吃音の高校生と山茶花の花   作:たけこう

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始まりの出来事

皆様初めましてこれが初の投稿です。当初は何を書こうか悩みましたが作者自身に吃音があり少しでも吃音という病気を皆様に知って欲しくて、吃音症を絡ませた作品にしました。小説を書くのがこれが初めてなので、皆様のコメントをしっかりと読み直して行きたいと思います!

2019/01/13追記:バンドリのID2444190 宜しければフレンドになりましょう(っ´ω`c)マッ

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《主人公紹介》

田口涼太:吃音を持つ本作の主人公。16歳。黒髪で、身長は179cm。趣味は散歩と風景を写真に収めること。幼い頃、虐められた過去がある。

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僕こと田口涼太は親の仕事の都合で、都内にある花咲川女子学園に転校することになった。この学校は数年前に近くの男子校と合併して共学になったばかりだ。大学への進学率も良く、都内屈指の進学高としても都内では人気の学校である。そんな学校に転校するというのに、僕は新天地での躍動感や、期待感は無かった。

「転校生だし、流石に自己紹介はあるよなぁ〜…」

と内心思っていると、リビングに居る母から

「明日の準備は終わったのー」

と言われた。その言葉で僕は明日の準備をして、今日はもう遅いと思い、歯を磨きアラームをセットして床に就いた。

翌日の6:00にアラームがなり始めたので起床し、新しい制服を着衣し母が居るリビングに向かった。

「おはよう」

「おはよう」

母が言った挨拶を適当に返事をしつつ、テーブルについた。ベーコンエッグとサラダを食べていると母から学校についてだの、友達作るんだよだの、色々言われた。「友達は無理そうだ」と思いつつ、母の話を聞き流しながら朝食を取った。いよいよ初の登校だ!という事でいつもより早く家を出た。慣れない道を、スマホを使いながら歩いていると少し疲れる…しかし、風景を写真に収める趣味がある僕は、新天地の何気無い風景をこれから、写真に収めることができると思うと、少し嬉しくなった。20分くらい歩いていたら、それらしき校舎が見えてきた。この時、時刻をスマホで確認すると、まだ7:05分だった。流石に早すぎたか?と思いながら、校門まで行くと、エメラルド色の髪で、同じくエメラルド色の目の女の子が腕に“風紀委員“と書かれたタグを付けて、校門の横で立っていた。とても綺麗だと思いつつ、校門を通り抜けて用がある教員室に行こうとする途中で、エメラルド色の髪を持つ少女が平坦な声で僕に向かって…

「朝早いですね。おはようございます」

挨拶をされた。返さないと…と思い、声を上げようとしたが、出なかった。ただしくは最初の音が何度も出て、最後まで流暢に言えなかった。傍から僕を見れば、口をパクパクしてる人に見えるだろう。まただ…また挨拶を返せなかった…とりあえず、僕は少女に軽く会釈をして、そそくさと教務員室に向かった。

 

紗夜side

いつものように朝早く学校に行き校門の前で、登校して来た生徒に朝の挨拶をしていた。とは言っても、まだ7:00なので生徒も多くない。せいぜい、朝練がある生徒が来ているぐらいだろう。生徒が来ない間、今日の“Roselia“での練習について考えていると前から、黒髪の男子生徒が歩いてきた。こう見えて、花咲川の生徒の顔と名前はほぼ知っているつもりの紗夜は見たことが無い顔だと思った。とはいえ、花咲川の制服を着ているので、うちの生徒だろうと思いながらその男子生徒に向かって、

「朝早いですね。おはようございます」

と声をかけた。大概の生徒は挨拶をすると返してくる。しかし、この男子生徒は一向に返さない。なぜかと思い顔を見ると、口をパクパクさせていた。数秒した後、軽い会釈をされ逃げるように、校舎に入って行ってしまった。紗夜は疑問を持った。が、他の生徒が登校してきたので、その生徒に挨拶を言った…

涼太side

校門の前に居た風紀委員の女子生徒から逃げるように立ち去り、校舎に入り教務員室に向かっていた。この学校は校舎の中も美しく、是非とも写真に収めたい。そう考えていると、目的地に着いた。教務員室の扉をノックして、中に居る先生から返事を貰うと扉を開けた。そうすると、中に居た見た目30代前半の女性の先生がこちらに向かってきて口を開けた。

「初めまして、私は貴方が入る2年B組の担任を

している、川島夢桜よ♪君の事情はお母さんか

ら全て聞いているわ。慣れないことがあると思

うけど、しっかり支えて行くからよろしくね」

それを聞いて僕は、

「よ…よ…よ…よろしくお願いします」

と吃りながら言った。吃る瞬間や、吃りながら発した言葉を話した後は自然と恥ずかしくなる。ついつい先生の顔を見ると…穏やかな顔をして居た。先生は、

「吃る事は悪いことでも恥ずかしい事でもないよ!

むしろ、話してくれたから嬉しいよ♪」

と言ってくれた。僕はそれを聞いて、とてつもない安心感に襲われたのであった。そこからは先生が軽い質問をしてきた、趣味や得意科目、将来の夢などを…そんなこんなで話しているともうすぐHRが始まる時間になる所だった。

ガラン

教務員室の扉が開き、

「失礼します」

と、校門に立っていた風紀委員の女子生徒が入ってきた。そして担任の川島先生を見つけ。その方に目を向けた時、僕と視線があった……

 

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