんじゃねぇよ!! テメェが何でそうなったかは知らん! さぞ名のある剣士様が狂信者なんぞに落ちたかなんざ興味がねぇしな!!」
『アサシン』のナイフ、『
宝具破壊という未曾有の危機に『アサシン』は鍔迫り合いを解き、新たなナイフを取り出し、立て直そうとする。
だがモードレッドがそうはさせない。意地でもナイフから『クラレント』を離そうとしない。赤雷がナイフを沸騰させ、金属を溶かしていく。
「だが…戦場にまで説教しにくんな! この芋虫がっ!!」
ーーーキィィン
『
『
同時に『アサシン』の腹に巨外の蹴りがぶつけられる。よく言うヤクザキックだ。赤雷の爆発力を推進力とした一撃は『アサシン』の体を遥か彼方にあったはずの壁へと直撃させる。
赤雷が野原に瞬く。そんな中で追撃は無い。そしてまるで仕切り直しとでも言うかのような声が聞こえた。
「…抜けよ。背中の剣」
確かに『アサシン』としての武器は消えた。しかしまだ『セイバー』としてならば戦える。
だが、『アサシン』は抜こうとしない。否、抜けないのだ。
「我は、昔にこの剣と決別した。…終わりだよ。我が首を持っていけ、赤の剣士よ」
そう『アサシン』はあの地獄の中、この剣を置いてきた。そして神の駒となったのだ。もはや自身に握る権利はない。握る気もない。
「断る。テメェの本気とやらを、オレに見せろ。それまでオレはテメェをぜってぇに殺さん」
「頑なだな。まるで子供だ。何を持って貴様はそれほど我の真の姿を見たいか」
そう言いつつも『アサシン』はその辺の石片を拾った。鋭さは足りない。しかし彼ならばこれで自分ぐらいならば殺せる。つまりは自害するつもりなのだ。あくまでも質問は気を逸らさせるための種でしかない。
一方でモードレッドは即座に質問に答えた。単純明快に。獰猛に答えてみせた。
「戦いたいからだよ。お前自身と」
「何を言うかと思えば…貴様は我と戦っていたろうに。それで十分ではないか。貴様の勝ちだ」
石片がしっかりと拳に握られる。そしてついに己の首に打ち付ける。その瞬間だった。
「なあ、テメェの仲間は今のお前を見て…笑ってくれると思うのか」
拳に入っていた力が勝手に抜けた。無意識のものだった。ふと思い浮かんだかの日の幻想、それに一瞬心奪われたのだ。
きっとモードレッドの問いに関しては否、そう言わざるを得ない。このような、神の思うがままに従う己を彼らが誇るわけがない。きっと己のことを失望するだろう。
「……知らぬよ。我には関係など無い」
「俯くな。大体関係あんだろ」
その言葉で漸く自分がいつのまにかモードレッドから目を離していたことに気がつく。しかし直す暇もない。『アサシン』の情緒は荒れ狂っていたから。
神に縛られた心の叫びを、『アサシン』は慟哭として叫んだ。
「無いに、決まっているだろう。捨てたのだよ。私は。あの過去の日の事など! かつての仲間も、愛する妻も。あの日から全てに背を背けた! その方がいっそのこと楽だったからだ!! つらき思いをせずに済む! それが正しい道だーーー」
「歯ぁ食い縛れ、こんの馬鹿野郎が!!」
『アサシン』の頰に赤雷の鉄槌が打ち込まれる。マントに覆われた顔を熱と蹴りが二重になって襲いかかり、『アサシン』の俯いた顔を強制的に上げさせた。
呆ける『アサシン』の様子など気にしない様子で、モードレッドは目を釣り上げる。だが次の瞬間には呆れたように『アサシン』を見て、そこから溜息をついた。
「こんなんだからあの時、マスターは強いつったんだよ。それもテメェよりよっぽど、な」
「…あの童が、か?」
「ああ。確かにアイツはよっえーよ。そりゃあ弱い。作家共にも勝てるか怪しいぐらいに弱い。それは確定だ。戦闘なら下の下だな」
カラカラと笑うと、モードレッドはそれでもここにはいない
「それでも、アイツは誰よりもお人好しだ。だから自分のせいで犠牲になった人々に何度も謝ってる。外では平気な面して、一人で何度も何度も頭を下げていた。…分かったろ。アイツは一切過去から逃げない。自分の過ちを全て受け入れて、それでもーーー進むんだ。テメェには何でか、分かるか?」
「…何が言いたい」
ほらな、とモードレッドは『アサシン』を鼻で笑った。
「アイツは、全てに応えようとしてるんだ。自分の所為で死んでいった『英雄』って奴等の願いに、な」
あまりにもそれは壮大だった。
人が思う正義などそれこそきりがない。何処かで差異が生じ、また軋轢が生まれ、やがて争いが発生する。そして無限の悪夢を見る。それが真理だ。
『アサシン』は聖杯を通して、何故かは分からないが立香の過去を知っている。即ち『カルデア』の進んだ歴史を。それはあまりにも悲惨な光景が繰り広げられ、そして様々な英雄たちが付き添って進んだ道だ。
その英雄たちの願いも、死んでいった人々の夢も背負うというのだ。ただの少年一人が背負うにはあまりにも、馬鹿らしいほどまでに辛い道だというのに。
それなのに、全てに応えようとするなど…
「…馬鹿なのか、あの者は」
「ああ。特殊合金の筋金入り大馬鹿だ。ウチのマスターほどの馬鹿はこの世にゃあいねぇよ」
なるほど。『アサシン』よりもよっぽど強い。過去を繰り返すのが怖くて逃げた『アサシン』には取れなかった道だ。死んでいった英雄達に背中を押され、逃げずに突き進んだ少年の道はあまりにも眩しすぎる。
「どうだ? 憧れねぇか。テメェも英雄の端くれなら。全てを救おうとするアイツの馬鹿らしくても真っ直ぐな背中は?」
今度こそモードレッドは屈託無い笑みを浮かべた。少年のように晴れやかに立香のことを誇っていた。脇にいるスカサハも同様に笑っていた。
そして、問われた『アサシン』も。何処か胸に宿るものがあった。しかし同時に悲しさも積もった。
「ああ…。きっとそのような道も、あったのかもしれぬな。だが…もはや死んだ身である我には遅過ぎた憧れだ。どうにもならぬよ。…どうにも」
もう『アサシン』は死んでいる。ここから心を入れ替えたところで何にもならない。それに『アサシン』はもう神の傀儡となり過ぎた。汚れているのだ。己は。
だが差し出された手は、雄弁に答えた。
「ここからやり直せばいいだろ? サーヴァントになってから反省したやつなんざそれこそ大量にいるさ。…遅いなんてねぇんだよ」
そう、カルデアには何人もいる。己の生前の行動を悔やみ、英雄となった身で少しでも正しさに憧れたものなど沢山いる。
だからこそ言った。そんな汚れた体で意地を張るなと。
「テメェの本気、ここで見せてみろよ」
『アサシン』の心に熱が灯った。百年ほど前に冷め切った心。もはや失われたはずの彼、『カーグ』の心が燃え上がった。
単純だ。『カーグ』はそう思わずにはいられない。また夢を追い続けるだけなのだから。その先でまた、失敗するかもしれないのだから。
だが、同時に恐れることは無かった。あの日失ったはずの『大切』の面影がようやく笑ってくれたから。そして「進め」と、そう背中を支えてくれるから。
もう一度、あの日の自身へ。
捨てたはずのあの己へ。
「ありがとう、異世界の騎士よ。
表情筋が死んでいて、あの日のように飄々と笑えない。それでもカーグの心は明るく満たされていく。
彼は、再起する。
「ああ。…その背中の剣。抜くのか?」
「勿論だ。その前に、改めて一つ尋ねたい」
「ん? 何だ?」
「てめぇの名前、教えてくれ」
「…ハッ! いいぜ、教えてやるよ!!」
モードレッドは赤雷を纏い、獰猛に笑う。そして名乗りを高らかに、この迷宮で告げて見せた。
「我は騎士王アーサー・ペンドラゴンの唯一にして無二の継承者! 円卓の騎士、モードレッド!! クラスはセイバー!」
赤雷と同時に騎士としての高潔な威圧が渦巻いた。それにカーグは痛快そうに口角を上げ、背中の銀剣を抜いた。久々の相棒の重さに年月の間を知らされた気にもなった。だがその重量感は彼を何処か安心させた。
続いて体が群青色の魔力で纏われる。そして行われる『霊基変換』。彼が持つはずだった本来のクラスへ、変換されていく。
寂れていた黒のマントから一変。銀の軽装へと早変わりする。最低の場所だけを守る設定となっているこの鎧。蘇ったことを啓示するように鎧に鋭い光沢が宿った。
続いて男の顔も露わになる。髪は短髪でオールバック。灰色の髪は少し不気味さを覚えさせるものだ。顔は整っているとも言えないが、それでも只ならぬ剣士の武威がそこらに吹き荒れた。その剣士の極致の男を前にモードレッドが肩を震わせる。
「だったら俺も名乗ろうか。ーーー『神山のアサシン』、『オルクスのセイバー』改め、セイバー、真名カーグ・ロギンス!! オルクス迷宮の最強の剣士だ!! 文句あるってなら…かかって来い!!」
二人の剣士が笑いあった。
そしてここから行われるは純粋な決闘。互いの力だけがものを言う世界。強者しか上がり込めぬ領域の戦いに肌を震えさせ、勝利を求めて爛々と瞳を輝かせる。
「上等!!」
「いくぜぇええええ!!」
『真名解放』
真名:カーグ・ロギンス
クラス:セイバー/アサシン
出典:『
地域:ヴェルカ王国
属性:中立・中庸/秩序・善
性別:男
パラメーター
筋力:C/B、耐久:D/B 、敏捷:B/A 、魔力:E/E 、幸運:F/E 、宝具:B/D+
クラススキル
『セイバー』
・対魔力D
・単独行動A+
・剣術EX
『アサシン』
・狂化B
・気配遮断D+
・対魔力C
スキル
『セイバー』
・魔闘術E(一時的なアーツ強化的な奴)
・強化B
・静寂の剣EX(恐らくは無敵貫通系統の力)
『アサシン』
・狂える神の使いD(デメリット付きの大幅攻撃強化)
・幻想の舞B(回避系)
・憤怒の形相C(敵全体への弱体効果)
概要
…元々はヴェルカ王国の中でも随一の実力を持ったグランドクラスの剣士。またオルクス大迷宮を探索した中で最も本当の最奥に行けた可能性を持っていたパーティーの団長だった男。その剣は天を裂き、地を割ることさえもできたと言われるほど。ただし神に歯向かった姿勢によって彼の住んでいた街ごと消される事となった。だからーーもう神の駒へと成り下がった。
その後の彼の行いの方が有名であり、ヴェルカ王国丸々一つは彼の手によって落とされた。その際に扱われた武器が『
そして今、彼は回帰する。
宝具
『セイバー』:■■■■■■
ランク:B
種別:対人宝具
『アサシン』:『
ランク:D+
種別:対人宝具
…神から賜った無限の棘型の赤錆色をしたナイフの宝具。その棘に貫かれる度に敵にはいくつもの呪いがかけられる。懐から取り出す度にその数は増大し、手元で破壊されない限り限界はない。そのため鍔迫り合いに持ち込むか、彼が投げる前にナイフを砕きにかかるかのどちらかがこの宝具の突破口となるだろう。
7916文字
アサシン編は捗るなぁ〜
これから以降も捗りそうなところはあるけどさー。
凄いわ、コレ(汗)