遊☆戯☆王~賭ケグルイな物語~   作:Gussan0

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どうも(゜▽゜*)

お久しぶりです。

約一年半ぶりに投稿。

では、どうぞ( *・ω・)ノ


第二話 ギャンブル学園

少年、武藤遊戯はもう一人の少女と転入する教室の廊下で待機していた。

 

遊戯は隣に立つ女子生徒をチラリと見る。

 

 

(き、綺麗な人だなぁ)

 

 

腰にまで届きそうな漆黒の滑らかな長い髪に、服の上からでも分かる魅惑的で豊満な胸部、モデルのようなバランスのとれた頭身、ぷっくりとしたピンクの唇に、筋の通った高い鼻、整った紅い大きな瞳。

 

端的に言って美少女であった。

 

身長も遊戯の頭一つ分高い。

 

遊戯は勇気を持って話しかける。

 

 

「あの、僕、武藤遊戯。君も転校生だよね?」

 

 

すると少女も答えた。

 

 

「はい。蛇喰夢子(じゃばみゆめこ)と申します。よろしくお願いしますね」

 

 

「よ、よろしく、蛇喰さん」 

 

 

「私のことは夢子でいいですよ」

 

 

「じゃあ夢子さんって呼ばせてもらうね。僕も遊戯で大丈夫だよ」

 

 

「ありがとうございます、遊戯さん」

 

 

二人が挨拶を済ませると担任の教師が声をかける。

 

 

「入りなさい二人とも」

 

 

二人は二年華組の教室へと入る。

 

 

「転校生を紹介します」

 

 

最初は夢子から自己紹介する。

 

 

「皆様、初めまして。蛇喰夢子と申します。ふつつかものですが同級の仲間に入れていただけると幸いです」

 

 

次に遊戯だ。

 

 

「えっと、武藤遊戯です。皆さんと仲良くできたら嬉しいです。よろしくお願いします」

 

 

その瞬間、女子からは黄色い歓声が飛び、男子からは感心するような声が飛ぶ。

 

夢子は容姿の美しさと気品溢れる雰囲気、遊戯に至っては小柄で可愛らしく柔らかい雰囲気を纏っている。

 

話題性としては十分だ。

 

二人は先生に促され席に着く。

 

 

「えーっと誰か二人に学園を案内してもらいたいんですが……」

 

 

すると先生が思い出したように呟くと、一人の男子生徒へと視線を向ける。

 

 

「鈴井君!学級委員でしたよね。お願いできるかしら?」

 

 

「は、はい」

 

 

鈴井と呼ばれた男子生徒が返事をする。

 

見た目からは普通の平凡な男子生徒である。

 

 

「よろしくお願いしますね、鈴井さん」

 

 

「僕もよろしく、鈴井君」

 

 

「ん……二人とも、よ、よろしく」

 

 

すると遊戯はあることに気付く。

 

 

(なんだろあれ?()()?)

 

 

鈴井の首から下げられている『ポチ』という名札に目が行った。

 

 

(もしかして鈴井君、いじめられてるのかな?)

 

 

遊戯は心配そうな表情で鈴井を見る。

 

そんな遊戯を夢子は興味深そうに見つめていた。

 

 

 

◆◆◆

 

 

 

「うわあ~、やっぱり大きな学園だねえ。凄すぎて言葉がみつからないよ」

 

 

「そうですね。素敵で素晴らしい学園……転校してきて良かったです」

 

 

「だよね!」

 

 

「はい」

 

 

鈴井に案内されながら、夢子と遊戯は学園内を歩き回る。

 

その間、遊戯は見るもの全てが新鮮なのか、小学生のようにはしゃぎ回っていた。

 

第三者から見れば、小柄な遊戯の見た目もあって、完全に小学生がはしゃいでいるようにしか見えない。

 

その証拠に、遊戯の後をついていく夢子はどこか微笑ましそうに遊戯のことを見守っていた。

 

すると、一通り案内し終えると鈴井が、二人に遠慮がちに声をかけた。

 

 

「……あの、二人とも」

 

 

「はい?なんでしょう??」

 

 

「どうしたの?鈴井君??」

 

 

二人は同時に首を傾げる。

 

 

「あのさ……ギャンブルってできる?」

 

 

「ギャンブル……?ポーカーとか麻雀などでしょうか?一通りルールは分かりますよ」

 

 

「僕はテレビゲームや、スマホで軽くやったことがあるくらいかな」

 

 

「そっか……うん……」

 

 

二人がのほほんと答えると、鈴井はどこか呆れたような同情を込めた目で夢子と遊戯を見る。

 

そして遠慮がちに口を開いた。

 

 

「百花王学園じゃずっと前から……言ってしまえば『伝統』みたいにギャンブルが流行(はや)っててさ、放課後ともなれば学園の至る所で賭場が立つんだ。で、うちの学園って仮にも名門だから金持ちが多くて……賭け金がハンパじゃないんだ。二人とも、近い内に誘われると思うから、その辺気を付けて……」

 

 

鈴井は途中で言葉を止める。

 

彼女の反応に首を傾げているのだ。

 

 

 

 

 

 

「うふふふ」

 

 

 

 

 

 

それは彼女が笑っていたから。

 

 

「それはそれは、とっても楽しみですね……♥️」

 

 

夢子はどこか狂喜を帯びたような瞳で笑っていた。

 

その様子を側で見ていた遊戯は思考する。

 

 

(やっぱりこの学園は普通じゃないんだ……。生徒にギャンブルをさせるなんて正直、正気の沙汰とは思えない)

 

 

ギャンブルというのは基本的に18歳以上、やるものによっては20歳以上でなければいけない。

 

だがこの学園では、未成年でもギャンブルが当然のように行われている。

 

それはこの学園がギャンブルという制度によって統一されているから。

 

将来、この国の未来を担うであろう若者達の勝負強さや、駆け引き、運を試すという名目の元、国から許可されているのだ。

 

 

(それに気になることはもう一つ……)

 

 

遊戯の視線は夢子の方へと向く。

 

夢子は遊戯の視線に気付くと笑いかける。

 

 

「どうかしましたか、遊戯さん?」

 

 

「ううん!なんでもないよ!!」

 

 

遊戯は笑いながら否定する。

 

彼の頬からは一筋の汗が滴り落ちていた。

 

 

 

◆◆◆

 

 

 

鐘の音が鳴る。

 

授業終了を告げる合図だ。

 

 

「あらチャイムね。それでは皆さん、また明日」

 

 

先生が教室を出ると、一斉に遊戯と夢子の周りに人が集まって来た。

 

ちなみに二人は隣同士である。

 

転校生ということで一括りにされたのだ。

 

 

「蛇喰さん、武藤君、二年華組へようこそー!」

 

 

「二人はどこから来たの?」

 

 

「武藤君は彼女いる?」

 

 

「蛇喰さんもぶっちゃけ彼氏いる?」

 

 

「休日は何してるの?」

 

 

「これからヨロシク!」

 

 

「ええ、こちらこそよろしくお願い致します」

 

 

「……よ、よろしく」

 

 

迫り来る質問に対し、夢子は余裕を持って対応し、遊戯はアワアワしながらもなんとか対応していた。

 

そのとき、バンと机が叩かれる。

 

夢子と遊戯が音のした方を向くと、一人の女子生徒が夢子の机へとやってきた。

 

 

「はじめまして!私、早乙女芽亜里(さおとめめあり)。よろしくね」

 

 

「よろしくお願いします。早乙女さん」

 

 

「よろしく、早乙女さん」

 

 

二人が笑顔で対応する。

 

 

「ねえ、二人とも、このあと暇?」

 

 

「ええ」

 

 

「うん、僕も特に用事はないけど」

 

 

すると芽亜里は意外な提案をしてきた。

 

 

「それじゃあ、私とギャンブルしない?」

 

 

教室がざわめく。

 

 

「まあっ、ギャンブル!大歓迎です♥️」

 

 

夢子は喜んで受ける。

 

周りの生徒も驚いている。

 

 

「何々?」

 

 

「芽亜里ちゃんが転校生とギャンブルするらしいよ」

 

 

「へー……もしかして()()やるのかな?」

 

 

「いやでも武藤君もいるし……どうするんだろ、芽亜里ちゃん……」

 

 

クラスメイトの言葉を聞きながら、芽亜里は今度は遊戯へと質問する。

 

 

「貴方はどうする武藤君?」

 

 

すると遊戯は()()()()()()()()()()

 

そのとき、芽亜里は何か言い知れぬ悪寒を感じた。

 

遊戯は()()()()()()()()()()()()()()言った。

 

 

「いいね、面白そうだ。俺もそのギャンブルは歓迎だぜ」

 

 

そして彼は言った。

 

 

 

 

 

 

「さあ、俺とゲームをしようぜ」

 

 

 

 

 

 

 

このとき、遊戯の持つ黄金のパズルが一瞬光ったことに誰も気付かなかった。




次回は夢子・芽亜里・遊戯の三つ巴……かも?

あと一つの教室に転校生二人くるのあり得ないとか気にしてはいけない(目そらし。

では、また(・∀・)ノ

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