ありふれた錬成士は最期のマスターと共に 作:見た目は子供、素顔は厨二
次回でハジメの方だから…マジで一章ラストが見えてきました!
なお今回は7000字ボリュームでお送りしておりまーす!!
…遅くなってごめんなさいね(目逸らし)
あとやっぱ、白米さんの書く『ありふれ』ワールドが好き過ぎる!!
サーカスってことは優花ちゃん欠かせないヨネ!!
あととある卿のイリュージョンあるヨネ!
期待しちゃうなー、おもろ過ぎる!!
私も少しでも近づけるよう頑張ります!!
ーー立香side
戦闘中急に久しく会えていなかった彼女達と再会を果たすという異常な事態から、立香は目を点にしていた。立香はトータスに来てからというものの驚いてばかりだと思う。
一方で彼女たちは立香の様子を少し満悦したようだ。てっきり長い間ほったらかしていたのでキレられるかと思っていたので意外感が否めない。
「とりあえず座りなさいよ。話はそこからよ」
「了解、ジャルタ」
ジャンヌ・オルタが足を円卓に乗せながらそう言う。なお、彼女の言ったことはその場にいた全員の総意らしく清姫は猛烈な速度で椅子を立香のために引き、椅子に座るよう促した。
なお漏れ無く立香に「早よ座れ」的な視線が高低関係なくぶつけられる。主にジャンヌ・オルタ、メルトリリス、セイバー・オルタの三人は雄弁だ。立香の神経が図太く無ければ死んでいたかもしれない。なお立香は普通に返事し、座る。
「…アンタ、本当に神経怪物ね。タダの人間だったくせにこの殺気じみた空間サラッと無視するとか」
「カルデアで鍛えられましたので」
立香がむず痒そうに頭を掻く。ついでに呑気にのへっと笑った。その様子にジト目を向けながらジャンヌ・オルタがゲンド○ポーズをしながら議題を話し始める。
「褒めてないわよ…さて、アンタをここに読んだのは他でもない。
「結び直すため? 『十三の花の盟約』のこと?」
『十三の花の盟約』と呼ばれるそれは立香と、関係の持つマシュとこの場にいる十二騎間において結ばれた特殊な契約。立香が唯一、詠唱を省いた上で憑依などを行える手段でもある。
というのも立香の英霊魔術は立香と英霊が刻んでいった絆の元、行われる。絆が強ければ強いほど立香が扱えるその英霊の力も強大。ならば恋人関係にある彼女達を魔術で扱う際に他とは比較にならないまでに強くなるのは自明の理。それを魔術的な契約で結び直したことで詠唱を省く。そして憑依ならばその英霊の力をそのまま顕現させ、召喚ならば対象ごとに更なる力が与えられるようになっている。
ただ立香はこのトータスという世界で久々に戦いに出た際にはその力を扱うことが出来なかった。少なくとも立香は長い間会えなかったせいで愛想を尽かされたと踏んでいたのだが…こうしてヒュドラと戦っている間に会いに来てくれたことを考えればそうではなかったらしい。
「安珍様、安珍様。恐らく安珍様は『十三の花の盟約』が途切れてしまった本当の理由を知らぬ様子。というわけでこの清姫、安珍様が簡単に分かるために計五百六十五頁に及ぶ紙芝居をご用意ーーー」
「清姫、その気持ちには悪いのだけれど立香の意識を借りられる時間は限られているのだわ。だから単刀直入に説明すべきだと思うのだけれど…」
「…なん、ですって!?」
「むしろそれほど説明に時間がかかるものだったか? 頑張って11ページ行くかどうかではないか?」
「何をおっしゃるのですか!? 契約が切れてしまった際の私の想いごと乗せた結果これほどの量に…」
「それなのだわ」「それだな」「それね」「恐らく何処かに和歌が入っておりますね」
「っ!? 何故それを!!?」
清姫が広○苑レベルの分厚さの紙芝居を取り出した瞬間、エレシュキガルが止めにかかる。なお少しはみ出した紙芝居のセリフ側を見ると一枚とは思えない虫眼鏡が必要なレベルの文章量が。改めて清姫の情愛の丈を立香は理解したような気がした。
そして話が思いっきり清姫の紙芝居問題に脱線してしまったので立香は手を挙げて説明を求めた。
「あのー、そろそろ説明をーーー」
「「「「「「「「「「「「……あ」」」」」」」」」」」」
「忘れられてたの、この短期間でっ!!?」
まさか清姫問題の議論がヒートアップしていたとはいえ速攻で存在を忘れられていたとは思わなかった立香、驚愕。全員が目を逸らしたことに地味に涙した。
そしてようやく議論の原点回帰を果たした静謐のハサンが説明をくれた。
「マスターと私達は長い間、出会えませんでした。それにより、私達の間にある契約の一つである『共に在り続ける』が果たせず、破棄されてしまったのです」
『十三の花の盟約』にはいくつか契約があり、それが破綻されれば盟約自体が無かったこととなる。それが立香がカルデアで活動しなかったことから破られた、というわけだ。
「…ごめん、約束果たせなくて」
口からそうこの言葉は出てきた。ずっと言いたいと思っていた。たとえ訳があったとしても、それを果たせなかったのは立香の責任だ。だからこそ彼は机に頭をつけ、謝罪する。
すると帰ってきた言葉は、とても優しいものだった。
「謝るな、マスター。別に貴様が悪い訳ではなかろう。貴様の魔術回路の存在を協会から秘匿していたのは承知していた。…我々全員な」
そう、セイバー・オルタの言う通り立香の魔術回路は協会にバラす訳にはいかなかった。過去の英霊を何の制限もなしに好きに召喚できるなど、詠唱のコストを考えてもあまりにも規格外。更に限定的とはいえ、十二騎は詠唱すら飛ばし、召喚できるのだ。
その存在が魔術協会に知られればまず良くて封印指定。最悪、協会の魔術師が立香の魔術回路を奪おうとやっけになることだったろう。
だからこそ、カルデアは秘匿の道を選んだ。私利私欲のため、立香の存在をバラそうとした裏切り者は一切現れなかった。カルデアの職員は全員大小ともかく、立香に尊敬の念を抱いている。故に立香を売ろうとするなど、誰も考えもしなかったらしい。
そのような流れから小さな特異点は新たにカルデアに来たマスター達に任せていた。立香という最強のマスターから魔術協会の目を逸らさせる狙いあってのこと。その目論見は見事成功。立香は『素人の魔術士』という以前と同様のイメージで魔術協会から見られている。
とはいえ、立香が長い間彼女達を放置してしまっていたのは事実。だからこそ立香は不思議でならず、子供のような質問をした。
「…怒ってないの?」
「怒っておるわ。あれほど無視されておいて怒らないわけがないだろう」
「…ごめん」
立香は申し訳なさそうに目を伏せた。しかし次の言葉にその目はすぐに引き上がる。
「だが、それで愛想を尽かす訳はないだろう。我が親愛なるマスター」
「あっ…」
見れば円卓を囲む彼女達は立香を見て、笑っている。ようやくの再会への喜びを隠しきれていなかった。普段感情を表に出さないようなセイバー・オルタまでも、だ。
「もちろん『オルクス大迷宮』とやらの攻略が終わればすぐに我々を呼べ。そして粉骨砕身で我々の命令を聞いてもらうぞ? それは
「うん。その時は喜んで」
セイバー・オルタの言葉に全員が深く頷いた。長い間ほったらかしにされたことに関しては立香に責任をキチンと取らせる気らしい。その際には恐らくハジメとユエに対してのエロテロリスト案件になるのでは無いか、と思いつつ承諾。
そうしていい感じに纏まりそうになったのだが…次のネロ(ブライド)の言葉に彼女達が看過できないと食いついた。
「余の為、絶対に生き延びよ!! あなた!!」
「ちょっ!!? ネロ!! 何でアンタそんな呼び方ーー」
「うむ! 以前マスターの部屋で言ったのを思い出してな! どうせであればこの機会に『あなた』と呼んでみては…と思った次第だ!!」
「「「「「「「「「「「却下!!」」」」」」」」」」」
「ぬぅおう!!? 何故だ!!?」
「私以外のセイバーは私怨的に処理します」
「ふふふ、『湧いた蝿は天網恢々』…長い間紡がれてきた諺で御座います」
「違うな、頼光。ここでは『出る杭はロンゴミニアド』と言うのだ」
「後で全力でコブラツイスト、いっきマース!!」
「殺す気か!? これを機に余を殺す気なのか!? マスター、助けてくれたもう!!」
「はいはーい。みんなストープッ!! はい! そこ! 宝具発動しようとしない!!」
こうは言いつつも何だかんだでこれもいつもの流れ。一応全員本気で殺す気は無い。…たとえメルトリリスが「腹膝」とか言い出していても! たとえ清姫の瞳孔が縮小し、炎を轟っと燃え上がらせたとしても!!
立香が手慣れた様子でその騒動を何とか宥めると、部屋が揺らぎ始める。本気でもうじきにこの空間とはお別れらしい。その事実に気がついた十二騎は先程までの巫山戯た雰囲気を瞬く間に散らし、円卓から降りる。そして同時に立香の方向に跪いた。
やがて彼らは告げる。契りの言の葉を。
「我らは貴方と共に」
「誓うは三つの掟」
「一つ、我らは御身の側に寄り添りて、我らが剣を捧げること」
「一つ、我らの心は御身が元に。御身が心は我らと在ること」
「一つ、御身は我らを照らす光として永劫の刻まで在ること」
契りの言葉が告げられる度に光が立香に集う。そして鳴動する立香の魔術回路。今までに無いほど純度を増した、純白の魔力が輝く。
「これを持って我らは御身に生涯に渡り付き従うことを示す」
「これを持って我らは御身と共に光となることを示す」
「故にこの言霊は御身の力と成りて、御身の覇道を切り拓く破魔となる」
純白の空間にヒビが入り始める。立香の魔術回路がスパークを弾けさせる。魔術回路から炎が噴き出したような幻痛が襲いかかる。契約が終着した証だ。
そして十二騎の英霊は霊子となり、立香を包む。まさしく『共にある』ように。魔術回路へと吸い込まれ、十二色の魔力光が立香の純白の魔術回路から光を指す。
そして景色は純白に呑み込まれる。きっと気づいた頃にはまたあのヒュドラとの戦いへと巻き戻ることだろう。
だが何の問題があるだろうか。
愛しき人達と共にあるのだ。最早立香が負けるなどということはあり得ない。
『さあ、行け。我らがマスターよ』
くすりとくすぐったそうに微笑み、立香も心中で応えた。もちろん、と。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
そして再び極光が立香を呑み込む、その場面へと立香は立ち戻る。脇にはユエを抱え、ヒュドラの攻撃から逃げおおせていた。
「絶対に……負けない!」
ユエが光に呑まれぬように魔法を構築し始める。彼女の体内にある全ての魔力を使ってのものだろう。全霊を込めて、一分でも一秒でも生きようとする人の覚悟。その姿に不思議とハジメの姿を幻視した。
立香が引き止めたあの日から、ハジメは成長している。戦闘的な強さもそうだ。スカサハやマシュの戦闘スタイルを見て、その一部を自身の無駄の無い戦闘へと昇華させている。
だがそれ以上に、ハジメは心が強くなっている。誰にも曲げられない屈強な強さがある。孤高というのも違う。立香達も思いやった上で凄まじい速さでハジメは駆け上がっていく。
きっとハジメを強くしているのは、あの日の約束。『負けない』という今は亡き恩人に告げた決意。それを胸にハジメは飛躍というのも生温い進化を続けている。
ユエもその姿に憧れたのだろう。だからこそ彼女は足掻く。たとえ時間稼ぎだろうと関係なく、生きようとする。
そして立香もまた思う。立香はハジメの親友だと自負している。ならばその成長を見ているだけなど許されない。彼の横に並ばねば何が親友だ。いやむしろ、一歩だけであろうとも先を行かねばならない!!
「だから…力を貸してくれ!! セイバぁああああああ!!!!」
そして立香の魔術回路が白と黒を融合させ、光を放つ。同時に立香の右手に握られる黒王の宝剣。冷徹な金属光沢を宿らせるその様はまさしく邪なる剣。見た者、振るわれた者構わず失墜させる反転された聖剣でもある。
更には髪が白く変質、眼光が金に輝いた。同時に角ばった黒の鎧に身を包む。セイバー・オルタが本来着る細やかな鎧ではなく、魔王の装備のように分厚いもの。見るだけで敵を萎縮させる『反転した騎士王』の姿がそこにはある。
『ふん、今回の標的はアレか。…蹂躙するぞ、マスター』
その声と共に常闇は剣に集う。万物を灰塵へと還す黒に染まった呪力が愛しい恋人の号令の下、収束する。
ユエは立香の様子が変わったことから構築しかけていた魔法を気づけば霧散させていた。それほどまでに立香の姿も雰囲気も保有する力も懸け離れたものとなっていたのだから。
だがヒュドラの光を打ち消す対城宝具はその思考ごと打ち消す。
「さあ、卑王鉄槌…受けるがいい。『
ヒュドラの極光と黒王を身に宿した立香の一撃が交差したかと思えば一瞬、対照的な光が混ざり合い、辺りを吹き飛ばす。互いの一撃が拮抗した結果だ。
瞬く間に生み出した一撃とは思えないほどの暴虐的な破壊力にユエは瞠目する。だがそれも当然、セイバー・オルタは十二騎の中でも特出するまでの攻撃力を持っている。それを考えれば当然の摂理と言えた。
銀頭は思わずその鎌げた首を仰け反らせ、二色の爆破を流す。一方で立香らは後ろへと飛び、爆撃によるダメージを軽減させる。分厚い鎧に少しヒビが入る。余波だけでこれなのだ。ヒュドラの極光も馬鹿げた威力がある。そう立香は冷や汗を垂らした。
「リッカ…その姿は?」
「ああ、ユエか。…問答は後で聞く。今は兎も角奴を倒すことに集中だ」
「……リッカなら許す。ハジメの親友だし」
どうやらユエさん、この後に及んで呼び捨てに関して少し思うところがあったらしい。なお立香の方はセイバー・オルタを身に降ろした影響で唯我独尊的な性格になり、こんな物言いになっている。しかしその事情を知らぬユエからすれば、たしかにいきなり呼び捨てになったのは不思議であっただろう。ただ、想い人の親友ということでオッケーではあるようだが。
しかしセイバー・オルタを身に宿したことで細かなことは気にしなくなった立香はユエのそんな様子をあっさりスルー。そしてして欲しいことを率直に尋ねた。
「…? まあいい。ユエ、ヒュドラの動きを止めることは可能か?」
「……出来ないことは、ない」
「ならば良い。動きが少しでも止まれば、俺が令呪のリソースを消費し、全身丸ごと吹き飛ばす。それが奴を倒す最善手だろうからな」
「ん、異論なし」
立香の『
それをよく理解し、ユエは己の役割は足止めであることを承知した上で頷いた。
すると立香はユエを抱えていたのをおんぶする形に変える。その方が戦闘に支障が出づらいからであるが、少し雑にユエをおんぶったことから今までの立香の様子からはかけ離れた行動に困惑をユエは隠せない。
「よかろう。では蹂躙を開始する。よく捕まっていろ、ユエ」
「……本当に、何があった…」
呆然とするユエの一声は何処へやら。立香は“瞬光”を発動し、その体を爆進させる。
そしてようやくヒュドラの攻撃は再開される。別に立香の攻撃を待っていたわけではない。ただ先ほどの爆撃のダメージが少なからずあったため、体のエネルギーを一時的に回復に費やしたのみ。それ故にヒュドラの体は万全に回復している。
一度やられかけたのだ。もはやヒュドラに油断は無い。光弾の全てが計算され、立香を誘導するが如く飛来する。しかも立香の色褪せた世界でも光弾の数は馬鹿げている。避けることさえも困難になりつつあった。
しかし立香は不敵な笑みを晒す。不気味に思ったのか光弾を更に飛ばすが、その前に鍵言がヒュドラに向け砲声された。
「“蒼天”!!」
次の瞬間天井ごと撃ち落とし、蒼の炎が現れた。そして天井は溶解炉へと成り代わり、ヒュドラへと落ちる。勿論ヒュドラに身動きが出来るわけはなく、蒼の炎に焼かれ、土の拘束具に囚われる。
だが第二形態のヒュドラもまた怪物。最初の戦いであれば“蒼天”だけで倒せたのだが、なおそれでも倒れることはない。己を抑え込む天井の溶解炉もすぐに光弾の弾幕で吹き飛ばした。瞬く間の復活に本来の人間であれば恐れ慄いたことだろう。
しかしその間に立香の姿はヒュドラの知覚できぬ場所へとたどり着いていた。そして銀頭にはすぐにその居場所はわかる。
「令呪を持って、我が身に命ずる。…打ち倒せっ!!」
吹き飛ばされた天井を足場に立つ、黒き剣士の姿がそこにあったから。
ヒュドラは最大威力の極光を己の体から絞り出し、放つ。先程立香と拮抗を見せたものよりも更に強大。瞬く間に光に呑まれていたことだろう。
しかし立香が使った令呪の画数は三。ただの魔力リソースの効果しかないが、その貯蔵量は異常。故に立香の握る剣からは途方も無い黒き呪いの波動が渦巻いている。
「墜ちろ、銀の蛇よ。我らが覇道が為に。ーーー『
そして黒の暴風は上からヒュドラを押し潰す。極光など瞬く間に飲み込む闇。そしてヒュドラの銀頭を覆い、地面ごと抉り潰した。
あまりもの威力に狙いが外れたものの、それでも頭を中心とした大部分が立香により吹き飛ばされた。もう新たな頭が生えてくる様子もない。つまりこの時を持って立香とユエの勝利だと言えた。
そしてそれが分かると立香は重力に逆らえず落下し始めた。
「…あれ、これやばい状況では?」
「……もう、“来翔”する元気も…無し」
「…俺も憑依解いちゃったし…あれ? 最後の最後で死んだ?」
倒したことがわかりすぐに憑依を解いてしまった立香。その判断の甘さに「あれー?」と困惑する立香。まともに焦る元気すらないようだ。
そしてもうじきに地上のシミになる直前。
「先輩!!」
「マスター!!」
『やったなーー! テメェらぁああ!!!』
後ろから飛び出してくるマシュとスカサハ。ついでにモードレッドの人魂もゆらゆらと。天井から自由落下する立香をキャッチした。
「…助かったーーー…ぐぅ」
「え、先輩!!? 寝るの早くないですか!?」
どうやら無事が分かった瞬間、今度こそ立香は意識を手放したらしい。見事に鼻に提灯を作ってぐたぁっと寝はじめた。
「……もう、無理」
「ユエ!? よもや貴様もか!!?」
『…マスターもユエも寝つき良すぎねぇか?』
何とか試練を無事終えた二人。それ二人の顔は、それはもう満たされていた。
なおここで『十三』となっているのはマシュという正妻含んだ13人の花嫁との契約だからです。
一応その場にはいませんでしたが、契約がなされたことはマシュさんも直感的に知り得ています。
…もちろんマシュにもある力がもたらされておりますが、知名度補正の問題で出来ない様子。
デミサーヴァントという霊基故のデメリットでもあります。